パクパク日記16年6月1週
月曜日山形から戻り、木曜日から博多と鹿児島へ
蔵王のお釜 鹿児島の氷白熊
5月 30日(月)山形は晴れ 東京は雨
朝 山形・上山温泉「橋本屋」朝食膳
蔵王のシンボル火口湖お釜が見える素晴らしい景色に白子の会会員カンドー!
見渡す限り東北の山々が見渡せる あら?お釜の前にオカマが4人!
先週土曜日から山形に来ている。かつては2年に1回、今では毎年やっている「白子の会大人の修学
旅行VОL6山形編」である。メンバーの一人ホーリーは最初から参加したが、昨日の夜仕事の都合
で単身帰京した。昨夜は寝具が肌に合わず、あまり眠れぬ一夜を過ごした。大浴場に行くにはまたあ
の急階段を上り下りしないといけないから客室の内風呂に入ってしまおう。五右衛門風呂のような風
呂釜で蓋を取ってみるとアチチでとても入るどころではない。仕方ないのでお湯を半分桶に取り、水
を薄めてカラダや髪を洗うことにした。手動式シャワーって思おうか。湯船に入ることなく朝風呂終
了。朝食は昨夜と同じ食事処で。あっ、牛乳は要りません、私。心配した雨も今のところ降りそうに
無いので、当初の予定通り午前中は蔵王のお窯に行くことにする。大学生の頃はいつも蔵王に来てい
たが、蔵王温泉はエコーラインからちょっと入ったところらしい。冬だったら樹氷でキレイなのだろ
うなぁという樹木を見ながら車はグングン上って行く。やがて山形から宮城県へ。蔵王ハイラインに
入って山頂近くの駐車場で降りると寒い!皆上着を着たが、私はR子にマフラーを借りた。素晴らし
い光景が待っていた。晴れていてもここまできれいに蔵王のシンボル火口湖お釜と周囲の山々が見
える日は少ないらしい。あぁ〜、何と素晴らしい景色だろう。久しぶりに見た日本の絶景であった!
昼 上山温泉「味津肥蘆」天ぷら蕎麦(温)1200円
「味津肥蘆」と書いて「みつひろ」と読む蕎麦屋 ポンちゃんが食べた冷やしラーメン大盛り
丹野こんにゃく番所 昨日5月29日は「こんにゃくの日」だったそう かみのやま温泉駅
下界に降りてスーパーにさくらんぼを探しに行く。やっぱり時期がちょっと早過ぎたか。ポンちゃん
だけさくらんぼを予約した。今日のランチは蕎麦かラーメンがいいな。「味津肥蘆」と書いて「みつ
ひろ」と読む蕎麦屋に行った。バスク地方でご一緒したN村さんのご主人もみつひろさんだったね。
メニューを見ると山形名物の冷やしラーメンがあるじゃないか。4人はそれにしたが、私は悩んだ末
天ぷら蕎麦。A先生はカツ丼と盛り蕎麦セット。ズルイよぉ〜!冷やしラーメンでも良かったかなぁ。
最後の訪問地として「丹野こんにゃく番所」に寄ってお土産を見繕い、かみのやま温泉駅から帰路に。
夜 舟町「おちあい」お任せ(大根のそぼろ煮、玉こんにゃくとイカ煮、和風しゅうまい、かんぱちの
カマ焼き、イカ天、ジュンサイ入りとろろ汁、芋鍋、雑炊と梅干し、ビール小、麦焼酎 @4500円
東京駅に着くと雨が降っていた。「また楽しい旅をしようね」と解散。大S子とR子は家が同じ方面
なのでタクシーで一緒に帰る。山形の旅から帰ったら、山形料理の店で〆るのが正しい。1時間後、
「おちあい」で玉こんにゃくを頬張っていた。そう言えば、旅を一緒にしたポンちゃんは、昨日5月
29日出羽三山神社で1本、月山湖で1本、旅館についてすぐ1本玉こんにゃくを食べていた。5月
29日は「こんにゃくの日」なのだそうでポンちゃんがそれを知っていて食べたのかどうかは知らん。
山形どうだったぁ?と「おちあい」のお父さん。赤湯近くのご出身で、100歳近くのお母さんご健在。
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5月 31日(火)曇りのち晴れ
朝 家食 卵トーストサンド、オニオンスープ
昼 恵比寿アトレ「花旬庵」出汁ジュレで食べるトマトサラダ324円、彩り野菜入り出汁割りカレー
蕎麦1188円、大盛り(大盛り晦日でサービス)
少ない汁は蕎麦が吸ってしまった(涙)
朝シャワーと朝食を終えて近所のМ医院に行く。薬をどっさり貰ってから乃木坂の歯科医院で診療を
受けた後、恵比寿に行くと既に昼過ぎになっていた。腹ぺこである。いつも行列が長い蕎麦屋「花旬
庵」の前に人がいない。じゃ、ここね。野菜不足だからトマトサラダも頼もう。カレー蕎麦は空腹の
余りに「大盛り」と言ってしまう。サラダを食べ始めたら、すぐカレー蕎麦が来た。汁がとても少な
い蕎麦だ。サラダを食べ終えると、カレー蕎麦の汁は蕎麦に吸われて何も無くなった。「汁無しカレー
蕎麦」である。蕎麦半分残す。「大盛りを頼んで残すバカがいる」。31日晦日で蕎麦大盛りはサービス。
夜 舟町「無門」(2人で)お通し4点、枝豆700円、冷やしトマト500円、白魚山葵480円、水茄子
浅漬け480円、ピザ天ぷら780円、蕗味噌380円、豚炎ぶーひー鍋2300円×2、黒豚追加800円、
雑炊セット400円、生ビール2杯、麦焼酎「佐藤」 2人で1万4630円
ランチ後行ったアーユルベーダ。ゴッドハンドさんのお陰でヒドイ足のむくみもやや改善されたよう
だ。今日清原被告に判決が申し渡された。裁判官の言葉「あなたは一人ではない・・」。胸に沁みて
くれれば良いが。執行猶予4年。再犯を防ぐのはタイヘンなことだろうが、人並外れた野球の力を持
つ彼が、人並外れた克己心を見せて欲しいものだ。A先生が夜来てくれる。お陰で我が家も新聞と雑
誌は電子化された。数十年間取っていた日経新聞に断りの電話を入れた。何だかちょっと寂しい気も。
夕食は「無門」に行った。ニューヨークで流行っているというピザ天ぷらを食べてみた。うん、ま、
なかなかって感じだが、NY云々ってホント?豚炎ぶーひー鍋は今日も低温調理で食べる。旨いね!
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6月 1日(水)晴れ
朝 家食「アマノ」の鮭雑炊、ヨーグルト
昼 四谷三丁目「日高屋」肉野菜炒め520円、小炒飯250円、餃子3個110円
今日から6月。毎月1日は支払いの日だ。以前はその都度銀行や郵便局に出かけなければならなかっ
たが、今はネットバンキングなんて便利なものがあるから助かるわぁ。しかしこうやって銀行に長い
間行かないと記帳もしない。すると、ある時「おまとめ」なんて言って数十件の金額だけ纏められち
ゃって慌てることにもなってね。「時々は行こう銀行記帳にも」。来週到着指定をしていた小さな絵画
が出かける前に届いた。在宅したから良いものの、何のための着指定なのかわからんじゃないか。炒
飯が食べたくなって「日高屋」に行ったが、肉野菜炒めをメインにした。この野菜どこで育てたのか。
夜 荒木町「四谷うえ村」(2人で)おまかせコース(青森産あん肝と奈良漬け・クジラベーコン、こ
のわたの飯蒸し、お造り:熊本鱧の焼き霜・ぼたん海老・生トリ貝・鯛・本マグロ、牡丹鱧と秋田
のジュンサイの吸い物、萩の甘鯛の油焼き、加茂茄子とよもぎ麩と生ウニ、アイナメの花山椒、渡
り蟹の身と内子、和牛と花山椒、琵琶湖稚鮎天、群馬県産とうもろこし天、真鯛の炊き込みご飯、
漬物、赤出汁、摩周湖のマンゴーアイス)、ビール、麦焼酎、白ワイン「ASATSUYU」(米・
ナパバレー) 2人で6万7000円
今夜は、久々にSジと食事をする。お昼を一緒に食べたのが1年前。夕食なんぞはいつの話やらとい
う昔の話だ。彼女は一児の母だが、昔職場では「兄貴」と呼ばれていた。呼ばれると振り返った(笑)。
子育てでも人間関係でもタイヘンな時代、彼女の日頃の疲れを癒して貰えばという食事の会となった。
感激屋の彼女のことだから、美味しいを連発。はいはい、私の分も食べて下さいな。ナパバレーの白
ワイン「ASATSUYU」をグビグビ飲みながら食べ過ぎたSジは、食事の鯛炊き込みご飯が入ら
ずパス。全部おにぎりにして貰った。こんなに喜んで食べてくれると、私も嬉しいよ。また行こうね。
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6月 2日(木)東京は晴れ 福岡も晴れ
朝 家食 鶏と蓮根つくねの和風スープ、半熟卵トーストサンド、ヨーグルト
昼 全日空・羽田=福岡プレミアムクラス機内食
山形から帰って2日間東京にいたので今日から九州に行く。福岡空港からホテルオークラに向かいチ
ェックイン。暫くしてすぐ近くの博多座に向かう。先日歌舞伎座で襲名披露を行った五代目中村雀右
衛門が今日から博多座で襲名披露公演を行うのだ。初日の夜の部を観に行く。先ず「双蝶々曲輪日記
引窓」。南与兵衛に仁左衛門、女房お早に孝太郎、母お幸は竹三郎、濡髪長五郎は左團次。義母と義
理の息子与兵衛、実子濡髪長五郎の気の遣い合い合戦だ。次は襲名披露の口上。藤十郎、菊五郎、仁
左衛門以下幹部俳優がずらりと並んで五代目中村雀右衛門へのお祝いやら励ましやら客へのご挨拶を
行う口上が昔から好きだ。たいがいの人は決まり口上文句だが、時折若い時の思い出に触れたり、厳
しい注文などをする人もいたりで楽しい。この博多座はネットでもチケットを購入出来るのだが、座
席指定は出来ない。今日劇場に来てみたら、右から6番目、左からも6番目、つまりど真ん中の席だ
った。こういう席は一度トイレなどに立つと入る時「すみません」を何度も言って通らねばならない
から大嫌いだ。いつも最前列か通路席を買うのよ。この後「本朝廿四孝 十種香」、「女伊達」と続く。
夜 博多・ホテルオークラ福岡「桃花林」 選べるディナー美味彩々コース8316円(五種前菜盛り
合わせ、干し貝柱とエノキ入りふかひれスープ、蟹の手の揚げ物、(チョイス3メイン)海老マ
ヨネーズソース、牛肉黒胡椒炒め、魚のXО醤炒め、五目チャーハン、フルーツ入り杏仁豆腐)、
生ビール950円×2、古越龍山紹興酒8年320ml4752円
選べるコースはいいね
そんな事情もあって早目に劇場をあとにした。以前S乃ちゃんと行ったことがある「F本」を覗くと
「満席ですッ!」と剣もホロロ応対。そう来られれば、当然こっちも「むっ」とするわけで。予約し
ないで行ったこちらも悪いが、もう少し言いようがあるんでないの。いいもん、ホテルオークラの中
華に行くから!というわけで「桃花林」に行った。選べるディナー美味彩々コースというのがあって、
メイン料理3種と食事を選べるのだよ。これいいねぇ。いくかの素材から海老と牛肉と魚を選び、調
理法も自分で決める。食事は汁麺かチャーハンか中華粥の中からの選択だ。う〜ん、悩むねぇ。麺好
きなのに、最近炒飯に惹かれてね。料理の量がちょっと多過ぎたが、なかなか満足のいく食事だった。
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6月 3日(金)福岡は晴れ
朝 ホテルオークラ福岡「カメリア」朝食ヴュッフェ 2900円
九州名物満載ヴュッフェ!
早目に起きて「カメリア」で朝食ヴュッフェ。あら〜?レストランの場所ってあっち側じゃなかった
かしら。入ってみると、以前とはレイアウトが全く違う。スタッフに聞いてみたら、やっぱりロビー
の左側から右側コーナーに場所が変わったのだという。それを機会にしたのだと思うが、以前の特徴
の無い料理から「九州らしさ・博多らしさ」を強調するメニュー構成になっていた。焼きカレー、博
多ラーメン、辛子めんたい、水炊きなど九州の名物が並んでいて、実に魅力的なヴュッフェとなった。
昼 博多「仁伊島総本店」ごぼう天うどん700円
量少ない!これで700円!
午後のおやつ 博多「ブルックリンパーラー」フルーツタルトとベリーアイスセット+コーヒー930円
博多では博多座のテレビ番組もある 博多座は客室からも見える
那珂川の左側は中州 この店で「義経時蔵さん」に会った!
博多座昼の部は、「君が代松竹梅」、「歌舞伎十八番の内 毛抜」、「熊谷陣屋」、「身替座禅」。「熊谷陣
屋」は、現在の歌舞伎座新開場披露の時演じられた吉右衛門の熊谷直実で決まり!と思っているから、
その後はなかなか観る気にならない芝居である。しかし今回直実は贔屓の仁左衛門。雀右衛門はその
妻相模役だ。仁左衛門の襲名披露公演の時は、先代の雀右衛門が相模を演じてくれたのだそうだ。涙
が出過ぎて困ります!「身替座禅」の山蔭右京に菊五郎、奥方玉の井に左團次、太郎冠者に松緑、侍
女は右近と米吉。まっこと右近は美しかねぇ。この日劇場内で、古くからの知り合いのN澤さんとバ
ッタリ。今は無き早稲田の「亀吉寿司」の常連客同士だった。寿司屋が無くなってからは、アメフッ
トのチームの応援に来て下さっている方だ。芝居を終えて小腹が空いた。昼のうどんは量が少なかっ
たからなぁ。劇場の近くの店にいると、見たことのある人が隣に座った。あれれ〜!時蔵さんだよ〜。
さっきまで「熊谷陣屋」の義経だったのに。その「義経時蔵」さん、大きなハンバーガーをご注文!
夜 博多・大手門「味 竹林」(2人で)1万6500円のコース(春若芋水煮胡麻だれ、蛸とオクラの
酢の物、八寸:いろいろ、お造り:鱸・中トロ・あおりイカ・ウニ・甘海老・平目・鯵、鱧の沢
煮椀、カマスの棒鮨、いさき塩焼き大葉ときんかん添え、油麩など炊き合わせ、アワビとジュン
サイの酢の物、車海老の蓑虫揚げ とうもろこし添え、煎茶ご飯、佐賀牛、海ソーメンの赤出汁、
漬物、生ビール、「いいちこ」ボトル+いいちこダブル 2人で4万2120円
上品なコースを食べていたら・・
6時半ホテルロビーにS乃ちゃんが来てくれる。彼女が予約してくれたのは大手門にある「味 竹林」。
大阪心斎橋の「味吉兆」で修行された竹林氏が37歳の時独立して開店した店でミシュラン1つ☆を
獲得したのだそう。感じの良いご主人とお料理の説明が詳しい女性スタッフがいて、楽しく美味しく
食事が出来る。明日何をするかって?新幹線で鹿児島に行くとよ。えぇっ?一緒に鹿児島行くって?
どーして突然そうなるの。九州の人の思考回路についてイケんばい。じゃ、同じホテルもう一部屋予
約してくるわと電話して席に戻ると、S乃ちゃんは飲み相手に県庁職員を手配済みだった。超早業!!
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6月 4日(土)福岡も鹿児島も降ったり止んだり 九州梅雨入り
朝 ホテルオークラ福岡「山里」和朝食膳2900円
地震で大きな被害を受けた九州新幹線は、僅か13日目に全線復帰を果たした!
昼 鹿児島中央駅「重吉」野菜かき揚げ蕎麦(大盛り)950円+250円(S乃ちゃんにゴチになった)
手繰ると切れる蕎麦だった
そんなことで、初の九州新幹線は別の車両にS乃ちゃんが乗り込んでいるハズだ。思えば九州新幹線
全線開通したのは5年前の3・11の翌日だった。開通を祝うユニークなCМも作ったのに祝いムード
で無くなってしまったね。2タイプあるうち一番速いみずほは、停車駅は熊本のみで鹿児島中央駅ま
で1時間17分で走ってしまうのだ。今は熊本駅付近で徐行運転をしているから8分程余分にかかって
いるが。熊本付近ではやっぱり緊張する。揺れないか。揺れない。ほっ。車内からは被害の状況は目
に見えない。被害が激しかったのは熊本より東の空港に近い地域だから。しかし屋根を覆う青いビニ
ールシートが地震の被害を物語っている。鹿児島中央駅のホームでS乃ちゃんと再会。「はっはは〜」。
2人で歴史だけはすごく古いという蕎麦屋に行った。蕎麦を手繰ると、途中で切れるのはイカンね。
桜島ビューの部屋だったが全景が・・ 結婚披露宴の記念撮影風景。後ろの池付近の人々に注目!
城山観光ホテルにチェックイン。城山観光ホテルは市内中心地にある標高108bの城山にあり、桜島
を一望出来る鹿児島随一の高級ホテルなのだそうだ。それでは温泉に入るなり、昼寝するなり夕方ま
で自由&解散。私の部屋は桜島ビューだったが、生憎雲が厚く覆っていて全景が見えず。あら、下の
階のベランダで結婚披露宴を終えた人達が記念撮影している。あら〜、池に放り込まれた人がいたよ。
夜 鹿児島・天文館「かん介」(3人で)コース(生湯葉とアワビ、お造り:鯖・鯛・鮪・イカ・海
老、ウニと帆たてのいちご汁、甘鯛の一夜干し、黒豚しゃぶの紙包み蒸し、とうもろこしのかき
揚げ、アオリイカの真丈揚げ、アラ汁と魚介炊き込みご飯、漬物、パイナップルとキュウイ)、
いぶりがっこ、生ビール2杯、麦焼酎ボトル、(芋焼酎ボトル) 3人で2万4600円
東北料理も混じったコースを頂いた。K浦さんとS乃ちゃんはゴキゲン!
6時にタクシーで天文館の「かん介」へ。途中デパートの「山形屋」の前を通りかかった。ビールを
ちびちび舐めながら、県庁職員のK浦さんが予約してくれた「かん介」のメニューを見ていると玉こ
んにゃくとか、いぶりがっことかきりたんぽとかいちご汁とか、東北の名物料理が九州料理に混じっ
て並んでる。ありゃりゃ〜山形から帰って鹿児島さ来だのに、また山形かぁ。鹿児島女性の女将に聞
いてみれば、ご主人が山形出身なのだそうで。上司のお付き合いで1時間遅れて来られたK浦さんに
S乃ちゃんは容赦なく「芋焼酎飲め!」と強要する。たちまち2人はべろんべろんの酔っ払いになる。
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6月 5日(日)鹿児島は降ったり止んだり 東京梅雨入り
朝 鹿児島・城山観光ホテル「レインボーホール」朝食ヴュッフェ
ホンモノ五代様もイケメンだった!
この鹿児島随一の高級ホテルだという城山観光ホテルは同時にマンモスホテルでもある。とにかく
広い。迷子になること必至。6時に起きて、ホテル自慢の「さつま乃湯」に行ったのだが、何せ遠
い!ステッキついて端っこの客室から逆の端っこにある大浴場に着いた頃には汗びっしょり。しか
も、露天風呂から真正面に見えるハズの桜島が何も見えん!え〜ん!今も大浴場は9時から16時
まで工事が入っているのだが、6月下旬から7月いっぱいクローズするそうよ。朝食ヴュッフェ。
さすがマンモスホテル。凄い朝食会場だった。会場も広いし、料理数も多い。S乃ちゃんは洋食
コーナーに、私は和食コーナーに進んで料理を選んで来たのだが、ふと気になって洋食コース地
域にも足を踏み入れてみた。するとどうだ!洋食料理が終わる頃、何とカレーが控えているでは
ないか!あんなに料理盛って来ちゃったのにぃ。じゃっどん、既に盛って来た料理半分残しても
カレー食べるかんな!ゼッタイ納豆カレー!こうして下を向けない程マンプクになったでごわす。
ここの朝食ヴュッフェはトリップアドバイザーの朝食のおいしいホテルランキングで9位だそう。
昼 鹿児島・天文館「Mujaki」海老グラタン800円、白熊(ベビーサイズ)510円
地震で遅れていたお祭に九州各地から参加
これでベビーサイズの白熊!
博多に帰るS乃ちゃんを送りがてら、ホテルの送迎バスに乗った。S乃ちゃーん、また飲もうねぇ!
さて、一人でランチに行こう。朝あれだけ食べたのでお腹が空かない。しかし、デザートに鹿児島名
物の氷白熊は食べたい!軽いランチ、例えば鹿児島ラーメン店とか無いかなぁと歩いていると、博多
ラーメン店があった。鹿児島だよ、鹿児島!S乃ちゃんの「白熊食べるなら、むじゃきという店がい
いと思うよ」という言葉を思い出した。じゃ、そこを探そうか。と思ったら目の前にあった。地下1
階地上4階の白熊ビル。3階の事務所以外は 全部飲食店。地下1階:お好み焼き+白熊、1階:喫
茶+白熊、2階:洋食+白熊、4階:和食+白熊。2階の洋食店で一番お腹に堪えないだろうと海老
グラタンを選んだがこれが結構濃厚でしてねぇ、3分の1残さないと白熊まで行きつけないよ〜。そ
れにしても、ベビーサイズでこれだけのボリューム!ってレギュラーってどんなんだ!寒くなって来た。
夜 城山観光ホテル「翡翠廰」台湾ピータンと鶉ピータン盛り合わせ1500円、蟹肉入りコーンスー
プ(ハーフ)910円、季節野菜の酢漬け(ハーフ)840円、北京ダッグ4枚2700円、四川麻婆豆
腐(ハーフ)1400円、白飯(小)200円、マンゴープリン520円、生ビール700円×2杯、麦焼
酎「神の河」ボトル3500円、ジャスミン茶 @1万3745円
四川麻婆豆腐絶品!
昼は降ったり止んだりだったが、午後遅くから本降りになった。部屋の真ん前に見えるハズの桜島は
どこにあるやら、という感じの雲の中で全く見えんけー、ガッカリだがよ。さて夕食。マンモスホテ
ルだからレストランもたくさんある。フレンチ、会席料理、郷土料理、鮨、天ぷら、鉄板焼、バイキ
ング、ビアレストランなどね。そして中国料理。それに決まり!中国料理を食べ慣れているせいか、
アラカルトメニューから自分なりのコースを作るのはかなり得意かな。今日もなかなか良い注文した
と機嫌良く食べ始めたら、何と料理がバンバン来てしまう。前菜2品に続いてスープ、北京ダッグま
で!思わず「食べている客のペースをみて持って来なくちゃダメじゃん」とクレームをつけたぜ。ゆ
っくり食べないと、生ビール2本と焼酎ボトル1本飲み切れない。途中からそんなペースになったの
で、酒も飲み干した。「今日一」は四川麻婆豆腐!ご飯にドンと盛って食べると答えられない旨さだ!
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【今週の振り返り】
雪国生まれだから3歳位の子供の頃から冬になればスキーをやっていた。板に打ち付けた半円形のゴ
ムの輪に長靴を突っ込み、裏山の頂上から直滑降で滑りおりて来ると言った超シンプルなスキーでは
あったが、度胸はついた。新潟県から長野県に引っ越してからは、学校の体育の授業でスケートやス
キーがあったし、週末は大町スキー場、時には八方尾根に行くようになった。中学の途中から父の転
勤で東京に引っ越してもスキーは続けた。かなりの腕前(足前か?)だったし、何より滑ることが好
きだったから親に甘えて行かせて貰った。高校時代は主に菅平に行った。大学になると、山形の蔵王
に行くことになる。
都度メンバーは多少変わったが、男4人女4人の8人連れが多かったように思う。メンバーは常に大
学のギタークラブの同期の仲間だった。だいたいが、こんなスケジュールだった。日曜日の夜上野駅
に集合する。駅近くの純喫茶(昔はこうだったのよ)でチビチビコーヒー舐めながら、車内で食べた
り飲んだりするものを交代で買いに走ったりした。夜行列車で山形駅へ。早朝山形駅に着くと、一番
バスが出るのを待って蔵王に向かう。うつらうつらしながら坂を上っていくと、やがてぷ〜〜んと硫
黄の匂いが鼻をつき、そうすると終点蔵王温泉スキー場は間近い。宿の名前は思い出せないが、いつ
も同じ宿に泊まったような気がする。ここで5泊してスキー三昧。と言いながら時間には余裕のある
学生スキーだから、吹雪いた日は滑るのは止めて温泉入ったり、麻雀したり、炬燵に入ってお喋りし
たり。蔵王スキー場の魅力は、何と言ってもゲレンデやコースが豊富なことだった。50年近く経った
今でも、ザンゲ坂コースを滑る時の緊張と恐怖は忘れられない。週末が近づき、勤め人で混む土曜日
になると、学生スキーグループは東京に帰るのだ、またもや夜行列車で。汽車を待つ間、山形駅近く
のカレー屋で数時間過ごした。1人3皿位をゆっくり食べながらね。このカレー屋を数十年後探した
がみつからなかった。そうそうこのスキー旅行の費用だが、他のメンバーはお小遣いで、苦学生の私
はキツイ現業仕事で稼いだバイト代で賄っていた。もちろん毎回である。
山形にはそれ以降も何度も行った。ある時は、山形出身同士の部下の結婚式だった。新郎が取ってく
れた宿が天童温泉だったから、山形市での披露宴の前に天童で将棋の駒や将棋盤をスキップしながら
(笑・ウソ)見て回った。当時は大の将棋ファン(と言っても将棋を指すのではなく、棋士好きだっ
た)の私は憧れの天童が嬉しくて堪らなかったのだ。ある時は、10数人で月山と銀山温泉で2泊し、
生まれて初めてカヤックに乗ったり、陶器作りに励んだこともあった。そうそうこの旅の仕上げは、
山形市の馬見ヶ崎川での芋煮会だった。馬見ヶ崎川の広い河原、見渡す限りの芋煮をする人達で埋ま
っていた。奇しくも東京オリンピックの開会式が行われた10月10日で、お天気もあの日と同じド
快晴!開会式を実況していたNHKアナウンサーが「まさにオリンピック晴れであります!」と叫ん
でいたが、私は「まさに芋煮晴れであります!」と叫んだ。アハハ。あの時の芋煮の旨さも忘れられ
ない。
山形は美味しい県だ。米沢牛を代表とする山形牛の旨さはつとに知られている。蕎麦街道がいくつも
ある程の蕎麦天国で、板蕎麦や変わったところでは冷やし鶏蕎麦なんてのもある。麺と言えばラーメ
ンも負けてはいない。酒田や米沢、上山を中心に旨いラーメン屋が多数並び、冷やしラーメンも名物
である。夏になると登場するだだ茶豆はビールの、野菜を刻んで食べるだしはご飯の友である。丸い
玉こんにゃくも旨い!フルーツだってメロン、スイカ、桃、ぶどう、シャインマスカットなどたくさ
ん採れるが、佐藤錦を代表とするさくらんぼとラ・フランスは生産量日本一だ。そして、湯けむり山
形県でもある。県内には90もの温泉地があることを知らない人も多いんじゃないだろうか。魅力的
な温泉がたくさんあるだっけよ〜。んだごで、山形県さあいべ(行こう)!
鹿児島に行っても料理屋のメニューには玉こんにゃくが載っていた。一番大きなデパートは山形屋だ。
山形庄内出身者が200数十年前、鹿児島に呉服商を開いたのが前身という。鹿児島県に行っても、山
形県はついて来るのである。因みに、現吉村山形県知事は、かつて職場の後輩でした。
ニャんでやんねんだず? んだの?
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