パクパク日記7年9月2週
沖縄・風邪引き・お芝居・病院・台風・無酒日・京都
美ら海水族館 夕陽の中の富士山
9月 11日(月)沖縄は晴れ
朝 沖縄名護・ザテラスクラブatブセナ「ファインダイニング」朝食ヴュッフェ
「美ら海水族館」に入る前に向こうの海を見るとこんな景色!アラマンダ(アリアケカズラ)の花も美しい!
ホントに「オジサン」という名前なんです ナンヨウハギは毒を持っている
美味しそうなアオリイカ。新鮮そのものです! アッ!ニモ(カクレクマノミ)がいた!
2匹のジンベイザメはいつだって「美ら海水族館」の人気者!
昼 沖縄本部町字山「ぱぱいあ」(2人で)ポタージュスープ150円、地中海野菜カレー(辛口)サ
ラダ付き880円、青パパイアの自家製キムチ180円、マンゴープリン150円 S子さんご馳走様
超辛いカレーの後はマンゴープリン
ホテルに帰っておやつ。その後はまたタラソプールで運動!
先週土曜日から沖縄に来ている。このところ沖縄の同行者は、決まって大S子さんである。ナゼな
らタラソプールが素晴らしいホテルだから、タラソ大々好きS子さんの登場ってことに相成るのだ。
彼女は18年間、千葉勝山のタラソテラピー施設に毎月通う程の筋金入りタラソピスト(なんて言葉
あるんだべか)である。今朝も「ファインダイニング」で美味しい朝食を頂いた後、レンタカーで
「美ら海水族館」に向かう。ここに来るのはもう3度目だが、他には観光見学したい場所も無いし、
2人とも水族館好きだからね。これまで気がつかなかったのだが、水族館に入る前にふと向こうの
海を眺めると、手前に黄色のアラマンダ(アリアケカズラ)の花が咲き乱れ、遥か遠くに山が見え
る景色が素晴らしい!何度来ても発見はあるね。悠然と泳ぐジンベイザメはずっと見ていても飽き
ないよ。前回2回水族館にあるヴュッフェレストランでランチをしていたが、たまには外の食堂に
行ってみよう。S子さんの提案ですぐ近くの「ぱぱいあ」に行ってみると大正解で辛いカレーがあ
った。ちょっと辛過ぎるかもな(笑)。口直しに食べたマンゴープリンがとっても優しい甘さだった。
夜 沖縄名護・ブセナテラス「鉄板焼 龍潭」(2人で)龍海コース1万6000円(オードブル3点盛
り、活カナダ産オマール海老焼き、ゴーヤーチャンプルー、和牛フィレ+2000円、彩りサラダ、
ニンニクチップ+600円、ガーリックライス、味噌汁、香の物、デザート、コーヒーまたはお茶)、
生ビール1080円、麦焼酎「いいちこ」ボトル7236円 2人で4万6116円
鉄板焼きを食べるのもお約束だ
ホテルに帰って「ラウンジ」で軽くおやつを頂いてから、着替えてタラソプールへ。S子さんは帰京
日の明日午前中もプールに入るつもりらしいが、私は今日の午後が最後。精一杯歩き、泡を浴びて運
動した。2人ともすっかり空腹になって、最後の夕食を「鉄板焼 龍潭」に摂りに行く。前回はアメ
フットチームのボウルゲームをテレビで応援しようと午後5時からそそくさと食べたのだが、今日は
夕陽を楽しんでからゆっくりとね。この店では、活カナダ産オマール海老焼きが付いた龍海コースを
注文する。肉を彼女に半分食べて貰えば量的にも丁度良い。S子さんはロース肉、私はヒレ肉を選ぶ。
そうそう、沖縄の名産のひとつにもずくがあるが、私は甲状腺の病院からヨード類はなるべく避ける
ように指導されているので朝食ヴュッフェに出ても食べない。S子さんは朝食べて、昼もサービス品
として出たもずくを食べ、夜の前菜に出たもずく、しかも私の分まで食べたのだ。もずくS子!代わ
りに私は豆腐ようを貰った。ガーリックライスが美味しいなぁ。私はこれが一番好きかもしれないな。
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9月 12日(火)沖縄は晴れ 東京は雨のち曇り
朝 沖縄名護・ブセナテラス「真南風」和朝食膳
さよなら沖縄の海 さよならタラソテラピープール また来る日まで
昼 沖縄空港「志貴」ゴーヤーチャンプルー730円、沖縄そば730円 大S子さんにゴチになった
右手上にチョコンと見えるのは富士山 夕陽でシルエットになった富士山 羽田空港には大きな虹が
毎回思うのだが、沖縄の3泊4日は瞬く間に過ぎてしまう。S子さんと「来たばっかりじゃないよね
ぇ」と言ってはみるが、来たのが土曜日で今日は火曜日なのだから仕方ないわな。最後の朝食は同敷
地にあるブセナテラス「真南風」で和朝食膳を食べる。早い時間なのにブセナテラスのヴュッフェレ
ストランの前には長い行列が。夏休みも終わった9月中旬の平日なのにこの混雑っていったい・・・。
S子さんが最後のタラソプールを楽しんでいる間、私はのんびり荷造り。チェックアウトする時、血
圧が高いというA足さんにメディカルグリップを紹介した。「必ず購入して必ず毎日やるんですよ!」。
ランチはレンタカーを返却後、空港内のレストランで。前々回も行った「志貴」で沖縄そばを食べ、
ゴーヤーチャンプルーと麩チャンプルーを2人でシェアした。沖縄そばは苦手で麺をかなり残してし
まった。S子さんご馳走さまでした。お土産を購入してANAで羽田に向かうと素晴らしい光景が!
夜 舟町「おちあい」お任せ(揚げ茄子煮浸し、卵豆腐入りとろろ汁、イカと玉こんにゃく、自家製
和風しゅうまい、もろキュウ、蓬そば)、ビール(小)、麦焼酎 @4千円
「ただいまー」。誰もいないけど、私は旅から帰って来ると玄関のドアを開けてこう言うのが習慣だ。
自宅前まで大S子さんに送って貰ったが、羽田空港から乗ったタクシーの運転手とちょっとしたイ
ザコザがあり、代わりのタクシー止める時も危うい一瞬があって後味がちょっと悪かったのが残念。
珍しく洗濯は明日朝にして「おちあい」に行った。近所の荒木町界隈の店には2週間以上行ってい
ないのだ。今夜の「おちあい」は静かだった。早く来たグループはもう帰ったとかで。卵豆腐が入
ったとろろ汁をズルズル飲むとおいしいな。牛蒡天も好き。和風しゅうまいがこの店のお父さんの
手作りだということ、今日初めて知った。「これがね、作るの面倒なのよぉ」って。蓬そば旨いし。
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9月 13日(水)晴れ 今日は東京も暑い!
朝 家食「グルメ」のビーフカツとチキンカツのサンドイッチ、サラダ、オニオンスープ、ヨーグ
ルト
那覇で買って来た
昼 新宿伊勢丹「銀座アスター」海老の潮州風揚げ物1296円、海の幸と野菜の五目そば2160円、
ウーロン茶
麺は半分以上残した
今朝起きたら喉が痛い。咳も出る。風邪引いてしまったらしい。引き始めに効くと聞くツムラの28
を飲んだ。そう言えば、沖縄の最後の朝も咳込んでいたっけなぁ。沖縄風邪ってこと?夏の風邪は
やっかいだから早く治さなくちゃ。朝食は、昨日那覇空港の中で見つけた「グルメ」のビーフカツと
チキンカツのサンドイッチをオーブントースターで焼いて。昔、この「グルメ」の各種サンドイッチ
が大ご馳走だった時代があって、つい懐かしさの余りに買ってしまったのだ。パンはほぼ残したけど。
プラズマ治療の後、新宿伊勢丹に行き「銀座アスター」でランチ。海老の潮州風揚げ物というものを
食べたら、お腹がキツクなり海の幸と野菜の五目そばの麺は半分以上残すことに。美味しかったけど。
夜 家食 「妻家房」のキムチで作った豆腐キムチ鍋、「RF1」のコーンとアボガドサラダ、「ロ
ーソン」ブランパントースト
帰宅したのは午後3時半だった。私にはヘンな能力があって時計を長く見なくても「今何時だろう」
と想像するとほぼ合ってしまうのだよ。ズレても10分位だ。あまり役には立たない能力だけど。帰
宅すると、新宿区の民生委員の方が「ことぶき祝い金」というのを持っておいでになった。そんな
お祝い金があることなんぞ全く知らなかったので、少々ウロタエル。区から敬老されるわけかぁ。
まぁこれまでも多額な税金をお納め申し上げたのだから、5千円貰ってもいいか。なんて考えてか
ら大洗濯大会を開始した。医者から言われてタダチニ始めた「原則週2日、月8日は無酒日」であ
るが、今月は既に8日の目標は達成した。今月毎日ずっと飲んでいても良いハズなのだが、自主的
に今夜も家食+無酒日にすることにした。私ってなんてエライんだろ。神々しいだろ?ゼンゼン?
ふ〜〜ぅぺにゃ。伊勢丹でキムチを買って来た。当面キムチ料理が続きそう。今月9日目の無酒日
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9月 14日(木)晴れ
朝 家食 ツナ野菜サラダ、「妻家房」のキムチで作った豚豆腐キムチ鍋、「RF1」のコーンとアボ
ガドサラダ、「ローソン」ブランパントースト、ヨーグルト
昨日貰った「ことぶき祝金」
昼 家食 「妻家房」のキムチで作った豚キムチうどん、オイキムチ、お茶
一時的な「キムチ中毒患者」になってしまったらしく、昨日の夕食、今朝の朝食、そして昼飯まで家食
にしてキムチ料理を食べている。元はといえば、今年の8月軽井沢に行く直前に、鹿児島に住む知人が
突然冷蔵便でキムチを送ってくれたことに始まる。6日後軽井沢から帰って来て「さぁ、キムチ料理を
徹底的に食べるぞ!」と決意を固め、眦(まなじり)を決っして臨んだわけだ(大げさだわね)。結果、
1`あったキムチが終わる頃、寂しくて仕方がなかった。実を言えば、キムチを調理するのは初めて
の体験だったし、自宅でキムチを食べた記憶も無いのだ。でも、すっかり気に入ってしまったわけよ。
今日の昼家食は豚キムチうどんだった。昨今、中学生の藤井四段や引退したひふみんこと加藤一二三
さんの人気もあって「将棋飯」が注目を浴びている。長い対局の中で、対局会場(主に東西将棋会館)
近くの飲食店から出前を取る昼食と夕食の「勝負飯」が「将棋飯」ってことね。プロデビュー以来連勝
を重ねていた藤井四段はある日の昼食に千駄ヶ谷の日本蕎麦屋「みろく庵」の豚キムチうどんを注文し
て29連勝を果たしたと話題になった。以後「みろく庵」は名所になって(笑)、豚キムチうどんを注
文する客が絶えないのだそうだ。細く切ったキムチと豚肉をゴマ油で炒めて・・完成!あぁ旨いぞ!
遅い夜 舟町「仙水」先付け:〆鯖と春菊焼き椎茸煮浸し、昆布大根600円、だだ茶豆800円、牡蠣
フライ(昆布森)、秋刀魚のつみれ鍋、生ビール2杯、麦焼酎 @1万2000円
芝居後は食事を摂ってホッとする
新国立小劇場に「ワーニャ伯父さん」を観に行った。ご存知ロシアの劇作家チェーホフの四大戯曲の
一つ。シス・カンパニーはこれまでKERAの演出で「かもめ」、「三人姉妹」を上演して来たが、今
回は3弾目の「ワーニャ伯父さん」だ。段田安則、宮沢りえ、黒木華、山崎一、横田栄司、小野武彦、
水野あや、遠山俊也(「ひよっこ」時子のお父ちゃん)、立石涼子。何だかやりきれないような状況の
登場人物ばかりなのだが、伏見蛍のガットギターの生演奏が舞台上の人物の心理状況を見事に表現し
ていて、芝居に陰影を増していた。そんな芝居は、最年少のソーニャ(黒木華)がワーニャ伯父さん
(段田安則)に語りかける長い台詞で終わる。う〜〜。荒木町に戻って遅い夕食は「仙水」で。調理
の新人さんが入店していた。しかも若い女性!美人である。ご主人の小林さんも張り切らないとね!
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9月 15日(金)曇り またもや北朝鮮ミサイル発射!
朝 家食 ツナ野菜サラダ、茹で卵、「ローソン」ブランパントースト、コーンチャウダースープ、
ヨーグルト
昼 新橋「リンガーハット」たっぷり野菜の食べるスープ734円、餃子259円
アンタ、どんだけたっぷり野菜の食べるスープ好きなの!
月に一度の美容院は月に一度の新橋ランチの日でもある。以前なら「末げん」のかま定食か「七蔵」
の稲庭うどんとばらしらし丼、「スマトラカレー」のカレー、「大戸屋」などが常連であったが、駅
前に「リンガーハット」が出来てからはここばかり。今年6月に初めて行ったニュー新橋ビルのと
んかつ「明石」の再訪もしたいところだが、「リンガーハット」の前にタクシー止めてしまうのだか
ら確信犯だ。そして食べるのは決まってたっぷり野菜の食べるスープ。長い間代々木の整体に通っ
ていたが、あの頃は結構な頻度で「火の国」で野菜倍盛りチャンポンを食べていた。ま、あの代わ
りにカラダが求めていると思えば納得がいく。更にこっちは麺無しだしね。満足した後は美容院へ。
午後のお茶 新橋「エクセルシオール」アイスコーヒー300円
夜 家食「妻家房」のキムチで作った豚豆腐キムチ鍋、オイキムチ、ミニトマト、「ローソン」ブラ
ン食パン、トースト
大相撲九月場所がタイヘンなことになっている。場所前から4横綱のうち3横綱の休場が発表され、
その上場所が始まってすぐ大関の高安と人気者の宇良が取り組みで負傷して休場決定。そして今日
から大関照ノ富士まで休場することに。今場所カド番を迎えていたから、これで大関陥落がほぼ決
まってしまった。3横綱2大関の休場は1918年(大正7年)夏場所以来99年ぶりのことらしいよ。
しかもたった一人横綱日馬富士があろうことか3連敗ということで、国技館に来た客は「金返せ」
コールでもしたくなるわなぁ。それなのにナゼか連日満員札止め。いったいどうなっているんだ!
美容院近くにある「ローソン」でブランパンごっそり仕入れて来た。住宅街より商店街が狙い目。
今夜もキムチ料理。たくさんキムチ買ってあるからもあるが完全にクセになった。で無酒日だよん。
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9月 16日(土)東京午前は曇り 京都は雨
朝 家食 妻家房」のキムチで作った豚キムチうどん、海老とアボガドサラダ、ミニトマト
昼 新幹線車内にて 「崎陽軒」のしうまい弁当
久しぶりに食べる崎陽軒のシウマイ弁当 A先生が整理整頓してくれた京都家の飲み物棚
数日前から台風18号が日本を悩ましている。大きな台風で、例によって台湾の東側あたりで急に
右折して北東方向に針路を進めて来た。先島諸島を暴風域に巻き込み、次は九州へ。そして四国上
空を進んで関西地区に再々上陸する予想。こんなことになるとはついぞ思わず、明日の午後2時の
ANA伊丹行きを予約している。伊丹経由で京都入りしようと思っていた。う〜ん、この様子では
フライト時間はドンピシャで台風と遭遇するぞ、ってことは当日になってフライトキャンセルにな
るな。ならば、こちらからキャンセルして今日のうちに新幹線で京都に行こう。昨夜バタバタとこ
う決めて今日京都に向かうこととした。準備?別に、ナーニも無いのよ。自分の家から自分の家に
行くだけだから着替えもいらないし、洗面道具も不要。お土産もいらん。ってことで手ぶらで出発。
午後のお茶 六角通東洞院・八百一「ザ・ブレッド」アイスコーヒー280円
夜 京都・六角通東洞院「きょうのおかず」だだ茶豆塩茹で400円、アマゴの南蛮漬け500円、野
菜胡麻酢和え三種盛り(牛蒡・胡瓜・芋茎)550円、水菜と油揚げのさっと煮500円、茶碗蒸し
500円、三元豚ヒレカツ1250円、白いご飯300円、赤出汁450円、生ビール700円×2杯、麦
焼酎「トヨノホシ萬力屋」600円×3杯 @7630円
昼は「きょうのおかず」だが、夜は「きょうの肴と飯」って感じ
京都のマンションは、何と2ヶ月半ぶりである。暑さに弱いので夏の京都は耐えられない。その間、
2回来てくれたA先生とマキコの徹底掃除のお陰で室内はとてもキレイ。目視ではチリ埃も見えな
いし、冷蔵庫の中も賞味期限が切れたものはすべて取り除かれている。買い物に行かねば食べるも
のはナニも無いな。こんな時買い物カートを転がしてすぐ近所の「八百一」に行けばよい。行った。
たくさん買った。このスーパー大好き!買って来たものを冷蔵庫に整理して、さて夕食はどうする。
今行って来たばかりの「八百一」の2階にある「きょうのおかず」に行くか。昼は2度ほどランチ
を摂ったことがあるが、夜は初めて。うーん、ここいいじゃん、飲み屋としても飯屋としてもね。
だだ茶豆やアマゴの南蛮漬けなんぞをアテにして、生ビールや麦焼酎をスーパーの2階で飲むって
面白い。〆は三元豚ヒレカツとご飯味噌汁、三元豚が多過ぎたので、半分はオミヤにして貰ったよ。
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9月 17日(日)京都は曇り 夜暴風雨
朝 家食(京都) 三元豚ヒレカツ、茹で卵、チーズ、レタスサラダ、野菜と卵スープ、ヨーグル
ト、梅蜂蜜ジュース
昼 六角通東洞院「ぼんじゅーる」サンデーAランチ(ハンバーグとカレー(ミニ)のコンビ)
1890円
朝起きて、眼下に六角堂さんがある窓のカーテンを開けてみると雨は降っていない。ちょっとだけ青
空も見える。嵐の前の静けさって感じだ。寝室のテレビを観ると、台風18号は九州南部に近づいて
いて昼頃には上陸する模様。ってことは、この辺には今日夕方から夜には台風近づくなぁ。早くも飛
行機の欠航が発表されていて、今日私が乗る予定だったフライトも入っていたから、キャンセルして
昨日新幹線で京都に来たのは正解だった。この家は久々なので、何をするにもちょっとマゴマゴ。シ
ャワーを浴びてから洗濯を始め、朝ご飯の支度。ランチはカレーを食べに行きたかったが、食べてい
る間に暴風雨になってもなぁ、と近くの洋食屋「ぼんじゅーる」に行った。何度か行っている店だが、
今日はスープもハンバーグも妙に甘く感じた。私の問題か?買い忘れたものがあり、帰りはまたもや
「八百一」へ。京都に来てから未だ20時間なのに3回も行っちゃったよ。ついでに1階パン屋のカ
フェでアイスコーヒーをチューっと。この店のコーヒーは香リ高くてとっても好き!それにしてもな
かなか雨が降って来ないなぁ。既に京都府全域も含む近畿地方には大雨暴風警報が出ているのになぁ。
午後のお茶 六角通東洞院・八百一「ザ・ブレッド」アイスコーヒー280円
夜 家食 秋刀魚の竜田揚げ、三元豚ヒレカツ、レタスとトマト、南瓜と豚肉の甘辛煮、ネギ納豆、
ご飯、大根と豆腐の味噌汁
九州、四国は今でも暴風雨が吹き荒れている。しかし京都は午後4時になっても雨は無し。空を見
上げると、どうゆうわけか東から西へどんどん雲が流されている。その雲のスピードが速い。風は
強いが雨は無し。待ちわびているわけではないけど、構えているんだからさっさと降ってさっさと
行って欲しいのだよ。こんな日だから夕食は家食、ってことは今夜も無酒日なのだ。何て健康的な
日々!ってわけ。全体的に茶色の食卓であるが、それなりに美味しい。昨夜持ち帰った三元豚ヒレ
カツは朝も夜も食べた。安くついたね(笑)。雨は8時前になってようやく降って来た。猛烈な勢い
で。風もちょっと強いか。しかし2,3時間でぱーっと過ぎ去ってあっけない台風だった。無酒日
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【今週の振り返り】
木曜日の夜観たチェーホフの「ワ―ニャ伯父さん」は、とても若い姪のソーニャ(黒木華)が伯父
のワーニャ(段田安則)に静かに語り掛けて終わっていく。「・・・仕方ないわ。生きていかなくち
ゃ・・。長い長い昼と夜をどこまでも生きていきましょう。そしていつかその時が来たら、おとな
しく死んでいきましょう。あちらの世界に行ったら、苦しかったこと、泣いたこと、つらかったこ
とを神様に申し上げましょう。そうしたら神様はわたしたちを憐れんで下さって、その時こそ明る
く美しく恩寵に包まれた暮らしができるんだわ。そしてわたしたち、ほっと一息をつけるのよ。わ
たし、信じているの。お気の毒なワ―ニャ伯父さん・・・あなたは一生涯、嬉しいことも楽しいこ
とも、ついぞ知らずにいらしたのねぇ。伯父さん、可哀そうに泣いていらっしゃるのね。でももう
少しの辛抱よ。その時こそ、わたしたちほっと一息つけるんだわ・・・」。
閉塞感に満ちたこの芝居を、観客が最後にほっと息を吐いて席を立てるのはこの言葉だよなぁ。ラ
イブでつま弾かれるギターの調べが、芝居を観た者の心の襞に深く染み入って行く。
若い人は信じられないかもしれないが、大昔、日本ではやたらにロシアが流行った時代があった。
あの頃はソ連(ソビエト連邦)の時代だったが、人はロシアと呼んでいたように思う。ソ連になる
前のロシアに憧れを抱いていたのかもしれない。世界文学ブームだった時代でもロシア文学は特に
人気があった。「戦争と平和」、「アンナ・カレーニナ」、「復活」などで知られるトルストイ、「罪と
罰」、「カラマーゾフの兄弟」、「白痴」などのドストエフスキー、他にもプーシキン、ゴーゴリ、ツ
ルゲーネフ、そしてチェーホフなどソ連邦政権成立前の時代、綺羅星のごとくの作家揃いだった。
日本でも翻訳されて舞台化された作品も多い。人妻であるアンナ・カレーニナと青年貴族ヴォロン
スキーの不倫の恋は、アンナの鉄道自殺というカタチで終わる「アンナ・カレーニナ」。栗原小巻
がアンナを演じる舞台を日生劇場で観たのは1984年(昭和49年)であった。今は亡き三国連
太郎や垂水吾郎が出演していた。どうも、所謂「新劇」というものに全く慣れていなかったせいも
あって、目の前の舞台で演じられる俳優達の大袈裟なセリフ回しに違和感があるというか、観てい
る方が照れちゃうというか何とも座りが悪くて休憩時間にそっと劇場を出てしまった。40数年以
上経った今でもツマラナイと思ったら迷うことなく出て来てしまう癖は健在です(笑)。ついでに
言えば、2002年(平成14年)新国立劇場で上演されたチェーホフの最高傑作とされる「桜の
園」を観に行ったのだが、この日も早退した。森光子が出演していて「たぶん彼女の最後の舞台に
なるかも」という思いもあって行った記憶がある。ナゼ途中で帰ったのか理由は覚えていないのだ
が、森光子さんはこの後十年元気で過ごされたから「この分だったら暫くは大丈夫」と思ったから
かもしれない。
ロシア民謡も盛んに歌われた。信州から東京に引っ越して来てから、中学生でありながら新宿にあ
る歌声喫茶に通った。西武新宿駅近くの「ともしび」が主だったが、時々「カチューシャ」にも行
って、小さな歌集を見ながらアコーディオンの伴奏で歌ったものだ。高校時代は中学時代に続いて
合唱部に入った。レパートリーの半分はロシア民謡だった。酒を飲むようになると新宿の「どん底」
という酒場にも行った。ゴーリキーの「どん底」から店名を取った店だ。小平市の家の真ん前には
早稲田大の露文卒の奥さんがロシア文学の翻訳の仕事をしていた。勤務先では取引先代理店の社長
がやはり早稲田大露文卒で、仕事の合間に日本とロシアとの交流の活動をされていた。現在のプー
チン体制のロシアには恐怖こそ感じても、親愛の気持ちは全く無い。しかし、昔は日本人の心の中
にロシアを愛する気持ちはあったのである。
アンニャ・カレーニニャってか?
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