新年早々40度の熱発!それでも京都に向かった
帝国ホテル 皇居を臨む
1月 8日(月・成人式の祝日)晴れ
朝 日比谷・帝国ホテル「パークサイドライダー」アメリカンブレックファースト3000円
アメリカンブレックファースト
昼 日比谷シャンティ「梅梅」紅油餃子580円+税、麻婆豆腐980円+税、ご飯セット(ご飯、ス
ープ、漬物)300円、プーアール茶400円、杏仁豆腐(お詫びに)
先週金曜日から帝国ホテルに滞在している。東京に住んでいるのに都内のホテルに泊るってナゼ?
う〜ん、え〜っとですねぇ、ポコッと時間が出来たから。当初1月中旬はニューヨークに行く予定
にしていた。ところが、ふと「行くのは止めよう!」と思い始め、キャンセルした。手帖にポッカ
リ空きが発生した。すかさず何かの予定を入れてしまう人間が私なのである。都内だと交通費かか
らないしね(笑)。今朝は芝居帰りなどに時々利用する「パークサイドライダー」で朝食を食べ、昼
は昨日目星をつけたおいた「梅梅」に行った。「紅虎餃子房」や「万豚記」を展開する際コーポ―レ
ーションの経営。当然のように辛い餃子と麻婆豆腐を注文する。その麻婆豆腐が運ばれて来た。どれ
どれとご飯の上にたっぷり麻婆豆腐をのっけて一口二口・・・ムム・・豆腐が冷たい!そんなことっ
てあるだろうか。店の人を呼んで聞いた。「この店の麻婆豆腐の豆腐は冷たいものを出すのですか?」
「すぐ作り直します!!」だって。豆腐温めないで作るのか、ここは!お詫びにと杏仁豆腐が運ばれ。
夕方のお茶 帝国ホテル「ランデブーラウンジ」コーヒー1380円
帝国ホテルのロビーは振り袖姿の新成人達にジャックされた状態
夜 帝国ホテル「なだ万・天ぷらカウンター」天ぷら会席コース1万9千円(前菜4種盛り:白胡
麻豆腐・チンゲン菜・数の子松前漬け・鯖鮨・干し柿バター・天豆、蛤真薯のお椀、お造り:
鮪・鯛・烏賊、天ぷら:海老足、才巻海老@、A、蕗の薹、とらふぐ白子、サラダ、カリフラワ
ー、才巻海老B、大黒本しめじ、めごち、蓮根、小玉葱、天茶、デザート:フルーツ蜂蜜ゼリー)、
生ビール980円、麦焼酎「佐藤」ボトル7350円 @3万657円
そういえば日比谷シャンテに以前あった八重洲ブックセンターは撤退したらしいね。シャンテのイ
ンフォメーションで聞いてみたら、「以前はございましたが、ただいまはご用意がございません」っ
て。そんな日本語あるのだろうか。日比谷散策の予定は、雨がパラついて来たので中止。夕方お茶
を飲みにロビーに行くと、タイヘンなことになっていた。今日成人の日当日朝から、「harenohi」と
いう着付け会社がドロンして、たくさんの成人女子が晴れ着を着ることが出来ずに大騒ぎになって
いる。ヒドイ企業だよねぇ。それはともかく、帝国ホテルには無事晴れ着を着ることが出来た大量
の新成人女子(ナゼか男子は殆ど見かけなかった。というか超目立たなかった)達。もう「晴れ着
の林」のような「森」であるなぁ。ハシャグ若い女性がこれだけ集まると、その醸し出す騒音も相
当なわけで・・。何も知らずにホテルに入って来た外国人など飛び上がる程驚いてね。夕食は「な
だ万」の天ぷらカウンターで。半年前大S子さんと楽しんだ同じコースを食べた。天茶も旨いなぁ。
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1月 9日(火)晴れ
朝 帝国ホテル「インペリアルバイキングサール」朝食ヴュッフェ3800円
昼 四谷三丁目「つぼみ家」けんちん蕎麦460円
夜のご馳走の前に460円の蕎麦!
4泊した帝国ホテル最後の朝食は、やはりバイキングの「サール」にした。全部入りのオムレツに
ケチャップかかて食べた。10時半帰宅。毎月1日の振り込みを2日帰国後もすっかり忘れていた。
今日はもう9日。家に着くなり慌てて書斎のパソコンに向い、ネットバンキング・・しようと思っ
たら、あらら、ログインする契約番号忘れちゃったわ・・何度やっても入れない・・思い出せない
・・あぁっ!早く行かないと薬を貰に行く近所の医院の午前の部が終わってしまうぅ〜。ネットバ
ンキングは諦めてM医院に急ぐ。今夜も5時からの夕食だから昼はちょっとね。初めての立ち喰い
のような蕎麦屋。自販機で買った食券を出して暫くすると厨房内で大きな音。「わぉ!蕎麦の機械が
壊れた!」私以降入店した客はご飯モノしか食べられないのだった。蕎麦の無い蕎麦屋。銀行で4
件までは振り込みをしたが、振り込み口座がわからず1件は残ったまま。ところが、帰宅してから
ふとしたことから契約番号を思い出し、残りの振り込みも済ませたのだった。あぁ、疲れちゃった。
夜 大門「大門黒木」お任せ(新年のお酒:春鹿、海老芋饅頭の白味噌吸い物、津居山のズワイ蟹
オスとメス(こっぺ蟹)、甲羅酒、甘鯛と湯葉の炊き合わせ、海鼠腸を載せた茶碗蒸し、中トロ
漬け握り、福茶碗の八寸:黒豆・堀川牛蒡・干し柿・黄身鮨・子持ち昆布・カラスミ、青森竜
飛の大トロなどのお造り、あん肝、虎ふぐ白子塩焼き、近江牛シャトーブリアンのヒレカツ、
車海老と聖護院蕪と春菊の炊き合わせ、漬物4種、蟹と芹の炊き込みご飯、油揚げの味噌汁、
和菓子と水出しコーヒー(ゴチになった)
結構な(過ぎる)ご馳走でした!
3日前の6日帝国ホテルの「レセゾン」でフレンチをご一緒したA美さんから今夜は「大門黒木」
にご招待頂いている。父が働いていた会社の本社ビルすぐ近くの芝大門で待ち合わせ、湯島から移
転した「大門黒木」に向った。エレベータでカウンター席のある2階に行くと、何とそこには近所
の「ちゃわんぶ」の武澤さんがカウンターの中に立っているではないか。昨年暮れにK岩から武澤
さんから挨拶状が来て「ちゃわんぶ」を閉店して「くろき」の代表取締役社長になるって書いてあ
ったよ、と連絡が来た。「ちゃわんぶ」と言えば、荒木町界隈では予約がなかなか取れない大人気
の店。そこを閉店して兄弟子の店の社長に?確かに「くろぎ」の黒木純さんとは同じ頃「京味」で
修行された話は聞いてはいた。どうしてこうなったかはわからないが、とにかく新しい体制になっ
たということだね。元の店はとんかつの店に生まれ変わる由。さて、お料理。津居山のズワイ蟹が
贅沢だ。海鼠腸を載せた茶碗蒸しはうっとりする旨さ。中トロ漬け握りは「くろぎ」お約束の美味
だ。「福」の茶腕に盛られた八寸の撮影を忘れたのは不覚であった。とらふぐの白子をはふはふと
頂き、近江牛のヒレは焼くか揚げるかと聞かれる。「ちゃわんぶ」近所人間としてつい「揚げてね」。
最後の味噌汁は、いつもお替りする味だったが、今日は1杯だけにする。ご馳走さまでした!!
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1月 10日(水)晴れ
朝 家食 「大門黒木」の蟹と芹の炊き込みご飯、大浦牛蒡、揚げ茄子の味噌汁、ヨーグルト
昼 六本木・ミッドタウン「茅乃舎汁や」根菜たっぷり南瓜汁セット(鶏飯、小鉢、漬物)1480円
根菜たっぷり南瓜汁が旨い!
昨夜頂いて来た「大門黒木」の炊き込みご飯で朝食。おかずは甘辛く炊いた大浦牛蒡だ。午前中乃木
坂の歯科医に行った。受付担当の元気溌剌女性が来月には寿退社されるそうだ。4月には結婚して北
海道の北見で新生活を始める由。9年間お疲れ様でした。幸せになってね。今日も歯がよく磨けてい
ると褒められた。半年前、液体型から練り歯磨きに変えただけなのに、そんなに変わるものなのだろ
うか。当時通っていた歯科医の歯科衛生士から練り歯磨きは研磨剤が入っているから歯を痛める、
液体型に変えるようにとアドバイスされ、以来20年もお口くちゅくちゅして来た。いつも茶渋や赤
ワインで歯が汚れていると叱られてばかりいたのになぁ。ずっと練り歯磨きにしていればよかった
よ。ランチはミッドタウンまで歩いて、「茅乃舎汁や」で根菜たっぷり南瓜汁セットを食べた。こ
の南瓜汁は大きな根菜が食べ応えあって実に旨い!日本の味だよ。九州豚汁を持ち帰り用に買った。
午後のおやつ 「大門黒木」の蕨餅とお茶
夜 家食「大門黒木」の竹の子炊き込みご飯、黒酢豚、鯖味噌に、ホワイトアスパラと卵のサラダ、
「茅乃舎汁や」の九州の豚汁
十年前位から年賀状はヤメタ。ヤメタだけでは余りに愛想無しなので、年賀状(喪中ハガキ含む)を
頂いた方だけには寒中見舞いを出すようにしている。気の早い人間だから、世間の人がそろそろ年賀
状作らなくちゃね、なんて焦り出す頃には我が家に寒中見舞いは納品されている。そんな年賀状だが、
年々「これが最後です」とか「来年から失礼します」と書いて来る人が増えて頂く枚数も減って来た。
それでも400枚以上にはなるので、今年も筆耕をお願いする。頂いたハガキと寒中見舞いハガキを段
ボールに入れて送った。これで美しい筆文字で宛名書きが出来上がるのを待っていればいい。夕食は
「大門黒木」の竹の子の炊き込みご飯と「茅乃舎汁や」の九州の豚汁など。贅沢な家食だよ。無酒日
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1月 11日(木)晴れ
朝 家食 「まい泉」のカツサンドミニ、アボガドと野菜のサラダ、野菜の生姜スープ、ヨーグルト
昼 新橋「末げん」かま定食1200円
ようやく烏森神社で初詣。去年と同じパターンだ
昨夜はオカシナ一夜だった。うなされているような、夢がハッキリし過ぎていて眠っていないよう
な、カラダ中の節々が痛いような・・ほんとシンドイ夜だった。ハッキリした夢とは何か。寝る前
に録画していたNHKの「高麗屋3代」のドキュメンタリーが頭に残っていたのだと思うが、1月
公演の演目「車引」で新幸四郎が演じている松王丸の等身大フィギュアを撮影するカメラマンに私
がなって四方八方からバチバチ撮ったり、いつの間にか私が松王丸の衣装を着て見得を切ったりね。
トイレに行くと南極を歩いている程寒さを感じた。後半の夢は「車引」の後の場面となる「賀の祝
い」。ここで私は寒さに震えながら誰かの嫁の役になっていた。「梅は飛び桜は枯るる世の中に何と
て松のつれなかるらん」。「菅原伝授手習鑑」の夢見ながらの苦しい夜だった。何かカラダの調子が
オカシイなと思いながらも予約していたので美容院へ。終わってから、大好物の「末げん」のかま
定食を食べたのだがいつも程美味しさを感じなかった。もう11日になってしまったが、今頃初詣。
夜 家食 梅干し入り卵おかゆ
この後熱は40度に!
帰宅するタクシーの中で、「もしかして私は熱があるのでは」と思いついた。遅いんだって、アン
タ!朝起きた時に気づけよ、ふんとにもうっ!で測りました。39度2分でした。トホホでありま
す。今夜は「五人の会」。年に一度会えることを楽しみにしているので行きたい。でも、こんな熱
では無理だ。永久幹事の桑ちゃんに事情を説明して欠席したい旨メールで送り、そのまま寝込む。
桑ちゃんからはすぐ返事を貰い、もう一人欠席者が出て「三人の会」になったがゆっくり休めと。
申し訳ありませぬ。夜になると熱は40度!古希で40度って大丈夫か。おかゆで夕食。無酒日
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1月 12日(金)東京も京都も晴れ
朝 家食 海鮮サラダ、「ローソン」のブランパン、野菜の生姜スープ、ヨーグルト、碁石茶
朝38度2分→昼前37度8分
昼 新幹線車内にて 「天のや」の玉子サンドイッチ、お茶
こんな高熱ならほぼインフルエンザだと思うよなぁ。しかし、違うという予感があった。というの
も半年前Sブーと「松庵」で美味しいコースを食べている間に高熱でフラフラになって「早退させ
て下さい」と途中退席したことがあったのだが、あの時と同じ症状なのだ。這うようにして医者に
行って検査して貰ったがインフルエンザではなかった。その時解熱剤と総合感冒薬を貰っていたの
でそれを飲んで昨夜は寝たからか今朝になって熱は少し下がった。今日から京都に行く予定で、昼
には37度8分に更に下がったので出かけることに。東京駅でシウマイ弁当と「天のや」の玉子サン
ドイッチを買い込んで午後2時過ぎの新幹線に。「天のや」のサンドイッチ意外と甘くないのだよ。
夜 京都家食 「崎陽軒」のシウマイ弁当、大根と油揚げの煮物、きのこ汁
初めてシウマイ弁当を温めて食べた
昨年12月(先月だけど)23日以来の京都の家は冷え切っていた。洗面所のホホバオイルはカチン
カチンに凍っていて。仕方なくシンクに熱い湯を溜めて湯煎して溶かした。ちょっと広い寝室もキ
ンキンに冷えていたので、夕方からデロンギヒーターを点けて温め開始。弁当だけの夕食は寂しい
ので、急いで「八百一本館」へ。ニュースなどでは知っていたが、ホント野菜高いねぇ。「八百一」
でもこんな値段だから、他の八百屋やスーパーはどんだけ高いのか。大家族を抱える主婦達の悲鳴
が聞こえそうだ。きのこ3種と豆腐の味噌汁を作る。まだ本調子では無いから早く寝よう。無酒日
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1月 13日(土)京都は晴れ 最低気温−2,9度!
朝 家食 キノコと豆腐味噌雑炊、大根の柚子酢の物、ヨーグルト、お茶
昼 京都・八百一本館「セイボリー」(3人で)コースA(季節のスープとサラダのコンビネーショ
ン、根菜と鹿肉のラグーパスタ、コーヒー)2000円
IマリちゃんとS子さんと「セイボリー」で3人ランチ
昨夜は9時にはベッドに入ったから、今朝7時まで10時間は寝ていた(ずっと眠っていたわけでは
ないが)ことになる。だいぶ良くなって来たように思う。しかし、昼12時に「八百一本館」3階で
待ち合わせてIマリちゃんとS子さんと「セイボリー」でランチを一緒にしたのだが、食欲があまり
無い。二人は一番ボリュームのあるコースCをモリモリ召し上がりだが、私はコースAの半分位をや
っと食べた。もっとも朝ご飯はしっかり食べたから大丈夫だけどね。お喋りの場はレストランから、
私の家に移し、彼女達お持たせの「聚洸」のお菓子を頂きながら。午後6時前まで続いたのだった。
夜 家食 鯖の一口フライ、金時人参のマリネ、納豆、白飯、玉ねぎと豆腐の」味噌汁
納豆は大粒より小粒好き
2人を送ったらもう真っ暗だった。8時頃まで休んでから夕食の支度をする。とはいえ、味噌汁を
作る位だからすぐ出来る。今夜Iマリちゃん達は鴨料理の「みつふじ」に行っている。一緒にど
うかと考えたが、昼も食欲が無かったし、未だ本調子とは言えない。今日くらいまで酒を飲むの
も止めておいた方が地良さそうだ。家食も何だか美味しく感じなくてね。後刻Iマリちゃんから
「みつふじ」の料理素晴らしく美味しかった!と報告があった。結果4日連続の無酒日となった。
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1月 14日(日)京都は晴れ 朝方雪降る
朝 家食 玉葱と豆腐の味噌雑炊、焼売、チキンサラダ、ヨーグルト
昼 無し!
午後のおやつ 香港「ジェニークッキー」、ハーブティ
香港「ジェニークッキー」こんな詰め方に!
VIALAannex京都鷹峯では今回もスイートルームを借りた。ひとりなのに
広いテラスには天然温泉の露天風呂がある。今は寒くて入る気がしないけど 遠く京都の街を見下ろして
朝起きてリビングのカーテンを開けると、東山が雪に覆われていた。そうかぁ、雪が降ったんだぁ。
近くの建物の屋上も薄っすら雪化粧。先月A先生夫妻が京都滞在中も雪が降って雪景色の金閣寺が
美しかったとメール貰ったっけな。京都では昼から都道府県対抗の全国女子駅伝が行われるのに大
丈夫だろうか。駅伝好きはそんなことが心配なのだ。その駅伝、昼の12時半から始まった。中学
生、高校生、社会人の女子9人が都道府県別にチームを作って都路を走り抜ける。京都連覇が予想
されたが、6区からスパートした兵庫県が14年ぶり4度目の優勝を果たした。京都は2位にくい
こんだ。駅伝に夢中で昼を食べ損なった。代わりにと大事に持って来た香港のジェニークッキーを
開けると、あらまぁ、以前の詰め方とは似ても似つかぬ袋詰めが2段。それで丸缶から角缶になっ
たんだぁ。詰める作業効率は抜群だろうし味も同じでもあまりに愛想無しじゃね?ガッカリ。駅伝
と同じコースを通るので遅くなってしまったが、荷物を作って鷹峯のハーヴェストクラブに向かう。
夜 京都鷹峰・しょうざんリゾート「楼蘭」クラゲ冷菜(小)1800円、小海老マヨネーズ和え(小)
1600円、北京ダッグ1800円、麻婆豆腐(小)1200円、ご飯300円、生ビール630円、麦焼酎
「いいちこ民陶」4500円 @1万4050円
〆はやっぱり麻婆豆腐で
このホテルはハーヴェストとヴィアラの会員だが、昨年4月に自分の家が出来てからは一度も来たこ
とが無い。東京でも都内のホテルに泊まることもよくあるのだから、来ても良さそうだがこれまでは
来ていなかった。差し上げた利用券で宿泊されたという方から伝言があった。「夢子さんの利用券を
持って来られる方は多いですが、ご本人は全然おいでになりません。たまにはお顔見せてとお伝えく
ださい」。で、今日来たわけだ。私は京都御所近くにあったホテルの会員でもあったが、クローズさ
れたそのホテルのスタッフも鷹峯に数人異動していて、会えば懐かしそうに話しかけてくれる。今日
も「お待ちしていましたよ、夢子さん」と早速歓待を受けた。3階のスィートルームでひとっ風呂浴
びてから、同じ敷地内にあるしょうざんリゾートの「楼蘭」に車で送って貰った。ここで連泊する時
は必ず来る中国料理の店だ。今日もオリジナルコースを自分で組み立て、「この順番で持って来てね」。
麻婆豆腐はもっと辛くしてと頼めば良かったなぁ。次は激辛にしよう。熱は下がったが、それほどは
食べられないのが残念だ。それでも5日ぶりのビールを飲み、焼酎もボトルで注文する夢子であった。
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【今週の振り返り】
日曜日の午後京都で開催された女子駅伝は正確には「皇后盃 全国都道府県対抗女子駅伝競争大会」。
第一回は1983年だから今年は第36回目。高校駅伝や大学駅伝、実業団駅伝はあるが、中学生ラン
ナーはなかなか見る機会が無いから貴重だ。昨日NHKは、贅沢なゲストを大勢呼んでこの駅伝の
番宣番組を放送していたが、その中で面白いことがあった。有力な地域の紹介の後、誰かが「どう
して人口の多い東京は強くないのですか?」と質問した。どんな答えか私も興味を持ったのだが、
「それはですね、東京の中学生は塾に行ってしまうんですね」の答えにスタジオも私も爆笑。ホン
マかいな。
歴代の各区間優勝者、いわゆる区間賞の選手を見ていくと、往年の陸上名選手の名前があちこちに
見つけてそれは楽しい。第2回(1984年)の9区は17人抜きを演じたエスビー食品の佐々木七恵
(岩手)だった。エスビー食品では名匠の中村監督の指導を得て、1983年の東京国際女子マラソン
で優勝。これは国内で行われた国際女子マラソン大会で日本人としての初優勝だった。この時の映
像を私はシッカリ覚えている。今解説者として大活躍の増田明美とはライバル同士だったが、結婚
して引退し、53歳の若さで亡くなってしまった。
第4回(1986年)の5区区間賞は千葉県の鈴木博美だ。当時はスポーツでも名の知れた船橋市立高
の高校生。この鈴木博美(千葉県)、第6回(1988年)には1区で、翌年第7回(1989年)では2
区、更には3年後の第10回(1992年)には9区で区間賞を獲得している。何と7年間で4回も区
間賞を取っているのだ。彼女は、5000b、1万b、マラソンと幅広い活躍をしたが、1万bでは世界
陸上イェーテボリ大会やアトランタオリンピックにも出場し、マラソン日本代表として出場した1997
年の世界陸上アテネ大会では見事金メダルに輝いた。鈴木博美は、先ごろ桐生祥秀選手が夢の9秒
台を初めて出すまで、日本の100bの記録10秒00を19年間も保持していた短距離界の伊東浩司
と結婚を機に引退した。短距離の雄の父と長距離の金メダリストの母の間に生まれた子供は中距離
選手か、なんて無責任な想像をしたものだが、実際2人の息子さんはピアノを習っていると以前聞
いたことがある。今は知らないけどね。もったいないような、仕方ないような・・・。
鈴木博美の区間賞は4回だったが、それを上回る6回区間賞を取った選手がいる。第19回(2001
年)1区で区間賞となった青森県の福士加代子である。以後、第20回(2002年)で9区、第22
回(2004年)、第24回(2006年)でも9区、更に第28回(2008年)、第29回(2009年)でも
9区で区間賞に輝いた。9年間で6回の区間賞!青森チームで出場したこともあったが、所属する
ワコール選手として強豪・京都チームから出場する方が多く、20回、24回、29回と福士加代子が
大きな笑顔でゴールテープを切る表情が今でも記憶に残っている。
第5回(1987年)大会の1区で区間賞を取ったのは鳥取県代表鳥取大学生だった山下佐知子だ。
有森裕子を最大のライバルだったが、共にマラソンで活躍。現役引退後、日本生命の女子陸上部
の監督に就任。陸上界では女性の監督は珍しいと注目されたが、多くのマラソン選手を育てたば
かりか、実業団対抗の駅伝でも優勝を果たした。陸上女子引退後の一つの大きな嚆矢となってい
る頼もしい存在だ。第6回(1988年)の9区の区間賞は松野明美だ。熊本のニコニコド―に所属
し、第8回(1990年)でも9区で区間賞を受賞した。小さなカラダで走る彼女はビッグマウスで
もあり、たちまち有名な選手となった。そしてバルセロナオリンピックマラソン代表を巡る大騒
動の中心人物ともなったが、結果は有森裕子が選ばれ、涙の落選。「私を選んで下さい」の松野の
言葉は流行語にもなった。今はタレント兼熊本県議の議員さんである。
昔の話に花咲いちゃったけど、今週走った若いランナーにも画面を通してでもピッカピカと眩し
い選手が大勢いた。中でも長崎代表の廣中璃梨佳(長崎商高2年)は4区で大幅に記録を縮める
区間新を記録するスーパー高校生ぶりを発揮し、長崎総合3位の原動力になった。区間2位では
あったが、京都チームで8区を走った中学生・橋本充央(大住中)の走りが印象的だった。昨年
に続き連覇を期待される京都だが、なかなか思うように順位を上げられない。そこで出て来たの
が橋本選手。小柄な彼女は小さなストライドを高速回転させるヒタヒタ走りで着実に前のランナ
ーとの差を縮めて行く。しかも苦しいハズなのにいつもニッコリ笑って走っているのだ。この子
が走るのをずっと見ていたいと思った。彼女の頑張りもあって、京都はトップには追い付かなか
ったが、堂々の2位となった。橋本充央ちゃん、やったね!期待しているよ!
「今年はボクの年!」とハル
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