初春の由布院で温泉とご馳走にほっこり癒された〜〜
長湯「ラムネ温泉」 由布院「玉の湯」
3月 11日(月)朝雨 のち晴れ!
朝 家食 「えん」のアボガド・オクラ・トマトなめこ醤油、クレソンとひじきのサラダ、大根と
エノキ茸豆腐の味噌雑炊、高知文旦、クランベリージュース+蜂蜜、飲むヨーグルト
K岩から貰った高知文旦
昼 新橋「リンガーハット」たっぷり野菜の食べるスープ(塩味)864円、餃子(3個)205円
今日は忙しい。午前中新橋の美容院に行き、ランチを済ませたら新橋駅へ。その後曙橋のプラズマ
治療院に行って一旦は帰宅し、夜も会食というスケジュールだ。何って言っても、仕事しているわ
けでもないし、座っていればいい、寝ていればいいっていうお気楽な予定だけどね。今日こそ「末
げん」でかま丼と思ったが、朝雑炊食べ、昼かま丼、夜炊き込みご飯では三食米飯になってしまう。
すっかり掟破りが通常化してしまい、平気でご飯も蕎麦もパスタも食べている情けない身ではある
が、一応頭の片隅には「糖質はなるべく少なく」の文言が無い訳では無いような気がしないでもな
いかもしれないような気がする。で、かま丼は😢を飲んで断念した。替わりに食べたのはたっぷり
野菜の食べるスープ(塩味)。麺が無い。でも餃子を3個付けたのは私の意地みたいなものだよん。
夜 舟町「馳走こんどう」(2人で)1万7820円のコース(子持ちヤリイカと花山葵土佐酢ジュレ
がけ(撮影忘れ💦)、細魚鮨 梅とキャビア、蕗の薹天 黄身このわたソース、蛤真丈とバチ
コの吸い物、お造り:メジマグロ・アラ・スミイカ、ノド黒行者ニンニクポン酢生姜変わり
漬け、筍・菜の花・飯蛸炊き合わせ、甘鯛の桜蒸し生ウニ、富山のホタル烏賊と筍の炊き込み
ご飯、新玉葱とイノシシの炊き込み、香の物、止め椀、自家製蕨餅と苺、クリームチーズと自
家製カラスミ)、白ワイン、麦焼酎「舞香」ボトル 2人で5万円
久しぶりにО社さんと食事する。以前О社さんは「子沢山の」と形容して来たが、そのお子さん達
もすっかり大きくなって、お一人になったそうだ。自由になられたせいか活き活きされている様子
で、私も嬉しい。積もる話は山ほどあるが、後半は彼の母校と母校のアメフットチームの話になっ
た。京都にある某国立大学のアメフットチームは、О社さんがQBの時初めて日本一になった名門
チームである。我がアメフットチームと1月3日東京ドームでライスボウルを戦ったこともある。
日本で一、二の学力を争う難関国立大学でスポーツでも日本一になったのだから、大きな話題とな
り大人気チームとなった。しかし、戦績は徐々に落ち初めて現在は一部には留まってはいるが、関
学や立命には歯が立たない。それを何とかしなくては、と言った話だった。私も京都にいる日々が
多い。是非試合も見てみたいものだ、なんて話をしていたら、この日コースを頂いている「馳走こ
んどう」のカウンターで隣に座られていたご夫妻のご主人が声をかけて来られた。「お話聞こえて
きたんですけど、同じ大学で同じ頃在籍していたんではと・・甲子園ボウル応援に行ったんですよ。
あの時は負けましたよね」。世の中狭いものである。О社さんの1年先輩の方だった。料理はどれ
も美味しかった。ご飯のおともの新玉葱とイノシシの炊き込みまで素晴らしく美味しかったのだ。
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3月 12日(火)東京も由布院も晴れ
朝 家食「馳走こんどう」の炊き込みご飯、サラダ、チャンポン風野菜スープ、高知文旦
昼 大分空港「なゝ瀬」とり天丼(和風サラダ、漬物、味噌汁付き)850円、アイスコーヒー330
円(オジョーにゴチになった)
今日から由布院に行く。♪ランランラ〜〜。4泊もするのだ。♪ランランラ〜〜。前半2泊はオジ
ョーも一緒だよ。♪ランランラ〜〜。全日空のつもりだったが、乗った便はソラシドエアだった。
♪ランランラ〜〜。いつものように大分空港の「なゝ瀬」でいつもようにとり天丼でランチ。何と
もうんまい!この食堂でとり天丼は3番人気というが1番人気でも良いんじゃない?因みに1位、
2位はとり天定食、だんご汁定食だそうよ。さてとオジョーが運転するレンタカーでレッツゴー!
午後のおやつ 由布院・亀の井別荘 柚子練り、お茶
お茶請けは柚子練り、部屋はいつもの本館「奥由布」の間
「奥由布」の間には2階なのに露天風呂がある。由布岳も見えるGOODな部屋なのだ
こちらはオジョーが泊まる「山麓」の間。小さな小上がりがある
夜 由布院・亀の井別荘「蛍火園」(2人で)弥生会席(河豚と菜の花の餡かけ、活とり貝とこご
みぬた和え、お造り:鯛と烏賊、地鶏の小鍋仕立て、太刀魚の酒塩焼き、花山葵と車海老ジ
ュレがけ、おおいた和牛の炭火焼き、手打ち蕎麦、炊き立てご飯、ご飯のおとも、香の物、
止め椀、かぼすゼリー、水出しコーヒー)、白ワイン、麦焼酎「二階堂」ボトル
蕎麦も食べてご飯も食べて
もう何度泊まったのか覚えていないが、「亀の井別荘」の敷地に入ると懐かしを感じる。小さな声
で「ただいま」と言ってしまいそう。今回は初の試みで本館の2つの部屋を予約し、オジョーと
私はそれぞれ別の部屋にすることにした。私はいつもの奥由布(60u)で、オジョーは小さな小
上がりがある山麓(45u)。彼女は夕飯まで仕事をするというので、この試みは大正解。隣でダ
ラシナク過ごしている人(私だす)がいては、お客様に電話してりメールしたりはしづらいもの
ね。夕飯は6時半から本館レストラン「蛍火園」で。一日目は基本会席料理のコースだ。今の料
理長松浦さんになってから数年になるが、彼の献立や料理はとてもセンスが良い。量も多過ぎず
少な過ぎずちょうど良い。何度も日本一になった豊後牛は100年目を迎えた年に肉質4等級以上
の逸品だけを「おおいた和牛」と呼ぶことになったのだとか。炭火焼きしたおおいた和牛は素晴
らしい肉だった。柔らかくてジューシーで!手打ち蕎麦も楽しみで必ず注文。ご飯も食べるのよ。
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3月 13日(水)由布院は早朝霙 のち快晴
朝 亀の井別荘「蛍火園」和朝食膳
昨夜降った雪で薄化粧をしたような由布岳 本館の向こうは離れが並ぶ 奥由布の内風呂
朝食は和洋からチョイス。1泊目の和朝食膳がガラリと変わった!
この肉が旨かった! 分厚いお刺身は漬け丼にして食べた!
長湯までドライブして、久しぶりに「ラムネ温泉」に行った
昼 久住高原・レゾネイトクラブくじゅう「メティオ」マッシュルームのスープ540円、豊後牛ビ
ーフカレー1296円、アイスコーヒー600円(オジョーにゴチになった)
昨夜雪が降ったようで、今朝の由布岳は茶漉しでパウダーシュガーを振りかけたようだった。6時
に起きて膝体操し、メディカルグリップで血圧を下げてから部屋の温泉を楽しむ。洋室なのに、内
風呂と露天風呂があるなんてゼータク極まりないっしょ。夜中何度もトイレに起きるから源泉かけ
流しの湯加減は調整しておいた。ザンブと浴びる由布院の透明な温泉。気持ち良かねぇ。オジョー
は離れ隣にある大浴場に行った。順次行っている客室の改修工事は現在一番大きな離れの百番館。
白子の会大人の修学旅行でもう4回もお世話になった3Lの大きな客室だ。その工事現場から大浴
場が一部見えてしまうという事情から、2つの浴場はいつもと違うローテーション。で、早起きし
て星の湯に入ったのだそうだ。朝ドラ「まんぷく」を観てから朝食。あらら、和朝食がガラッと変
わった!朝からお肉!朝から分厚いお刺身!それがまた全部美味しい!「いろいろたくさん」から
「シンプルで豪華に」ってことかな。朝食後1時間程ドライブして長湯へ。素晴らしいお天気のも
と麗らかな大分の山間部を走るのが楽しいなぁ。いつも行く長湯はこのところ続けて歴史ある「御
前湯」(ごぜんゆ)に行っていたが、お天気が良いので久々に「ラムネ温泉」へ。入っていると肌に
ラムネのように銀色の泡が出来、時間と共に大きな泡に育って行く。32度だからエラク寒く1時間
入っていた。ランチは久住高原レゾネイトクラブくじゅう「メティオ」で。オジョーにゴチになる。
久住高原から大観峰に向かった。素晴らしい景色だが、気温は0度!寒――い!
やまなみハイウェイは牧の戸峠辺りから昨夜の雪が残っていた
由布院の街を見下ろせる狭霧台。由布岳も間近に見られるが、風が強くムチャ寒いぞ!
夕方5時過ぎから「山猫」で藤原清登さん(ベース)と内山覚さん(ギター)のデュオコンサートがあった
夜 由布院・亀の井別荘「蛍火園」(2人で)山菜天ぷら、ボタン海老とクレソン、お造り:関アジ、
鰻蒲焼き、黒毛和牛のしゃぶしゃぶ鍋、手打ち蕎麦、炊き立てご飯、ご飯のおとも、香の物、
止め椀、フルーツ盛り合わせ、小さなぼた餅、水出しコーヒー)、白ワイン、麦焼酎「二階堂」
ボトル
「大観峰」に初めて行ったのはいつだっただろう。確か・・今広島で学習塾を経営しているT君が
連れて行ってくれたのではなかったか。阿蘇カルデラの雄大な景色に圧倒され、以来何度も訪れて
いる。今日も素晴らしい景色を楽しもうと思ったが、車の外に出るとモーレツな寒さ。陽は燦燦と
輝いているのに気温は0度なのだよ。しかも強い風でスマホで写真を撮ろうにも指がカジカンデし
まって・・。帰り道、牧ノ戸峠辺りから昨夜の雪が残っていた。昨年も同じ頃通った時はもっと雪
が凄かったね。宿に帰って売店の「鍵屋」にいるとスタッフが追いかけて来られた。「5時過ぎから
バーの「山猫」でミニコンサートがあるのでいかがですか」。ベースとギターのデュオなんて珍しい。
存じ上げなかったが、藤原清登さんは「モダンベースの王者」と呼ばれているのだそうだ。亀の井
別荘の社長の太郎さんから挨拶があり、演奏が始まった。私も大学時代はコントラバスを弾いてい
たことがあったが、そのテクニックに驚きながら聞き惚れた1時間だった。2晩目の夕食はいつも
のように牛肉しゃぶしゃぶをお願いしている。昨夜も今朝も食べたおおいた牛であるが、今夜もた
っぷり食べようというものだ。その前に鰻の蒲焼まで出て来て「この贅沢者め!」って感じ。普通
のお客より2倍から3倍はあったようなおおいた牛だったが、いつもの低温調理にしながら2人で
ペロリと食べ切った。そうそう鮨屋の造りにした離れの一つで唐津の名人に握って貰えるかと楽し
みにしていたのだが、いろいろ事情があって今は閉まっているそう。おやつだったぼた餅もパクリ。
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3月 14日(木)由布院は晴れ
朝 亀の井別荘「蛍火園」和朝食膳
特別にお願いした蒸し豆腐!毎朝食べたいぞ!
点在する離れの奥の方にある談話室のガラス窓に映る由布岳
亀の井別荘で一番心が落ち着く談話室 新しくなった茅葺屋根の門
午前のお茶 由布院「つばめ舎珈琲店」コーヒー(オジョーにゴチになった)
昼 由布院「陽だまり食堂」陽だまり定食1000円(オジョーにゴチになった)
この「陽だまり定食」が旨い!
1日目の夕食で「蛍火園」にはK藤さんの姿は無かった。聞いてみると昨年秋に退社されたとか。
器用とは言えなかったが、仲良くなりかけていたので残念だ。2回目の朝食は以前のスタイル。二
人とも毎朝和食を選んでいるのだ。以前初日に出された蒸し豆腐が大好物で毎日お願いしたのだが、
今回もまた。ホント美味しいのよ。ご馳走さまでした。夜も朝も美味しい食事だった。荷物を纏め
てから鍵屋でアチコチに名産を送り、談話室で暫く過ごす。また来たいな、亀の井別荘。11時湯の
岳庵にいらっしゃるО崎さんにご挨拶をしなかったことが心残りだったが、チェックアウト。今日
の予定を決められないまま出て来てしまったので、新しく出来た「つばめ舎珈琲店」でコーヒーを
飲む。この近辺に観光スポットが出来たのね。由布院もゆっくりだが、変わっていくんだなぁ。昼
ドキになったので「陽だまり食堂」へ。JAの売店の奥にあるスタッフ平均年齢が70歳という食
堂だ。ここのお婆ちゃん達が作ってくれる大分の郷土料理が美味しくてね。何種類かのメニューを
食べた結果「陽だまり定食」が一番!という結論になった。店でもやはり一番人気はこれなのだよ。
午後のおやつ 由布院・玉の湯「談話室」柚子練り、お茶
玉の湯の正面玄関 談話室から庭園を望む お茶請けはここも柚子練り
玉の湯「柚子」の玄関は三畳敷 十畳の和室には大きな炬燵 八畳の洋室にはツインベッドが
狭いが眺めの良いリビング 広々とした洗面所 源泉かけ流しの温泉が
夜 由布院・玉の湯「葡萄屋」夕食コース(前菜盛り合わせ、スッポンの茶碗蒸し、お造り、若竹
汁、野菜の田舎煮、スッポン鍋、スッポン雑炊、漬け物、アンコールみかん、シャーベット)、
白ワイン、麦焼酎2合
亀の井別荘の「鍵屋」のジャムの多くは「ことこと屋」で作っている。大女将の妹さんが経営して
いる店だ。オジョーとは何度かお茶を飲みに来たことがあるので行ってみると、喫茶コーナーは長
らくお休みしている様子だった。それならと早めに「玉の湯」に行ってしまおう。「ことこと屋」は
斜め前にあるのだ。こちらも談話室に通され、お茶請けの柚子練りとお茶を頂く。そう言えば、「玉
の湯」のチェックインは午後2時(アウトは正午)なのだった。客室はお気に入りの柚子の間を予
約した。1階で和室、洋寝室に狭いながらリビングがついているのが気に入ってね。庭先に姿を見
せた白とキジトラ猫を見届けてからオジョーは帰って行った。気を付けて帰ってね。夕食は食事処
の「葡萄屋」の個室で。その部屋までの道々「お座敷席だったここテーブル席になったんですよ。
私達も随分運動量減りました」と仲居さんが笑いながら教えてくれた。テーブルには社長である桑
野和泉さんの手によるお品書きと、椿の蕾がついた枝の上にお箸が添えられていた。今夜私が選ん
だメインはスッポン鍋。たっぷりのスッポン、クレソンなどたっぷりの野菜、そして食べ尽くした
後のスープでちょっと煮込むスッポン雑炊。スッポンの茶碗蒸しもあって満足感の高い夕食だった。
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3月 15日(金)由布院は晴れ ニュージーランド・クライストチャーチで銃乱射事件死者多数
朝 玉の湯「葡萄屋」和朝食膳
フロント・葡萄屋に続く渡り廊下 庭には新たに植えられた木々も 桑野和泉社長によるお品書き
朝から朝食モリモリ 元気の証拠?なんてね、ポリポリ
昼 由布院「花野そば」とろろ蕎麦(冷)1728円
「玉の湯」の元料理長が始められた「花野そば」で自然薯蕎麦を食べる。息子さんの代になった
美味しい手打ち蕎麦を食べた後は由布院を眺めながら大分川沿いに散歩
梅も満開だね 大型観光バス11台からどっと観光客が下りてくる
ふと下をみるとサギ君が漁をしていた。無事小魚をゲットしていた。暫し見惚れる
今朝も早く起きる。膝体操やメディカルグリップで血圧を下げてから部屋に温泉に入る。客室に源
泉かけ流し温泉があるってゼータクだけど超嬉しい。残り少なくなった「まんぷく」を観てから朝
食へ。昨夜と同じ仲居さんだった。一人でも仲居さん達と他愛無い話をしたりして楽しい。料理研
究家辰巳芳子さん考案のクレソンスープも食べた。マンプクになったので、そのまま外に出てみる
と風が冷たい!そう言えば、昨日から会長の溝口薫平さんに何度かお会いしているが、仲居さんの
お話では昨夜薫平さんの高校時代の同窓会宴会が行われていたそうだ。確か日田高校のご出身と記
憶しているが、86歳の今でも20数人の同級生が泊りがけでいらしていると聞いてびっくり。皆さ
んお元気ですなぁ。薫平さんは旧友達との集いに当って、部屋の点検やお土産の準備などに大わら
わに見えた。羨ましい話だ。その昔、由布院の将来のためにドイツに視察に行かれた3人のうちお
ふたりは薫平さんと「亀の井別荘」の中谷健太郎さん。その健太郎さんにも一昨日「亀の井別荘」
茅葺屋根の門で擦れ違ったっけ。おふたりともお元気で嬉しいよ。昼は「花野そば」で天然自然
薯のとろろ蕎麦を頂いたが、「玉の湯」の料理長だった先代は昨年暮れ亡くなり、息子さんの代に
なっていた。私が店を出るのを待っていたように薫平さんが多くの旧友達を連れてお店に入られた。
午後のお茶 玉の湯「ティールームNicol」コーヒー
未だ他のお客がチェックインしていない午後2時過ぎ大浴場にポチャンと
夜 由布院・玉の湯「葡萄屋」夕食コース(前菜盛り合わせ、グリーンピースの水晶煮、自然薯、
お造り:かぼす鰤・鱒の昆布〆、スッポン汁、甘鯛の幽庵焼き、煮物、姫島の車海老とクレソ
ンのしゃぶしゃぶ鍋 2種のフランス塩と柚子胡椒、ベリーツ苺とカボスシャーベット)、白
ワイン、麦焼酎2合
「花野そば」を出てから散歩することにした。今日で由布院に来て4日目だが、毎日良いお天気が
続いて嬉しい限りだ。ただ陽が燦燦と差しているのに風は結構冷たいけどね。どんどん歩いていく
と何だか見たことがある景色に。あら、「亀の井別荘」まで来てしまったわ。じゃ、ここでUターン
して大分川沿いにぶらぶらと戻る。途中でサギ君の漁風景を目撃したりして田園を満喫した。宿の
「ティールームNicol」はアップルパイが超人気と聞くが私は甘いモノには関心が薄いので食
べたことは無い。ちょっとお茶飲みに行ってみると「アップルパイ売り切れました」の札が入口に
あった。「亀の井別荘」では一度も大浴場に行かなかったが、今の時間ならひとり占め出来るなぁと
浴衣に着替えて行ってみた。そう大きくも無い浴槽だが、一番風呂は気持ち良いね。夕食のメイン
は、最近加わったという新メニュー姫島の車海老とクレソンのしゃぶしゃぶ鍋をお願いしている。鍋
でしゃぶしゃぶした海老は、外国の岩塩やポン酢、おろし大根、ネギなど好きなものをつけて食べて
ね、と言われた。クレソンもたっぷりで嬉しいぞ。次回の2晩目は昨年美味しかった牛フィレ肉焼き
とこの車海老のしゃぶしゃぶどっちが良いかなぁ。ハハハ、気が早すぎるって!でも、どっちにしよ。
____________
3月 16日(土)由布院も東京も晴れたり曇ったり
朝 玉の湯「葡萄屋」和朝食膳
昼 大分空港「なゝ瀬」とり天丼(和風サラダ、漬物、味噌汁付き)850円、アイスコーヒー330円
あら?5日前も同じ風景だった?
由布院に4泊もすればもういいや、ってな気分になると思いきや、人間の欲望は尽きないものでし
てね、もう帰るの?なんて言っているよ。一生いろ!タクシー会社に運転手さんを2名のどちらか
と指名したのだが、ひとりは既に予定が入っていて、もうひとりの方は退社されていた。了解です、
どなたでも結構です。大分空港では当然のように「なゝ瀬」に入って、当然のようにとり天丼を注
文する。クドイようだが、これ一番人気の旨さと思うけどね。あぁ〜うんま!でもご飯は半分残す。
夜 家食「吉野」の鶏めし(1個!)、「崎陽軒」の焼売、根菜とひじきの和え物、野菜とエノキ
茸豆腐の味噌汁
5日ぶりの帰宅。相変わらず郵便受けにはDM便でパンパンだ。洗濯モノを洗濯機に放り込み、隣
のコンビニで買い物。今夜は大分空港で買って来た名物吉野」の鶏めしと羽田空港で買って来た
「崎陽軒」の焼売、それにコンビニで買ったもので味噌汁を作る超カンタン家食だ。「吉野」の鶏
めしは大好物。大きなおにぎりなので1個だけ。2月のパリ滞在で見落としたNHKの「ブラタモ
リ」のパリ2夜目を観た。知っている話もあれば、初めて知る話もあった。2階建て観光バスでコ
ンコルド広場を走っている場面でオテル・ド・クリヨンが見えた。う〜、また行きたいな。無酒日
____________
3月 17日(日)東京は晴れ 内田裕也氏死去享年79歳
朝 家食 海老とブロッコリーサラダ、野菜とエノキ茸豆腐の味噌汁、クランベリージュース+
蜂蜜、飲むヨーグルト
昼 無し!
午後のお茶@ 東京医科歯科大学付属病院病室にて コーヒー
初めて来た東京医科歯科大学付属病院 大きな声でおしゃべりし、何度も笑った雅房こと鈴木正紀さんと奥さんのみっちゃん
由布院にいる時、スズマサからメールを貰った。2月からの入院が長引いているが、食欲もあるし、
睡眠十分。忙しいと思うけど一度病院に遊びに来て貰うと嬉しいとあった。はいはーい、行きます
よー、由布院のお土産は何が良い?なんてやり取りをし、今日の午後本人の希望の品、亀の井別荘
「鍵屋」の柚子胡椒と赤司菓子舗「しっとり餡ぽてと」を持ってお見舞いに行った。久しぶりに会
うスズマサは少し痩せて寝たきりではあったが、声は大きく、何度も何度も大声で笑う。私の訪問
が嬉しそうだ。長年の付き合いだから、いくらでも話題があってつい長居した。途中で見えた2人
の看護師さんも「楽しそうなお話だからずっとここで聞いていたい」なんて言っている。でも30
分おきにモルヒネで紛らわせねばならない程全身に激しい痛みがあるのが現実だ。また来るね、元
気でね!スズマサは手を振って笑っていた。奥さんのみっちゃんがエレベーターまで送ってくれた。
午後のお茶A 四谷三丁目「ドトール」アイスコーヒーM270円
夜 家食 「崎陽軒」の焼売、メンチカツと生野菜、ご飯、ひきわりネギ納豆、玉葱とじゃが芋
豆腐の味噌汁
病院から帰って来てからも、ずっとスズマサのことが頭から離れない。彼が私の直属の部下になっ
たのは昭和50年代の初めだったから、もう40年以上の付き合いだし、連句の仲間でもあった。忘
れられない思い出は山のようにあって、次から次へとこんなことがあった、あんなこともあったと
頭を過ぎるのだ。面白いこと、楽しいこと一杯あった。元気になって欲しいと心の底から願う。今
夜も味噌汁を作り直しただけのカンタン夕食。チコちゃんの録画観て心が少し軽くなった。無酒日
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【今週の振り返り】
初めて九州に行ったのは昭和42年の夏のことだ。少し前にこの欄に書いた大学時代の音楽クラブ
(ギタークラブ)の地方演奏会の最終演奏地が大分県の別府だったのだ。それが九州に行った最初。
別府の演奏会の夜には、来たH田さん、K井さん、B場さんの3人が当時あったスカイメイトで飛
んで来て合流した。彼女達は地方演奏旅行のメンバーには選ばれなかったのだ。演奏会終了後、宿
泊旅館の座敷で「ヤレヤレ終わった、お疲れさま〜」と部長の音頭で乾杯し、大宴会となった。皆
グデングデンに酔っぱらって、適当な部屋の布団に潜り込んで眠ったから、彼女達3人は宿泊費も
食事代も払うことなく、堂々とチェックアウトしたのだ。演奏旅行の備品で私が持ち帰るれと指定
されたのは救急箱だった。
その日から4人で九州一周旅行に繰り出した。別府から先ずは宮崎に向かう。鬼の洗濯岩を歩いて
いる時、救急箱を持っていたK井さんが足を滑らして転んだ。擦り剝いた傷の手当をするのに救急
箱がすぐに役立った(笑)。串間市の都井岬にも行った。天然記念物の野生馬が走り回っていた。鹿
児島県では桜島に渡って国民宿舎に泊まった。鹿児島駅から熊本に向かった汽車の中で、1年先輩
の男性2名にバッタリ会った。「一緒に回らない?」と誘われたのだが、「まぁまぁよろしいじゃな
いですか、お気になさらずに」などとお断りしたっけ。熊本市に寄ってからバスで天草に渡った。
ここで1泊して翌日船で長崎市へ。交通機関の時間表を調べるのはH田さん、毎日都度宿を決め交
渉するのは私の担当だった。長崎市では「百畳の座敷で良かったら」と1人600円の格安な宿泊費
(朝食付き)で旅館に泊まることに。その夜夕食を摂りに外に出ると、あろうことかあの1年先輩
の男性2名に再会してしまったのだ。で、夕食は6人で皿うどん屋に入った。600円もする皿うど
んがどのくらい巨大な皿か知らずに全員が注文して往生した。次は佐世保に行ったのだが、散歩し
ている時お婆ちゃんから声を掛けられても何を言っているのか皆目見当もつかなかった。外国人と
喋ったようだった。そして九州最後の宿泊地は阿蘇。残金少なくなっていたから2食付き600円の
宿を探し当てて大喜びだったのだが、夕食後散歩の時、「氷でも」とふらりと入った店でB場さんは
「フルーツ盛り合わせ下さい」なんて世迷い事を言った。何と600円だった!もう3人はプリプリ!
B場さんは「しょんがないっしょ、知らなかったんだから」と意外と開き直っていた。これで九州
をカンタンに一周したことにして、最終日は山口県の川棚温泉の先輩のご実家にタダで(笑)泊め
て貰い、H田さんに惚れていたY崎君の案内で萩や秋吉台を見学して帰京したのだ。刺激いっぱい
の初九州の1週間だった。
昭和45年に社会人となり、入社して数年後に鹿児島県志布志で「ファーム研修」なるものに行かさ
れた。当時の社長が社員の故郷にもなる農場を作りたいと思い付いた。早速「農夫募集」のポスター
が社内に貼りだされ、応募した中からI宮夫妻が選ばれ現地に赴いた。広大な敷地で牛を飼い、畑を
作り計画で、それに伴って管理人宿舎や農道、牧柵造りなど膨大な仕事が生まれた。I宮夫妻だけで
はとても労力が足りない。働き手を大量に送ろうということで「ファーム研修」なるものが生まれて
しまったのだ。真夏の盛り、専務が臨時村長に任命された専務のО澤さんを筆頭に50人位が全国か
ら動員された。泊まるところ?無いから草っぱらにテントを張って男女別に寝る。風呂?無いから
30分歩いた場所にある川に行く。食事?当然研修生が交代で全員分の食事を作る。トレイ?1個しか
無いが、汗だらだらだから必要が無い。朝5時起床してラジオ体操をした後は食事時間以外、草むし
りやら農道造り、柵造りなどの肉体労働に明け暮れた。仕事が終わって川までカラダを洗いに行くも、
帰って来るだけでまた汗みどろ。夕食は決まった酒盛りとなる。志布志の漆黒の夜空に星が無数に輝
いていた。忘れられない九州の1週間だった。
以来、九州には数限りなく訪れている。仕事では九州支社のある博多が圧倒的に多かった。あの頃は
珍しさもあって、苦手な豚骨ラーメンも誘われるままに食べた。但し、たっぷり辛子高菜と紅生姜、
胡麻を入れてね。「是非!」と勧められて長浜では「替え玉」も経験した。夜の宴会は1次会に続き、
2次会、3次会と果てることが無く酒の強い私でも連日ではかなりコタエタ。3次会になってもあまり
人数が減らないということも驚きの一つだった。何て熱い人達なんだろう、何て濃い土地柄なんだろ
う、呆れたり感心したりの博多。そして美味しいものに溢れていた。いつの間にか私の心に芽生えた
「九州愛」は徐々に他の地域に広がっていくことになる。今一番私の心を占めているのは「大分県」
である。続きはいくらでも書きたいのだが、今回はここまで。またね。
半端ニャク尻切れトンボじゃニャイの!
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