去年今年(こぞことし)貫く棒の如きもの 高浜虚子
パレスホテル東京 台北101ビル
12月 25日(月)晴れ
朝 大手門・パレスホテル東京「クラブラウンジ」トマトジュース、和朝食膳、サラダ、低脂肪ヨーグルト、フルーツ、コーヒー
猫リップクリームもろた
昼 日本橋高島屋「糖朝」サンラー香港麺1100円、小豆仙草ゼリー600円
いつもの小豆仙草ゼリー
午後のお茶 パレスホテル東京「クラブラウンジ」フィナンシェ、フルーツゼリー
22階客室から見た夕暮れ
夜 大手門・パレスホテル東京「天婦羅 巽」やなぎコース1万4300円(前菜:銀杏豆腐と焼き蟹生姜と
酢ゼリー、海老脚、車海老@、車海老A、烏賊、加賀蓮根、(鱚1300円)、下仁田葱、蕗の薹、
(玉葱620円)、サラダ、鰆、椎茸、穴子、茄子、(丸十620円)天茶、洋梨のブラマンジェ)、麦焼
酎「吉四六」」ボトル1万5千円 @3万6616円
昨日からパレスホテルに投宿している。昼前、誕生日プレゼントを購入するためタクシーで日本橋高島屋へ。先
ずは腹ごしらえだな。迷わず「糖朝」へ。メニューを見ると、やっぱりだ・・京都高島屋に入っている
「糖朝」と同じく、香港焼きそばがここでも消えていた・・😿😿😿 店のスタッフに「一番好きだっ
たメニューなのにどうして無くしたのか理由を聞きたい!」と詰問したところ「他の方からも同様のご
意見を多く頂いていて、現在上の方にお声を上げているところでして・・」だって。「上の方」の
人、よろしく頼むよ。復活頼むぜ。プレゼントはすぐ決まった。自分の海外旅行用のバッグも買おうと
バック売り場に行くと、数年前生産中止になっていた伊某メーカーのアイテムが復活しているのを発見!確保
しておかないといつまた品切れになるやもしれん。ということでプレゼント用も含めてショルダーバッグを
5つ購入。これで7,8年は買わずに済む。って全部使い切るまで果たして生きているのか・・。海
外用は4年前まで使っていたバッグで我慢することにして、プレゼント用と自分用購入分を送った。せ
っかく高島屋に来たのだからと文房具売り場へ。昔から文房具好きでねぇ、ついいろいろコマコマと買
ってしまうのだよ。便箋、一筆箋、和紙葉書、封筒、筆ペン、ピン、糊、シール、カード・・誰か私を止
めてくれ!ついでにアクセサリーなんか買ってしまい散財してホテルに帰った。数日前問い合わせた時には、
25日の夕食はホテル内のレストランはすべて満席と聞いた。ルームサービスに頼るしか無いかと覚悟していたのだ
が、念のため聞いてみると「天婦羅カウンターなら」とのこと。お願いします!3種あるコースの中で一番
量が少ない「やなぎコース」にアラカルトの玉葱と丸十を追加注文。衣が薄い天婦羅は食べ易くていいね。
焼酎もボトル1本注文したが、飲み切れず(当たり前だろ!)、これまで天婦羅を揚げてくれた料理
長にプレゼントしようと思ったら「下戸でして」なんだそう。それじゃ、お好きな人でどうぞ飲んで。
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12月 26日(火)晴れ
朝 大手門・パレスホテル東京「クラブラウンジ」トマトジュース、サラダ、オムレツ、デニッシュ、稲庭きつねうどん(小)、
低脂肪ヨーグルト、フルーツ、メロンゼリー、コーヒー
最後の朝食は稲庭きつねうどんまで食べちゃって・・💦
昼 明石町ダイニングルーム A定食(牛丼、牛蒡の土佐煮、江戸菜のゆかり和え、味噌汁、アイスコーヒー)1210円
紅しょうがたっぷし!
K岩が昨夜タンザニア旅行から帰国。旅行中の写真を送って貰った。いつだったか私も乗ったよ!気球
夜 荒木町「松庵」(3人で)お任せ(海老芋の炊いたん、生桜海老揚げ、ミニ八寸:鰊の山椒煮・丸
十ハチミツ煮・鴨・蒸し鮑・カラスミの西京漬け・菜の花、ふぐ刺し、雲丹のせ飯蒸し、浜坂のせいこ
蟹、天然ふぐ白子焼き、大間の鮪漬け、山形和牛タンの西京焼き 牛蒡胡麻酢添え、特製カレー蕎麦、
黒糖アイスと大きなあまおう苺)、生ビール小、麦焼酎 3人で9万9600円
コロナ禍の数年間、どこのホテルでもクラブラウンジでは本来のサービスは行われなかった。本来ならある朝食サー
ビスや夕方のカクテルサービスとか無くなり、せいぜいセルフの喫茶サービスくらいだった。それっぽっちでナシて
高い料金のクラブフロアーに泊まるんよ!と思い、この数年は避けて来た。ここに来て多くのホテルでようや
く本来のクラブラウンジらしくなって来た。昨日は和朝食を注文したが、今日はオムレツと稲庭きつねうどん
を注文。うどんは小さい丼だから勘弁して下さい。楽しく美味しいクリスマスパレスホテル滞在だったなぁ。昼
前には帰宅し、ランチはダイニングルームで牛丼!アハハですね。昨夜遅くタンザニアから帰国したK岩と娘のマリ弁護
士先生と「松庵」で食事をすることにしている。長く続いたK岩のツァーガイドシーズンのお疲れ様会と誕
生日(20日)お祝いのご馳走というワケだ。「松庵」ご主人はパクパク日記をご覧になっていて「今季
もう蟹は食傷気味だ」なんていうバチアタリな一文に「夢子さんには何を出したらいいかわからなくなっ
た」なんて仰って。蟹はK岩母娘に食べて貰うからいつも通りのご馳走お願いしますよ。マリちゃんは
仕事が長引いて遅刻と連絡あり、K岩と2人で乾杯!「お疲れ様&おめでとうございます&お帰りな
さい!」やがてやって来たマリちゃん。何と間近のカウンターにかつての直属上司が座っていたとビックリして
いた。海老芋の炊いたん、生桜海老揚げ、いろいろ八寸、雲丹のせ飯蒸し・・みんな旨いぞ!大きな
天然ふぐ白子焼きはとても弾力がある。大間の鮪漬けや山形和牛タンの西京焼きも珍しい。〆は特製の
カレー蕎麦!これ世界一旨いカレー蕎麦だと私は思っている。K岩からたくさんお土産やプレゼントを頂いた。
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12月 27日(水)晴れ
朝 明石町ダイニングルーム A定食(鯖のみりん漬け、切干し大根の炒り煮、モヤシと人参のお浸し、ご飯、
味噌汁、飲むヨーグルト、オレンジ)770円、納豆220円、黒きくらげの生姜和え、コーヒー165円
黒きくらげ今日でオシマイ
昼 明石町ダイニングルーム B定食(葱と細切りチャーシューのつゆそば、肉まん、春雨サラダ、黒胡麻アイス小)
1210円
ダイニングルームの中華麺はどれも美味しい
夜 銀座「玉亭」(3人で)月コース1万3200円(蕪の含め煮蟹餡かけ、鰤のたたき、里芋田楽、金目
鯛のしゃぶしゃぶ、下仁田葱のフライ酒盗ソース、あん肝最中、(漬物盛り合わせと干し子)、水沢う
どん、(うどんお替り!)、デザート:フルーツと栗と餡、ビール、麦焼酎「越天楽」ボトル
3人で7万9200円
水沢うどんお替り!旨い!
ナオちゃんは昔ハウス関連の情報誌の編集長だった。美人編集長として業界では有名だった。私はその
頃ちょっとだけ彼女の上司だった。その頃、カタカナ会社では福利厚生施設として社内(銀座7丁目
のビルの地下)にカフェ風飲食店を作ることになり、その店のマダムにナオちゃんが抜擢されて異動になっ
た。編集長からマダムに人事異動って凄い会社でしょ。そして退社してから銀座6丁目に和食の自
分の店を作った。「玉亭」は美味しいし、使い勝手も良いので人気があり、開店してから既に20
年以上が経過した。サトコは宣伝部を担当した時のメンバーだ。同じくK岩はサトコの宣伝部の1年後輩。
退社後、香港に駐在していたサトコ一家が帰国した直後にK岩一家が香港の同じマンションに住み始めた
なんて偶然もあった。11月27日に亡くなったケンちゃんは宣伝部担当の私の後任でもあった。3
人でケンちゃんを偲ぼうというのが今夜の集いだ。みんなが働いた会社を私が退任してから20年
経ったのに、今でも何だかんだと仲良しなのは会社の仲間だ。退社後も関係が切れないというの
は素晴らしいことだと今更ながらに思う。ちょっと離れた席には、やはりカタカナ会社時代部下だっ
たT橋君がお客様と食事していた。今夜の「玉亭」の料理はどれも美味しかったが、特に下仁田
葱のフライ酒盗ソースとあん肝最中は最高やね。それに水沢うどんが実に美味!平べったい麺の切り方
が不揃いチックだから特製出汁によくからんで。つい「お替り!」しちゃった。また会いましょうね。
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12月 28日(木)晴れ
朝 明石町ダイニングルーム A定食(焼きはんぺん、焼きたらこ、南瓜の煮物、ハム入りサラダ、ご飯、味
噌汁、飲むヨーグルト、オレンジ)770円、納豆220円、梅干し、コーヒー165円
「Good Afternoon!」から始まった入団会見時山本由伸選手のスピーチ
昼 明石町ダイニングルーム A定食(きしめん、牛肉の八幡巻き煮、カリフラワーの甘酢漬け、アイスコーヒー)
1210円
夜 明石町ダイニングルーム A定食(鶏肉の岩塩焼き、海の幸の梅肉あんかけ、野菜の煮物、ぬか漬け、
ご飯、味噌汁、高知のメロン)1870円、麦焼酎ボトル3300円
いつもダラダラと生活している私だが、今日は朝からシャキッと働かねばならない。明日金曜日夕方には
羽田空港に移動するので、その前に年内最後のパクパク日記を更新したいから作成も急がねば。今日
10時半からはクリニックのT尾先生の診察だから血圧の3ヵ月分のデータをコピーして9月のドックの結果と
常備薬の在庫を調べて・・午後2時からは今年最後の美容院も予約している。時間があれば、アソコと
アソコにも行きたいが時間無いかなぁ。帰宅して午後4時過ぎから旅支度に取りかかる。久々の海外
ということで、先日四谷三丁目の本宅に海外用の大きなスーツケースを取りに行った。今日までそれを使
うつもりだったのだが、よく考えてみれば前泊を含めても5泊6日。少し長めの国内旅行と変わら
ない。それならガンツウなど船旅に使う少し大きなキャリーケースでいいんでないかい?と自分に問いかけて
「OK」と快諾を頂いた。はぁ〜?そんなことでサクサクと荷作りを進め、「あっ!そうそう一応海外だ
からパスポートを忘れちゃイカンね。思い立った今出しておこう」と隠し場所、もとい保管場所を開ける
と・・無い!無いじゃないの、パスポートが!アレ無いと海外は行けんのよ!わかっとるわい!でもナン
で保管場所に無いのだ・・まさか盗まれた?焦り始める私・・ここに無いのなら・・(バタバタ・・ゴ
ソゴソ・・バタバタ・・ゴソゴソ・・家中のアチコチに行って探し回る音・・💦・・ということはもうすぐ荷
作りが終わるのに台湾にはイケナイということじゃないか・・4年ぶりの海外旅行というのに、パスポート
紛失して行けない・・そ、そんなぁ。もう1時間が経過した。旅行会社に電話するならそろそろし
ないと。落ち着け!犯人は必ず犯行現場に帰って来るというではないか。家中探すのではなく元々
の保管場所をもう一度探してみよう・・あ、あった!安堵でもう泣きそうだよ。台湾に行ける!!
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12月 29日(金)晴れ
朝 明石町ダイニングルーム A定食(かますの一夜干し焼き、焼き豆腐と野菜の煮物、小松菜のお浸し、
ご飯、味噌汁、飲むヨーグルト、パイナップル)770円、納豆220円、梅干し、コーヒー165円
昼 明石町ダイニングルーム A定食(豚肉の生姜焼き、生麩と大根の田楽、キャベツの辛子和え、ご飯、お
吸い物)1210円、栗入りぜんざい495円
生姜焼きが旨くてご飯が足りん!
年の最後に栗入りぜんざい!
エクセル東急羽田で1室だけ残っていた客室は部屋から身近に航空機が見えるが、フロントから一番遠く6万5000円もするのだ!
夜 羽田空港第2ターミナル「うどん木屋」うどんとかつ重の満腹セット2189円
ホテルのレストランで食事するつもりだったのだが、超混雑で「木屋」のうどん夕食になった・・かつ重ご飯半分残す
明日の集合時間は6時50分と超早い。タクシーを6時に予約すれば間に合うとは思うが、何かあって
も大丈夫なように前泊することにした。出発は羽田空港だが、海外だから第3ターミナルのハズが今回は
数ヶ月前にオープンした第ターミナル2の国際ターミナル。よってターミナル直結ホテルもザロイヤルパークホテルではなく、エク
セル東急羽田ホテルなのだよ。慌てて予約したら29日の空室はたった1室。プレミアダブルビューバス41uで
料金は6万5000円だって!仕方ないなぁ、もう。昨日パスポート紛失未遂事件もあったが、荷作りは
済んでいるから、今日は3日早くパクパク日記を更新すべく作成に注力した。ようやくアップ!これで
良しと。手荷物の準備を済ませた頃、甥のヒカルが迎えに来てくれた。羽田空港第2ターミナルで降ろして
貰い助かった。ありがとね〜良いお年を!チェックインしてスーツケースを引っ張り客室に向かったのだが、遠
い、遠い。6万5000円もする客室は一番遠い部屋だったのだよ。今夜夕食を摂るためにもう1往復、
明日朝食を摂るのに1往復、チェックアウトするのに・・とにかく「歩け!」ってことだな。確かに客室の
窓やバスルームの窓からは航空機はよく見えるが、暗くなったのでカーテンを締めたのでもう何も見えない。
ただ遠く高い部屋になった。レストランに行くと、10人位が並んでいる。15分程待ったが、スタッフは案内
するでもなく、お待ち下さいと言いに来るでもなく。イライラする。20分経った。待っている人を代表
してスタッフを捉まえる。「こんなに何人も待っているのにどの位待つが良いかとか何か案内は無いの
か」と質問する。すると、部屋で待っている客が3グループ程いるので、席への案内はずっと遅くな
りますって。それなら早く言ってよ!プンプン。ここは諦めて、売店でお弁当でも買うか食堂でカンタン
に食べようと空港内フロアーに出る。売店や食堂は閉店したところも多く、やっと座れたのは「うどん
木屋」で午後8時半だった。かなり怒っていたので、メニューの中から一番ボリュームのあるうどんとかつ
重の満腹セットなんか注文してしまう。運ばれて来たセットを見て💦💦。かつ重のご飯を半分残すこと
で勘弁しちょくれ。「木屋」から客室まで千歩近くを歩いて帰ったら疲れてすぐ眠れたよ。無酒日
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12月 30日(土)東京は晴れ、台北は曇り
1ニュー台湾j=4,62円
朝 エクセル東急羽田「フライヤーズテーブル」朝食ヴュッフェ2980円
羽田第2の国際ターミナルのビジネスラウンジは超広い! 久々のスタッカードスタイルの座席
富士山を上空から存分に眺め、撮影も出来た!
昼 ANA羽田=台北松山 ビジネスクラス機内食(和食)
台北の街が見えて来た 遥か向こうに508mの台北101ビルが見える
台北最強のパワースポットの龍山寺はご利益で有名なお寺
台北は5年半ぶりだ シャングリ・ラファーイータン台北にチェックイン
客室は22階。フルーツや赤ワインが入っていたが、私は食べず飲まず
夜 台湾・台北「青葉」(13人で)コース(鮑のスライスサラダ、クラゲのニンニク漬け、海老のカリカリ揚げ、空心
菜炒め、尖椒牛肉(牛肉とシシトウの醤油炒め、イカのニンニク炒め、カラスミチャーハン、蛤のスープ、タロイモコロッケ)、
18日ビール(1杯だけ)
午前4時起床。客室自慢のビューバスも外が真っ暗だから何も見えない。見る気も無いけど。5時過ぎ、
昨日ゴタゴタしたレストランに朝食ヴュッフェを摂りに行く。ホント遠いわ。早い便利用客が多いらしく、既にか
なりの人が食事中だった。とりたててどうということの無いヴュッフェだったので、カレーを食べること
にした。朝食後、精算にフロントに寄り、部屋の遠さや混雑時のレストランスタッフの対応について感想を伝えた。
羽田空港の1番左にあるホテルから一番右にある集合場所まで移動。途中休憩したこともあり15分程
かかった。未だ6時半というのに空港内は非常に多くの人達が押し寄せていた。昨日29日が出発
のピークとニュースでは言っていたが、今日も凄いよ。集合場所には添乗員のK村さんが。彼女とは4月
八丈島にご一緒した。今回もよろしくお願いします。いつの間にやら壁があった場所に国際ターミナル
が出現していてほぉ〜と眺める。エスカレータで2階へ。ここでANA台北松山空港行きのチェックイン。2Kの席
だった。イミグレではパスポートのスタンプが省略されていて、ちょっと寂しい。この新しい国際ターミナルから
出発する便は未だ1日14便とあってガラガラだった。新たに出来たビジネスラウンジに行ってみるとムチャ
広いではないか!スィートラウンジにあるうどん・そばコーナーやカレーなど軽食も揃っていて便利そう。バスで
航空機まで移動しタラップを上がって機内へ。台北までは約4時間のフライトで時差マイナス1時間。素晴ら
しいお姿の富士山を上空から拝み、撮影しまくった。映画「ビーバー」を見始めたのだが、途中で挫
折。今30作目となる昭和チックな「ゴジラ−1,0」の評判が良いようだが、7年前の「シン・ゴジラ」を
久々に観て楽しんだ。空港にはスルーガイドのリンさんが出迎えてくれた。バスで龍山寺に向かう。龍山
寺は台北最強のパワースポットと聞いたが、12年前の大晦日は関帝廟の行天宮に行ったっけ。台北は4
年半ぶり。2泊するシャングリ・ラファーイータン台北にチェックイン。シャングリ・ラはタイのチェンマイでも泊まったことがある
が、何と言っても香港のアイランドシャングリ・ラは毎年泊っていた。22階の客室からは台北101ビルが真正
面に見えるのがいいねぇ。明日のカウントダウン花火が楽しみだ。夕食は台湾料理の「青葉」で。4年半
前もここで夕食を食べたな。18日間しか持たないという「台湾18天生ビール」で乾杯!旅行中よろ
しくお願いします。料理は前回とほぼ同じだったが今夜もまた蛤のスープを3杯飲んでしまったよ。
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12月 31日(日)台北は晴れ
朝 台北・シャングリ・ラファーイータン台北「カフェアットファーイータン」 朝食ヴュッフェ
客室から台北101ビルがよく見える 故宮博物院は5回目かな?
大人気のキリギリスとイナゴがとまる白菜「翠玉白菜」と豚の角煮こと「肉形石」も残念ながら台南に出張中😿
碧球鰲魚花挿 翠玉龍紋鐲 清代王侯貴族が使用した紫壇家具
象牙透彫雲龍文套球も出張中😿 甜白蓮花紋梅瓶 加彩陶武士桶 灰陶加彩仕女桶
彫象牙山水人物小景 黄釉蓋罐 藍地三彩番蓮紋花盆
青花波濤花卉紋折沿洗 青花描金巻草蓮紋碗 三彩馬球仕女桶
彩繪陶猪 褐釉陶犬(私は乱喰歯の吼える犬と名付けた)
昼 台北「金品茶樓」小籠包、蟹味噌小籠包、海老蒸し餃子、野菜蒸し餃子、キムチ蒸し餃子、蟹焼
売、胡瓜漬け、酸辣湯、桜海老チャーハン、青菜炒め、蒸しケーキ
夜 シャングリ・ラファーイータン台北「香宮」個室にて 30人大晦日ディナー(3種前菜盛り合わせ:イベリコ豚チャー
シュー・キクラゲ和え物・アスパラ黒トリュフ風、ローストダッグと包餅、茸と貝柱、ベビーキャベツ入り骨付きチキン
スープ、蒸し焼き車海老とパリパリおこげ、蟹みそと蟹肉かけ豆腐に野菜を添えて、ごま油風味鶏
肉酒煮込み台湾そうめん、マンゴーとタピオカのスィートスープ、季節のフルーツ)
中国系高級ホテルに泊まる魅力の一つは朝食ヴュッフェだ。中国料理、西洋料理、日本料理が揃い、インド料
理が加わるホテルもある。つまり、朝から私はブンブンに張り切るということだ。5時には起きてシャワーを
浴びスタンバイ。6時半オープンの「カフェアットファーイータン」前に10分前に行ったがドアは閉まっている。ピッタリ6
時半に1番で入った。そんなことばかりにこだわる変な性格なのだ。香港島のシャングリ・ラのヴュッフェレスト
ラン「カフェTOO」では麺屋台で麺も具も数種類から選べるのだが、ここでは麺は1種だった。中国粥が
旨い。フルーツは意外に種類が少なく甘さが少ないのが残念だった。さて、今日午前中は故宮博物院の
見学。4回目か5回目だ。ここで一番人気のあるキリギリスとイナゴがとまる白菜「翠玉白菜」と豚の角煮
こと「肉形石」は残念ながら台南に出来た博物館に出張中とのこと。そういえば、4年半前もお留守
だったなぁ。それに一つの象牙を23層の球を入れ子状態に組み合わせて彫り出した超絶技巧の象牙
透彫雲龍文套球もお出かけで寂しいなぁ😿40年以上前に初めて故宮博物院に来た時、顕微鏡で眺め
て驚嘆したことを覚えている。親子3代が受け継ぎながらこの工芸品を完成させたと聞いて感慨の深
さも一入。人気展示物はお留守だったが、それでもこの博物院には無数のお宝がある。足が弱くなる
と休憩ばかりしていてそうたくさんは観られなかったが、それでも十分楽しんだ。ランチは点心専門店
の「金品茶樓」で。店の前には大勢の人が行列を作っていたが、予約しているのですぐ入店出来てラッ
キー。11年前は「鼎泰豊」本店を団体予約していても45分も待たされたからなぁ。席に座るとすぐ
熱々の蒸籠が次々と登場し、冷めないうちにと急いで食べ始める。蒸し餃子や焼売は平凡な味だった
が、看板の小籠包は美味。酸辣湯は昨夜に続き、3杯も飲んでしまってね。どんだけスープ好きなのよ!
昼食後はフリータイム。台湾名産のカラスミを買いたい人はリンさんと市場に向かい、街をブラブラする人もいてバ
スでホテルに帰るのは、H澤さんと私、K村さんだけだった。ホテルの隣にあるデパートと地下にあるスーパーに
行ってはみたが、買いたいモノが何も無かったので部屋に帰って本を読んでいた。今年最後の夕食はホテ
ル内の「香宮」の広い個室で。同じ旅行社で明日帰るグループ18人と我々12人の合同食事会だ。ホテルも
人手不足らしく不慣れなスタッフが乾杯用のシャンパンのグラスを2回も倒して。せっかくお洒落されていた洋
服がシャンパンで濡れて着替えに行かれるなんてアクシデントもあったが、お頭つきの立派なローストダッグが登場
して雰囲気は盛り上がった。私は大晦日なのに無酒日。いつもなら午後11時にはほぼ眠っているのだ
が、今夜はそうは行かない。客室から台北101ビルのカウントダウン仕掛け花火を観るのだ。うつらうつら
しながら何とか0時まで持った。超高層ビルで花火が炸裂している!300秒で1万6000発の花火。今
回は日本の花火業者も参加した由。2023年さようなら〜!2024年ようこそ!良い年になりますよう。
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【昨年の振り返りA】
台湾のことは来週まとめて書くことにして、先週の@に続き2023年の振り返りAです。
先ずは2023年のエンターティンメントだが、自分でもビックリの91回だった。歌舞伎28回、コンサート14回、芝居
11回、美術館・博物館14回、植物園・ガーデン6回、寄席・落語・踊りなど8回、祭3回、動物園・
水族館2回、スポーツ観戦3回、将棋観戦1回、映画1回。先週旅行についてお伝えしたように、47
回も旅をして157泊した。つまり214日も旅していたのに、エンターティンメントが91回なんてね。どんだ
け家にいるのがイヤんだよ!と言われそうで。(でも、たまに家にいるのは大好きですよ)思い出せ
る範囲で、心に残るエンターティンメントについて書いてみたい。
歌舞伎。大御所の菊五郎、吉右衛門、仁左衛門。吉右衛門が亡くなり、菊五郎も腰痛で出演が限
られる中、仁左衛門丈の奮闘が貴重だった。これまでもいくつもの役を一世一代とされて来たが2
月には「霊験亀山鉾 亀山の仇討ち」の通し狂言が。どう見ても善人顔の松嶋屋が実は悪役がお好
きで、これも悪役だった。それでも4月には「与話情浮名横櫛」で玉三郎丈のお富を相手に与三郎
を、6月には「義経千本桜」の「すし屋」でいがみの権太を、11月には「松浦の太鼓」で松浦公を
演じられた。体調を崩されての休演もあってファンは心配でならないが、お大事にされて長く舞台を
愉しませて頂きたい。コロナもほぼ収まって再起を期していた歌舞伎界を5月激震が襲った。5月18
日に猿之助が一家心中を図り、父の段四郎丈と母親は亡くなり、本人は病院に搬送されたのだ。折
しも明治座で1ヶ月に渡る「市川猿之助奮闘公演」の真っただ中の事件である。歌舞伎関係者だけ
でなく社会でも大騒ぎになったが、明治座でポッカリ空いた大きな穴はどうなったか。猿之助の甥で
ある19歳の市川團子が代役として2幕3時間の「歌舞伎スペクタクル 不死鳥よ 波濤を超えて〜平家
物語異聞」の主役を中1日の練習で堂々と演じてのけた。夜の部で「御贔屓繋馬」でも大活躍の
隼人と團子はこの大事件をカバー役として殊勲賞、敢闘賞モノだった。7月新橋演舞場で上演された
「刀剣乱舞」は尾上松也を中心に若手が活躍したが、25弦を弾く中井智弥と邦楽アンサンブルの演奏が
それは見事だった!12月昼の部「マハーバーラタ戦記」では幹部役者でもない中村芝のぶのが達者な演
技ぶりを見せ、9歳の尾上丑之助の急成長と共に嬉しい驚きだった。同じく12月の「天守物語」
では長く玉三郎しか演じられないとされていた冨姫を七之助が見事に演じて、役者として一段と
成長した姿を見せてくれた。
芝居。見応えのあった芝居を挙げてみる。抽選に外れ続けて福岡まで観に行った3月「笑の大学」
(内野聖陽と瀬戸康史)、東急百貨店取り壊し工事のため数年間休館となるシアターコクーンの一旦サヨナラ
公演4月「シブヤデマタアイマショウ」(大人計画)、こんな素敵な兄弟がいたらいいなぁと4月「帰って
来たマイ・ブラザー」(水谷豊・段田安則・高橋克己・堤真一)、映画も観ず内容も調べずに行った6
月「パラサイト」(古田新太・宮沢氷魚・伊藤沙莉・江口紀子・キムラ緑子など)、芸達者な男5人の12
月「海をゆく者」だった。つまらないオマケだが、5月大阪までわざわざ観に行った「もうがまん
できない」に出演していた永山絢斗に続いて、11月渋谷PARCO劇場で観た「月とシネマ」に出演し
ていた村杉蝉之助が大麻所持で逮捕された時は、心底ガッカリして「芝居のみんなに迷惑かけるん
じゃないよ!」と腹が立って仕方が無かった。その芝居がどちらもとても良いものだっただけに
残念でならない。
スポーツ観戦。以前ならアメフットの試合を観る(というか関係者だったからフィールドでね)ことが中心
だったが、階段の多いスタジアムはツラクなってこの数年試合には行っていない。その代わりシーズン中
はMLB(というよりエンゼルス戦と言った方が正しい)をほぼ毎試合観ていた。ライブで観たのは当
然ながら3月の東京ドームでのWBCである。アメリカに応援に行く代わりにとプレミアムラウンジの席を2
試合奮発して購入した。3月9日の開幕戦となる中国戦は大谷翔平選手が先発投手。試合前の
練習では、テレビで見たことのある重さの違うカラーボールを外野の壁に投げつける姿やオープニングセレモ
ニーが粛々と進められる中、我関せずと黙々と投球練習を続ける翔平君の姿を見ることが出来て
タイマイ払った甲斐があったとほくそ笑んだ。翌日の韓国戦で序盤3点リードされて緊張したが、終
わってみれば大差での勝利。無敗でアメリカに渡った日本代表の準決勝、決勝での試合ぶりはその
後数ヶ月に渡って繰り返し観ることになった。たった1本観た映画も「憧れを超えた侍たちWBC」
でして💦そうそう2年続けて大相撲初場所の初日に国技館に行ったことも思い出深いなぁ。子
供の頃から相撲好きで以前は東京3場所全部行っていた。
美術館・博物館。14回はなかなかの回数だ。印象に残っているのは先ず2月末行った「安野光
雅の館」だ。津和野ご出身の安野光雅さんの絵も字も大好きだからずっと行きたかったのだが、
何せ京丹後市にある「和久傳の森」の中という交通超不便の場所にあって・・。間人(たいざ)
に蟹を食べに行くツァーでようやく行くことが出来た。軽井沢に昨年オープンした藤田嗣治の作品だ
けを展示する「軽井沢安東美術館」も個人コレクションながら作品点数も多く見応え十分。富山市の
「富山ガラス美術館」は現代ガラス工芸の街富山らしい充実した内容だった。12月に行った福井県
勝山市にある「恐竜博物館」も刺激の多い場所だった。大晦日には私としては今や馴染みとな
った台北の故宮博物院に久々に行った。中国王族の秘宝見学はいつもながら眼福ものだった。
ジャンル拘らずに思い出してみると、やっとやっと当選して行くことが出来た玉置浩二コンサートが感
動的だった。大きなコンサートホールで何度もマイクを使わず歌っても、最上段の最後列で、しかも最近耳
が遠くなりつつある私にもクリアに聞こえるのだ。凄い!男性の歌い手で一番歌が巧いのは彼だな。
10月7日は昨年に続き、将棋の竜王戦第1局を楽しむことが出来た。彼が中学生の時からファン
の藤井聡太七冠(当時)が悠々と伊藤匠七段に勝利した。大盤解説を担当された渡辺明九段の
愛すべき人柄にも触れたし、女性の将棋ファンの多さに驚かされた。12月3日愛知県豊橋で行わ
れた手筒花火大会は大迫力だった。最前列で撮影することが出来て1時間以上興奮し通しだっ
た。12月16日のリクルートスカラシップコンサート。亀井聖矢、吉見友貴、辻彩奈、HIMARIなど若き才能達が
揃うコンサートは贅沢極まりない。綺羅星のごと眩い才能に会える12月中旬の楽しみになった。
読書は2023年も極めて低調だった。以前は年間100冊を続けていたのに、今では月に2冊読む
のがやっとのテイタラクで。6,7冊面白い本があったが、敢えて2冊だけ挙げる。長い間東海林さだ
おファンで、東海林さんの本はたぶん全部読んでいると思う。「人間は哀れである」(筑摩書房・文
庫)は平松洋子氏編の東海林さだおアンソロジーである。私にとって文章の師匠は昔から東海林さん
なのだが、そんな彼の作品の魅力を十二分に知っている平松さんが選んでいるのだから面白さは
間違いないのだ。もう1冊は「空洞のなかみ」(毎日新聞)で著者は松重豊さん。いわゆる文章
の巧い役者のエッセイかと思って読みだしたら全然違う。しっかりした作品なのだ。役者にしておく
のはもったいないなんてファンだから口が裂けても言わないが、もっと作家松重豊先生の作品を読
んでみたいと思っている。
本ニェんもよろしくおニェがいします
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