パクパク日記24年2月3週

           4年ぶりのパリ!2つのパラスホテルに泊まり、3ッ星レストランのご馳走!

 

    「レストランKEI」  「エピキュール」

 

2月 12日(月・振替休日)晴れ

  女子バスケ強敵カナダに勝利し3大会連続パリ五輪出場決定!

  山の上ホテル明日全館休業へ さよなら〜山の上ホテル😿😿😿

朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(焼きはんぺん、焼きたらこ、鶏肉と野菜の煮物、江戸菜の生姜

和え、ご飯、味噌汁、飲むヨーグルト、キウイ)770円、納豆220円、梅干し、コーヒー165

 

  

 魚卵はちょっと苦手

      3台目となるポルシェのタルガでご出勤。今日は翔平君が運転!

 

  ダッグアウトで弟分(かどうか知らんが)の山本由伸の投球練習を見守る。ロバーツ監督と   写真:日刊スポーツ

 

 

昼 東銀座・歌舞伎座地下「タリーズカフェ」サンドイッチ、アイスコーヒー 計930

 

  

      十八世勘三郎丈は2012125日に亡くなった。57歳という若さで!

 

午後のお茶 明石町「エクセルシオールカフェ」ココア500

 

   生クリームは要らん!

 

 明石町「ダイニングルーム」B定食(ポテトのクリームスープ、カンパチのソティアンチョビソース。豚ヒレ肉の卵付け焼きピ

クルス入りデミグラスソース、サラダ、ライス、サンふじ林檎、カモミールティ)1870円、麦焼酎

 

  

 

タクシーの運転手さんに「そこで停めて下さい」と言った東銀座角にある「プロント」の様子が変だ!え

ぇっ!ドアにはブルーシートみたいなものが貼られている。いつの間にか営業を止めているじゃないか!

何ということだ・・「歌舞伎蕎麦」が建て替え時に裏手に移転し、そして後に閉店、隣にあった立

ち食いの「富士そば」が閉店、そして「プロント」の閉店。歌舞伎座に来た時、ランチやお茶にサクッと使

える店が次々と無くなって行く。呆然としてしまってプチパニック状態になりそうだったが、頭を急速

冷凍して歌舞伎座の地下にエスカレターで降りる。そこに「タリーズカフェ」があるな、と思い出したのだ。ミ

ックスサンドイッチとアイスコーヒーで軽いランチ。午後120分にようやく歌舞伎座に入った。「新版歌祭文」と

「釣女」は失礼して「籠釣瓶花街酔醒かごつるべさとのえいざめ」を観る。佐野次郎左衛門に初役

の勘九郎、八ッ橋に七之介、繁山栄之丞に仁左衛門、立花屋長兵衛に歌六、その女房おきつは時蔵、

釣鐘権八は松緑、九重は児太郎など。この2月歌舞伎座は十八世中村勘三郎十三回忌追善の猿若祭。

勘三郎丈も確かに次郎左衛門を演じたが、私にとって次郎左衛門は吉右衛門である。絶世の美女の

花魁八ッ橋に惚れこんだがために人生を踏み間違えてしまう地方商人の次郎左衛門。その無類の好

人物が復讐のために哀しいばかりに残忍さを帯びて行く様が観ていて切なかった。初役の勘九郎と

七之介も及第点か。美しく堂々とした花魁八ッ橋だった。仁左衛門演じる繁山栄之丞はすぐ騙され

る情けない役で、松嶋屋には何だかもったいない気がする。松緑演が演じる鐘権八がホント根性悪いん

だわ・笑。2012125日勘三郎さんが亡くなって11年も経ってしまった。大きな穴が開いた。

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2月 13日(火)晴れ

朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(鰈のみりん漬け、大根の煮物、キャベツの磯辺和え、ご飯、味噌汁、

飲むヨーグルト、パイナップル)770円、納豆220円、コーヒー165

 

  

 

昼 明石町「ダイニングルーム」A定食(豚の甘辛丼、南瓜の海老そぼろあん、隠元のくるみ和え、お吸

い物、アイスコーヒー)1210

 

  

 紅生姜祭だぁ!

 

夜 羽田空港第3ターミナル・ザ・ロイヤルパークホテル東京羽田「テイルウィンド」シーザーサラダ1230円、天婦羅盛り合

わせ御膳2500円、白ワイン(シャルドネ・チリ)800円、赤ワイン(カルビネソーヴィニヨン・チリ)800

 

  

 

今日の夕方羽田の空港ホテルに行くまでいろいろ忙しい。先ずは3連休の間手ぐすね引いていた旅行

の申し込みや資料請求、航空券の予約やら取り消しやらね。6月、7月、8月、9月、この辺りま

ではだいたいのスケジュールを入れた。自分でも呆れる程気が早い。こうして予定が決まると気持ちが

落ち着くのだから仕方がない。それはそうとキャンプ4日目の大谷翔平選手、今日初めてフリーバッティング

を行った。右肘の手術だけでなく、脇腹を傷めた昨年の9月以来のスィング。これが5ヵ月以上(161

日ぶり)もブランクがあった人とは思えない力強い振りで特大の柵越え連発だったそうだ。21本中10

本!打つね、今年も。打者専任(守備をする可能性も無いではないが)だから昨年より打つかもな

ぁ。楽しみ!それはそうと、昨今の私の頭はかなりマズイ状態だ。朝食に行く前、靴を履きながら大

きな鏡に映った自分を見て、あらへんだな、と思った。どうもカットソーを後ろ前に着てしまったらしく

前側の襟ぐりがとても浅い。ネックレスやイヤリングを外して着直したら髪がグチャグチャになった。そう言えば、

昨日の朝も同じことがあったではないか。昼ウェットティッシュを買いにファーマシーに行き、帰りに郵便受けから

手紙を取り出した。22階まで戻って来たら部屋の鍵が無い!鍵を郵便受けに差し込んだまま帰って

来たらしい・・・こんな調子でパリになんか行けるんかい!大きなスーツケースを転がしながら6時半羽田

のホテルチェックイン。間もなく大阪からキョウコがやって来た。やぁやぁ今日からよろしくね。彼女は今夜仕事

をするからお弁当を作って来たというので、ひとり夕食へ。空港内のおでん屋「おぐ羅」に行くつも

りだったが、面倒になってホテル入口にある「テイルウィンド」で済ませることに。コロナの間にメニューがかなり変

わってしまっていてハンバーグが消えていた。シーザーサラダとチリのワインが妙に美味しかった。9時半には就寝。

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2月 14日(水)東京もパリも曇り

    1€=約165

第1食 羽田空港国際ターミナル「JALさくらラウンジ」2人で)カレーと味噌汁

 

  

      JALさくらラウンジ」で朝食。おにぎりもサンドイッチも無い😿 カレーと味噌汁

 

 慣れないJALビジネスクラス席はちょっとなぁ・・

 

2食 JAL羽田=パリ ビジネスクラス機内食(洋食)

 

  

   3分の1くらい食べた

 

3食 AL羽田=パリ ビジネスクラス機内食(ミニサラダ、トマト味担々麺とフルーツ)

 

  

      映画1本観ただけでずっと本を読んでいる。トマト味担々麺とミニサラダを食べた

 

4食 AL羽田=パリ ビジネスクラス機内食(卵とチキンサンド、スープストックのスープ)

 

   14時間半のフライトで3回目の食事

  

   やっとパリ到着。ピッタリ4年ぶりだ  凱旋門前には大勢の観光客が   シャンゼリセ通り

 

   シャンゼリゼ通り両脇の並木の葉が落ちて建物が良く見えると添乗員のH名さん

 

    プティ・パレ美術館         セーヌ川を渡る           アレクサンドル3世橋上の彫刻

 

         パリの左岸で初めてパラスホテルと認定されたホテル・ルテシアに2泊する

 

         でも寝室は超狭!これでパラスなのですかぁ?

 

バスルームは広いがシャワールームは超使いづらい!シャワーヘッドがアホだし、滑りやすいのに掴まるバーが無いし、転ばないよう要注意!

 

4時半起きるつもりだったが、3時過ぎから眠れなくなった。あまり早いと音が漏れて近隣迷惑に

なるかと4時半になってからシャワーを浴びる。6時過ぎにはチェックアウトしてホテルを出る。集合場所まで

3分!添乗員のベテランH名さんとは久しぶりだ。こんなに早い時間なのに、空港内は大混雑!どう

も春節でドッと日本に来ていた中国の観光客達がドッと帰るらしく、保安検査場に入るには長蛇の

列列列・・。でも車椅子お願いしているからプライオリティレーンを進めたので未だマシだった。こちらの

JALさくらラウンジ」は初めて。えぇ!料理はこれだけ?おにぎりとかお稲荷さんとかサンドイッチと

か麺コーナーとか無いんだぁ。ツマラン!う〜む。じゃ、カレーと味噌汁だな。長距離の国際線は可能な限り

ANAに乗っているからJALはムチャ久しぶりだ。8Dの席だったが、慣れないせいか何だか落ち着か

ない。先々週の便に続きやっぱり観たい映画はなくクドカンの「ゆとりですがなにか インターナショナル」

1本観ただけ。後はずっと分厚い文庫本を読む。朝食べたカレーがこなれないうちに食事時間になっ

てしまい洋食を頼んだが食べたのは3分1だけ。ついこの前ウィーンに行くまでの往路機内で飲み過

ぎて食べ過ぎてお腹を壊した苦い体験があるので今日は慎重だ。しかし、ずっと起きているから

腹は空くわけで。その後2回軽食を摂ってしまったよ。午前8時半過ぎ羽田を出て14時間半。結

局一睡もしないまま午後3時前にパリ到着。香水の匂いプンプンの大柄な女性が車椅子を押してくれ

た。バスでホテルへ。どんより曇った中だが、凱旋門のロータリーを半周してシャンゼリゼ通り。懐かしいなぁ、

パリの街。セーヌ川にかかる美しいアレクサンドル3世橋を渡って左岸へ。今日から2泊するのは左岸で初

のパラスホテルとなったホテル・ルテシアである。414号室は景色がツマラナイ内側の部屋。しかも寝室などはビジネ

スホテル並みの狭さ!いくら団体向けだからとはいえ「これでパラスかい!」と言いたいような部屋だ

った。お腹も空いていないし、14時間半乗っていた機内で全く寝ていないし、ということでどこ

にも行かず日本時間午前4時半の午後8時半に寝てしまった。一晩徹夜したことになる。無酒日

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2月 15日(木)パリは曇りのち晴れ

 

   ドジャースのユニホーム姿の大谷翔平選手。まさに赤から青へだな。練習後やり投げをする由伸投手     写真:日刊スポーツ

 

朝 フランス・パリ・ホテル・ルテシア「ブラッスリールテシア」朝食ハーフヴュッフェ+アラカルト

 

  

          オープン時間7時に行ってみると真っ暗! 77分ようやく灯りが点いた

 

         注文したオムレツはムチャ硬くて。小学生が家庭科調理時間に作ったのか!

 

  

         数年前キョウコと来た「奇跡のメダイユ教会」はすぐ近く         もちろんボンマルシェも近所

 

昼 パリ「LA MAISON DU JARDINアボカドのクリーム海老のマリネ カレー風味、鯛のグリル ターメリックソー

ス、イル・フロッタンテ

 

 料理もデザートも巨大!

 

夜 パリ・ホテルルテシア「ブラッスリールテシア」4択からアボカドのレモンドレッシングパフドライス添え、4択からビーフフィレペ

ッパーソース ポテト添え、8択からイル・フロッタンテ

 

  

 キョウコはロブスターのメインとベリーのデザート

 

3時半起床。まぁ昨夜8時半にはベッドに入ったのだから7時間は寝ていたことになるが、いつも

と同じ2時間おきにトイレに起きていたから「良く眠った」とは全然思えないけどね。浴室の床は

大理石(本物かどうかはわからない)で滑り易い。バスタブは使わず、シャワーだけ(カラダにはよくな

いらしい。バスタブにお湯を張ってカラダを温めた方が良いらしいのはわかっているんだけどさ)人

間。ところがシャワー室がととんでもなく使いづらくて💦シャワーヘッドは向けた方向の逆を必ず向く。殴

ってやろうかと思った。ったく!床ツルツルなのに掴まるバーひとつ無い。ドアを開ければ、下に敷い

てあったバスマットが押されてどこかに行ってしまう!ストレス溜まるパラスホテルなのだよ。朝食は一般客に

も開放しているブラッスリーで7時から。2分前に行くと、未だ真っ暗。「あと10分お待ち下さい」っ

て。ナンでだよ!あと2分だろ!7分やっと開いた。注文したオムレツは小学生が生まれて初めて焼いた

ような焼き過ぎオムレツで・・。今日は9時からブラブラ散策しながら近所のオリエンテーション。どんよりした

曇天だ。パリ最古の百貨店ボンマルシェの食品館。ここ4年前キョウコとチーズを買いに来たなぁ。今からお

土産(って私は殆ど何も買わないが)購入って2日目だからね。隣には奇跡のメダイユ教会。ここも

懐かしい。教会内は静粛がお約束だ。マリア様のメダルは隣のショップで販売している。この後、皆さんは

ボーパッサージュに行かれたが、私は一旦ホテルへ。12時再集合した時、以前どこかのツァーでご一緒したら

しいK谷さんから「明日昼ケイに一緒に行きませんか、今なら取れるらしい」と誘われた。ケイってあ

のケイ?エェッ、行く!と明日のランチの予約をガイドのFさんにお願いした。徒歩でランチ場所へ。ュクサンブール

公園近くの「LA MAISON DU JARDIN」というビストロでランチ。前菜は適量だが、メインの魚料理とデザートの

量が多いこと!味は良いのにたくさん残してしまった。今回のツァーは全体で16人、ご夫婦が2組、

母娘が1組、あとは友人同士が8人、ひとり参加がお2人。岩手県からいらした女子4人組は高校

と大学の同級生で全員がドクターとのことだ。午後はフリータイム。添乗員H名プランはダビンチコードの舞台サン・

シュルピス教会や老舗チョコレート店などサンジェルマン・デ・プレ地区地区の散策。私はひとりホテルにブラブラ帰る。急

に晴れて来て気温がグングン上がっている。学生街として知られるサンジェルマン・デ・プレ地区だから学校が

多く、歩いている若者も自由な服装が目立つ。途中でノースリーブ姿の小さな女の子とすれ違ってビックリ。

ホテルで昨日飛行機の中で450頁程読んだ本の続き。読んでいるハズだったが、いつの間にか椅子に座

ったまま居眠り。夜はこのホテルのメインレストランでの夕食。少しお洒落して行ったら、「メインレストランはクローズし

たままなので朝と同じブラッスリーで食事します」って。なーんだ。普段着で良かったじゃん。前菜もメイ

ンも4択。前菜はアボカド、魚介類で有名な店でブルーロブスターを勧められたが、私はビーフをチョイス。デザート

に至っては8択だよ。3コースなのにやたら時間がかかり部屋に帰ったのは4時間後の10時半だった。

                         _______________

 

2月 16日(金)パリは曇ったり降ったり

 

  

 写真:日刊スポーツ

                ロバーツ監督もスマホで撮影       由伸投手とお喋り

 

朝 パリ・ホテルルテシア「ブラッスリールテシア」朝食ハーフヴュッフェ+アラカルト

 

  

 オムレツは避けて茹で卵

   近くのラスパイユのマルシェを覗きに行く。パリにはこうした日替わりのマルシェがたくさん立つ

 

     いろんな牡蠣、鯖、烏賊、蛸など魚介類も豊富!日曜日は100%オーガニクマルシェとなる

 

昼 パリ「レストランKEI(自由食・3人で)360€のMenu Prestige(アミューズブーシュ:赤紫蘇と梅酒の氷、

鰯をのせた燻製クリームチーズと胡麻・味噌のせ胡瓜、チーズのシューグジェール、約30種の食材をメレンゲで

包み込んだ「野菜の庭園」、ハムとパルメザンチーズのニョッキ黒トリュフ、鱸の鱗焼き チコリサラダとトマトマッシュル

ーム添え、手長海老の藁焼き えのき茸など海老出汁ソース、スペイン熟成牛ステーキ ケッパーとエステラゴンソ

ース、シュクリングのサラダ添え、ジンジャーと梅酒の氷、ヨーグルトのソルベオリーブオイル、黄色に焼いたメレンゲボー

ルに2種のアイスクリームとレモンシャーベット、フローズンマシュマロとチョコキャラメル、コーヒー)3人で1195€+チップ100

 

  

     12時半キッカリにオープン       ランチは158€から580€まで5コース      赤紫蘇と梅酒味の氷

 

憧れの「レストランKEI」でめくるめくランチ体験   日本人初三つ星シェフ小林圭さんと    お土産のカヌレ

 

  

     2軒目はパラスホテル第1号のル・ブリストル   午後4時過ぎに3人でチェックイン

 

      このレトロな感じのリフト(エレベータ)で5階客室へ             512号室はダブル

客室ドア内側に3500€+1495€とあった  ホテルの飼い猫には会えなかった

 

 

夜 ツァーのレストランはキャンセルして部屋食 生姜スープ、バナナ、最中

 

 満腹が続いて、夕食はこんなもの

 

パリには大小様々なマルシェが日替わりで立つ。ホテル近くには1920年設立されたマルシェのラスパイユがあっ

て週3回開かれパリで最も人気が高いとか。特に日曜日には、100%オーガニックスタンドが約40も立つ

らしいよ。マーケットがオープンした8時半頃行ってみた。上品な老夫婦が肉製品スタンドでハムなどを買い

求めていらしたが、視線が合うとにっこり笑って「ここはいいものたくさんあるわよ」と(ホ

ントかよ!)瞳が語っていた(ような)。各種パテやポテトサラダ、パイなども美味しそう。野菜王国だ

けあって、野菜も多彩。意外なことに新鮮な魚介類が多数揃っていて築地っていうか豊洲にも

負けない程なのだよ。パリに住んだら、食料品はマルシェで決まりだね。パリに3人のお子さんと移

住した女優の杏さんとバッタリ会っても不思議が無いようなマーケットだった。この後H名プランは「貴

婦人と一角獣」のタペストリー必見のクリニュー中世美術館に行かれたが、私は部屋で荷作り。正午チェック

アウトしてからK谷さん、キョウコと3人待ち合わせ、タクシーで「レストランKEI」へ。12時半ピッタリに店の

前に到着し、その時扉が開き1番客となった。日本人で初めてフランス料理で三ツ星を獲得した小

林圭さんは当然日本でも大きな評判になった。一度はパリの店で食事をしてみたい!とは思った

ものの予約超困難店と聞いていたから半ば諦めていたのに、ダメ元でガイドさんに電話して貰っ

K谷さんに昨日誘われて急遽夢が叶ってしまったのだよ。超ラッキーだよねぇ。料理は158€から

580€まで5種。158€だけ4品、他は7品のコースだ。ランチにそうは食べられないから4品でも良さ

そうなのだが折角来たのだからと360€の7品を、キョウコはメインの鳩料理を食べたいからと240€7

品コースを注文。最初に出て来た赤い丸状のものは何だ!口に入れたら冷たい。そして口の中も

気分も爽やかになった。赤紫蘇と梅酒味の氷だった。なるほど。そう来たか。鰯をのせた燻製

クリームチーズと胡麻・味噌のせ胡瓜、チーズのシューグジェールと続き、4品のアミューズブーシュですっかり心を

掴まれてしまった。もうあとが楽しみで!そして登場したのはこの店の看板料理とも言うべき

「野菜の庭園」。大きなガラスの器にメレンゲ状の淡雪がコンモリと聳えるムース。かき回して食べよ、と

言われグワングワンかき回すと、野菜やらスモークサーモンやらが続々と出て来る。それが食感やら調理法

やらがみんな違うのだ。野菜たけでも30種も入っているって凄いなぁ。それからも、どれも

「美味しい!」と感動する料理ばかり。塩味も控え目で素材の持つ魅力を十二分に引き出すケイ

さんの料理を堪能した。高級食材を多用することが無いのも好感が持てる。シャンパンやワインの飲み

物の説明がさっぱりわからず、「英語でお願いします」と言ったら「英語で話しています」と

言われ二重に恥かいちゃったよ(笑)。苦手なのにムリして飲んだシャンパンが55€(約8千円)もす

るんだね。ホールマネージャーの日本人の方が途中から料理の説明をしてくれて助かった。こんなに美

味しかったのだから、3人の食事代1195€は私の驕りだよ。チップだけK谷さんお願いね。1番に

入店し、ケイさんと記念撮影して4時間後最後に店を出た。今日からフランスで初めてパラスホテルとなっ

た「ル・ブリストル・パリ」に4泊する。午後4時過ぎにチェックイン。私は512号室、キョウコは少し離れた564

号室で、部屋はまぁまぁ広い。ドアの内側に料金が書いてあった。3500€+1495€!ざっと60

万円ですかぁ?た、高い!今夜は徒歩5分程の「24LE」で夕食なのだが、とてもじゃないが食べ

られない。お断わりしてキョウコと部屋でそのヘンのものを摘まんで終了。昼食だけで十二分なのだよ。

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2月 17日(土)パリは曇りのち晴れ

 

  

   フリーマンのバット構えを真似する翔平君

 

朝 ル・ブリストル・パリ「エピキュール」 65ユーロ

 

 

   マドレーヌ寺院            コンコルド広場でエッフェル塔とオベリスクをバックに

 

  左側の建物は3年連続宿泊したオテル・ド・クリヨン 右側がオテル・ド・ラ・マリーヌ(旧海軍省)

 

 王室の家具調度品管理所であったオテル・ド・ラ・マリーヌは20216月美術館として一般公開

 

 

昼 パリ・サマリテーヌデパートリヴォリ通り館のカフェ カツカレー15€、味噌汁3

 

  

    202162316年ぶりに老舗デパート「ラ・サマリテーヌ」が営業を再開    すぐそばにはセーヌ川にかかるポンヌフが

 

         ヴィトングループが行った改修・改築でアール・ヌーヴォー調に

 

  リヴォリ通りに面したガラス張りの建物は妹島和世・西沢立衛氏の事務所が担当    大福やおにぎりもある!

 

 地下のカフェには日本食がズラリ!

 撮影:キョウコ

                 ステンドグラスが見事な「サントシャペル」        

 

 安藤忠雄が建物の設計担当した新しいブルス・ド・コメルス・ピノーコレクション         旧国立図書館リシュリュー館

 

夜  ル・ブリストル・パリ「エピキュール」650€のディナーコース(アミューズブーシュ:2皿、ソローニュ産キャビアの前菜ポテ

トムースリーン添え、ランゴスティーニ(手長海老)の前菜レモンタイム風味、黒トリュフ・アーティチョーク・フォアグラのマカロニ、

帆立貝のグリル 黒トリュフバター風味、ブレス地鶏のヴェッシー(豚の膀胱)包み@、A、ココナッツのデセ

ールミントソルベ添え、エクアドル産チョコレート、焼き立てフィナンシェ、カモミールティ)、白ワイン(シャルドネ)65

 

  

  

  

  

 もう4時間半になろうとしている・・

 

今日は6時に起きた。昨夜4回も脚が攣って往生した。いつも持ち歩いているツムラの68も当然なが

ら飲んだが、2時間もするとまた攣って。布団が重過ぎるのだろうか。それ以外にトイレにも起きるの

だから、ホント寝ているヒマが無いのだよ。昨日までのルテシアに比べると今日は安心してシャワーを浴びるこ

とが出来た。朝食時に聞いたところでは、キョウコの部屋は昨夜シャワーを浴びてドアを開けたら隣にあるト

イレまで床上浸水していたそうだ。汗だくでありったけのタオルやバスマットで水浸しの床を掃除しながら

「ナゼ私はパリのパラスホテルで床掃除をしているのだ!」って思ったんだって。気の毒に。昼間、出か

けている間配管の清掃を徹底してかなり良くなったそうだ。閑話休題。朝食はメインの「エピキュール」と

「アントニアカフェ」の2ヶ所で摂れる。昨夜夕食を抜いたからキョウコは空腹らしい。7時半から食べられる

のは「エピキュール」。卵料理はオーダーする朝食セットで、オムレツを注文した。ルテシアよりは上手だが、帝国ホテル

の方がオムレツテクはずっと上だ。長い間の経験で「パリに来たら、失敗の多いオムレツではなくボイルドエッグを

注文すべし」だったな。久々に来たので忘れていた。9時半ホテル近くの大統領官邸のエリゼ宮のなどが

あるフォーブル・サントノレ通りを歩き出す。昨日までパリにいたウクライナのゼレンスキー大統領は、今日はベルリンに移

動されたらしい。エリゼ宮に近いブリストルには要人がよく泊る関係でドアマン役にはSPも交じっているな

んて話も聞いた。途中からエルメス、シャネル、プラダ、グッチなど高級ブランド店が続く。4年前までは3年連

続オテル・ド・クリヨンに宿泊していたからこの辺はよく歩いた。久しぶりのコンコルド広場。エッフェル塔とエジプト

から運んで来たオベリスクが同時に撮影出来る。今年夏開催されるパリオリンピックの開会式はここで行われ

るらしいよ。後ろを振り返れば、同じデザインの元宮殿の建物が。左側がオテル・ド・クリヨン、そして右側が

今から入場するオテル・ド・ラ・マリーヌ(旧海軍省)だ。建物の一部を使用していた海軍が移転し改装が済ん

20216月美術館として公開されたのだそうだ。ゴツイイヤホンを借りて美術館を見学。ここはフランス王

室の家具や調度品の管理をするために使われていた。だからいろんな時代の贅沢で豪華な家具を楽

しめるのだ。1階に出来たカフェは今やパリでも1,2を争う程大人気らしいよ。地下鉄組とタクシー組に別

れ、キョウコと私は次の目的地サマリテーヌデパートにタクシーで行く。新橋の意味のポンヌフのすぐ傍で20216月、

16年ぶりに復活した老舗デパートだ。ヴィトングループが改装・改修を担当したポンヌフ館のお洒落な内装が

必見というのでランチがてら見に来たのだ。ふーん、なるほどね。1階にアール・ヌーヴォー調の階段があり、

水色に塗られた鉄柵と吹き抜け最上階「クジャクの森」の壁紙。最上階5階でランチと思ったが、3つあ

る建物のうち、日本人デザイン会社がうねるガラスの外装を担当したリヴォリ館地下のカフェで軽く食べるこ

とに。驚いたことに、B級日本食が食べられるのだよ。大福やおにぎりや餃子!私とキョウコはカツカレーを

食べることにした。私は味噌汁もね。カツカレーは普通以上でも以下でも無いが、味噌汁はとても旨いの

だった。今夜も重たい夕食が待っているので、カレーのご飯は2割食べて後は残す。H名プランに参加す

るキョウコは、これからサントシャペルやシテ島のブルス・ド・コメルス・ピノーコレクション、旧国立図書館リシュリュー館などの見学

に出かけるのでひとりタクシーでホテルに帰った。昼食をかなり残したのも、今夜のご馳走に備えるため。

夕食は宿泊しているブリストルのメインレストランであり、長く三ツ星を誇る「エピキュール」でのディナーなのだよ。

楽しみだなぁ。7時ディナー開始。しかしだ。アミューズ2皿食べたところで、あら〜〜???何だか味が

ボヤケているような。次のキャビアは塩辛くて途中で止めたくなった。その次のランゴスティーニ(手長海老

)は何と甘いじゃないか!ナンで海老を甘く味付けるのだよ!テマヒマのかかったブレス地鶏のヴェッシー(豚

の膀胱!)包みも、何だかなぁって感じの料理で、初めて「美味しい!」と思ったのは最後のココナッツ

のデセールだった😿昨日の「KEI」のランチが素晴らしかっただけに、「エピキュール」のキャビアやフォアグラ、トリュフ

などを多用した@10万円以上のディナーは、料理そのものの魅力に少々欠けるのは残念至極だった。グラ

スワイン165€(1万円超え)ってのもねぇ。4時間半近くのディナーが終わったのは真夜中に近かったぞ。

                         _______________

 

2月 18日(日)パリは雨

 

  

  

    山本由伸投手にも大きな注目が集まる。ロバーツ監督も嬉しそう    写真:日刊スポーツ

  

朝 ル・ブリストル・パリ「カフェアントニア」朝食セット 65ユーロ

 

  

  雨の日曜日オルセー美術館           ミレー「落穂拾い」         マネ「オランピア」

 

マネ「笛吹く少年」            同「草上の昼食」       同「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」

 

モネ「睡蓮の池」            同「2つの菊の花瓶」     同「日傘の女」左向き・右向き

 

ゴッホ「オーヴェルの教会」   同「ローヌ川の星月夜」       同「自画像」        同「アルルの寝室」

 

昼 パリ・オルセー美術館6階「カフェ」2人で)ズッキーニのクリームスープ10€、トマト味のペンネ15€(2人でシェア)、水

55€、アールグレイ紅茶49

 

        オルセー美術館6階「カフェ」で軽いランチ。行列でもすぐ入れるからオススメ。スープが旨い!

 

夜 ル・ブリストル・パリ客室にて きつねうどん、梅干しおにぎり、ミレー

 

         今夜は自由食。自室で持って来たものを持ち寄ってキョウコとC級宴会!

 

いつもなら午後10時半とか11時には寝てしまう。ところが、昨夜は長いディナーで部屋に帰って来た

のが零時近かった。シャワーは朝派ではあるが、それでも満腹で溜息ついたり、着替えたり、ゲップ(お

下品じゃありませんこと?)したりで、ベッドに入ったのは午前1時半過ぎ。それでも7時には起き

た。今日18日は昔秘書を務めてくれたSブーの誕生日。パリ出発日のだいぶ前にプレゼントを送る手配

をしていたからそのお礼メールが届いていた。とても気に入ってくれたようで、送り主も嬉しい。朝食

は昨夜ディナーを摂った「エピキュール」の他に手前にある「カフェアントニア」でも同じ朝食セットを食べることが出

来る。カフェだから仰々しくなく、気軽な雰囲気でいいじゃないか。昨日の朝のオムレツもイマイチだったので

ボイルドエッグとアボカド、スライスフルーツを注文。ここの朝食気に入った。添乗員H名さんプランは午前ルーブル美

術館、午後オルセー美術館という。ルーブルやオランジェリー美術館は予約が必要。予約しても待つらしいから行

く気が起きない。ま、かつて何度も行っているから今日はパスだ。キョウコがオルセーのショップで家族のお土産

を買いたいというのでオルセーにタクシーで行く。雨の中傘を差してチケットを求める人の長い列を見て「ミュジア

ムパス」を持っていて良かった!と思う。ツァー参加者に配られ80€ちょっとと値は張るが、4日間有効で

並ばずに入れるので超便利だ。オルセーはルーブルに比べると名画がコンパクトに展示されているので見やすい。

日本人が好きな印象派の作品が多いしね。以前別の場所に展示されていたゴッホ作品まで人気の6階に

引っ越しして来ていて、さらに便利になった。モネもゴッホもドガもセザンヌも良いが、ここで私が一番好

きなのはマネ。マネの弟と結婚した女流画家ベルト・モリゾをモデルにした作品が気に入っている。この後、オペ

ラ地区に移動していつも行くパリの町中華みたいな店でランチをしようと思っていたが、雨なので断念。

美術館のカフェで済ませることに。ズッキーニのクリームスープがとても美味しかった。ショップに寄ってからタクシー

でホテルへ。美術館を歩き回って疲れたせいか、本を読んでいるうちにうたた寝してしまった。今夜は

自由食。荷物を減らす目的もあり、持って来たものを持ち寄って部屋でキョウコとC級宴会をすること

に。きつねうどんやキョウコから貰った梅干しおにぎり、大好き高知のミレーなどでね。三ッ星レストランも良い

が、こうゆう超ツツマシイ食事もいいじゃないか。昼はミレーを鑑賞し、夜はミレーを齧る、なんてね。無酒日

                 _______________

 

【今週の振り返り】

フランスのホテルは、フランス政府観光局の基準で1星、2星、3星、4星、5星、そしてパラス(Palace

6段階に分けられている。最高位に位置づけられるパラスは5年ごとに審査が行われ、規定を満た

し、クォリティが維持出来ていなければ、せっかく持っていたパラスの称号は剥奪されてしまうのだ。フラン

ス全体では31軒、パリでは13軒のパラスがある。立地が良く、ホテルの建物が歴史的・美的あるいは文

化遺産としての価値ある建造物であり、卓越した建築と装飾を備え、最高水準のサービスとインフラを提

供し、ミュシュランで星を獲得したレストランがホテル内にあり、フィットネス施設やスパがあって、多言語を話すスタッフ

がいること、コンシェルジェ・サービスがあること、客室1室あたり275人以上の従業員を抱えているこ

と、環境に配慮していること・・などこと細かく厳密に定められているらしいよ。「うちのホテルはパ

ラスなんよ」って自慢するにはとてつもない努力の積み重ねと成果が必要ってことだわなぁ。パラスは

2009年に新設され、5星ホテルの中から選考対象となるホテルを唯一認定出来るのはフランス観光開発機構と

いうことだ。

 

私がこれまで泊ったことがあるパラスは今回の2軒を含めて7軒にしか過ぎない。初めて泊まったの

はパリではなく、フランスの南西部ランド地方の内陸部にあるオーベルジュホテルだ。交通の便が悪い、人口数百

人の小さな村。日本語で言うと、「ド田舎」にあるホテルなのだ。昔、ナポレオン3世夫人のユージェニーが滞

在したことで知られるユージェニー・レ・バンの「レ・プレ・ドゥジェニー」である。ユージェニー・レ・バンを経営していた

クリスティーヌと、パティシュエ出身のシェフであるミュシェル・ゲラールが結婚して開いたレストランは1975年にミシュラン2星を、

1977年に3星を獲得して以来、ずっと星を保持しているという奇跡のようなレストランなのだ。今では

広大な土地にフランス式の庭園、4つのレストラン、宿泊施設、プール、温泉などがあるのだよ。私はこの「レ・

プレ・ドゥジェニー」で2012年の夏、4時間に及ぶディナーを頂き、1泊したことがある。日記を読み直し

てみると、とても美味しかったらしい。ハハハ。朝ご飯もバターたっぷりの糖質祭セットだったが、ここに

1週間も滞在する人達がいるそうで。ナンでもミシェル・ゲラール氏は食べても太らない料理を開発したシェフで

もあるのだ。それを知っていたら、この時もそれをお願いしたのになぁ。因みに、私が行った12

前、ゲラール氏は休暇中でご不在でした・・。ついでに言えば、ナポレオン3世はユージェニーのために夏の王

宮をピアリッツに建てたのだが、今その「ユージェニーの館」は「オテル・デュ・パレ」としてパラスホテルに認定され

ているのだよ。そこは門の前から眺めて写真撮っただけだけどね。

 

次に泊まったのはパリの「ル・ムーリス」だ。ワインの旅でイタリアを回ってからパリに行った。ワイン好きなら溜息

が出ること必至の「オルネライア」、「サッシカイア」、バルバレスコの「GAJAガヤ」、バローロと贅沢なワイン巡りをして大

満足な旅の締め括りがパリだった。ルーブル美術館、チェルリー公園に近く、大人気カフェ「アンジェリーナ」は隣だ

よ。パリ最古のホテルで、画家のダリやピカソが愛したホテルとしても知られている。2日目の3星のメインレスト

ラン「ル・ムーリス」で夕食を摂ることを楽しみにしていたのだが、日曜日と月曜日は定休日ということで

何とバンケットルームでのディナーとなってガッカリ。日本人スーシェフが挨拶にはみえたけどね。しかし現在のメインレ

ストランは「アラン・デュカス」。2回泊ったことがあるやはりパラスの「プラザアテネ」に入っていた「アラン・デュカス」

がコロナの間に撤退して、「ル・ムーリス」に移ったようなのだ。この辺りは調べていないからよくわかりま

せんけどね。アラン・デュカス氏は若い頃、前述した「レ・プレ・ドゥジェニー」で修業していた。2013年の1

のことで、チェックインした時には雪が降り始め、翌日のチェルリー公園が真っ白になる大雪だった。ダリに敬

意を表した「LA DALI」で摂ったアメリカンブレックファーストが55€もして魂消た。11年前のことなのに。

 

次が20151月の「ザ ペニンシュラ パリ」だ。香港と北京のペニンシュラに泊まっていたからここも楽しみ

にして来た。ところが、ノルマンディー地方で2泊してパリに向かっている時、あろうことかギックリ腰にな

ってしまったのであるよ😿😿😿だから、奥行きが20メートルもある「ザ ペニンシュラ パリ」の客室でも、

ふかふかしたソファに座るなんてゼッタイ禁止。寝る時以外は、硬いスツールに姿勢を正して座っているしか

なかった。その上、パリに進出した本格的中国料理と注目された「LiLi」はちっとも美味しく無い

し、チャイニーズ朝食は点心3点+焼きそば+中華粥(+パン籠に山盛りのクロワッサンやブリオッシュ、デニッシュなど

とたっぷりのバター)と糖質ジャングルのようで、朝から溜息ついてばかりいた。3日目の夕食は6階に

開店した「ロワゾー・ブラン」であるが、その日「アトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション・エトワール」で昼食を摂ったこ

ともあり、殆ど食べることが出来ず無念だった。でも店の角にエッフェル塔が見えて景観は素晴らしかっ

た。このホテルで一番嬉しかったのは、シャワートイレが付いていたことだ。4番目は「ホテル・プラザ・アテネ」。ここ

17年と19年の2度泊った。シャンゼリゼ通りをセーヌ川方面に曲がった高級ブティックが並ぶモンテーニュ通りに

あり、メインレストランはどちらの時も「アラン・デュカス」だった。ここで毎朝クグロフや数々のヴィエノワズリー、フルーツ

サラダなど「糖質の花園」的朝食を頂いた。2回目にここに泊まった時は、パラスホテルである「フォーシーズ

ンズホテル・ジョルジュ・サンク・パリ」の三星レストラン「ル・サンク」や「オテル・ド・クリヨン」の「ジャルダン・イベール」までランチに出

かけるなんてゼータクしちゃったのだよ。プラザ・アテネのドアマン達は陽気で楽しい人達だった。

 

そして「オテル・ド・クリヨン」には2018年から3年連続宿泊した。2年目の2019年と2020年には、元部

下のキョウコが一緒だった。昔王室の宮殿だった建物でコンコルド広場に面している。2階にはマリー・アントワネッ

トが愛したサロンがあり、彼女はここでピアノを習っていたそうだ。当時掛けられていたタペストリーも完全

修復されて壁を飾っていた。今はマリー・アントワネットスィートになっていて、客がいない時だけ見学させてく

れる。4年かけて全館を改修したホテル内は、どこを見ても絵になるそれは美しいホテルだった。ココ・シャ

ネルが亡くなってからシャネルを立て直したデザイナーのカール・ラガーフェルドもこのホテルに泊まり、猫好きの彼の

名前を冠したスィートルームには爪とぎ柄のタオルなどラガーフェルドの趣味に溢れていた。朝食を食べる「ブラッ

スリードモン」はコジンマリしてるが、居心地が良く、美味しい朝食を食べさせてくれた。2020年に滞在し

たある朝、キョウコの後ろで朝食を摂っていたのはKタクの妻と次女だった。次女はカラダの半分が脚だっ

た。この3年間、クリヨンには日本人マネージャーのSさんがいらして、滞在中様々なことでお世話になっ

た。甘いモノが大好きで、私がパリに来る時は他のホテルに泊まる時でもSさんへの日本の甘いお土産を

たくさん持参した。しかし。Sさんは私が大好きな「オテル・ド・クリヨン」をコロナの間に退社して、「リッツパ

リ」に移ってしまった。そのリッツパリも2度泊りましたよ、17年と19年に。シャネルが生涯住んだホテルで

あり、ダイアナ妃が事故に遭う少し前まで食事を摂っていたホテルでもある。メインレストラン「レスパドン」では、

美味しくは無いが、和朝食膳があって毎朝食べていた。ドラマ「天皇の料理番」の実在の主人公秋

山徳蔵がフランスで働いたホテルの一つがリッツパリであり、当時料理長はエスコフィエという伝説に残る人物だっ

た。「世界一のホテル」という定評のある「リッツパリ」であるのに、ナゼか未だにパラスに認定されていな

い。パラスになるべく、数年かけて大規模改修まで行ったのに、である。このことは、2019年のパク

パク日記にも書いたのだが、納得が行く説明を聞けないまま、2024年になってしまった。

 

あら?今回泊った2つのパラスについて書くにはこの欄長くなってしまったね。じゃ、来週にするか。

 

               「ル ブリストル」の看板猫ソクラット君に会えたのかニャ

 

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