オルヴォワール!パリ とはいえ日本はやっぱり旨か!
ル・ブリストル 「114Fauborg」
2月 19日(月)パリは曇り
1€=約165円
朝 フランス・パリ・ル・ブリストル「カフェ アントニア」朝食セット 65ユーロ
朝食は「カフェ アントニア」に決めた
ギャラリー・ラファイエットの吹き抜け天井はいつ見ても美しい
ロンシャンでは接客中スタッフもミーティングに参加 オペラ座は改修中!!!
昼 パリ・ギャラリーラファイエット6階「カフェ ラファイエット」ペンネバジリコ9.5€(シェア)、ピッツァ8.5€(シェア)プレーンヨー
グルト2.9€、ミネラルウォータート2.9€ 2人で約23.8€
ナゼかプラウンタンには行かない私
夜 パリ・ル・ブリストル「114Fauborg」アミューズブーシュ:ミニワッフル、 鯛のマリネ キャロットソース コリアンダーとパッシ
ョン風味のヴィネグレット、カワマカスのフィレ レンズ豆とチキンのソース、バニラミルフィーユ、カモミールティ)白ワインシャルドネ
先週水曜日からパリに来ている。今回の旅のテーマは「左岸と右岸 2つのパラスホテルで楽しむ優雅なパリ
滞在」。1軒目は、左岸に初めて出来たパラス「ホテル ルテシア」でここに2泊した。そして2軒目は1番目
にパラスに認定された老舗の「ル・ブリストル」で既に3泊した。夜中にふと何かを感じて起き出し何時か
確かめた。枕の下に差し込んでいた目覚まし時計専用のガラケーが「電池切れ」で真っ暗だった。アチャ、
目覚ましが無いと不安だわ、とスマホのアラームをセット。8時半、今朝も朝食はメインレストラン「エピキュール」でなく
「カフェ アントニア」で。一緒に来ているキョウコもここの方がリラックス出来るし、好みの注文もスムーズに出来て
便利なのだ。見渡してみると、グループ16名のうち9名がこのカフェを選んでいた。明日帰国するので、
今日はキョウコの家族向けお土産買い物デーとする。4年前はボンマルシェにも行ったが、今回はギャラリーラファイ
エットだけ。すっかり忘れていたのだが、ギャラリーラファイエットのトイレを探して6階に行ったらここが「お土産
探しのパラダイス」だったことを思い出した。1階に戻り、キョウコが自分のためのロンシャンのリュックを買って
いる間に販売員がナゼか売り場で始まったミーティングに参加してしまう、なんてことがあった。昼前の
忙しい時間にミーティングなんて迷惑な話じゃのう。ランチは徒歩10分位の町中華(とは言わないか、パリ
では)に行くつもりだったが、6階の「カフェ ラファイエット」で済ませてしまおう。ピッツァとパスタとヨーグルト。
ちっとも美味しくないけど、歩かずに済む分ラクチンでいいわ。キョウコの夫のタケオちゃんは大のチーズ好き。
食品館の地下に移動してチーズ4個をゲット。チーズのバキューム(真空化)は以前1€だったが2€に値上が
りしていた。よし、これで買い物終了。帰りのタクシーを探して歩いている時、同じグループのH渕さん
とM原さんにバッタリ。皆さん、お土産買い物デーなんだね。タクシーの中から見たオペラ座はファサードに大き
な幕に覆われていた!工事中なんて知らなかったからビックリだった。最後の晩餐はホテル内のもうひと
つのレストラン「114Fauborg」で。メイン「エピキュール」が3ッ星を獲得しているのに対し、こちらは1ッ星だ。
先週の「エピキュール」がまさかの肩透かしだったので今夜も期待していなかったのだが、アラ!美味しい
じゃないの!丸く盛り付けられた鯛のマリネなど掛けられたキャロットソースが美味しくて!パンで皿をキレイに
拭ってでも食べたい程なのだ。皆さんのお皿もピカピカ。「こちらの方がずっと旨い!」がグループ全
員(たぶん)の感想。最後の夕食がここで良かった。「エピキュール」は日曜日、月曜日はお休みなのだ。
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2月 20日(火)パリは曇り
女優山本陽子さん死去(享年81歳)
柵越え連発!
エンゼルス元監督ネビンが大谷を訪問
遅い朝 フランス・パリ・ル・ブリストル「カフェ アントニア」朝食セット 65ユーロ
ル・ブリストルの朝食も今日が最後となった
超遅い昼 シャルルドゴール空港第2ターミナル「エールフランスビジネスラウンジ」手作りサンドイッチ、コーラゼロ
もう3時過ぎ
夜 JALパリ=羽田ファーストクラス機内食@和食コース
思うところありファーストクラスで帰る
いよいよ最終日。空港への出発は午後なので朝もゆっくり起きる。昼食を摂るのは面倒なので朝
食は9時15分からにした。毎日希望者を案内して精力的にパリの街を歩き回っていた添乗員H名
さんの今日のプランは「バトー・ムッシュ」によるセーヌ河クルーズ。セーヌ河クルーズならこれまでも2,3回乗船し
たことがあるし、乗り場まで地下鉄に行くのが難しいので今日もパス。そんなことで午前中は荷
作りと読書で過ごした。読み終わった中島京子さんの短編集はキョウコにプレゼント。12時にバゲジダ
ウンし、チェックアウト。クルーズから帰られた皆さんとH名さんは、近所のセルフカフェにランチを摂りに行かれた。
午後1時15分バスで出発。さよなら、ル・ブリストル!道路も空いていたので1時間かからずに空港に
到着。JALカウンターで数日前からH名さんに依頼していたファーストクラスに変更手続き。正確に言えば、団
体チケットなのでアップグレードは出来ずゼロから購入したことになる。しかも往復分をね😿 ま、いい
わ。エール・フランスだとファーストクラスのラウンジはとてもゴージャスなのだが、JALはエール・フランスのビジネスラウンジに間
借りなのだよ。なーんだ、って感じ。8席あるファーストクラスは窓側4席埋まっていて、通路側の一つ
1Cに座ることに。食事は和食をお願いしたが、美味しかったのは最後の粕汁とデザート「森八」
の季すずやかだけ。乗客の皆さんよくお休みだったから5人で2つあるトイレほぼ独占出来て快適!
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2月 21日(水)東京は雨 寒い!
今日は24時間−8時間=16時間
青も似合うね
朝だか昼だか JALパリ=羽田ファーストクラス機内食 ミニサラダ、野菜カレー、フルーツ、コーヒー
「この野菜カレーはお子ちゃまカレーですか!」と文句言ってしまったよ 南回りだから往路より1時間速い!
夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(天婦羅盛り合わせ、刺身湯葉、独活とワカメの酢の物、長芋の梅酢
漬け、ご飯、お吸い物、デコポン)1870円、麦焼酎
2月5日ザルツブルグからルフントハンザで帰って来る時も、今回の旅で2月14日羽田からJALでパリに向か
った時も飛行機の中では一睡もしなかった。ロシア上空を飛べない影響で14時間も14時間半もかかる
のに、である。短時間のバスの中や国内線など(美容院でも💦)ではコテンと寝てしまうのに、ナゼか
長距離飛行機の中ではちっとも眠れないのよね。それはこれまで各航空会社のファーストクラスで立派なベ
ッドを造って貰っても同じだった。しかし、今回は何度も目が覚めたものの4,5時間は眠ったのだ
よ。素晴らしい!トイレも独占出来たし、席は広かったし、CAは感じ良かったし、数時間眠れたしで、
食事は不味くてもムチャ高い代金払った甲斐があったというものだ。午後2時半羽田空港到着。H名さ
ん、キョウコ(彼女はこれから大阪の自宅に帰るのだ)に挨拶してタクシーで帰宅。スーツケースを開けて洗濯物
を取り出し、手を洗ってからダイニングルームへ。やぁやぁ皆さん、お久しぶり!パリでもほとんどアルコールは
飲まなかった。今夜は濃〜い麦焼酎を作って、グビッと。旨い!天ぷら盛り合わせは山盛天丼にして
パクリ。旨い!長芋梅酢漬けを齧るとシャリシャリ。旨い!フレンチの3ッ星レストランもいいけどやっぱり日本は旨い!
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2月 22日(木)雨のち曇り
ドジャース初の撮影日に由伸選手と共に 白のユニフォームパンツが透けると評判が悪いらしいよ 写真:日刊スポーツ
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(白味噌仕立て和風ロールキャベツ、鱧入りかまぼことわさび漬け、江
戸菜の磯辺和え、ご飯、味噌汁、飲むヨーグルト、キウイ)770円、納豆220円、「封印」わさび漬け、
コーヒー165円
昼 明石町「ダイニングルーム」B定食(クリームスープ、スパゲティナポリタン、サラダ、アイスコーヒー)1210円
ここのスープは旨い!
夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(鶏肉の葱味噌焼き、海の幸の梅肉あんかけ、鮪のしぐれ煮、ピ
ーマンおかか炒め、ご飯、お吸い物、とちあいか苺)1870円、麦焼酎ボトル3300円
今日ドジャースは初の撮影日だったとか。投手の山本由伸選手と一緒に白のユニフォーム姿で指定されたポー
ズを取る大谷翔平選手。ところがである。すぐ話題になったのだが、この白ユニフォームの生地が薄くて
透けるということで他チームから不満が寄せられているとか。確かによく見ると、ズボン内に入れた上
着の裾部分が透けてよく見える。今シーズンこのユニフォームを続けると、シーズン中どんな下着をつけている
か見えてしまう可能性もあるワケで、極めてマズイわなぁ。MLBは急ぎ対処する必要がある。そうなる
と再生ポリエステルを使用した生地で製造したナイキ、ファナティックシ社は忙しくなるのだろうね。朝食。江戸菜
の磯辺和えの海苔の香りがプンと匂う。納豆とわさび漬けを載せたご飯を食べるとわさび漬けで鼻
にツンと来て、やっぱり旨いよ。パリで撮影したたーくさんの写真を苦労しながらパソコンに取り込んで
から、作りかけだったパクパク日記の2月2週の続きの作成に取りかかる。帰国後1週間でパリに出か
けたこともあり、パリ帰国後翌日に書いているのはザルツブルグに関わる今週の振り返りだ。ザルツブルグ
というより「サウンドオブミュージック」の話ばかりで、没入してしまったよ。そして小澤征爾さんのこと
も。ランチで昔ながらのナポリタンを食べながら数十年前の世界に浸っていた。あの頃も楽しかったけど、
後期高齢者になった今だって負けないくらい楽しく幸せだ。午後美容院に行く。雑誌の「おとなの
週末」の特集「とん活」の美味しそうなページを眺めてたハズなのに・・いつの間にか・・熟睡して
いたようで・・私もすっかりお婆さんになったんだよなぁ、とイヤでも実感してしまった。ポリポリ。
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2月 23日(金・天皇誕生日祝日)雨
天皇陛下今日64歳に
宮城野親方(元白鵬)弟子北青鵬の暴力事件で2階級降格
写真日刊スポーツ
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(鯖のみりん漬け、きんぴら牛蒡、ブロッコリーおかか、ご飯、味噌
汁、飲むヨーグルト、パイナップル)770円、納豆220円、「封印」わさび漬け、コーヒー165円
昼 明石町「ダイニングルーム」週替わりアラカルトメニューから なべ焼きうどん(ほうれん草お浸し付き)
1485円、バナナジャム入りヨーグルト275円、アイスコーヒー165円
高級タオルの値段にビックリ!「しあわせタオル」とか「奇跡のタオル」とか・・・
夜 明石町「ダイニングルーム」B定食(牛肉のオイスターソース炒め、フカヒレ蒸し餃子、中華サラダ、とうもろこしスー
プ、ご飯、漬物、胡麻豆腐、青森シナノゴールド)1870円、麦焼酎
「徹子の部屋」スペシャルの録画を観る。藤井聡太八冠が珍しく出演!
毎朝起きてすぐやることは、スマホのチェックだ。寝ている間に世の中で何が起きているか、大谷翔平選手
は元気か、などのチェックね(笑)。今朝一番関心を引いたのは元横綱の白鵬に下った相撲協会の決定
だった。春日野部屋の親方白鵬が弟子の北青鵬の弟弟子への暴行事件の監督責任を問われ、委員から
2階級降格と減給処分を受け、北青鵬には引退勧告が出た。「親方としての素養と自覚が大きく欠如
している」とされたことは言わば「親方失格」とも見なされたワケで、部屋は伊勢ケ浜一門が宮城野
部屋を預かることになった。現役時代45回優勝して一時代を築いた白鵬も2階級降格して最下位の
(再雇用の参与を除く)年寄となる。まぁ、現役時代横綱になっても注意や勧告を3回受けている。
日馬富士暴行の時も同席していながら止めしなかったりしてね。引退して親方になる時も前例の無い
誓約書を協会に提出を求められている。つまり、白鵬は協会からずっとマークされているってことなの
だろう。大相撲好きの私としては、相撲界から陰湿な暴力問題が根絶されなければこれから優秀な人
材を預かることが出来ないし、何とか今後は事件が起きないよう祈るばかりだよ。午後4時駒形の
フットケアに行く。北九州から研修に参加している看護士さんから丁寧に爪カットやマッサージをして頂いた。夕
食後、留守中の録画を観ていたら「徹子の部屋」に将棋の藤井聡太八段がゲストで出演していた。こ
うした番組には出るのは初めてとのことで、初々しい八段が何とも可愛い!ファンの私などは大喜びな
のさ。90歳の徹子さんにとって八段とはいえ21歳の藤井聡太さんはひ孫のような年齢なのだよなぁ。
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2月 24日(土)久々の晴れ!
棋王戦第2局藤井聡太棋王伊藤匠七段に94手で勝利し1勝1持将棋
マリナーズから同じオフに移籍したヘルナンデスとすっかり仲良し 手相似てる(私と)写真日刊スポーツ
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(鰈と野菜の煮物、しらす納豆、キャベツのゆかり和え、ご飯、飲む
ヨーグルト、オレンジ)納220円、「封印」わさび漬け、コーヒー165円
ダブル納豆+封印わさび漬け 豪華だろ?
昼 明石町「ダイニングルーム」B定食(葱と細切りチャーシューのつゆそば、肉まん、春キャベツとモヤシの和え物、
アイスティ)1210円
夜 歌舞伎座にて 「ひらい」の穴子寿司弁当1600円、お茶小150円
ドジャースのスプリングキャンプもスタートしてから2週間となり、オープン戦も始まった。アリゾナのキャンプ地にファンが
2000人以上も押し寄せているなんて話もあって、メディアの数も多いだろうからあちらは大混乱だわな
ぁ。「さすが大谷」の一言では片付けられないような感じだ。翔平君がこのところ仲良くしている
ドジャースのヘルナンデス選手のお陰で、私もスペイン語をひとつ覚えた。ファンのことを「ファナテコ」って言うんだ
って。ヘルナンデス選手は大谷君と同じタイミングでマリナーズに移籍した選手で、エンゼルスの投手だった大谷君が
彼に死球を与えたことがある。楽しみにしていた歌舞伎座の夜の部。今月は十八世勘三郎丈の十三回
忌追善「猿若祭」である。中村座を名乗ることになったのは十八世の父十七世勘三郎からで、長く継
がれていなかった勘三郎の名跡を継いだのだ。「猿若江戸の初櫓」の舞踊劇。猿若を勘九郎の長男勘
太郎が、出雲の阿国を七之介、奉行板倉勝重は獅童、福富屋万兵衛を芝翫、女房ふくを福助。次は
「義経千本桜」からすし屋。いがみの権太を芝翫、弥助実は三位中将維盛を時蔵、お里を梅枝、若
葉の内侍は新伍、梶原景時に又五郎、鮓屋弥左衛門は歌六。初演の権太を演じた芝翫は張り切り過
ぎなのか大仰で一本調子なのが残念だった。最後は勘九郎の親獅子と次男長三郎子獅子の「連獅子」
だ。3年前長男勘太郎との「連獅子」を観たが、その時勘太郎は10歳だった。そして3年経って長
三郎も今10歳。しかしお兄ちゃんの時と比べて、長身の父の親獅子の隣で踊る長三郎小獅子はま
るで豆獅子のように見える。その豆獅子が精一杯踏ん張っている姿が観る人の心を掴んだようで、
幕が降りた時の歌舞伎座は熱気ムンムンだった。この長三郎君、亡くなった祖父勘三郎丈似だ。無酒日
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2月 25日(日)曇り
卓球女子、王者中国に肉薄するも銀メダル
バスケ日本が中国に88年ぶりに勝利!
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(茸雑炊、青魚の粕漬け焼き、五目煮豆、青梗菜のお浸し、飲むヨ
ーグルト、バナナ)770円、アイスコーヒー165円
K岩から貰った美々卯の七味唐辛子が旨い!
昼 明石町「ダイニングルーム」B定食(ポテトとポロ葱のスープ、ランチプレート;チーズハンバーグ・鱈のフライ・帆立
のグラタン、サラダ、バゲット、アイスティ)1210円
夜 明石町「ダイニングルーム」B定食(生ハムと玉葱のマリネサラダ、野菜スープ、ローストビーフ和風ソース、ライス、甘
平、カモミールティ)1870円、麦焼酎
紅マドンナ→せとか→甘平の柑橘類魅力的リレー
帰国後も3日連続アッチャコッチャ出かけていたが、今日は外出予定が無い。好きで出かけているクセに、こ
んな日があると「今日はどこにも行かなくていいんだぁ〜」なんて朝ベッドに大の字になってニカニカ
する。朝食は溶き卵たっぷりの茸雑炊だった。和食でご飯の場合は何も言わなくても納豆と食後の
コーヒーを出して貰うことにしているのだが、雑炊にも納豆が出て来て焦った。まぁそのまま搔き混ぜ
て食べる人(例えば甥のヒカルとか)もいるが、私はちょっとね。せっかく用意して貰ったのに申し
訳ないが、引き取って貰った。数日前K岩が新大阪駅の「美々卯」のうどんにかけた七味唐辛子の
美味しさに驚いたと送ってくれた。「美々卯」は関西だけでなく、新橋など関東にも以前は出店し
ていた。私は新橋店に時折行っていたが、いつだったか突然撤退してしまった。調べてみたら、「美
々卯」は新橋以外でも多くの店舗を閉めていた。私は大阪でうどんを食べる時は「今井」に行って
いるが、この両店は共にうどんすき鍋を名物にしてるライバル店。「美々卯」もガンバレ!である。茸雑
炊にその七味唐辛子をパラパラとかけて食べてみたら、山椒の香りと痺れ感があってメチャンコ美味しい
ではないか。「美々卯七味唐辛子」と書いてはあるが、堺にある「やまつ辻田」が生産しているのだ
そうだ。数年間愛用している伊勢の「お木曳き山椒」と共にこれから食卓をより楽しくしてくれそ
う。昼、夜ともに洋食だった。ちと変テコかもしれないけど、夕食のローストビーフはライスで食べた。無酒日
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【今週の振り返り】
グーグルで「ホテル ルテシア」を調べてみたら「渋谷円山町のラブホ」と書いてあった。えぇッ〜?と焦りなが
ら読んで行くと「・・帰りに延長料金を拒んだら「警察呼ぶぞ!と大声で怒鳴られた・・もう2度
と利用しない」とか「部屋がクサイしスタッフの対応が悪くて不潔」なんてのもあって採点は5段階で1だ
って。かと思えば「毎回利用しています」採点3,8ってのもあったし・・渋谷のラブホに「ルテシア」が
あることは知らなかったが、私が書こうとしているのはここではなく、パリの「ホテル ルテシア」のことで
す。パリで13軒しかない最高級のパラスホテルに認定されている「ホテル ルテシア」です(笑)
パリのセーヌ側左岸6区に1910年建てられたアールデコ調の「ホテル・ルテシア」。そのホテルを愛し、宿泊したのはあ
のドゴール将軍や巨匠ピカソ、小説「狭き門」のアンドレ・ジイド、「星の王子様」のサンテグジュペリ、「ユリシ
ーズ」のジェイムズ・ジョイスなど枚挙にいとまがない。このホテルを建てたのは近所にあるパリ最古の百貨店
「ボンマルシェ」で、2010年にはイスラエルの不動産会社に買収された。この名門老舗ホテルも2014年、パラスホテル
を目指して4年間の改修工事に入った。それまでの230室を184室に減らし、最新テクノロジーも導入。
2018年満を持してリニューアルオープンした。同じ時期、「オテルドクリヨン」や「ホテルリッツ」も同じ目的で大規模な改
修工事を行っている。そして右岸に集中していたパラスホテルに、「ホテル・ルテシア」は左岸のホテルとして初めて
認定されたのである。地階にある「ラ・ブラッスリー・ルテシア」は左岸きっての名門ブラッスリーだが、リニューアル後
復活する時、南仏の巨匠三ッ星シェフのジェラルド・パセダを迎え、今は魚介類を得意とする人気店となっ
ている。ラウンジレストランの「ル・サン=ジェルマン」はステンドグラスの天井画がとても美しく、食事以外でも土・日
限定のアフタヌーン・ティが評判と聞く。その隣にある「バー・ジョセフィーヌ」は、近所に住むヘミングウェイやピカソが
夢中になったジャズ歌手にしてダンサーのジョセフィン・ベーカーにオマージュを捧げたバーなのだ。どちらも朝の時
間に写真を撮っただけで利用はしていないけどね。
こうして書いてみると、文化的な歴史に満ち溢れた由緒正しきホテルということになろうが、実際泊っ
てみた印象はチト違う面もありましてね。パリオリンピックを夏に控えているものの、閑散期でもある2月
ならグループ客を受け入れてもいいかな、但し中庭側のコートヤードの狭い客室ならね、という条件で受
け入れて貰った(たぶん)と思われるので、客室の寝室はちゃんと狭く(笑)、眺望は悪い。浴室
は比較的広くバスタブはイタリアン大理石を使用しているが、シャワー室は極めて使いづらい。頼りないシャワー
ヘッドは使う人間の意向をことごとく無視して反対側を向こうとするし、床は滑り易いのに掴まる
バーひとつ無い。シャワー室のドアは床スレスレなので水が漏れなくて良いが、敷いたバスマットが開けるドアに
挟まってアッチに行ってしまう・・ってな細かいことなのだが、使用する身としては、その度に「っ
たく!」と何度も怒りんぼ大将になってしまうのだよ。人気店という「ラ・ブラッスリー・ルテシア」も朝
食に行くと、オープン時間になっても店内は真っ暗だったり、焼いて貰ったオムレツは超ウエルダンだったり
でね。サンジャルマン・デュ・プレの超便利な立地のこのホテル。次に泊まるとすれば、シティビューの客室なら
考えてもいいか。でもタイマイはたく必要があるけど。
「ホテル・ルテシア」のラウンジレストラン「ル・サン=ジェルマン」 「バー・ジョセフィーヌ」
2020年4月16日パリに到着して近郊のホテルに2泊。18日には最初にパラスホテルに認定された「ル・ブリスト
ル・パリ」に4泊することになっていた。メインレストランの「エピキュール」でのディナーも楽しみではあったが、
一番楽しみにしていたのはホテルの看板猫ちゃんに会うことだった。当時は2010年から飼われていた
バーマン種の初代看板猫ファラオン君で、コロナ禍でホテルを一時閉鎖した時は、ホテルのフロントスタッフの自宅に引き取ら
れていた。再オープン後ファラオン君は職場であるホテルに戻る予定だったが、それまで預かっていた家族が余
りに寂しがるので、10歳のファラオ君を思い切って引退させ、2021年生まれの息子ソクラット君を2代目と
して就任させたのだそうだ。ソクラット君はコンシェルジェの横に専用の小部屋を作って貰っているが、ホテル内
を自由きままに歩き回っているのだそうだ。どこかにソクラット君が!とキョロキョロしながら4泊したが、
残念なことに一度もスターキャットのソクラット君には出会えなかった😿 そんなホテルだから、ペット同伴でも泊
まることが出来る(但し、有料らしいけどね。1匹1日あたり〇€って感じで)んだって。朝、メインタ
゙イニングの朝食に犬連れで来ていた客を何組も見かけて「いいねぇ」と思ったものだ。
8区にあって大統領府であるエリゼ宮から極めて近い。エリゼ宮と共に高級ブランド店が軒を並べるフォーブ
ル・サントレノ通りに面し、シャンゼリゼ通りからは徒歩10分位だろうか。1200uの緑豊かなフランス式庭園の中
庭はパリのホテルの中で一番の面積を誇っている。「ル・ブリストル・パリ」は2010年パラスの認定を最初に受け
ただけあって、云わばパラスの代表のような存在だ。1928年創業以来、世界各国の要人は元より、チャ
ーリー・チャップリンやマリリン・モンロー、かと思えばプリンス、ジョージ・クルーニーなどいろんなジャンルの著名人がここに宿
泊して来た。「美食のホテル」としても知られ、M0F(国家最優秀職人章)を受賞しているエリック・フレション
率いるメインレストラン「エピキュール」は長く3ッ星を誇っている。もう一つのブラッセリー「114 Fauborg」もフ
レション下で1ッ星を持ち、カジュアルな料理を楽しめるレストランとして評判は高い。
4年前コロナ禍で無念の涙で諦めた「ル・ブリストル・パリ」に4泊滞在してリベンジを果たしたのなら、さぞや
満足だったのでしょ?うん、まぁようやっと泊まることが出来て嬉しかった。でも・・。パラス第1
号の超高級ホテルであっても、実際泊ってみればいろいろあるわけで。1番は3ッ星レストラン「エピキュール」
が期待した程では無かったこと。前日にランチを摂るため個人で行った「レストランKEI」の方にずっと魅
力を感じた。どの料理を食べても「美味しい!」とは思えなかった。むしろ同ホテルにある1ッ星の
「114 Fauborg」での食事の方が楽しめた。私だけでなく、ツァーに参加した16人がほぼ同じ意見だ
ったのだから、これはどうしたことだろう。「満点!」と絶賛される「エピキュール」のサービスも何だか
皆さんお疲れのようで。客室には夕方から夜にかけてお休み前のターンダウンサービスがあるのだが、来た
り来なかったり。半分の日は来ないので電話でプッシュした程だ。同行したキョウコの部屋のバスルーム。シャ
ワーブースでシャワーを浴びてからドアを開けてみると隣合っているトイレにまで流した水が溢れ、床上浸水状
態になっていたそうだ。水浸しのバスルームはキョウコが汗だくで床掃除をしたと聞く。シャワーブースの排水口
の掃除を徹底して貰ってかなり改善されたそうだが、日頃のメンテナンスはキチンとしてこそ一流ホテルではな
いか。何度かホテル前からタクシーに乗ったのだが、何人もドアマンが立っているのに、懸命にタクシー空車を探
してくれるのは1人だけ。後のメンバーは何やらお喋りに夢中で・・。
とはいえ、「カフェ アントニア」で毎朝食べる朝食は美味しかったし、どこを見てもホテルの中は美しかった。
とてもクラッシックなエレベータで昇り降りするのも楽しかった。先週の振り返りでも書いたが、これまで泊
ったことがあるパラスホテルは7軒にしか過ぎない。パリでは6軒だ。これからもどんどん新たなパラスに
泊まりに行くのか?いえいえ、そんなつもりはありません。泊まってみたいのはフォーシーズンズホテルジョ
ルジュサンクくらいかな。ここは1度ランチを楽しんだだけで、泊まったことはないのだ。これまで3度泊
ったことのあるオテル・ド・クリヨンなら何度でも泊まりたいけど。2週に渡ってフランスの、パリの、パラスホテルの
ことを書いて来たが、実を言えば、私にとって一番居心地が良いと思うホテルはパラスじゃないのだよ。
これまで十数回泊った私の馴染みのホテルであるオペラ座隣にある「インターコンチネンタル・ル・グランパリ」なのだ。
「カフェ・ド・ラ・ペ」で朝食を食べて、もう自分の庭って感じのオペラ座界隈でウロウロする。今回は行か
なかったが、お気に入りの「金太郎」で味噌ラーメンと焼き餃子食べて・・ホテルから徒歩5分の「ギャラリ
ーラファイエット」で買い物して・・。あぁ〜!「インターコンチネンタル・ル・グランパリ」に泊まりたい!
僕チンは2代目ソクラットなんだニャ
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