ガンツウクルーズ7回目は中央航路、8回目はアート航路だった
ガンツウからの夕日 船外体験の直島
4月 1日(月)東京も広島も晴れ
ドジャース5対4でカージナルスに勝利 大谷翔平選手は4打数1安打
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(赤魚の焼き物、薄揚げと野菜の煮物、茸のサラダ、ご飯、味噌汁、
飲むヨーグルト、キウイ)770円、納豆220円、「封印」わさび漬け、コーヒー165円
昼の軽食 ANA羽田=広島プレミアムクラス機内食 サンドイッチとスープ
昨年の10月末以来のガンツウクルーズ。今回はソウルに続き、A美さんと一緒
船室はいつものテラススィート205号室。一番狭いスィートだが50uあるから1人なら悠々だ
午後4時半出航。すべるようにいつの間にか・・・スタッフがずっと見送ってくれる
3階の甲板ではウェルカムドリンクとカナッペが供される。中央コース「漂泊する旅に酔いしれる3日間」
夜 ガンツウ・鮓カウンター おまかせ(ツマミ:鯛・ふぐ、カワハギ肝和え、紀ノ川和え、握り:生の穴子、ヤリ
イカ(スミイカ)、炙ったタイラギ貝、鯵、車海老オボロ抱き、蛸と梅肉、ウニの薄烏賊のせ、赤出汁、穴子
の箱鮨、卵焼き)、冷たいウーロン茶
初日の夕食から鮨カウンター。J川さんの腕が冴えるね
昨年10月最終週にひとりで乗ったガンツウ。今回はA美さんも一緒にクルーズを楽しむ。今日から始ま
る中央航路は2泊3日だが、マリーナの丘の上のホテルに1泊してから3泊4日のアート航路も控えている
から楽しみでならない。素晴らしいお天気の中、ガンツウの迎えの車で広島空港から尾道市の飛び地
にあるベラビスタマリーナに向かう。こんなにお天気が良いのだし、時間もたっぷりあるからお気に入り
の向島へ歌フェリーで渡るコースをお願いした。しかし、風が強いからか波も白く立っている。車に乗っ
たままフェリーが動き出したかと思うと、もう向こう岸に到着していた。ガンツウラウンジ到着。もう何度も
来ているから顔馴染みのスタッフもいる。「ソウルどうでした?お2人でいらしたんでしょ、知ってます
よ」なんて言われてしもうたよ。今回は6人、8人と大勢の家族連れの皆さんもいらして賑やかそ
うだ。午後3時、一番に船に案内された。いつもの皆さんの歓迎を受ける。I崎支配人からA美さ
んに「乗船5回目」の記念品が渡されていた。船内にはガンツウスタートから2年前まで整体チーフを務めて
いたN妻君がニコニコ顔で待っていた。今も監修役として時折東京からガンツウにやって来るのだそうだ。
明日の整体予約をお願いした。客室は2階の205号室。膝のことを考慮してエレベータや階段から一番
近いここか201号室にしてくれるのが嬉しい。出航前に3階の甲板に上がってみると、やっぱり風
が冷たい。4時半滑るように出航した。ガンツウは通常時速18、5`b10ノットで進む。エンジン音も小さ
いから出航したことに気が付かない人も多い。船は向きを180度変えて進み出す時、1回だけ大き
な汽笛を長く鳴らす。スタッフが「大きな音なので驚かないように」と客に案内している。初日の夕食
はいきなり鮨カウンターだ。6席しかないカウンターは5時半から3回転。それをJ川さん一人で握るのだか
らタイヘンだ。昼の部もあるし、ダイニングから海鮮ちらしの注文も入ればそれもささっと作る。そんな
忙しさの中でもお客の好き嫌いも把握した上でにこやかに会話しながら見事な鮨を握ってくれる。
他の鮨屋では食べられない生の穴子の握りやウニの薄烏賊のせも魅力だ。今日は穴子を珍しく箱鮨に
してくれた。明日朝から船外体験があるので無酒日なのが残念。美味しかった、ご馳走様でした!
______________」
4月 2日(火)瀬戸内海は曇ったり晴れたり
ドジャース8対3でカージナルスに勝利 大谷翔平選手は4打数1安打1打点
朝 ガンツウ・ダイニング 和朝食セット+洋食スープ
はーい、これから船外体験で広島県三原市の小さな島、佐木島に行く 熱烈歓迎して頂きました!
佐木島向田港に700年以上前に造られた磨崖和霊地蔵は満潮になると首まで海水に浸かってしまう
佐木島はみかんや桜、トライアスロン、海水浴などで知られる
桜の名所「塔の峰千本桜」は残念ながら1分咲きだった・・・😿
昼 ガンツウ・ダイニング 和の前菜:ふぐの鬼おろし、洋の前菜:新玉葱とキャベツのキッシュ、小豆島そう
めん(温)、ビーフカレー(小)、奈良「樫舎」のぜんざい(餅抜き)、コーヒー
ホントは3色のお餅が入るおぜんざい 大納言小豆が実に旨い!
和菓子のふるまい 干菓子:ガンツウ蟹+水出し緑茶、練り切り:春霞+抹茶、温かい最中+和菓子に合
うコーヒー
先ずはお干菓子のガンツウ
季節の練り切りは春霞。お薄でいただく
午後2時から「和菓子のもてなし」中村さんの見事な手捌きで和菓子が出来上がって行く
午後3時から整体の施術を受ける 昔馴染みのN妻さんの施術
夜 ガンツウ・ダイニング 私の夕食(旬の一品:魚のサラダ、海鼠腸の茶碗蒸し、お造り:平目・エンガワ・
伊勢海老・アコウ・スミイカ、天ぷら:めごち・新玉葱・タラの芽・蕗の薹・さつま芋、トマトサラダ、クレソン
の出汁、黒毛和牛ヒレ肉のカツレツ温野菜添え、ふぐ雑炊、赤出汁、漬け物、フルーツ、ヨーグルトアイスクリーム)、
生ビール小、麦焼酎
他の人のことは知らないが、私(とA美さんも)はガンツウに乗ると早起きになる。ガンツウの客室には
テレビも無いから夕食を終えて船室に帰ると特にやることが無い。その日撮影した写真の整理をした
り、メールやLINEの返事を出し、寝る準備をしたらもう寝てしまうのだ。つまり早寝するから早く目
が覚める。もう長いこと朝シャワー派なので、朝食前の時間はたっぷり欲しい。それに午前7時からの
朝ご飯には一番に行きたい。そんなこんなで5時半には起きているのだよ。和朝食と洋朝食があり、
どう組み合わせてもOK。以前隣のテーブルに座った中年の女性は和洋どちらもすべて食べていらした。
私は基本和朝食に、洋の日替わりスープ。その上十数種類の新鮮野菜が並ぶサラダバーや種類の違う苺
と柑橘類が並べられたフルーツやヨーグルト、各種ジャムなどヴュッフェ形式で摂ることが出来るのだ。初めての
朝食の味噌汁は、船名にもなっている瀬戸内海で捕れる小さな蟹ガンツウが入っている。蟹肉をホジホジ
したりせず、蟹から出た濃厚の出汁を楽しむ。今日は午前9時40分出発で船外体験がある。広島県
三原市から程近い佐木島で桜を楽しむ予定。向島港に到着すると、島の皆さんが、歓迎のボードを掲
げて迎えてくれた。みかんやトライアスロンでも知られる小さな島。港のすぐ近くに満潮になると首まで海
水に浸かってしまう700年以上前に造られた磨崖和霊地蔵があった。広島県重要文化財で今は引き
潮だから全身のお姿を観ることが出来た。ガンツウスタッフが今朝早くフェリーで運んて来たという大型乗用車
3台に分乗して「塔の峰千本桜」へ。晴天で満開なら大歓声が上がる桜の名所とのことだが、今年の
異例の開花の遅さで未だ1分咲き😿であれば、想像力を逞しくしよう。桜は未だでも満開の菜の花
の黄色が美しい。一番景色の良い場所ではガンツウスタッフ達が背に負っていた大きなバックを下ろして熱々
のお茶を振る舞ってくれた。配慮がゆき届いているのう。帰りの港近くで島の人達が農産物やジャム
など加工品の臨時マルシェを準備してくれた。帰る船を「またきてね」って横断幕で見送ってくれて、
ほっこりする島の皆さんに感謝。さて、昼食だ。三食どれも美味しいガンツウだが、私は昼が一番好き。
迷いに迷った末、温かい小豆島そうめんとハーフサイズのビーフカレー、それに奈良「樫舎」のぜんざいを餅抜
きでお願いした。やっぱりどれも旨い!さて今日は忙しい。午後2時からはN村さんによる「和菓子
のふるまい」。30分強の時間で、ガンツウ蟹の干菓子と季節の練り切り、それに温めた最中を目の前で作
ってくれる。それぞれに水出し緑茶、お薄、最中に合うコーヒーと飲み物も組み合わせてね。この温めた
最中は外国人客にも好評と聞く。3時から整体。いつもスパの中の整体ルームで受けるのだが、今日は特
別に東京から出張して来たN妻さんにお願いするので客室で。結構長い間私が通っていた代々木の整
体治療院でN妻さんは副院長だった。その彼が縁あってガンツウの整体責任者として招かれ、スタートから
船上で施術していたが、私が初めてガンツウに乗った少し前後輩に引き継いで東京で開院した。だから、
彼と会うのは10年ぶりくらいかな。施術をして貰いながら、昔話に花が咲いて60分の予定が大幅に
時間オーバーしてしまったが、とても楽しかった。夕食はダイニングで。1組ごとにその日の魚介と肉と野
菜をテーブルに運んで、料理長とスタッフと相談しながら客ごとのメニューを決めて行くのだ。だから乗客全員
が違うモノを食べることになる。平目や烏賊など5種類のお造りやメゴチと野菜の天ぷら、トマトサラダの後、
メインは黒毛和牛ヒレ肉カツレツをお願いした。ふぐ刺しを食べない代わりに食事はふぐ雑炊。満腹でござる。
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4月 3日(水)朝から激しい雨 一日中降る
ドジャース5対4でジャイアンツに勝利 大谷翔選手3打数安打無し😿
朝 ガンツウ・ダイニング 和朝食セット+洋食スープ
午前10時半にはベラビスタマリーナに到着。雨が激しく降っている
昼 尾道ベラビスタマリーナホテル&スパ「ラウンジ」2種のサンドイッチ デザート&ドリンクセット2860円
ベラビスタマリーナの丘の上に建つベラビスタマリーナホテル&スパのビューバスルーム。客室からガンツウが見える
夜 尾道ベラビスタマリーナホテル&スパ「エレテギア」2万2千円のコース(葉玉葱のみぞれスープ、鰆とカラスミとパンダ
豆のサラダ、バスクピンチョス:シラスコロッケ・蛸・チャコリ、さぬきのめざめアスパラ(広島県産唐辛子入りチーズ)、
桜鯛と浦崎甘藍(キャベツ)ペースト、アライオリーブ(小豆島牛乳と白ワインシャーベット)、岩本牛(岡山)の薪火
焼き+3500円、大野浅利ともち麦のパエリア、デザート:苺とシャーベット、ハーブティ)、生ビール小、赤ワイン
1万3200円「カベルネソーヴィニヨン」ナパバレー2022
ちょっと前に乗ったと思ったのに、もう降りるの?そんな声が19室(使用するのは18室だが)の
客室から聞こえるような。そうなのだ。2泊3日のクルーズだと正直そんな思いがしてしまう。それが
寂しくて、私は3泊4日の航路を選ぶか、2泊3日+3泊4日の連続乗船なんてゼータクな選択をして
しまう。今回もそうしたかったのだが、次の出航は明日なので1泊ホテル泊して明日また乗船すること
にしている。朝から土砂降りだ。3日目最終日の午前10時半にはマリーナに帰港し、暫くすると下船が
始まった。私達は丘の上のホテルに行くだけなので「下船は一番最後にして下さい」とお願いしている。
出入り口でスタッフの皆さん全員が見送ってくれる中、「明日また来ます」と小さい声でモゴモゴ言って車
に乗り込む。5、6分でホテル到着。チェックインの手続きだけして、「ザ・ラウンジ」で早めのランチにした。コロナの間
ここで注文出来るものはスィート類ばかりだったので、3種と言えどもサンドイッチやリゾットがあるのは嬉しい。
12時半からホテルのスパで90分のボディマッサージを予約している。昨年もA美さんと私は同じ人の施術を
受けた。ビューバスルームを予約していて、A美さんは4階、私は5階の真上の部屋だ。このホテルに初めて
来たのは8年前で、以来7、8回は泊っていると思う。ガンツウクルーズの合間にエステだけに来たこともある。
そんなお気に入りのホテルのひとつだが、来年のとこかで建て替え工事に入ると聞いた。その間数年間
は休業となるわけで、ガンツウクルーズでこちらにやって来た時利用出来ないのが残念でならない。営業最
終日がいつかは公表されていないが、今年ここを訪れなければ最後の機会となる。海を見下ろす「ザ
・デッキ」や「ザ・ラウンジ」、絶景が楽しめる温泉、和食、鮨、洋食の3つのレストランも気に入っていたのに
なぁ。数年後にまた、とは言うけれど、新しくオープンする頃私が生きているかわからないし、生きて
いても旅行してホテルライフを楽しむ体力が残っているかどうか・・なんてガラにもなくシンミリ考えちゃう。
夕食時になっても未だ雨が降っていたので車で送って貰った。以前はバスク地方で修行した日本人シェ
フを中心にスペイン人調理スタッフがいたが、今は日本人だけのようだ。厨房の奥では調理に使う薪が赤々
と燃えている。アラカルトも可能だが、選ぶのも面倒だからコースにしますか。中四国地方の野菜や魚介類、
肉類、乳製品をふんだんに使った料理はどれも美味しい。肉もデザートもペロリと食べた。今夜も満足。
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4月 4日(木)瀬戸内海は曇ったり晴れたり
お待たせしました!大谷翔平選手移籍後待望の初ホームラン!!!
ドジャース5対4でジャイアンツに勝利
出ました!この時を待ってました!!!
ドジャースタジアム観客も総立ち! 本人よりもベンチ全体が喜んだらしい
朝 尾道ベラビスタマリーナホテル&スパ瀬戸内「双忘」浅利の味噌汁、田島の海苔、真鯛のお造り、お好み
焼き干物(穴子の一夜干し)、がす天、旬皿のヴュッフェ、納豆、デザート、コーヒー
昨夜夕食食べた「エレキテギア」 「ザ・ラウンジ」で新聞を読むのも楽しみ
温泉の湯上がりサロンも寛げる空間だ
昼 尾道ベラビスタマリーナ「TOFUカフェ」(2人で)新じゃが芋の温かいスープ330円、横島 潮風ポークの自家
製サルシッチャとトマトのアラビアータ2420円(サラダ、パン、デザート付き)、瀬戸内しらすと季節野菜のスパゲ
ティ1870円、ガトーショコラ880円、茶葉瀬戸内リモーネ660円(A美さんにゴチになった)
店の前を船が飛んで行く(ように見える)
4時半、東周りのアート航路が始まる ホテルにも「行って来まーす」と挨拶
4時55分阿伏兎観音を通過すると、広々と視界が開ける 今日は夕日が美しい
夜 ガンツウ・ダイニング 私の夕食(旬の一品:焼き白子、猪と玉葱の旨煮、お造り:タイラギと夜鳴き
貝、蟹クリームコロッケ、伊勢海老のビスク、亀ちゃんトマトサラダ、黒毛和牛のハンバーグドミグラスソース温野菜
添え、ご飯、止め椀、漬け物、季節のフルーツ、樫舎のおぜんざい(餅抜き))、オールフリー
どんだけおぜんざい好きなんよ!
昨日夕食を摂った「エレテギア」の朝食も素敵なのだが、私はやっぱり「双忘」の和朝食の方がより好
き。テーブルに着くと、その日の日替わり一夜干しの魚がプレゼンされ、私はいつだって穴子を選んで焼
いて貰う。本日のお造りは真鯛だ。それに揚げ立ての小魚天ぷらのがす天と田島の焼き海苔、それ
にアサリの味噌汁とお櫃に入ったご飯だ。その他に十数種類のおかずが並び、ヴュッフェ形式で好きなおか
ずを好きだけ。こんなにおかずがあるのに、ご飯を一杯で済ませるのが至難の業だ。ここの朝食も
大好きだ。昼のチェックアウトまでのんびり過ごす。だいたいは「ザ・ラウンジ」で新聞を数紙読む。そうこう
しているうちに野球の試合が始まった。今日はジャイアンツ戦の3試合目。チームは順調に勝ってはいるが、
大谷選手の1発が出ないことに皆ジリジリしている。怪我をしたとはいえ、昨年のホームラン王だしねぇ。
しかし!今日の7回でようやく待望のホームラン第1号が出た!実に8試合40打席出なかったのだから、
本人もチームメイトも、ドジャーススタジアムに集まったドジャースファンもほっとしながら大喜び!ほぼ総立ちだった。
ベンチの興奮具合も凄くてね。みんなこの1発を待っていたんだなぁと、こちらまでしみじみしてしま
ったよ。本拠地での開幕戦は今日が最終で、しかも最終打席で打つなんて翔平さんドラマっぽいっすね
ぇ!昼に迎えの車が来て、丘を下りたマリーナ真ん前の「TOFUカフェ」に行く。ここも度々訪れるお気に入
りの店だ。スパゲティ数種類とリゾット、ラザニアなどの食事とスィート類も豊富だ。2人で悩んで潮風ポークの自家
製サルシッチャとトマトのアラビアータ、それに瀬戸内しらすと季節野菜のスパゲティを選んで、シェアして食べる。どっ
ちも大当り!でどっちも凄く旨い!苺が散らばったガトーショコラが濃厚で少し後ろめたいが(笑)。ここは
A美さんにゴチになってしまった。3時過ぎ1日ぶりとなるガンツウに乗船。船室は同じ205号室だ。当た
り前だよね、荷物置いて行ったんだから(笑)。4時半出航。今日から3泊4日のアート航路の始まりだ。
夕食はダイニング。旬の一品である焼き白子と猪と玉葱の旨煮がとても美味しかった。人気がある蟹クリーム
コロッケは2個!それにめっちゃ濃厚の伊勢海老のビスク。うまかねぇ。昼はプチトマトだが、夜は大きなトマトの
サラダ。今日は亀ちゃんトマトを使っていたが、甘くてまるでフルーツのようだ。メインは黒毛和牛のハンバーグドミグ
ラスソース。これも美味しいの何のって。この船に乗ってダイエットなんて絶対無理!としみじみ思う。無酒日
______________」
4月 5日(金)直島・豊島は晴れたり曇ったり
朝 ガンツウ・ダイニング 和朝食セット+洋食スープ
いつも船外体験の送り迎えしてくれるフロントのK田さん
13年前も来た直島の「地中美術館」を9時から貸し切り見学
地中美術館は上から見るとこんな ウォルター・デ・マリアと安藤忠雄アのコラボレート空間「タイム/タイムレス/ノー・タイム クロード・モネ (印刷物から)
草間彌生の復活した「南瓜」 南瓜と記念撮影者の長い行列
ベネッセハウス前の広い原っぱにはニキ・ド・サンファールのアート作品がところどころに
本村地区に移動する ANDOミュージアム昔来たことがある
この地域は三宅さんばかりなので、表札は屋号で
宮島達男の「シ・オブ・ータイム‘98」は直島の人達と共に作り上げた
須田悦弘「碁会所」 木彫りの椿や竹が印象的
昼 ガンツウ・ダイニング 洋の前菜:ごぼうのロワイヤル、プチトマトサラダ、小豆島そうめん(冷)、天ぷら、ス
パゲティボルセナ(小)、樫舎の白玉抜きあんみつ
船長の見送り 午後から豊島に行く。午前中の直島も、ここ豊島も香川県
美術館まで長いアプローチが ポッカリ開いている方が豊島美術館
コンクリートの床に水が湧いてくる。その水が転がって行く 写真森川昇
豊島と書いて「てしま」と読む
夜 ガンツウ・鮓カウンター おまかせ(ツマミ:鯛・平目・おこぜ、鰆のチリ酢、剣先烏賊、蒸し鮑、鰯、車海
老のおぼろ抱き、蛸梅酢、ウニ薄烏賊のせ、穴子、赤出汁、玉子焼、剣先烏賊追加)、生ビール小、
麦焼酎
今日はメチャ忙しい。アート航路たる所以は今日があるから。午前中の船外体験は瀬戸内アートの中心である
直島へ、そして午後は豊島へ行くのだよ。直島へはいつものタグボートではなく、参加希望者全員が乗
れる海上タクシー船をチャーターしてのお出かけだ。一番最初に乗せて貰って、いざ出発。20分少し船に乗り、
直島の港からは大型バスに乗り換える。普段は10時開場の地中美術館を9時から貸し切りにして貰っ
て見学するのだ。13年前に直島には秘書だったSブーと現在大阪在住のキョウコと3人で来たことがある。
何もかも2人で手配してくれ、ベネッセハウスに2泊して直島のアート作品をほぼ見学した。あの頃でも直島
の見学者の多くが海外から来た人だったことに驚いたものだ。ガンツウのスタッフが車椅子を持参して押し
てくれるから、楽をしながら見学。3人の作品の中で、私はウォルター・デ・マリと安藤忠雄アのコラボレート空間
「タイム/タイムレス/ノー・タイム」が好き。本村地区に移動して家プロジェクトの幾つかを見学。A美さん達の健脚コー
スは護王神社にも行かれたが、日和見コース(嘘ですよ、私が勝手に書いた)は家プロジェクト第1号「角
屋」と「碁会所」の2ヶ所に。この地域は多くの人の苗字が三宅さんなので、昔から屋号で呼び合
い、表札にも正式な名前の他に屋号の表札があるのだよ。この屋号だけ撮影していても面白い。「碁
会所」の須田悦弘による木彫りの椿や竹が実に見事だった。3時間半の直島見学を終えてガンツウに帰
る。全員一緒に帰船したので、ダイニングはどっと混むのかと思いきや、大急ぎで行ったA美さんと私
が驚く程ガラガラ。皆さんおっとりされいるよなぁ。洋の前菜のごぼうのロワイヤルがムチャ旨い。今日は冷
たい小豆島そうめんに天ぷらをつけ、クリームソースのスパゲティボルセナのハーフサイズを注文。おぜんざいが続い
たので、樫舎の白玉抜きのあんみつにした。どれも旨いなぁ。午後は2時45分から豊島へ行く。と
よしまではなく「としま」と読むのだ。この島では豊島美術館に行ったのだが、何も知らずに行っ
たので美術館に入ってビックリの連続だった。こ、こんな美術館があるなんて!詳しく書いてもいいけ
ど、これから見学に行く人のためにも内緒にしておこう。見学している間、ずっと静かな興奮にとら
われていた。この後皆さんは「唐櫃からとの清水」という湧き水が出る場所に見学に行かれたが、私
はバスに残ってドライバーの方から豊島美術館の仕組みを伺って一人大納得していたのだ。行かなくて良
かった、なんてね。午前午後とすっかりアートして夕食は今週2度目の鮨カウンター。剣先烏賊、蒸し鮑、鰯
などが美味しかったなぁ。明日午前中の船外体験は参加しないので鮨食べながらたっぷり焼酎飲んだ。
______________」
4月 6日(土)直島・豊島は晴れたり曇ったり
ドジャース7対9でカブスに敗戦 大谷翔平選手5打数2安打 2試合連続HR!
山本由伸投手と一緒にピッチング練習 今永投手と由伸投手
昨日に続き第2号ホームラン!本塁ベースを踏む前に左手指にチュッ! こっちはチェッ!
朝 ガンツウ・ダイニング 和朝食セット+洋食スープ
鬼が棲んでいたと言われる女木島。港ではアート作品木村崇人「カモメの駐車場」が迎えてくれる
A美さんが撮った女木島の写真 「ATRE MEGI」アイランドシアターMEGI 名画座
昼 ガンツウ・ダイニング 洋の前菜:新玉葱とキャベツのキッシュ、プチトマトサラダ、海鮮ちらし小、小豆島そう
めん(温)小、ビーフカレー小、アイスコーヒー
P戸大橋がよく見える 丸亀市塩飽本島笠島まちなみ保存地区の散策 江戸時代からの町並み
空き家が多い中で公開している吉田邸を訪問、床の間には伊藤若冲の絵画が2点あった!
刀の鍔をデザインした鴨居 豪華な男子用トイレ
吉田家の祖母の花嫁衣装。高価な絹の着物で100年以上経っても全く傷んでいない
夜 ガンツウ・ダイニング 私の夕食(旬の一品:ヒラのサラダ、肉豆腐、お造り;石鯛とスミイカ、伊勢海老の
ビスク、天ぷら:新玉葱・さつま芋・茗荷、渡り蟹の三杯酢、タンシチューマッシュポテト添え、ふぐ雑炊、
漬け物、樫舎のおぜんざい餅抜き)、オールフリー
朝食は和食党だが、今朝は珍しく洋食にしてみた。オムレツにソーセージとハム、それに大きなクロワッサン。これ
も美味しいけど、やっぱり和食の方が充実感がある。午前中の船外体験は女木島の観光。鬼ヶ島伝
説のある島で、隣にはやっぱりという感じで男木島もある。今回はアートの旅。女木港には木村崇人の
アート作品「カモメの駐車場」がある。写真では何度も見たことのあるカモメ。そうか、この島にあるのか。
参加したA美さんの写真を貰いお話も伺ったが、この島の桜は満開だったそうだ。昨日は午前も午
後も出ずっぱりだったので、この航路で初めてゆっくりした午前中を過ごす。テラススィート船室の中で落
ち着くのはL型のソファと大きなテーブルがあるソファールーム。ここでガンツウオリジナルのお茶を淹れて、過ぎ去っ
て行く海をボンヤリ眺めたり、うつらうつらしたり。2年前初めて乗船した頃は右膝骨折していて一度
も船外体験に参加しなかったから、このソファルームで長い時間を過ごしたものだ。今日の昼は最後のランチ
となるので、私のベスト3をすべて食べることにした。もちろんハーフサイズでね。海鮮ちらし旨い!小豆
島そうめん旨い!ビーフカレー旨い!どれも美味しくて順位つけるのは不能。午後3時半発の本島笠島ま
ちなみ保存地区の散策は参加した。何の事前情報もなく参加したのだが、上陸してビックリ!初めて知
った塩飽本島に江戸時代からの街並みがそのまま残っているのだ。情緒溢れたここは保存地区に指定
されているが、実は8割が空き家なのだとか。9年前から自宅を公開されている吉田邸を訪れた。建
物、家具、庭などどれも相当豊かだったことを物語っていて、床の間には伊藤若冲の絵画の掛け軸が
2点も!案内された吉田さんの話では、屋島の合戦で敗れた平家が厳島に逃れる時、「勝利した時に
は迎えに来る」と平家の女房などがこの島に残された。その子孫達は平家であることを隠すために
「吉田」姓を名乗ったのだとか。「私もそのひとりで」って。ふーん、船外体験したお陰で面白い
場所を知ることが出来た。さぁ、今夜は最後の夕食。旬の一品の肉豆腐は肉無しの豆腐のみ。その豆
腐は肉の味が濃く沁みていて旨いの何の!お替り!と5、6回言いたかった。一昨日食べた伊勢海老
のビスクをアンコール。ホント濃ゆいぞ!まるでオーストラリアの立体地図のようなカタチで登場したタンシチューはホロホロに煮
込まれて舌要らず。ねっとりバター味のマッシュポテトと一緒に食べる。贅沢やねぇと舌鼓を打った。明日
の朝食を入れると今週ガンツウで13回食事したことになる。どれも素晴らしく美味しかった!無酒日
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4月 7日(日)直島・豊島は晴れたり曇ったり
ドジャース4対1でカブスに勝利 山本由伸初勝利! 大谷翔平選手4打数2安打
藤井聡太八冠叡王戦第1局で伊藤匠七段に勝利し1勝
仲良し同じ年同士の鈴木誠也選手と。ふたりで何を話しているのかな。調子どう? まぁまぁかな とかね
写真:日刊スポーツ
ナイスピッチング!おめでとう由伸投手1勝目! 大谷兄貴も打つ!
朝 ガンツウ・ダイニング 和朝食セット+洋食スープ
客室の冷蔵庫もワインもフリーなのに、5泊6日で飲んだのはジュース1本のみ
昼 ANA広島=羽田プレミアムクラス機内食
夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(刺身もり合わせ、揚げ出し豆腐、蓮根の塩きんぴら、壬生菜の
生姜和え、ご飯、味噌汁、でこぽん)1870円、麦焼酎ボトル3300円
同い年対決結果は
ず〜っと楽しみにしていた今週。間のホテル1泊も含めの6泊7日間は、実に美味しくて楽しい日々だ
った。ずっと乗っていたい気持ちもあるが、そろそろ下船しなければな。今朝も朝食が美味しい。5
回の朝食時、毎日飲んだトマトジュースが秀逸!「どこで売っているのか」と聞いてみれば、船の中で作っ
ています、何種類かのトマトで、という答えが返って来た。ジュースというか、トマトそのもので、グラスを傾
けてもなかなか落ちて来ない程濃厚なのでスプーンで掬って食べた。水曜日は「一番最後に」とお願い
した下船順であるが、広島空港からのフライト時間もあるので今日は2番目だ。いろいろお世話になりま
した!また秋に帰って来ますね、とズラリと並んだガンツウスタッフの皆さんにご挨拶して用意された車に乗
る。素晴らしい晴天で、空港までの約1時間ドライブ日和だった。途中で追い抜いたバスは、カープのデ
ィゲームの応援に駆け付けるようだ。広島県民のカープ愛強いものね。1週間ご一緒したA美さんと羽田
空港でお別れして帰宅。明石町界隈は桜が散り始めた頃だった。留守中届いた郵便物、DM物、荷物
などのチェックに時間がかかるのは仕方ないな。この1週間で撮った写真点数がムチャ多く、パソコンに取り込
むのに多大な時間を要した。新鮮な魚介類に溢れた瀬戸内から戻って来た日の夕食はお刺身盛り合わ
せ!でも、これはこれで美味しい。午後6時前、叡王戦第1局を戦っていた藤井叡王が104手で伊藤
匠七段を下し先ずは1勝。同じ年対決とずいぶん騒がれはしたが、現状は藤井八冠の11勝1分と圧
勝している。きんに君風に伊藤匠七段パワ――ッ!今日ようやく1勝を上げた山本由伸投手パワ――ッ!
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【今週の振り返り】
今週2回の乗船によって、私のガンツウ乗船回数も8回となった。確か「クルーズ卒業」と10年前に言っ
ていたのに、ガンツウだからって1年に何度も乗るってどうなのよ!8回ってオカシクないかい?と思われ
ている方もおられるかも。私だって、ほんの少しだけは思っている。しかし、基本的に違う!とい
う思いの方が強い。「クルーズ卒業」とは、これまで何度も乗った大型客船を利用したクルーズはもう結構、
という意味なのである。
クルーズ船と言ってもピンキリ。新型コロナ流行の数年間はクルーズ業界真っ青になる程需要は落ち込んでいた
が、パンデミックス終了と共にクルーズ業界は活況を呈していると聞く。クルーズ船の昨今の傾向は「とにかく
大型化」らしい。今年1月に就航した「アイコン・オブ・ザ・シーズ」は25万トンあり、乗客定員に至っては
5600人というのだから、クルー併せて1万人近い。地方の町村の人口ほどの乗客を乗せて七つの海を航
行しているということになる。ロイヤル・カリビアン・インターナショナルという会社が運航していて、同社は「アイコン・オ
ブ・ザ・シーズ」を含め22万5千トン以上の超大型客船を6隻も所有し、更には今年、来年で新しい超大
型客船を運航予定というのだから「恐れ入谷の鬼子母神」(年齢がバレバレ)なのである。25万トンって
どの位大きいの?と思う方いますよね。日本船で最大の客船は「飛鳥U」で、これが5万トン。つまり
「飛鳥U」の5倍の大きさということだ。「飛鳥U」だって見たことがない?う〜む、それなら「タイ
タニック号」なら知ってますよね、映画で。事故があったのは1912年だから100年以上前の話だが、「タ
イタニック号」は当時「世界最大の豪華客船」だった。その「タイタニック号」は4万6328トンだったのさ。
「アイコン・オブ・ザ・シーズ」に話を戻せば、高さは20階建てで、全長は365m。東京タワーの高さは333mだか
らそれを横に倒したとしたら、「アイコン・オブ・ザ・シーズ」より32mも短いのだよ。
こんな巨大で豪華なクルーズ船全盛のような感もあるが、カジュアル船や小型船には違う魅力がある。巨大
な船の場合、寄港できるのは座礁の不安がない港に限られるが、小さな船なら珍しい小さな港に寄港
できるから面白い航路が期待出来る。南極には2度行ったのだが、最初の南極へは乗客150人(ドイ
ツ人と日本人半々)の小さなドイツ船に乗った。アルゼンチンの先っぽウシュアイアから南極に行くには、世界で最
も荒れる海峡と言われるドレイク海峡を渡らねばならないのだが、運悪くこの時海峡の上空には低気圧が
ドッカリ座っていた。これを避けて大きく東に航路を変更したりで結局海峡を渡るのに3日もかかった。
この間、小さな船は木の葉のように揺れて船酔い者続出。でも私はシッカリ3食ともレストランに行って食べ
ていた。小さな船だから島や南極半島に上陸する時、そう長く待つ必要も無い。今日はドイツ人先、明
日は日本人先ね、って感じだ。南極クルーズも終盤に差し掛かった天気の良い日の昼に、船のフェスティバル
としてバーベキュー大会が甲板で開かれた。船長から「ビール飲み放題!」と発表があってドイツ人も日本人
も大歓声をあげてね。クルーも含めて大きな家族のような雰囲気に溢れた船だった。リバークルーズの場合は
小さい船。私が乗った一番小さな船は、フランスのマルセイヤンから乗り込んだATHOS号という平底船。船室は
5室で客は5人と添乗員1人、クルーは英国人船長とシェフとフランス人ドライバー&ガイド、それにハンガリー人女性
ホール&客室係2人の計5人。1週間かけてミディ運河の僅か60`の距離を溯るチャータークルーズだった。超大
型客船なら「今日はフォーマル」「セミフォーマル」「スマートカジュアル」など毎晩夕食の服装規定があったり、チェックインと
乗船、チェックアウト・下船にエラク時間がかかるが、小さな船ならそんな煩わしさも無い。大きな船でも、カジ
ュアル船ならいつだって「スマートカジュアルでいいですよ」と気楽だ。ただ朝食時のレストラン等では競争が激しか
ったりで、優雅に、というワケには行かない。
それはともかく、普通のツァーと違ってクルーズの場合、下船するまで荷物のパッキングをする必要が無くてラ
クチンというメリットはある。しかし、服装規定があるために荷作り時にはお洒落着を何枚も用意していかね
ばならないなんてのがムチャ面倒臭くてね。お洒落着なんてそうたくさん持っていないし・・。でも1番
気になるのは、船という閉鎖的な空間が人間の心理に及ぼす影響だ。人間が持つ心の悪い面が剥きだ
しになる危険性を孕んでいる。ツァーでクルーズに参加した場合、毎晩原則夕食はツァーのグループの皆さんと同
じテーブルで摂ることになる。同じメンバーと同じテーブルで毎日毎日・・。すると、人間というのは誰かと
仲良くなり、誰かのことを非難するような心境になるらしい。心境で終わっているうちは良いのだが、
誰かが誰かを陰湿にイジメ始めたりすると困ったことになる。これまでのクルーズで何回もそんな場面に遭
遇した。クルーズとは人間の心の美しくない部分を引き出してしまう摩訶不思議な力を持っているような
気がする。夫婦や家族同士で乗る場合は事情が違うと思うけど。あぁ〜一緒に過ごしたくないこんな人
達がいる船ならすぐ下りたい!と思っても船はアフリカやメキシコの西側を航行していたりして、出るのは溜息
ばかり。お金と時間がもったいない!もうクルーズは飽き飽きだ!ってワケで卒業を宣言したのだよ。
ガンツウはとても料金が高い。船室のグレードにもよるが、クルーズ1日当たり費用と考えた場合、豪華巨大客
船よりずっと高い。しかも私やA美さんは船室をひとりで利用するから、特に割高だ。しかし、乗って
みると高いことには高い理由がある、と納得する。例えば、今週の2クルーズで船外体験は5回(私が参
加したのは4回)だが、上陸するどの島にも大型車や大型バスを予め運んで来て待機しているのだ。必要
があれば(例えば私が参加する場合は)、車椅子も運んでおくし、参加者全員に飲んで貰うお茶の準備も
怠らない。雨が降りそうなら人数分の傘を用意。必要ならボランティアガイドもグループ分けした人数分来て貰
うし、外国人客は必ず参加するから通訳ガイドの手配は必須だ。直島に上陸した時は、ガンツウに積んでい
る2隻のタグボートではなく、全員が一度に乗れる大型の貸切タクシーをチャーターしていた。直島には大型バスが。
10時開館の美術館には1時間早い時間に貸切でオープンして貰う手筈が整っていた。みかんの島・佐木島の
皆さんとも何度も打ち合わせをされたのだろう、歓迎の横断幕の作成し、ガイド役が待機、港の近くには
臨時マルシェの開設がされていた。豊島にも女木島にもバスが運ばれていた。私の車椅子を押す係まで用意さ
れていて涙ぐみそうだったよ。食事や飲み物も素晴らしい。元はと言えば大酒飲みの私はガンツウ乗船時は
下戸を装っているが、朝昼晩と1日3回もワインをテーブルに並べさせて選んで飲んでおられるご夫婦もいら
した。きっと良いワインが揃っているのだろう。魚介類も野菜類もいつも新鮮なものが供される。あまりに
美味しくて今回3食トマトを食べたが、近郊のいろんなトマトを集めているようだ。前述したが、毎朝出る自家
製トマトジュースはとんでもない美味しさだった。何度も書いたことだが、30人乗ったとしたら誰ひとり同じ夕
食を食べていない、こんな船が他にあるだろうか。それぞれが、食べたいものを食べたいだけ食べたい料
理法で。ガンツウの食事はどれも唸るほど旨いのだ。しかも服装も自由。外国人客も含めて船室に備えられた
単衣と袖なし半纏姿の人が多い。ま、そんなことでガンツウ乗船はこれからも続きそうなのである。カンタンな話
を長々と書きやがって・・とお思いの方、ゴメンチャイ。
猫はむかし船で活躍したんだよニェ
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