スイスのルッツェルンから帰国し、芝居三昧の1週間
紀伊國屋ホール 歌舞伎座と世田谷パブリックシアター
9月 9日(月)東京は晴れ 未だ暑い!
ドジャース対ガーディアンズ4対0で2連勝
大谷翔平選手46号HR含む4打数2安打打点1 46・46達成!
朝 ANAフランクフルト=羽田ビジネスクラス機内食 コーンスープ、ヴィーガンカレー、ヨーグルト
ご飯は3分1くらい食べた
昼 時差で無し
夜 明石町「ダイニングルーム」B定食(野菜スープ、鱸のソテーマッシュルームソース、仔牛のカツレツトマトソース、サラダ、ライス、
千葉の幸水梨、カモミールティ)1870円、麦焼酎ボトル3300円
1週間ぶりのアルコール!旨い!
昨夜フランクフルトを飛び立って羽田空港に向かっている。ヨーロッパ往復しても一睡もしないことがよくあ
る眠り下手人間なのだが、今日は4時間ほど眠ったのだ。凄いじゃんか!と自分でもビックリ。スイス最
後の夜もお腹を壊したので大事をとって固形物は殆ど取らず、アルコールも一切飲まなかった。飲食を
節制して数時間眠ったせいか、腸の調子も戻ったようだ。それじゃあこの辺でシッカリしたモノ行きます
か、と注文したのはヴィーガンカレー。ヴィーガンだから肉無しで大豆などを使用しているらしい。カレーソース
はフルーツふんだんに入っているらしく辛くはないが複雑な旨さが良いとしてもライスが多過ぎるよ、っ
てことで半分以上残した。でも、これで普通食OKになったようだ。予定通り午後5時前に羽田空
港第2ターミナルに到着。第2ターミナル離発着する便も徐々に増えては来たが、それでも第3ターミナルに比べ
ればスカスカ。出国時も入国時もスムーズでいいねぇ。乗ったタクシーも順調に流れ、午後7時には帰宅、7時
半にはダイニングルームで焼酎をグビっと飲んでいた。スイス滞在中は1度も飲まなかったから、アルコールは1
週間ぶりとなる。喉のすみずみにも胃腸にもじんわりと染み渡るようで実に旨い。トマトソースたっぷり
かけた仔牛のカツレツをおかずにライスモリモリ。やっぱり健康で元気な時はいいね、ご飯も酒も美味しくて。
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9月 10日(火)晴れ 今日も暑い!
ドジャース対カブス4対10で大敗😿 大谷翔平選手4打数2安打1盗塁(47盗塁目)
ドジャースとカブスの試合前。1歳先輩だからと今永選手に帽子を脱いで丁寧に挨拶する大谷選手
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(和風ロールキャベツ、鱧入りかまぼこと山葵漬け、ブロッコリーの胡桃和
え、ご飯、味噌汁、飲むヨーグルト、パイナップル)1210円、納豆220円、とうもろこしふりかけ、
コーヒー165円
とうもろこしふりかけ旨し
昼 明石町「ダイニングルーム」今週のアラカルトメニューから 冷やし中華(胡麻ドレッシング)1210円
松井似の大谷人形貰った
夜 明石町「ダイニングルーム」B定食(八宝菜、春巻き、トマトサラダ、根菜と干し貝柱スープ、ご飯、漬物、
シャインマスカット、ジャスミンティゼリーとアイスクリーム)1870円、麦焼酎
デザートが2つ付く中華定食
帰国早々であるが、時差ぼけの影響が少ない人間だからフツーに起きて、フツーに生活をする。手帳を見
ると10時過ぎには同じ建物4階にあるクリニックの予約があった。前回の診察以降の血圧測定の記録の
コピーを取り持参する。2年前までクリニック院長だったM井先生はユーモアに溢れた楽しい方で冗談を言い合
ったりしたのだが、後継者の院長は謹厳実直型。こちらもフザケないようマジメな顔で頷いたりする。
9月中旬というのに、日本は相変わらずの暑さ。8月下旬は約10日間を北海道で、9月早々からスイス
に行っていたからこの暑さのことをコロッと忘れていた。そうだったわね、ずっとこの暑さに悩まされ
ておられた方々失礼しやした。ランチはアラカルトから冷やし中華をお願いした。どちらかと言えば醤油味
の方が好きだが、今日のような味噌ダレでも美味しい。暑さとは早くお別れしたいけど、冷やし中華
や冷やしソーメンとお別れするのは寂しい。8月家族でロスアンゼルスにドジャース応援に行っていたO江君から
大谷翔平人形が送られて来た。ユニバーサルスタジオ近くのドジャースショップで発見して思わず購入したのだと
か。似てないです、と断りがあったが、包みを開けてみると、ホント似ていない。これ、大谷君じゃな
くてゴジラ松井そっくり!そう言えば、松井選手はヤンキースに7年在籍した後、エンゼルス、アスレチックス、レイズ
を1年ずつ渡り歩いた。あの真っ赤なユニホームと真っ赤な帽子を被ったエンゼルス時代の松井選手の写真を
見たことあるが、笑ってしまうくらい似合っていなかった。132安打84打点21HRとそこそこの成績
だったけど。今のドジャース青ユニ姿も素敵だけど、大谷翔平選手はあの赤ユニがとても似合っていたよなぁ。
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9月 11日(水)晴れのち曇り
ドジャース対カブス3対6でカブスに2連敗😿 大谷翔平選手4打数無安打😿
山本由伸投手対今永昇太投手対決 両者好投するも今永13勝目
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(身欠き鰊のつけ焼き、ひじきと大豆の煮物、白菜のお浸し、ご
飯、味噌汁、飲むヨーグルト、オレンジ)1210円、納豆220円、とうもろこしふりかけ、コーヒー165円
今日も朝ご飯が美味しい
3ヵ月ぶり復帰した山本由伸投手。4回で三振8と好投したのだが・・
昼 明石町「ダイニングルーム」B定食(葱と細切りチャーシューのつゆそば、肉まん、豆腐サラダ、アイスコーヒー)
1210円
夜 荒木町「松庵」(3人で)お任せ(ピーナッツ豆腐、鱧出汁飯蒸しウニのせ、鱧の炙りと岡山の松茸、
天草のノドグロ刺身、毛蟹のジュレがけ、甘鯛と松葉松茸の煮えばな汁、天然鰻の蒲焼き、シャトーブ
リアンの炭火焼き辛味大根添え、岩もずく、どうまん蟹出汁の特製カレー蕎麦、焼き芋ジェラート)、生
ビール小、麦焼酎ボトル 3人で10万6000円
今夜もご馳走だらけの松庵だった
今日のドジャース対カブスの対戦。怪我で離脱していた山本由伸投手が3ヵ月ぶりに復帰して先発、
カブスは絶好調の今永先発。そこに野手は大谷翔平選手と鈴木誠也選手と日本人選手4人が先発
で出場するのだよ。今日11時からN社との打ち合わせがあったのだが、こんな好試合はやっ
ぱりライブで観たいなぁと急ではあったが時間の繰上げをお願いした。10時半から新しい部長さ
んを紹介されるなど30分程で打ち合わせを終了し、早速試合を観戦。故障者リストに入って治療
を続けていた山本由伸投手久々のピッチングはどうだったのか。4回投げ被安打3、失点1したも
のの奪三振8と好投した。しかし故障上がりだから4回59球で降板するしかなかった。一方カ
ブスの今永は7回を投げて被安打7、失点3だったが、カブス打線が8回に爆発して6対3と勝利
して勝ち投手となり13勝目を挙げた。新人賞イケルかもしれないなぁ。来年のMLBの開幕戦は今
年のソウルに続き、東京でやるんだって。出場チームはこのドジャースとカブスなのだ。所属チームに変更が
無ければ、4人の凱旋試合になるってワケね。今夜はカタカナ会社時代の後輩かおりちゃんとR子と
3人で宴会だ。かおりちゃんは現役時代ずっと社長秘書をしていたが、御主人もいま銀行の頭
取さんだ。当初かおりちゃんが店を決めることになっていたのだが、荒木町を知りたい!とい
うご希望があったので、私が松庵を予約した。かおりちゃんと同じセクションにいたR子もやって
来た。積る話もあって、お喋りも忙しいし、今日も大張り切りの松丸さんの料理はどれも美味
しいし、お酒もガンガン進むしで忙しいぞ。コースの〆は特製のカレー蕎麦!3人とも汁をゴクゴク飲み
干してあぁ旨かった!楽しい時は瞬く間に過ぎて。また会いましょうね!お土産ありがとね。
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9月 12日(木)晴れ 未だ暑いんよ
フジモリ元ペルー大統領死去(享年86歳)
ドジャース対カブス10対8で連敗脱す
大谷翔平選手47号HR含む4打数2安打打点3盗塁1 47・48達成!
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(鯖のみりん漬け、切干し大根の炒り煮、江戸菜の辛子和え、ご
飯、味噌汁、飲むヨーグルト、キウイ)1210円、納豆220円、とうもろこしふりかけ、コーヒー165円
鯖なら何でも好き!
47本HR+48盗塁達成! 50・50待ってるよ!
昼 新宿紀伊国屋ビル「モンスナック」コロッケカレー850円、茹で卵100円
新宿紀伊國屋ビル地下の「モンスナック」で超久々にシャビシャビカレーを食べる
「夫婦パラダイス 〜街の灯はそこに〜 是野州柳吉:尾上 松也 お蝶:瀧内 公美
信子:高田 聖子 静子:福地 桃子 藤吉:鈴木 浩介
馬淵牛太郎:段田 安則 作:北村想、演出:寺十吾、写真:加藤孝
夜 荒木町「の弥七」(2人で)ボタン海老とウニゼリー載せ、広東風醤油ダレ蒸しオカワカメ、零余子と銀杏と
海老の春巻き栗削り載せ・ピオーネと柿とピーナッツの白和え・自家製チャーシューとキリギスの蜂蜜、カツオ叩き
辛い中華風、フカヒレスープ、ヤイトハタの蒸し物アスリート豚の干し肉添え、山形牛ローストビーフと松茸と花ニラ炒
め、栗入り杏仁豆腐)、ビール小、麦焼酎 2人で6万4130円
明石町に住まいを移してから本屋に行く機会が激減した。若い頃から本屋と文房具屋に行くのが大
好きだった。銀座・新橋界隈で長い間働いたが、当時あった書店はどこも馴染みの店だった。銀座
なら有楽町交差点にあった東芝ビル1階の「旭屋書店」、中央通りの「資生堂」ビル近くの「福屋
書店」、おやじビルことニュー新橋ビルの1階と地下に(名前は忘れてしまったが)同じ店が入っていて
地下の店によく行った。それがすべて閉店してしまったのは悲しい。四谷三丁目に住んでいた頃の
休日新宿に行けば、中村屋+紀伊国屋書店+伊勢丹の3店巡りはお約束だった。紀伊国屋書店創業者
の田辺茂一さんにちょっと憧れを抱いてもいた。地下の飲食店もよく利用した。午後2時からの芝
居「夫婦パラダイス」のチケットを頂いてから会場が「新宿紀伊國屋ホール」と知って楽しみにしていた。も
ちろん芝居もだが、紀伊國屋ビルに行くことを。耐震補強工事のため休業していた地下の飲食店も
無事再オープンして元気に営業していた。外国人客だらけになった「モンスナック」カレーは相変わらずシャビシャ
ビだった。付き合いの長い紀伊國屋ビルなのにホールは初。入口は4階だが、問答無用の階段上りで舞
台と座席は5階に。427席とホント狭いがどの席からも見やすく日本を代表する小劇場なのだ。主役の
松也の後援会に入っているミホちゃんが取ってくれた席なので前から7列目の真ん中近く。役者がす
ぐそこにいるって感じ。シスカンパニーの日本文学シアターは無頼派と呼ばれた織田作之助。北村想作寺十吾
演出で「夫婦パラダイス」のタイトルと来れば、織田作「夫婦善哉」を柳吉の松也とお蝶の瀧内公美夫婦が
令和の大阪で繰り広げる人情味溢れるお芝居と思いきや・・かなり違った。馬淵牛太郎に段田安則、
お蝶の腹違いの姉信子に高田聖子、信子の蒸発した夫に鈴木浩介、蕎麦屋の出前持ちに福地桃子と
達者な役者を揃えたのに・・何だかなぁ、もったいない。北村想さんはこの芝居で何を表現したか
ったんだべか。私にはわからんかった。休憩無し100分で終了してしまった。1時間半後伊勢丹タクシー
乗り場で待ち合わせて解散。紀伊國屋書店4階絵本売り場でプレゼントを探し、送る手配。次は2階で
最近気に入っている作家の作品を探してゲット。さぁ次は食事だ。タクシーで荒木町に移動して「の弥七」
へ。今日は次から次へとお客さんが来て大盛況だった。話題の中心は、ミホの夫のF津ちゃんが出演
演奏した8月21日から27日まで英リバプールで開催された「インターナショナル・ビートルウィーク・フェスティバル」。F津
ちゃんはビートルズコピーバンド活動を長く続けていて、ついこの前まで一部上場会社の代表取締役会長
をやりながらリンゴスター役でドラムスを叩くドラマーでもあるのだよ。数年前にも参加されていて、リバプール
の街アチコチにある演奏会場を楽器持って昼も夜中も駆けずり回って数ステージをこなす1週間。F津ちゃ
んは私より数年若いだけだから古希は過ぎているのだよ。いくらシッカリ鍛えていてもカラダに毒だよと
心配になるが、英国本場のフェスティバル出演はこれを最後にするらしいと聞いて安堵した。因みにF津
ちゃんもミホちゃんも元私の部下だった。それはともかく今夜も「の弥七」の料理どれも美味しいね。
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9月 13日(金)晴れ
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(さつま揚げの焼き物、納豆、わかめサラダ、ご飯、味噌汁、飲む
ヨーグルト、パイナップル)1210円、納豆220円、とうもろこしふりかけ、コーヒー165円
昼 歌舞伎座客席にて 「みやび」の笹一葉鮓、お茶
「みやび」の笹一葉鮓
夜 明石町「ダイニングルーム」B定食(牛肉と野菜のオイスターソース炒め、翡翠帆立餃子、ゴーヤとキャベツ和え
物、フカヒレスープ、ご飯、漬物、マスクメロン、胡麻団子)1870円、麦焼酎
桃饅頭は食べないが胡麻団子は半分
9月の歌舞伎座は秀山祭。今日は昼の部に行く。先ずは「摂州合邦辻 合邦庵室の場」。高安奥方玉
手御前に菊之助、高安俊徳丸に愛之助、浅香姫に米吉、奴入平に萬太郎、合邦道心は歌六、その女
房おとくに吉弥。若い後家の玉手御前が義理の息子俊徳丸に邪恋するが、その真意とは・・なんて
話だ。隣の若い女性がずっとハンカチで目元を抑えて泣いていた。悲劇ではあってもそんなに泣く事も
ないじゃろうに、と思っていたら次の弘法大使の新歌舞伎でも彼女は泣いている。晩夏だけど花粉
症か鼻風邪か何かだったのかも。2つ目は弘法大師御誕生1250年記念として夢枕獏の原作を戸部
和久が脚本を纏めた「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」で歌舞伎座では2回目の上演だ。空海に幸四
郎、白楽天は歌昇、玉蓮は米吉、春琴に児太郎、阿部仲麻呂は染五郎、白龍は又五郎、楊貴妃に雀
右衛門、丹翁に歌六、憲宗皇帝は白鸚。歌舞伎座はほぼ観ているのに、観た記憶が無いのはどうし
たことか。個人的に空海−弘法大師は尊敬の念を抱いているから興味津々で舞台を見つめた。とは
いえ、生きた時代が違うのだから歴史的にムリな空海と楊貴妃が出会って宴会するなんてのは夢枕獏
さんの世界夢また夢だからなぁ。幸四郎が才能に溢れる若き空海を爽やかに演じ、丹翁を演じた歌
六の存在感が舞台のアクセントになっている。雀右衛門の楊貴妃が案外(失礼!)美しくて嬉しい驚き。
彼女が愛したライチも出て来たよ。売店で購入した「みやび」の笹一葉鮓は初めて食べたが美味しい。
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9月 14日(土)晴れ
ドジャース対ブレーブス2対6で敗戦😿大谷翔平選手4打数無安打😿
朝 明石町「ダイニングルーム」B定食(無塩トマトジュース、麦入りクリームコーンスープ、フレンチトースト→トースト、(スクランブ
ルエッグ2個330円)、サラダ、オレンジ、コーヒー)770円
スクランブルエッグ2個はチト多い
昼 明石町「ダイニングルーム」A定食(和風ちゃんぽんうどん、栗胡麻豆腐、みぶ菜のお浸し、アイスティ)
1210円
夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(鶏肉の岩塩焼き柚子胡椒卸し添え、鮭と白菜の煮物、アスパラたら
こマヨネーズがけ、(昆布の佃煮)→海苔の佃煮、ご飯、味噌汁、巨峰)1870円、麦焼酎
来週月曜日から始まる旅の荷作り。国内3泊だからチャチャっと終えて、そのまま宅配便に出しに行く。
翌日到着希望と書いたら「難しい」と黒ネコに言われたとか。「じゃ、翌々日で結構です」と伝える。
自民党総裁選には9人も立候補。当選する見込みは自分でも殆ど無いと思っているだろうに、どう
してこんなに大勢が出るのだろう。ひょっとして勝てる!と思っていたとしたらそれこそ恐ろしい。
己を知らない人間が一国の総理(現在の自民党総裁はそうゆうことになるわな)になっては困りま
すよ。力はありそうだが知名度が無い、知名度は抜群だが知能知識に問題がありそう、面白そうだ
が変人過ぎて不安、実力はあるのだろうが人望が無さ過ぎ・・9人いても一長一短で。そんな中有
望視されているのは5度目の正直となるか石破氏とミーハー人気はある小泉進次郎氏。どっちもなぁ、
特に後者はねぇ。「もしトラ」でトランプ大統領になって小泉首相なんてゼッタイ観たくないホラー映画のよう
だ。クワバラクワバラである。アトランタに移動してブレーブスと戦っているドジャース。大谷翔平選手はゼロ安打で
チームもコロッと負けた。しっかりしましょう!夕食のA定食メニューには医者から禁止されている昆布の佃
煮があった。どうするんだろ、と思う私の目の前に置かれたお盆には海苔の佃煮が。同じ海藻系の
佃煮をサッと用意するって気が利いている。ぶどうは昔フツーの果物だったがいつの間にか高級化した。
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9月 15日(日)晴れ
ドジャース対ブレーブス1対10で2連敗😿 大谷翔平選手2打数無安打😿
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(厚揚げの焼き物、茸の当座煮、青梗菜のわさび和え、ちりめん
山椒、ご飯、味噌汁、飲むヨーグルト、バナナ)1210円、納豆220円、とうもろこしふりかけ、コーヒー
165円
バナナ普通サイズにしたが・・
昼 明石町「ダイニングルーム」B定食(コーンチャウダー、ヒレカツサンド、サラダ)1210円
キャリル・チャーチル作ジョナサン・マンビィ演出の芝居を観る
世田谷パブリックシアター 「WHAT IF IF ONLY」某氏 大東駿介 未来/現在 浅野和之
「A NUMBER-数」 ソルター 堤真一 バーナード/マイケル・ブラック 瀬戸康史 写真:渞忠之
+
夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(牛肉の香味焼き、鰯のつみれと野菜の煮物、隠元の胡麻よごし、
とろろ芋、麦入りご飯、お吸い物、赤肉メロン)1870円、麦焼酎ボトル3300円
あの芝居が言いたかったことは・・
今週3回目となる芝居見学。劇場は三軒茶屋にある世田谷パブリックセンターだ。日曜日だとこの辺はタクシー
が殆ど通らない。フロントにタクシー予約をお願いしたらMKタクシーしか取れなかったそうで、迎えに来たのは
ピッカピカのGMWの新モデル。車内は「おぉ〜豪華やねぇ」と呟いてしまった。「お高いのでしょ?」と
「虎の翼」の梅子さん(平岩紙)の口調で運転手さんに尋ねると「そうですねぇ、2000万円ほど
でしょうか」って!下の道で良かったのに、つい「それじゃぁ高速で」なんて口走ってしまったよ。
お陰でタクシー代は嵩むわ、芝居開始まで時間は余るわ、で。席は2階の最前列4席の一番通路側。仕
切りと座席の間は極狭で脚を斜めにしないと爪先が前の仕切りにぶつかる。早く入場したので一番
に座ったのだが、奥の3人を通すため来る度に立たねばなならない。ったく面倒な席だよ。先ずは
「WHAT IF IF ONLY」から。某氏に大東駿介、未来/現在に浅野和之。僅か20分で終わってしま
うこの芝居は南海ホークス。「もしももしせめて」の副題はついているが理解したとは言い難い。20分
でも休憩があってまた皆さんどこかに行かれるので、出る時も入る時も私は都度立つのです😿2つ
目が「A NUMBER-数」で父親役のソルターを堤真一、クローンとして生まれた息子のバーナードB1・B2/マイケル・
ブラックの3人を瀬戸康史が演じた。父親のエゴで生まれたバーナードB1とB2の激しい怒り。息子2人
からそれぞれの怒りを激しくぶつけられてオロオロするばかりの堤真一の無力な父親像が際立つ。この
席イヤだし舞台がこんなだから帰ってしまおうかとの思いが頭を翳める。それを思い直させたのは3
人目の息子マイケル・ブラックの明るさだった。前向きで人生楽しんでいるマイケル。父親も観客も瀬戸康史の
マイケルに救われた。キャリル・チャーチル作でジョナサン・マンビィ演出の芝居。とは言えやっぱり南海ホークスやったなぁ。
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【今週の振り返り】
2年前に80歳になったばかりで亡くなった6歳上の長兄はモノゴコロがついてからずっと何かを読んで
いた(らしい)。読むことに夢中で母親が「ご飯よ、早くちゃぶ台に座りなさい!」と再三叱っても
生返事ばかりで読んでいるモノから目を離さない。父に怒鳴られてようやく食卓に座るものの、横に
置いて開いた本をチラチラ眺めてまた父に叱られて・・。小学生の時から眼鏡を掛けていた。そんな兄
だからお小遣いはほぼ本に使われたし、両親も長男には甘くたくさんの本を買ってやっていた。そ
んなことで我が家には本がたくさんあった。長野県大町市に住んでいた頃だけだが母はお稽古事に
忙しく小学生の私は誰もいない我が家に帰った。長兄の部屋の本棚の下に座り込んで彼の本を毎日
読んでいた。ロジェ・マルタン・デュ・ガールの「チボー家の人々」なんて長くて長くて、小学生には難かし過
ぎる。わからなくても読む!の精神だった。その点、バルザックの「谷間の百合」は面白いなぁと思っ
たことを覚えている。それでも中学生になる頃から、兄の本盗み読み(言葉悪いね)から徐々に自
分の本読みに変わって行った。
歌の絵本を別にすれば、初めての「マイブック」は「アンネの日記」だった。父の会社のどなたかにプレ
ゼントされたのだ。ご存知のようにユダヤ系ドイツ人のアンネ・フランクとその一家4人、恋仲になるペーターとベル
ス一家3人、そして歯医者の計8人が2年もの間オランダ・アムステルダムの隠れ家で過ごす。13歳の時からア
ンネが書き始めて残したのが「アンネの日記」で1959年には映画化もされた。初のマイブック「アンネの日記」
を私はたぶん10回以上読んだし、映画も何度も観た。アンネを演じたのは透明感のあるミリー・パーキンス。
仄かな恋愛相手ペーターを演じたのはミュージカル「ウェスト・サイド・ストーリー」でナタリー・ウッドのマリアと激しい恋を
するトニー役のリチャード・ベイマーだった。アンネ本人、母親、姉マルゴーは収容所で亡くなるが、父親のオットー・フ
ランクは生き抜いて「アンネの日記」を出版するのだ。「アンネの日記」ファンの私だから、当然ながら後年オラ
ンダ・アムステルダムの隠れ家も見学に行ったし、ポーランドのクラクフ郊外にあるアウシュビッツ収容所へも暗い心と
重い足取りで行った。眩暈を覚える体験だった。収容所は40ヶ所もあったそうだが、そこで失わ
れた人命は150万人だった。
中学1年の終わりに「風と共に去りぬ」に夢中になった。日本でも数多く舞台化されたから観た方
は多いと思う。マーガレット・ミッチェルによる長編時代小説で舞台は南北戦争時のアメリカ南部である。アイルラント
゙系移民の父が1代で大成功を収めた大農園主の美しい気性の強い長女スカーレット・オハラの波乱万丈の
半生を描いている。女性読者の多くは最後の夫となったレットに憧れたようだが、中学生時代の私は
上流階級の美青年シュレー・ウィルクスに惹かれていた。彼はスカーレットに想いを打ち明けられても、婚約者の
従妹メラニーを選んでしまうんだけどね。それにしてもスカーレットという人は思い通りにならないと当て
付けだけで好きでも無い男と結婚して子供を産んでしまう自己中女。それも2度もだよ。何てこ
の女はアホなんだべか、と子供心でも呆れていたのだが、この魅力的な物語の虜になってしまった。
アメリカでは私が生まれる前に既に映画化されメガヒット(当時はこんな言葉は使わなかったけど)して
いた。スカーレット・オハラはヴィヴィアン・リーが演じ、レットはクラーク・ゲーブルだった。第12回アカデミー賞で作品賞、
監督賞、主演女優賞(ヴィヴィアン・リー)、脚本賞など8つ受賞したが、助演女優賞を受賞したのは奴
隷解放後もオハラ家に仕え続けたマミーを演じたティ・マクダニエルで、黒人俳優では初の受賞だった。南軍
は敗北し、愛する娘も、愛する男も、支えてくれた友も、親も、屋敷も失ってしまうスカーレット
だが、故郷タラの丘で明日を信じて一歩踏み出す彼女の強靭さに女子中学生も「アタイも頑張る!」
と涙ながらに大きな拍手を送るのだった。♪ タラのテーマ ♪ そのアトランタには1996年オリンピック見学
のためと2007年南極に向かう途中で行ったことがある。
成人して司馬遼太郎や池波正太郎、山本周五郎などの夢中になった時代があったが、このことは
別の機会に。今考えてみると、忙しく働きながらよくもあれだけ読んだよと感心するのだが、翻
訳本に長らく心を奪われていた。好きな作家がたくさんいたから誰から書こうか。まずはブライアン
・フリーマントルだな。彼には、いつも自分の足に合わない靴を履く冴えない中年男、しかし実はムチャ優
秀なスパイのチャーリー・マフィンという複雑で魅力的な主人公がいる。殆どがチャーリー・マフィンシリーズだが、消さ
れかけた男、別れを告げにきた男、明日を望んだ男、再び消されかけた男、呼ばれてきた男、
〔KGB〕、デューケンの戦い、十一月の男、黄金をつくる男、罠にかけられた男、追いつめられた男、
収容所から出された男、最後の笑った男、空白の記録、名門ホテル乗っ取り作戦、暗殺者を愛した
スパイ、スパイよ さらば、秘密の十二の指令、終わりなき復讐、終わりなき暗殺、食に神が宿る
街、狙撃、おとり捜査、嘘を抱いた女・・。チャーリー・マフィンは不滅だ。
P・D・ジェイムズは芯の太い作品を残したイギリスの女流推理作家である。作品の中心はアダム・ダルグ
リッシュ警視シリーズで、ダルグリッシュ警視は高名な詩人でもあるという想定だ。女の顔を覆え、ある殺
意、不自然な死体、罪なき血、ナイチンゲールの屍衣、死の味(上・下)、策謀と欲望、黒い塔、原
罪(上・下)、正義、神学校の死、殺人展示室、灯台、秘密、コーデリア・グレイシリーズに、女に向か
ない職業、皮膚の下の頭蓋骨などがある。厚い雲に覆われて今日も鉛(にび)色の海は・・と
いった世界がハヤカワ・ポケット・ミステリーの装丁本のページを捲る度にP・D・ジェイムズを感じていた。高
齢になっても書き続けた女史だったが、2014年11月に94歳の人生を終えた。ついに逝って
しまったか・・と訃報に大きなため息をついた。
今週新宿の紀伊国屋書店に久々に行ったことから書店→読書好きだった頃の夢子→好きだった
作品と作家と思いつくままに書き出した。フリーマントルとP・D・ジェイムズの後にも何人もの作家を紹
介するつもりだった。が、紙面も尽きた(って便利な言葉だなぁ・笑)のでこの続きはいつか
またね。
リスは好きだけど本は読まないなぁ
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