ベラビスタマリーア&リゾートホテルにお別れし、水曜日から京都嵐山へ
さよならベラビスタ 紅葉した嵐山
11月 18日(月)尾道は快晴 午後一時雨
朝 ベラビスタマリーア&リゾートホテル「双忘」朝食ハーフヴュッフェ
洋食「エレテギア」も良いが、「瀬戸内双忘」の朝食が昔から好き
昨日まで乗船していたガンツウと常石造船が眼下に見える
昼 ベラビスタマリーア&リゾートホテル「瀬戸内双忘」尾道らーめん1100円
「瀬戸内双忘」で時々ある尾道ラーメンランチサービス、最後にやっと食べることが出来た!
夜 ベラビスタマリーア&リゾートホテル「鮨双忘」おまかせ2万7500円(蜆スープ、シャインマスカットの白和え、慈姑
の唐揚げ、銀杏豆腐、鮑の柔らか煮自家製カラスミがけ、平目のお造り、太刀魚の炙り林檎おろし
ソース、渡り蟹真丈と松茸のお吸い物、握り:鱧の生、カワハギと肝、細魚、紋甲イカ、穴子の白焼き
と揚げ銀杏、マナガツオのヅケ、小肌、鰆のすき焼き+シャリ、塩胡瓜、鯛、鯵、車海老、カマス、平目
の味噌汁、穴子胡瓜手巻き、玉子焼き、大正柿)、下山茶「凪」4180円
ここの鮨屋も最後だな
ガンツウクルーズを終えて、昨日日曜日からベラビスタマリーア&リゾートホテルに滞在している。来年1月14日を
もって建て替えのため数年間休業に入るホテルに最後のお別れするのが目的でね。朝食サービスは洋食
の「エレテギア」と和食の「瀬戸内双忘」あるが、私は昔から和食が好き。野菜サラダや20種類程
の大皿料理、デザートなどはヴュッフェとなるが、3種の一夜干し魚から客が選ぶ焼き魚、鯛のお造り、
出汁巻き卵、炭火入り海苔箱で温めた田島海苔、揚げ立てのがす天とか、おかずが一杯あってい
つもワクワクするのだ。思い出してみるに、魚の一夜干しで穴子以外注文したことなかったな。基本
的に干物の魚は苦手だから。ゆっくり朝食を楽しんだ後は、心地良いラウンジで朝刊2紙をこれま
たゆっくりと。これまでこのホテルで過ごしたかけがえの無い豊かな時間に感謝するしかないなぁ。
時々「瀬戸内双忘」がサービスする尾道ラーメンランチ。最後の滞在で初めて食べることが出来た。とは
いえ、正直トンコツ味はかなり苦手なんだけどね(笑)。例年なら敷地内にある樹木の紅葉が盛りの
頃なのに、今年は遅れているようで寂しい。午後は本を読んで過ごした。夕食は「鮨双忘」で。
9月に3泊した時は休みを取られていた大将も今日は定位置に。休業の間別の場所で営業する
予定のようで場所選びに本腰を入れねば、と少し焦っておられた。蜆スープから始まるコースは料理
と握り鮨が旨く組み合わされて提供される。銀座の某鮨屋Hで修業した大将の鮨は、淡路島某
鮨屋で修業したガンツウJ川さんの鮨とは全く違う。共通しているのは美味しい!ということだ。
以前はワインなどガビガビ飲みながらの鮨喰いだったが、今夜はずっとお茶で頂いたのだ。無酒日
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11月 19日(火)尾道も京都も晴れ
朝 ベラビスタマリーア&リゾートホテル「瀬戸内双忘」朝食ハーフヴュッフェ
大皿料理を少な目にして黒豆納豆や梅干しなどで朝食
昨日お休みだったガンツウも今日の午後出航するらしい
福山市のタクシーもベラビスタ休業の影響が大きいそうだ 駅から見える福山城
遅い昼 京都・八百一本館「ザ・ブレッド」焼き立て玉葱フォカッチャ224円、無花果タルト224円、コーヒー300
円
夜 京都家食 銀鮭弁当880円、味噌汁、パパイア
銀鮭弁当はご飯が少なくていい
先週火曜日に東京の家を出て広島県に来た。ベラビスタマリーナからスタートした3泊4日のガンツウクルーズ、そ
れを終えて船からもよく見える丘の上にあるベラビスタマリーア&リゾートホテルで2泊してからの今朝だ。こ
れから福山駅に向かって新幹線で京都まで行き、京都の家に1泊、明日から京都近郊ツァーに参加し
て嵐山のホテルに2泊する。計画ではその後、京都の家に5泊し、最後に熱海のホテルに2泊してから
帰京するつもりだった。都合14泊15日!キャリーケースを持ち歩くのも私には重荷だから、移動する
度に宅配便で送ろうとしていた。でもね、もう若くないのだからそんな無謀な長旅はマズイっしょ、
と反省し、最後の熱海2泊(それだけ?)はキャンセルした。それでも12泊だけどね。最後の朝食を
頂き、キャリーケースは明日午後必着で嵐山のホテルに宅配便で送った。スタッフの皆さんに厚いお礼を言って
チェックアウト。ホテルの隣にある旧館の「進藤会館」に初めて泊まったのは30数年前だったなぁと福山
駅まで行くタクシーの中で思い出す。福山市のタクシーもこのホテルが休業するとかなり大きな影響がある
と心配していた。福山駅か京都駅か、ランチをどこで摂ろうか悩んでいるうちに京都の家まで帰っ
て来てしまった。もう2時だ。ならば、荷物を置いて「八百一本館」に買い物がてら「ザ・ブ
レッド」で軽食にしよう。焼き立て玉葱フォカッチャが熱々で美味しかった。京都の家はいろいろあっ
て7ケ月ぶり。私が京都に来た時は鍵を忘れて入れなかったとか、A先生とマキコは台風で来られ
なかったとかでね。そんな長い不在であったのに家の中はビックリする程ホコリも無かったのだが、
トイレだけはガビが我が物顔ではびこっていて掃除するのにずいぶん時間がかかったけどね。長く
留守してゴメンチャイ。洗濯モノだけはリュックで運んで来たから5泊6日分の洗濯。夜までには乾燥も
終えて、再稼働待つ状態に。夕食は1泊だけなのでお弁当とフルーツでカンタンに済ませる。無酒日
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11月 20日(水)京都は晴れ
朝 京都家食 「ザ・ブレッド」の牛蒡とツナパン、バナナブレッド、コーンクリームスープ、パパイア
「ザ・ブレッド」の牛蒡とツナパンは旨い
朝のお茶 京都駅「スターバックス」コーヒー375円
昼 京都・六角三条通下ル「三条尾張屋」天かけ蕎麦1480円、蕎麦大盛り220円
蕎麦大盛りなんか食べちゃって・・もうっ!
ツァーの初日の観光は六波羅密寺と善峯寺だったが、股関節痛で夕方翠嵐ラジュアリーコレクションホテルに行く
夜 京都嵐山・翠嵐ラジュアリーコレクションホテル「京 翠嵐」錦繍コース(前菜:ワカサギ・湯葉・雲丹・千枚漬
け・鮨など、お椀、お造り、聖護院大根、ティオペペグラニテ、和牛とフォアグラ、海老芋、慈姑ご飯、
チョコレートと柿)
京都の家がありながら京都のツァーに参加、というのはこれまでも何度かして来た。東京に60年以上
住んでいるのに東京ツァーに参加したこともある。いつだったか観光場所の一つが明石町で、自宅近
くを観光する貴重な機会を面白がったっけ。福沢諭吉が中津藩中屋敷の蘭学塾で教えた場所に慶応
義塾の起源が・・なんてことで明石町観光ってわけね。まぁこの辺は慶應義塾に限らず、立教大学
とか明治学院とか女子学院とか多くの私立の学校が誕生した場所なのだが。で、今日から「晩秋の
京都 嵯峨野嵐山」2泊3日のツァーが始まる。初日は京都駅に集合して六波羅密寺と善峯寺を見学
することになっているのだが、昨日あたりから右脚つけ根の股関節に痛みが走り、歩行するのがか
なりシンドイ。広いお寺境内を歩き回るとか、石段を上りする下りことを考えるとキツイなぁ。とはいえ
今日の今日だから取り敢えず頑張って集合場所には行こう。10時集合のところ9時半に行くと1番
だった。添乗員は私にとっては3回目のS司さん。事情を伝え、夕方ホテルに自力で行きますからと一
時離団(と言うのだろうか)する。ここまでムリして移動して来たのでヘトヘトだ。近くにあった「スターバ
ックス」でしばし休憩。駅までタクシーで来たが、またタクシーを捉まえて帰り、ランチは近所の日本蕎麦屋へ。
嵐山に行くまで遅れているパクパク日記の作成に勤しんだ。夕方またタクシーを捉まえて嵐山に。久々の
翠嵐ラジュアリーコレクションホテルだ。コロナ流行中に2泊したし、お茶を飲みに来たこともある。川崎造船創始
者の別荘として建てられ、その後「嵐亭」という旅館となったが、9年前にマリオットグループがリノベし
てホテルとしてスタートした。前身が旅館だから部屋が狭いことと、せっかくの露天風呂がついているの
に風呂場が極狭なのがちょっとねぇ。4年前はガラガラに空いていたせいか松勢総料理長が素晴らし
い料理を作ってくれて感動したものだが、今夜は特に印象に残るような料理もなくガッカリだ。それ
でも初めてお会いした金沢から参加されたI村さんと会話が弾み楽しい夕食タイムとなった。無酒日
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11月 21日(木)京都嵐山は晴れ
朝 翠嵐ラジュアリーコレクションホテル「京 翠嵐」朝食膳6500円
朝食は和と洋がある
ホテルの正面に10台の人力車がズラリと並ぶ
未だ朝が早いから天龍寺前や竹林も空いている
平清盛の寵愛を受けたが清盛の心変わりで都を追われるように入寺した悲恋の尼寺の祇王寺
釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀るに二尊院は紅葉の名所でもある
昼 翠嵐ラジュアリーコレクションホテル「茶寮 八翠」(自由食・私だけ)お子様メニューから トマトサラダ1265円、
ミニハンバーグ1265円、にゅうめん1265円、ガトーショコラ1800円、アールグレイ700円
貸し切り風呂は45分で4千円
夜 京都嵐山「熊彦」コース(前菜:柿なます白和え・才巻旨煮・鯛小袖寿司・鳥松風・サーモン奉書巻
・鮎甘露煮、海老真丈と胡麻豆腐のお椀、鯛・鮪・イカのお造り、焼き穴子の凌ぎ、鰆味噌柚
庵焼き、小蕪と小芋・巻き湯葉炊き合わせ、鯖砧巻とろろ芋の酢の物、鮭いくらご飯、赤出
汁、グレープフルーツゼリー寄せなど)
部屋の露天風呂に入ろうと早く起きた。あら、昨日あんなに痛かった右股関節がかなり良くなって
いる。わーい!である。右足に重心を掛けると少し痛む位で歩行には問題は無いようだ。これで午
前中の観光OKだな。間口の狭い露天風呂の風呂桶なので、前回宿泊した時には入浴は諦めたのだ
が、今日は何とか工夫して入ることが出来た。やっぱり掛け湯だけではツマランからね。朝食は昨夜和
食を予約した。夕食は以前と全く違う内容でかなりガックリしたが、朝食はほぼ同じような内容だっ
た。午前中の観光は人力車に乗っての嵐山観光。楽っぽくていいっしょ。しかも人力車は30分と
かケチらないでドンと太っ腹の110分なのだ!イェーイ!110分ってったらあーた1時間50分、ほぼ2時
間ですぜ。9時にホテルの正門前に行ってみると「えびす屋」の人力車がズラリ10台。I村さんと私は
1人で、他は2人ずつ、添乗員のS司さんは自転車で追いかけて写真を撮ってくれるそうだ。い
ざ出発!いつだって混む嵐山だから紅葉シーズンの今など大晦日のアメ横並みの混雑なのだが、未だ朝
9時なので観光客の姿は少ない。天龍寺の前を過ぎて竹林。途中で竹林の中にスッと入る小道があっ
て、そこだと誰もいないから写真撮り放題。人力車のお兄さんがたくさん撮影してくれた。トロッコ
列車の線路を渡り嵯峨野の祇王寺。いつだったかタクシー観光した時も来たことがある。ここは坂道
なので人力車を途中から降りて坂を上らねばならない。お兄さんが先導してくれてハァハァと息も絶
え絶え(大袈裟)でお寺へ。ここは悲恋の尼寺と言われ、寵愛を受けていた平清盛の心変わりで
都を追われるごとく入寺した白拍子の祇王が住んだ小さな寺。例年だと今頃は真っ赤に染まると
言われる紅葉が未だ色づいていなかったは残念だった。次は近くの二尊院だ。釈迦如来と阿弥陀
如来の二尊を祀っているから二尊院。紅葉の名所でもあってところどころに赤や黄色に染まった
木々が美しい。石段なども結構あったのだが、若いお兄さんに手を引かれて(ヘヘッ)転ぶことな
く無事観光を終えた。昨日の観光は全部パスしたからなぁ、ホント良かったよ。その代わり、一旦ホ
テルに帰ってからのランチは天龍寺境内にある「篩月」での精進料理だったが、相当歩くので私ひと
りホテルの「茶寮 八翠」でお子様メニューからハンバーグだのにゅうめんだのひとりランチを敢行。天龍寺
はこれまで何度も行っているからいいんだ。午後は貸切り温泉を予約している。前回檜風呂だっ
たので今回は岩風呂。ここの温泉は肌にやさしくまとわりつくような泉質でとても気に入ってい
る。45分4000円だけどその価値はある。夕食は近くの「熊彦」2階座敷で。「たん熊北店」の流
れを汲む料理屋で女将さんがいろいろ説明されていたが、まぁよくある会席料理だった。無酒日
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11月 22日(金)京都嵐山・亀岡・花背は晴れたり曇ったり
大谷翔平選手満票で2年連続MVP受賞(ア・リーグも満票でジャッジが受賞)
朝 翠嵐ラジュアリーコレクションホテル「京 翠嵐」朝食膳6500円
トロッコ嵯峨駅入口には「君が代」にあるさざれ石と二宮金次郎の像が
9時10分発のトロッコ列車1号に乗る 窓が無いリッチ車両もある
ずっと乗りたいと思っていたトロッコ列車に乗るも紅葉はいまさん
保津川下りを私だけパスしてMKタクシーで嵐山に帰って来た
デコピン脱走するもグータッチでお祝い!
遅い昼 花背「美山荘」お献立(一献:自家製味噌と揚げ銀杏朴葉焼き、大根のあちゃら漬け、
向付:鯉のお造り菊花羹山葵、汁:松茸ワンタン白味噌仕立て振り柚子、八寸:焼香茸豊年・栃
もちこんにゃく・猪ベーコン・安納芋金団・松茸紅葉・栗スフレ・早生みかん・もってのほか菊・
落花生・菊芋煎餅・いぶし鱒・葛葉焼・焼零余子、お凌ぎ:鯖茄子にぎり大徳寺生姜、煮物
椀:焼鰻・黒皮茸・京丹波黒豆・辛子豆腐、焼き物:子持ち鮎杉板焼き酢橘、炊合:雉子と
平茸・九条葱粉山椒 鋤焼仕立て、御飯:滑子雑炊・香の物・棒麩山葵三つ葉、水物:団
栗と柿の二種仕立柚子コンフィチュール、菓子:焼栃餅・お薄)、日本酒1合 1800円
夕方のお茶 京都駅前「ベローチェ」アイスコーヒー350円
解散後京都駅でひとやすみ
夜 無し!
最終日の今日は忙しい。当初の予定から2日目と3日目の午前中の日程が入れ替わったため、朝早
くからバタバタすることになった。朝食が7時からで出発が8時15分。当然皆さん早起きして7時
前にはレストランの前で待つという模範的な行動だったのだが、肝心の宿の方がミス続きだったらしく注
文しても30分以上料理が出て来ないなんて始末で。遅く来た外国人客が悠々と朝食を摂って帰っ
て行っても、こちらの料理は未だ・・ジリジリ・・やっと来た膳を超スピードで食べ、荷物を宅配便で
送って出発。と言っても行き先はトロッコ列車に乗るためトロッコ嵯峨駅なのだが。駅の入口にはナゼか二
宮金次郎の像が建っていた。嵯峨野1号で終点亀岡までは20数分。窓が無いため超寒いけれど眺
めが抜群という車両も1両あるが、私らは高齢者ばかりだから普通の車両だ。皆さんは終点から船
着き場まで移動して保津川下りをされるが、私は低い姿勢で1時間半前後小さな船に乗るのは膝が
ツライので車に乗って嵐山に帰って来る。つまり、トロッコ列車で紅葉のトンネルをくぐり抜けることだけを
楽しみにしていたのだ。ところが、沿線の紅葉がイマサンで、その上列車の座席が進行方向に向かっ
て左側だったから撮影するにも不利で・・💦・・せっかく窓側の席に座れたが残念だった。嵐山
までの帰りは、3日間4台お願いしているエムケータクシーのドライバーさんとお喋りしながらで楽しかった。
一旦チェックアウトしているのだが、添乗員のS司さんが気を効かせて私の部屋はキープされたまま。お陰
で皆さんが船で下ってくるまで部屋でゆっくり出来た。正午過ぎ、京都の北方向にある花脊に向け
出発。鞍馬を通り過ぎてもどんどん山を登って行く。まだまだ先の山里にようやく平安時代末期に
創建された大悲山峰定寺(ぶじょうじ)があって、その宿坊が後に料亭付きの宿となったのが今日
の食事場所の摘草料理「美山荘」である。座敷に変形に並べられたテーブルに座ったのはもう午後2
時を過ぎていた。昔からここで食事をし、数部屋しか無い宿に泊まりたいと思い続けて来たのだが、
今日やっとその願いが叶った。昼食だけだが。金沢のI村さんから「ここの若女将は金沢の人よ。
今の当主四代目中東久人さんが金沢の日本料理店で修業している時知り合ったんですって」と教え
て貰っていたが、ご挨拶にいらした中東佐知子さんの佇まいを見て感じ入った。確かにこの人なら
ミシュランのサービスアワードを受賞するわねぇ、と。花脊のこと、美山荘のこと、料理のこと・・澱みなく
客に話しかける若女将の姿勢は凛としながらもはんなりと実に美しい。花脊の美味しい水を感じ
ながら料理を頂き、「都からお越しにならはったお客様は・・」いつの間にか若女将の話に聞き惚
れる。医者に止められて15年も飲んでいなかった日本酒をついお燗で注文なんかしてしまってね。
素晴らしい料理とおもてなしを頂き、上機嫌で帰路についたのだった。4時半出発したバスは市内
に入ったところで大渋滞に遭ってしまい京都駅に午後6時到着。皆さまありがとうございました。
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11月 23日(土)京都は晴れ
朝 京都家食 「ザ・ブレッド」のシリアルパントースト、茹で卵、チーズ、蒜山ジャージー飲むヨーグルト、「クノール」の
コーンポタージュスープ、カシューナッツ
一転粗食・・・
遅い昼 京都八百一本館「ザ・ブレッド」いづゝ屋のコロッケパン250円、コーヒー300円
夜 京都家食 新潟バスセンターのカレー、ご飯、ひきわり納豆、茹で卵、鯖の味噌煮、野菜のピクルス、エリン
ギと豆腐の味噌汁、富有柿
昨日は京都駅で解散した後、中央郵便局近くの「ベローチェ」で一休みしてから帰宅した。4時過ぎま
で「美山荘」のランチが続いていたので満腹で夕食は抜いた。そうなることを予想せずにボリュームのあ
る店の予約などしていなくて良かったわい。「美山荘」はどれも美味しい料理だったが、特に鯉の
お造りは美山荘の前にある川だか井戸だかで暫く泳いでいたという鯉でその洗いを食べると花脊の
美味しい水を一緒に味わっているような感じだった。続く松茸ワンタン白味噌仕立ても組み合わせが妙
で、振った柚子がお椀を格調高くしていた。たくさんの料理を盛り合わせた八寸はお見事!のひと
ことである。中でも一番感動した料理は、メインの子持ち鮎杉板焼き酢橘。杉板に鮎を挟んで程よく
焦げた焼き物として登場。鮎は食べやすいように骨などはすっかり処理され、柚子を絞ってからガ
ブリと食らいつける。何と旨いことか!食事も品の良い滑子雑炊とおしんこ。お茶菓子の焼き栃餅
までズシリと腹に応えて満足度の高いコースだった。現在「美山荘」はミシュラン☆☆である。そうそうNHK
の料理番組などでお馴染みの料理研究家の大原千鶴さんは、「美山荘」三代目の次女で四代目当
主中東久人氏は弟に当たる。千鶴さんは小学校時代から実家のまかない料理担当だったそうよ。
烏の子は烏なのだな。先週の木曜日にガンツウに乗り、下船したと思ったらベラビスタマリーナホテル、1日
おいて京都嵐山の旅とご馳走がずっと続いている。「ホントの豚」になることを避けるため京都の家
では粗食にしよう。そうだ、そうしよう。でも夕食はA先生からの新潟土産、新潟バスセンターのカレー
(1,5人前)を食べてしまったのだよ。その代わりご飯は120gにしたから勘弁してね。無酒日
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11月 24日(日)京都は曇り
朝 京都家食 エリンギと豆腐の味噌雑炊、肉焼売、野菜のピクルス、リンゴ、ヤスダジャージー飲むヨーグルト
味噌雑炊が好き!
昼 京都家食 きつねたっぷり伊勢うどん、筑前煮、富有柿
伊勢うどんは太い!
夜 京都・河原町三条「京都ネーゼ」カプレーゼ(トマトとモッツァレラチーズ)1600円+生ハム1200円、小鮎の春
巻1400円×2尾、茸と牛肉のラグーグラタン(ハーフ)、平目のカルパッチョ・小海老唐揚げ・蛤1600円、
タレッジョチーズ1000円、アラビアータスパゲティ(ハーフ)、チーズのリゾット(ハーフ)、マンゴージェラート小、赤ワイン
「TYROS」2019ナパ @2万4400円
基本的には料理好きな人間だ。大原千鶴さんの足元にも及ばないが、小学生の頃から母から頼まれ
れば家族のためにカレーやシチュウなど作っていた。長いひとり暮らしの間、激務から解放されて忙しさが
ひと段落した時代は週末によく料理を作っていた。ケシカランことに毎週2時間とか3時間ある役員会
議の間にその週の献立を考える。難しい顔して議題の問題を考えながらメモを取る・・ってなフリして
そのメモ実は献立なんである。エヘヘヘ。創業社長も2代目社長も亡くなったからもうバレテもいいや。そ
の週の週末の金、土、日曜日の3食ずつの献立が決まったら、買い物リストを作成。当時は金曜日を
研修日と称して自主的に休日にしていたから金曜日の午後買い物に出かけていた。あの当時は真面
目にちゃんと料理を作り、自分の料理を楽しんでいたのだ。しかし、だんだん面倒になって来て夜
は近所の荒木町飲食店をグルグル回る外食生活となった。4年半前新型コロナが流行り始め、緊急事態
宣言が発令されて今の住まいに移ってからは益々料理する機会が減り、蜂窩織炎を患ってからは全
く料理をしなくなった。例外は京都の家に滞在する間だけ。作ってくれる人がいないし、徒歩1分
のところに「八百一本館」という超便利なスーパーがあるのでね。とはいえ、「八百一本館」が便利過
ぎて、作ると言ってもユメコカレーなどは例外で、来客時のポトフとか具だくさんの味噌汁とか麺類や雑炊
なんて超カンタンなものばかりだけど。「京都喰い倒し」作戦が過去にあったなんて信じられない程、
京都グルメにご無沙汰になってしまったが、今夜は久々に「京都ネーゼ」に。森ご夫妻ともお付き合い
が長くなり、お互いトシ取りましたねぇ。どの料理も、マダムのオススメ赤ワイン「TYROS」2019も美味いぞ!
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【今週の振り返り】
確か昨年の暮近くに焦ってデパートに出かけたような記憶がある。何を焦っていたのかと思い出せば、
「新年から新しいモノに!」という意識があったのだと思う。何を新しくするかと言えば、タオル類で
ある。1番気になるのはバスタオル。今の住まいに入居する時、確か京都の高島屋の今治タオル売り場で、
白・ベージュ・薄紫の3色の大判バスタオルを購入した。バスタオルやパジャマ、下着などは毎日洗濯する。バ
スタオルは1色を1ヵ月使用したら別の色のタオルに交代させる。3種類あるから、バスタオルには3ヵ月に
1度1ヵ月間出番があるから実質4ヵ月の労働を強いていることになる。何でも使い続けていれ
ばへたって来る。ふんわりしていたタオルは徐々にゴワゴワ状態になって来る。そろそろ新しいタオルに
交代して引退させるべきだろうなぁと思い始めたの3年目の夏が終わった頃。海外旅行は4年間
封印(ってせざるを得なかったんだけど)していたが、国内にはほぼ毎週のように行っていたか
らなかなか買い物に行く機会が無くて。こうゆうことは「キリ」が良いところで考えればいんだな、
と自分を追い込んだ結果、冒頭のように年末、某デパートのタオル売り場にバスタオル類を買い物に行っ
たのだ。
年末年始は4年ぶりの海外旅行だからと手始めは台湾に行った。元旦に台北から日月潭に移動し、
台湾初代総統の蒋介石夫妻の別荘跡に建てられたホテルで寛いでいたところ、能登半島に巨大地震
が襲ったことを知る。朝市で有名な輪島地域の被害が最も大きいらしい。かなり昔の話だが、私
も輪島の朝市に行って母に漆塗りの下駄を土産に買ったことを思い出した。新年第1日目の元旦
の大地震だけでも日本は大騒ぎのようなのに、翌日また予想もしないとんでもない大事故が起き
た。それも羽田空港で。着陸したJALの旅客機と海上保安庁の航空機が滑走路で衝突して両機と
も炎上したのだ。JAL旅客機乗員・乗客379人全員が機体から無事脱出するという奇跡のような
出来事の一方、海上保安庁機の乗員6人のうち5人が死亡するという痛ましい事故だった。その
影響で羽田空港の滑走路の一部は閉鎖され、翌3日に帰国する予定の私らの飛行機が予定通り飛
ぶのかどうかが案じられた。まぁ結果は翌日のほぼ定刻に羽田空港に着陸したのだが、新年早々
相次いで大事件が起きたことで、我が家の「新年からのタオル刷新」計画などというツマシイことはど
こかに飛んで行ってしまった。
実はへたっているのはタオルだけでは無い。パジャマとして毎晩着用している大きめのTシャツ。他に
もTシャツは何枚もあるのに、ナゼかパジャマはこれ!と決めているらしくベージュのTシャツばかりを
着てしまう。しかもユニクロで買った安いヤツだ。ある日洗濯機から取り出して畳んでいる時、ふと
腕部分、特に肘部分が摩耗のためか擦り切れている部分があることに気がついた。あらら〜、
いつの間にこんなことに・・ってずっと着ているのだから、こんなになるまでに気が付けって
ことよね。でも肘が擦り切れても、Tシャツの大部分は大丈夫なのだから未だ着ていてもいいな、
と思うユメコなのだ。そうそう、四谷三丁目のマンションに住んでいた頃着ていたグレーのTシャツは、あ
まりに擦り切れが激しくて、肘から手首部分には大きな穴が開いていたが、それでも着続けて
いた。確かその前に着ていたのは、カタール航空のビジネスクラスに乗ると貰えるパジャマで、当然なが
ら擦り切れても着ていたっけ。モノモチがいい性格というのではなく、取り換えるタイミングがわから
ないダラシナイ人間なのだと思う。
作家平松洋子さんの作品で「下着の捨てどき」というエッセイ集がある。随分前に文庫本を購入し、
国内旅行に行く時など他の文庫本と一緒に持ち歩いた。さて、これからどれを読もうかなと迷
って、都度他の本を読み始めてしまって結局未だ読んでいないのだ。それどころか、キャリーケース
に入れたり、リュックのポケットに入れたり、トートバックに移したりしているうちに、現在のところ「下
着の捨てどき」がどこにあるのかわからない。情けない。どうしても読もうと思ったらもう一
度買わなくちゃね。だから平松さんが、その本で下着の捨てどきをどう書いているのかわから
ないのだが、ネットで調べると洗濯回数70回とか90回が替え時だとある。ふーん、そうかぁ、私
はその4倍も5倍も洗っておるなぁ。バスタオルやパジャマTシャツ以外でも、ブラジャーとかショーツとかレギ
ンスとか下着の替え時、捨て時のタイミングって難しいよなぁ。もっと若い頃なら「突然のアバンチュール
に備えて」いつだって下着は新しくお洒落でなくっちゃ、なんて思うだろうし、年を取ったら
取ったで、行き先で倒れて救急車で運ばれたら病院着に着替える時看護婦さんに見られても恥
ずかしくない下着を、なんて考えるという話も聞いた。そろそろ捨てなくてはなぁ、と思いな
がら「未だ使えそうだからもうしばらく」なんて言ってずるずる使い続けちゃって。
先日俳優の小栗旬夫人で4人の子持ちの山田優さんがインスタで家族のパジャマとタオル類を交換する様
子を公開していた。よくは知らないが、山田優さんはスーパー主婦でもあるらしく、新発売のバス
マットを追加し、新しいタオルをタオルウォーマーに掛け、キチンと畳んである同じパジャマを何枚も重ねている様
子は、「交換するのに迷いが無いなぁ。潔く行動しているじゃないか。見習うべし!」と私に強
く思わせた。そうなのだ。こんなことここにダラダラ書いていないで、次の年明けこそ、替える
時、捨てる時なのだ!バスタオルも、Tシャツも、ブラジャーも、ショーツも、レギンスも、インナーも、靴下もへた
ったものは全部捨てて、新しいものに入れ替えよう。新年はもうすぐそこだ!
ふん、つまらんニャぁ
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