火曜日寒い沖縄から帰り金曜日から暖かい京都へ
沖縄・ミツクリザメ ザ・ホテルヒガシヤマ京都東急
2月 10日(月)沖縄は午前中晴れ午後曇り
朝 沖縄名護市・ザ・クラブテラスアットブセナ「ファインダイニング」朝食ヴュッフェ
沖縄美ら海水族館に行った
シラヒゲウニ と申します
葉っぱじゃないよ!ヘコアユだよ
ワテ関西出身ですわ 悪魔の異名を持つミツクリザメ
昼 沖縄本部町「ぱぱいあ」牛すじそば1300円、マンゴージュース+350円(大S子さんにゴチになった)
「きしもと食堂」25番目だったので諦めて「ぱぱいあ」へ
午後のお茶 名護市・ザ・クラブテラスアットブセナ「ラウンジ」スィーツと紅茶
大S子さんはタラソプール、私はティータイムサービス
夜 名護市ザ・ブセナテラス「龍潭」龍空コース2万円(先付:もずく酢、琉球前菜盛り合わせ、沖縄産ス
ジアラと久米島の車海老、豆腐チャンプルー、彩りサラダ、和牛サーロンと本部牛テンダーロインのハーフ&ハーフ+
2000円)、ガーリックライス、香の物、赤出汁、ほうじ茶とデザート)、オリオンビール、白ワイン(シャブリ・プリ
ミエ・クリュ フルショウム(ブルゴーニュ)19800円 2人で7万7119円
ザ・ブセナテラスの鉄板焼きを食べに行く
先週土曜日から沖縄に来ている。ホテルはいつものザ・クラブテラスアットブセナだ。今日は朝から晴れた。それで
も気温の低さは相変わらずだ。大S子さんから「美ら海に行くなら早い時間に出かけませんか」と昨
夜提案があり、7時10分には朝食へ。今日は卵料理の注文はせずに、たっぷりの野菜サラダとフォー、そ
れに豆腐料理、ヨーグルトなどカラダにイイ系を中心にね。9時には空港近くで借りたレンタカーで美ら海水族館
に向かった。この水族館に行くのはいったい何回目だろう。もともと水族館好きでアチコチ行っているが、
回数の多さではここが一番だな。10時過ぎには到着したのだが、平日の朝というのにエラク混んでいる。
何度も眺めているハズなのに、時折「おっ!これは何だ!」と目を引く展示物(と言うらしいよ)が
ある。今日気がついたのは白いボタンのようなシラヒゲウニ(沖縄名はガチチャだって)、葉っぱが縦に揺れて
いると思ったのはヘコアユで、身を守るために木の葉に似せているらしい。最後の深海魚のコーナーでは水
深200bの深い海にいる悪魔のような怖い顔つきの鮫がいてミツクリザメというんですってさ。一番人
気のジンベイ鮫は大水槽に2匹が悠々と泳ぐ姿が魅力的だったが、1匹死んでしまって寂しいなぁ。そ
うか、平日でも今日休むと4連休になるカレンダーなのだ、ということを今頃気がついた。車で15分程
走って前回ヒカルと行った本部(もとヴ)の「きしもと食堂」にランチに行った。車を停めて行ってみると
店の前には長い行列。26番目だよぉ・・諦めよう。で、今走って来た道を戻って、久々の「ぱぱいあ」
に行った。過去何度か来たことがあり、結構気に入った店だった。今日は「きしもと食堂」のそーき
そばのイメージだったので、メニューにあった牛すじそばを注文。旨い!柔らかく煮込んだ牛すじたっぷりで
出汁も旨い!マンゴージュースも美味しくて、大S子さんにゴチになった。ホテルに帰って大S子さんはアロマプー
ルで夕方までメッコリ泳ぎ、私はティータイムを楽しんだり、本を読んだり(読もうとしたが、すぐウトウトしたり
ね)。今夜はもう最後の晩餐になってしまった。やっぱり「寒い、寒い」と言いながらカートでザ・ブセナテ
ラスまで送って貰い、鉄板焼きの「龍潭」へ。以前はサーロン肉と一緒にオマール海老を軽く食べていたのに、
今は肉以外は魚と小さな車海老。これで十分なのだ。今夜は白ワインのシャブリでも開けましょうかね。肉
はS子さんに半分食べて貰うくせに、ガーリックライスだけはしっかり食べる私の食べ方はいつもと同じだ。
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2月 11日(火・建国記念日の祝日)沖縄は晴れたり曇ったり 東京は晴れ
朝 沖縄名護市・ザ・クラブテラスアットブセナ「ファインダイニング」オーダー料理;目玉焼き+朝食ヴュッフェ
最終日はスコーンと晴れて!景色も一段明るく見える
遅い昼 ANA那覇=羽田 プレミアムクラス機内食
出発が遅れて機内食ランチは午後2時半になっていた!
夜 明石町「ダイニングルーム」B定食(帆立の葱生姜風味炒め、蒸し鶏の葱生姜風味、トマトサラダ、五目野
菜スープ、ご飯、漬物、マンゴー、金木犀ゼリーのせ杏仁豆腐)1870円、麦焼酎3300円
ここの中華も旨い!
初日のホテル到着が夜になってしまったこと、帰りの今日の出発便が12時台だったことなどもあり、
今回の沖縄滞在3泊4日は瞬く間に過ぎてしまった。それと言うのも、私が大チョンボをしてしまい、
10月早々にフライトを抑えたと自慢していたのに、出発少し前に大S子さんがその予約が間違ってい
ることに気づいた。羽田発11時30分沖縄行きの往路が、沖縄発羽田行きになっており、逆に復
路は14時半沖縄発でなければならないのに羽田発になっていて・・発着地と目的地をアベコベに予
約した慌て者がどこかにいたのだ・・ゴメン。指摘されて慌てて予約し直したものの、同じ日で空
いている便の往路は遅い便、復路は早い便だけで・・ゴメン。結果、同じ3泊4日でも随分短縮さ
れた感じになっちゃってね・・ゴメン。だからいつもなら帰京日は、どこかでランチを済ませてから空
港に行くとか、空港のレストランで沖縄らしいランチを楽しむとかしていたのだが、今回は9時半にはホテル
を出てまっすぐレンタカー会社に行き、ランチはプレミアムクラスの機内食で、なんてことになってしまって・・
ゴメン。しかも、昨日の午前中だけしか晴れず後はずっと曇ったり降ったりして寒かったのだが、
帰る日になって見事に晴れたりしてね。ま、晴れた日のドライブを楽しめたのだからいいか。往路
も遅れたが、復路のフライトもやっぱり遅れて、遅い機内食は2時半になっていた。それでもまぁ、
楽しく過ごして無事帰って来たのだから良しとしようか。空港でお別れして帰宅。今夜ダイニング
ルームでの夕食は中華だった。昼が遅かったのに、しっかりお腹をすかせたのでここも美味しいな。
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2月 12日(水)晴れ
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(塩鮭の焼き物、蓮根と人参のきんぴら、青菜のお浸し、ご飯、
味噌汁、飲むヨーグルト、オレンジ)770円、納豆220円、「封印」わさび漬け、コーヒー165円
オレンジとパインの順番が逆になった
昼 歌舞伎座客席にて 地雷也「天むす」」姫てまり弁当1100円
2月歌舞伎座は猿若祭 昼の部は蔦重の「きらら浮世伝」が面白い
夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(牛肉の朴葉焼き、絹揚げの卸し煮、小松菜のしらすかけ、香の
物、ご飯、お吸い物、赤肉メロン)1870円、麦焼酎
昨日沖縄から帰って来たばかりだが、今日は歌舞伎座昼の部に行く。隼人、巳之助、児太郎の「鞘
当」と梅玉、雀右衛門、福助、魁春、又五郎、彦三郎、亀蔵、歌昇、左近とズラリと並ぶ「醍醐の
花見」の後は、歌舞伎座では初演の「きらら浮世伝」だった。今大河ドラマで改めてその存在がクローズ
アップされている江戸時代の蔦重を主役にした芝居で、36年前十八世勘三郎のために横内謙介が書き
下ろしセゾン劇場で上演された。蔦屋重三郎を勘九郎、遊女お篠を七之助、遊女お菊は米吉、勇助後
の歌麿は隼人、伝蔵後の山東京伝に橋之助、左七後の滝沢馬琴に福之助、鉄蔵後の北斎は歌之助、
西村屋を萬次郎、初鹿野河内守信興を錦之助、恋川春町を芝翫、大田南畝を歌六。勘九郎演じる蔦
重と遊女お篠の恋、抑圧された才能を開花させて当時のエンターテイメント界を創り上げた蔦重八面六臂の
活躍、江戸時代に零れんばかりに咲いた若き芸術家達、松平正信による江戸幕府の風俗・流行りモノ
の厳しい取り締まり・・そんな世情を描く本作。あの頃なら馬琴と北斎が好きな私だから興味深く
観たのだが、彼らを演じた隼人や成駒屋の3人兄弟など若手俳優は力み過ぎの一本調子。彼らの大
きな叫び声が耳に残り、その分芝居内容が平坦になった。その点、この数年は度重なる不祥事(と
言うのだろうか)で厳しい目を向けられている父親・芝翫が役柄が幸いしたこともあって余裕のあ
る演技を見せれば、隼人父の錦之助は珍しく悪役に徹し、大田南畝役の歌六はとぼけた好人物ぶり
を演じて得をした。若者が不振でおじさん達が元気な芝居って感じだろうか。出演者の中では、真
ん中位の年齢で主役蔦重を張った勘九郎は父を彷彿させる力演をみせた。終演後、近所のドラッグス
トアに寄ってから帰宅すると、とてもとても嬉しい知らせが待っていた!やったー!!!ふっふっふ。
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2月 13日(木)晴れ
ホンダと日産の経営統合の協議打ち切りを正式決定!
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(焼きはんぺん、焼きたらこ、鶏肉と野菜の煮物、白菜のゆかり
和え、ご飯、味噌汁、飲むヨーグルト、キウイ)770円、納豆220円、「封印」わさび漬け、コーヒー
165円
昼 明石町「ダイニングルーム」A定食(おにぎり:しらす大葉・おかか・ツナ、焼き海苔、烏賊真薯と野
菜の煮物、ほうれん草おかか、味噌汁、バナナジャム入りヨーグルト)1210円、コーヒー165円
バナナジャムは好き!
夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(すずきのウニソース焼き、ずわい蟹の和風グラタン、さつま芋サラダ、アス
パラお浸し、ご飯、お吸い物、やよい姫苺)1870円、麦焼酎ボトル3300円
沖縄帰りのキャリーケースから洗濯モノを取り出して洗濯し、乾燥した衣類を取り出して畳む。実際は沖縄
が意外に寒くて失敗したのだが、沖縄用の薄手の服と寒いと思う京都用の少し厚手の服を取り換え
たり、今出来上がった洗濯仕立ての下着やパジャマなどを入れたりして荷作り。よし、完成だ。所用
時間はものの7,8分だ。明日からの京都は新幹線で。新幹線での旅の場合は、往復ともにキャリーケース
は宅配便でホテルに送ることにしている。杖付いてキャリーケースを駅構内の移動するのは結構シンドイから。昨
年あたりから世の中、値上げの嵐が吹き荒れている。普段はほぼ毎食ダイニングルームで食事をし、それ
以外は旅しているからスーパーなどで食料品の買い物はしない。京都の家で自炊する時だけ近所の八百
一本館で買い物をするが、その京都の家も滅多に行かなくなっているし。そんなことでテレビのニュース
や情報番組などで値上げ問題を取り上げていても、頭では「タイヘンだよなぁ」と思っているが、実際
のところあまり堪えていない。スマヌ。そんな私でも米の値上がりの凄さと品不足問題の深刻さにはビ
ックリしている。ずいぶん前の話だが、冷夏で米の不作が続いてスーパーの棚から米が消えたことがあっ
た。あの時タイが友好の印としてタイ米を緊急輸出してくれたのに、日本の消費者は「マズイ」「変な匂
いがする」「パラパラでしっとりしていない」なんて文句タラタラ。これにはタイ政府もタイの国民もムチャ怒っ
たのよ、当たり前だわな。あの時のように主婦は米を求めて苦労しているらしい。そんなある日、
住まいのフロントから1枚のプリントが郵便受けに。「ダイニングルーム メニュー値上げのお知らせ」だった。やっ
ぱりね、来るよね。朝食は税込みで770円が880円、昼食は1210円が1320円、夕食は1870円が
2090円に。3月1日から実施されるそうだ。決して高い!というわけではないので文句は言わない。
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2月 14日(金)東京も京都も晴れ
ハリソン・フォード(82歳)ハリウッドから完全引退を表明
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(湯豆腐、ししゃもの焼き物、うぐいす豆、ご飯、味噌汁、飲む
ヨーグルト、オレンジ)770円、納豆220円、「封印」わさび漬け、コーヒー165円
湯豆腐見たら一杯やりたいじゃないか・・
昼 新幹線東京駅=京都車内にて 「崎陽軒」シウマイ弁当、お茶
会員なのに初めて泊まるホテルヒガシヤマ京都東急
夜 京都東山・ザ・ホテルヒガシヤマ京都東急「ナナノイチ」京フレンチコースGYOKE1万5千円(キャビアサンド、昆布〆
真鯛の炙り金柑とおぼろ昆布をあしらって、生ベーコンを巻いた手長海老のポワレ、ポタージュスープ、
オマール海老のロースト焼きリゾット添え、近江牛ロース網焼き山葵風味、焼き立てパンとバター、パティシエオス
スメデザート、カモミール)、赤ワイン(ブシャールPジュヴレシャンベルタン2018 2万3000円 @3万8000円
京フレンチコースGYOKEに赤ワインブシャールPジュヴレシャンベルタン2018
今日から京都だ。とはいえ、京都の自分の家に行くのではなく、東山地区にあるホテルに泊まるのだ。
何でよ!実は2年半前にオープンしたこのホテルの1部分は会員制ホテルになっていて、創業時から私は会
員なのだ。しかし、自分の家あるし、とか混んでいて予約とれないし、とかで時が経過して2年半
経っても1度も泊まったことも建物を眺めたことも無いのだ。その間、「東山のホテル泊まって来まし
たよ、便利な場所です」とか「実家のお寺がすぐ近くでお墓詣りに超便利」とか「東山方面の観光
する時は最高ですよ」とか、私からホテル利用券を貰った人からは感謝されて来た。そうかい、そうか
い、それは良かったねと感想を聞くばかりだったが、今回1度位行ってみるか、なんて気になった
のだ。京都駅から1時間に1便無料の送迎車があるらしいが、面倒なのでタクシーを使おう。いつも長
蛇の列がある八条口のタクシー乗り場。いつもは別のところで乗るのだが、ひょいと覗いてみると何と
待ち人ゼロ!!大型車も普通車も客は誰も待っていなかった。乗った車の運転手さんに「どうしてこ
んなに空いているの」と聞いてみると、高齢の個人タクシー運転手は「最近はずっとこんなもんやな。1
月後半からこんなもんや」だって!続けて「欧米系のお客も減った感じするなぁ」ほんまかいな、オ
ーバーツーリズムはどこ行ったんじゃ。三条通りの地下鉄「東山」の少し東側にホテルはあった。存外大きな
ホテルで、客室に行くまで数分歩かねばならなかった。景観は住宅街の大きな家ばかりだったが、部屋
はまぁまぁの広さで快適そうだ。今夜は土地勘も無いことからホテルのレストランを予約している。京フレンチ
がどんな料理かはわからないが、4段階あるうちの上から2番目1万5千円のコースを予約した。特別
に美味しいワケでも無いが、一皿が少量ずつで私でも食べ切れたのが良かったか。スタッフとのやり取り
がちょいと問題かもしれないなぁ。選んだ赤ワインのブシャールPジュヴレシャンベルタン2018はなかなか旨い。
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2月 15日(土)京都は晴れ 暖か
朝 ザ・ホテルヒガシヤマ京都東急「ナナノイチ」朝食ヴュッフェ3729円
タクシーで四条河原町へ
遅い昼 京都高島屋「糖朝」香港風焼きそば1200円、小豆仙草ゼリー600円
この数年はこの組み合わせばかり
午後のおやつ ザ・ホテルヒガシヤマ京都東急「Sarei produced by Gion Tsujiri」抹茶ガトーショコラと
コーヒーのセット2000円
ホテリ1階には辻利が運営するカフェが
夜 ホテル客室にて「米八」の広島牡蠣弁当
今夜は牡蠣フライのお弁当!
昨夜は赤ワイン1本飲んでいい気分になり、部屋に帰ってからテレビを観ていてもいつの間にかウツラウツラ。
それならもう寝ちゃおうかな、と早めにベッドに入った。すると・・もう何度も何度も目が覚めて
・・。早く寝た意味全然ないじゃん!って感じの眠りの浅い夜を過ごした。昨夜ディナーを楽しんだ
「ナナノイチ」での朝食は7時から。外国人客も多いホテルなのに洋食メニューの料理は少な目で、「山利商店」
の粒味噌で漬けた魚の西京焼きや祇園辻利のお茶を使った黒毛和牛のしゃぶしゃぶなど和食の方が
充実している。さて、今日の用件は2つでどちらも京都高島屋が目的地だ。あの人とあの人の誕生
日のプレゼントは何がいいんだべか・・昨年と一昨年は何を送ったんだっけ・・デパートを下からか上
からかウロウロ歩いていれば何か見つかるのではないか・・2人分を探すにはそれなりに時間もかかる
だろうし・・そんなことを考えながら先ずは1階を「グルリ1周」するつもりが、「グ」くらい歩
いた時、「これ、いいでないの」と俄かに色めきだつ(ひとりで)。しかも、あの人用にはコレ、そ
の人用にはソレ、ついでに私用だってあるじゃないの。でもこれだけ、では寂しいからいろいろ付け
てさ、あれとかこれとか。よし、これで決定!とはいえ、箱詰めして貰ったり、送る手配したりな
どに時間がかかり、終了するまでには1時間半が経過していた。遅くなったランチはいつものように
「糖朝」で。店を見つけるのにちょっと慌てたが、お気に入りの香港風焼きそばと小豆仙草ゼリーの
セットを食べて落ち着く。次は洋服だ。数年前まで購入していた2軒の店が同時に消えてしまい、私
の洋服が買えるのはこの京都と札幌の店だけになってしまったのだ。もしかすると先月見つけた日
本橋も加わるかもしれないが。丁度新製品が入荷したばかりで、いろいろ買うことが出来て幸運だ
った。お金いっぱい使っちゃったから今夜の夕食と明日朝ご飯は倹約してお弁当に。大好物の牡蠣
フライ、今年のお初は弁当なのよ。地下で買い求めて、ホテルにはタクシーでブイっと帰る私だった。無酒日
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2月 16日(日)京都は曇り 今日も暖か
王将戦第4局藤井七冠永瀬九段に敗れ、3勝1敗
朝 ザ・ホテルヒガシヤマ京都東急客室にて「米八」の天むす弁当
今朝は天むすのお弁当!
昼 京都祇園「おかる」肉カレーうどん1070円
「おかる」には20数年ぶりで入ったかな。カレーうどんが有名
午後のおやつ 京都祇園「鍵善」くずきり(黒蜜)1400円、グリーンティ800円
こちらも超久々の「鍵善」。くずきりの美味しさに泣いた😿
午後のお茶 京都祇園」「タリーズコーヒー」コーヒー360円
祇園のタリーズは便利
夜 京都竹屋町通室町通東入ル「実伶」お通し:月光百合根コロッケと春菊・椎茸の胡麻和え、実伶風
ポテトコロッケ大盛、野菜の摺り流し、蛸の柔か煮、お造り盛り合わせ:つぶ貝・よこわ・きす・ひ
らめ・烏賊、ふぐ白子焼き、実伶風煮麺、ぷりん)、生ビール小、麦焼酎「青一髪」1200円ダブ
ル2杯 @1万9580円
実伶風煮麺にはもっと煮麺の量増やして欲しいな このぷりんが旨い!
ご馳走も食べず、酒も飲まず、どこにも出かけずの昨夜は結構快適だった。だからって、ホテルに帰っ
て客室に帰るまでに1階のカフェで抹茶ガトーショコラとコーヒーのセットなんてのを飲み喰いしちゃったんだけど
ね。普段はオヤツと言うか間食は殆ど摂らない人間なのだが、昨日は粗食の夕食だからと油断したらし
い。大昔は「酒を飲まなければ眠れない人間だ」と長い間固く信じていたのだが、「それは大きな
誤解だよ。酔いが醒めたら目も覚めますよ」と教えられてね。酒を飲まなくても夜はちゃんと眠れる、
と思った途端にすっと眠れるようになった。思い込んで自己暗示をかけていただけなのよ。だから、
一昨日より昨夜の方がずっとよく眠れたのだ。京都駅とホテルの無料シャトルバスはホテル発毎時55分。それに
乗せて貰い、四条大橋の袂で降ろして貰った。一昨日から京都はポカポカ陽気だ。昼食には久々に京都
のおうどん食べたいぞ。この辺で思いつくうどん屋は4軒だ。「おかる」、「権兵衛」、「常盤」、「萬
屋」。「おかる」にはカレーメニューが10種類もあり、中にはチーズカツカレーうどんなんて超ボリューミーメニューもあるの
だよ。「権兵衛」は80年以上続く老舗でちょっと高級、お値段もお高め。「萬屋」は九条葱をこれでも
か、と使った京風うどんが看板メニュー。そういえば「常盤」も懐かしく思い出したが、調べたら閉店し
ていた。結局空腹のため一番近い「おかる」へ。20数年ぶり位かも。客の殆どはカレーうどんを食べて
いる。じゃ、私も肉カレーうどんにしよう。うどんそのものは特に魅力は無いが、カレー味の出汁がかなり
辛くて旨い。しかし、若いスタッフの対応はあまり良いとは言えないのは残念だ。気持ちの上での「お口
直し」のために「鍵善」に行く。ここも随分久しぶり。久々に黒蜜のくずきりを食べてみた。素晴ら
しく美味しかった。その冷たさ加減、その吸い心地の良さ、黒蜜の独特な甘さ、その上、店内のスタッフ
のどの人も何て感じがいいのだろう。「おかる」とはエライ違いだ。ホテルに一旦帰ってから7時過ぎタクシー
で夕食に出かける。以前はよく行っていた「実伶」。二番手のM瀬さんが退社独立してから初めての
訪問である。いつの間にか、5時からと7時半からの二部制になっていた。どれを食べても美味しい
のだが、自分の食べられる許容量がグンと落ちていた。注文したのに「やっぱり食べられない」と取
り消したりしてカッコ悪いよ。代わりと言っては何だがぷりんを初めて注文。うーん、クセになる旨さだ。
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自分でも笑ってしまう位、京都でランチというと圧倒的に高島屋の7階ダイニングガーデン京回廊に行く。魅
力的な飲食店がズラリと並んでいるのに、決まって「糖朝」に行き、ほぼ香港風焼きそばと小豆仙草ゼ
リーを注文する。それは日本橋高島屋でのランチを摂る場合、店もメニューも当然のように同じである。ナゼそ
うなのか。う〜む、好きだから。何度行っても飽きないし。とはいえ、正直に言えば、「喰い倒す」つ
もりで長い間通っていた香港では、香港風焼きそばを食べるとすれば「正斗」の方を選んでいたし、
香港スィーツを食べるなら「満記甜品」に行っていた。一時「満記甜品」の日本支店を作ろうか、なんて
半ば真剣に考えていたこともあったほどだ。十数年家族と香港に住んでいたK岩も帰国している今、
以前のように「香港喰い倒しの旅」を再開することも無い。せめてもと「糖朝」に香港の縁(よすが)
を求めているのかもしれない。土曜日もエレベーターで7階に上がり「糖朝」に向かった。ところが。あ
ら?「糖朝」が無いわ・・れれ・・何で・・もしかして・・私の知らないうちに撤退とか・・ウソ・・そ
んなハズない!いつも混んでいたし・・原点に戻って落ちつこう・・あった!「糖朝」見つけた!あぁ、
良かった!!!
昨年暮れからお気に入りの店の閉店が続いて、精神的にかなりダメージを受けている。香港の話が出たつ
いでに言えば、香港一美味しい(と私が思っている)中華粥の「羅富記」が閉店してしまった。坂の多
い香港の中環(セントラル)地区で、高さに合わせて下の店、中の店、上の店と3軒の「羅富記」があり、ど
の店にも行っていた。中華粥は米を胡麻油で炒めてからジックリ時間をかけて作るそうだが、他のどの店で
食べても「羅富記」の中華粥とは雲泥の差があった。「羅富記」の中華粥のメニューは数種あり、最初の頃は
よくわからず、魚のすり身を球状にした団子入りの粥なんてのを食べていたが、そのうち痩肉ピータン粥が
一番旨いと現地在住のK岩に教えて貰った。中位の丼に目一杯によそわれた中華粥が運ばれて来ると、別
注文の油條を数人で分け合い千切って中華粥の丼の上に載せる。おもむろにレンゲで粥のスープを啜る。なん
て旨いんだろう!米が甘い。レンゲで丼の底の方から掻きまわすと脂身の無い痩肉やカットされたピータンが顔を
出す。これと粥と少し水分を吸った油條を一緒に口に入れると、ネットリした具入り粥がトロッ、油條がカリッ、トロ
ッ、カリッ、トロッ、カリッ・・あぁ旨い!香港喰い倒しメンバーは誰しも「羅富記」の中華粥が大好きだったが、中
でも岐阜大垣から参加していたタカミちゃんは「時折、「羅富記」の中華粥を食べるだけのために香港に行き
たい!と激しく思う」と言っていた。そのタカミちゃんに「羅富記」閉店を知らせたのは私だ。「しばらく立
ち上がれない」と返事が来た。さもありなん。下も中も上も3軒同時に閉店してカナダに移住すると記事に
はあったが、閉店を惜しむ客の長い行列が連日続いているとあった。私だってすぐに行きたかった。もう1
度痩肉ピータン粥と油條を啜りたかった。客が粥を食べているテーブルの近くで店主は昼用の海老餃子をせっせ
と作っていた。一度も食べたことが無かった「羅富記」の海老餃子も食べてみたかった。
築地の一角に小さな居酒屋があった。季節料理「魚竹」という店名で、近隣の働く人に大人気のランチサービス
が終わると短い休憩の後、夜の部は午後5時から始まった。私はもっぱら夜「魚竹」に通った。他人に教
えたくなかったので、パクパク日記には同じ築地の某店と共に「築地某@」「築地某A」と紹介させて貰って
いた。カウンター11席だけの小さな店。開店の夕方5時なら予約は取れるが、それ以降は予約不可。仕方なく
早く退社出来る日を選んで予約し、早い時間から食べながら飲んだ。手書きのメニューの横には、ご主人の筆
跡で「先週のメニューベストテン」が張り出されていて、大いに参考にさせて貰った。カウンターの一番手前が店主のお
兄ちゃんの立ち位置。やる気があまり無さそうな小さな声で「らっしゃい」と言ったきり話しかけなけれ
ばずっと無言で、注文に合わせて黙々と酒類の準備やお造りなどを担当した。髪は少し長めで、彫りが深
げな印象的な風貌。奥に立つのは兄に対して1割ほど細い弟で火を使った料理や料理の下処理を担当して
いたように思う。この頃は糖尿には縁が無かったから「立山」などの冷酒と焼き魚などを注文。かなり酔
いも回ってお腹もまずまずの状態になったら、頼むものはいつもと同じだ。「卵焼きと生海苔の味噌汁、そ
れにおにぎり2個ね」。息子達の愛想無しを一手に引き受けてくれるようなニコニコ顔のお婆ちゃんが焼く卵
焼きは家庭的な甘さで絶品の美味しさだった。ある時、お兄ちゃんの背中の後ろでひっそりしていた弟君
がカウンターの手前で立っていた。「どうしての、お兄ちゃん」と聞くと「兄貴、足骨折して入院しています」
と言って、兄が治るまで苦手な最前線を代打で担当していた。そもそもこの店を初めて知ったのは、たし
か35年程前にカタカナ会社役員会の同僚だったY路さんに3次会として連れて行って貰った。Y路さんはど
んな店だろうが、2次会以降は多くて15分もいられない人だった。「ちわ。アンナ、ワシ、ビールな」とビールを2
杯程飲み干すと「ほな、帰るわ。ナンボ?」と会計を済ませて次の店に行きたがる。「Y路さん、私ここに残
りますんで、どこにでも行って下さい」と送り出してから座り直したのが「魚竹」だった。その「魚竹」
が昨年12月27日で閉店を決めた。今住んでいる場所から歩いて行くことも出来る程近くになったのに、
今は2次会、3次会と飲みに行く習慣は無くなった。閉店を惜しむ気持ちは大きいが、また通い始めるに
は高齢になり過ぎた。50年間人々に喜ばれた「魚竹」はかつて電通マンのお気に入りランチの店であったし、
吉田類氏に紹介されたこともあった。昨年の2024食堂百名店でもあった。「魚竹」のお母さんと店主兄弟、
ありがとう!お疲れ様でした。
「魚竹」から歩けば10分で到着する場所に「 麹也」があった。銀座2丁目の小さなビルの地下にヒッソリ佇む
手打ち蕎麦と酒が自慢の小料理屋。この店は出来る前から知っていた。店主Uさんは、カタカナ会社の後輩だ
ったが、彼女は名古屋支社、私は東京本社に在籍し、部門も違っていたから存在そのものを知らなかった。
しかし、彼女は私のこと一方的に知っていた。当時私は早稲田大学から程近いマンションに住んでおり、大学構
内に建つリーガロイヤルホテル早稲田の「セラーバー」でほぼ毎夜飲んでいた。仕事が終わると私は自宅の代わりに「セラ
ーバー」に帰って来た。その日も「あぁ疲れた」なんて言いながら「ヨイショ!」とバーカウンターに座る。すると「あ
ちらの席に夢子さんに会いたいという女性がお待ちです」とバーテンダーがボックス席の方を見た。私を待ってい
る?いったい誰だ!それがUさんだった。用件は、この度退社して上京し、近く銀座でお店を開くのでよろ
しく、ということだった。「はぁ〜、そうですかぁ、それはそれは」なんてトンチンカンな返事をしたように思う。
そして暫くして歌舞伎座の裏手をまっすぐ歩いた場所にカウンター9席の「麹也」(きくや)を開店した。それま
で知らなかった人だが、Uさんはタイヘンな酒豪で、酒匠などの資格も持ち日本酒、焼酎などを数多く取り揃え
た。カタカナ会社で蕎麦打ち職人にいち早くなって独立したTさんの蕎麦道場に通って蕎麦打ちもマスター、気の利
いた酒のつまみなどを中心とした小料理も準備した。趣味は邦楽で、店にはいつも邦楽の音が静かに流れて
いた。歌舞伎を楽しんだ後に、遅くなった夕食がてらこの店で飲んだり食べたり。女将のUさんと今月の歌
舞伎演目や役者の出来不出来などをあげつらったりするのは至福のひとときだった。〆は彼女の手打ち十割
蕎麦をズルっと啜れば、東銀座の夜も程良く更けて。そんな「麹也」が突然閉店したと知らされたのは昨年末
ギリギリの時期だった。能のお仕事をされている方から知らせがあったのだ。慌ててUさんに連絡を取ると、
東海地方のご実家に独り住まいになったご家族と同居するための閉店という。諦めきれないがそうゆうこと
なら仕方が無い。20年近く通った劇場近くのこていな飲み屋の店仕舞だった。
あぁ、何で私が気に入っている店が次から次へと無くなるのよ〜!次はいったいどこが閉店するの!と嘆い
ていたら、一番好きなテレビ番組が3月末で終了すると言うではないか。「サラメシ」。「働くオトナは腹が減る!」
「ランチをのぞけば、人生が見えてくる」の「サラメシ」が終わってしまう。2011年から中井貴一さんのやり過ぎと
も思えるハイテンションのMCで進行して来た「サラメシ」。一転「あの人にも昼があった」のシットリしたナレーションでムーディーな
音楽が流れれば、物故した人が愛した店と献立が紹介されるウルウルタイムもある。時折出没するお弁当ハンターカメラマン
の阿部了さんも大好きだったが、「了さん」(さとる)さんの名前をどうしても覚えられなかった。(とおる)
だっけ?あら(わたる)さんだっけ?なんて・・バーカ。「サラメシ」はNHKと「テレビマンユニオン」の制作番組だ。TBS
を退社して仲間3人で作ったテレビ番組制作会社「テレビマンユニオン」の設立メンンバーで初代社長を務めた萩元晴彦さ
んとは長らく親しくお付き合い頂いたが、2001年に亡くなってから23年以上も経ってしまった。「テレビマンユ
ニオン」は発足以来「遠くに行きたい」や「世界ふしぎ発見」「アメリカ横断ウルトラクイズ」などの人気番組の制作実績を
残して来たが、かつて私が一番好きだった「世界うるるん滞在記」も毎日放送と「テレビマンユニオン」の制作であっ
た。先ごろ、同番組の名ナレーターとして「〜が〜で〜と出会ったぁ」で人気を博した下条アトム氏が亡くなってしま
った。何でも終わりはあるということだね。
終わりがニャかったら困るよ
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