金曜日から半年ぶりで由布院へ。由布岳が冠雪していた
由布院 亀の井別荘
3月 3日(月)雨 急激に寒くなり冬に逆戻り 都内にも雪が舞って
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(鰈の焼き物、野菜の煮物、モヤシと人参の辛子和え、ご飯、味噌
汁、飲むヨーグルト、キウイ)880円、納豆220円、「封印」わさび漬け、コーヒー165円
月・木曜日はキウイの日
昼 明石町「ダイニングルーム」A定食(和風ちゃんぽんうどん、湯葉入り柚子まんじゅう、カリフラワーの甘
酢漬け、アイスコーヒー)1320円
夜 明石町「ダイニングルーム」桃の節句(食前酒:桃のお酒、前菜:三色胡麻豆腐・天豆・海老・筍
・蕨・子持ちヤリイカ照煮、菜の花サーモン焼き・吹き寄せ卵、桜餅麩・花びら百合根、帆立真丈あ
られ仕立てのお吸い物、鮪と桜鯛・カマス焼き霜のお造り、牛ヒレ肉ロースト和風トリュフソース、桜海老ご
飯、苺ババロア)2090円、麦焼酎
♪ 今日は楽しいひな祭り ♪ か?
朝から嵐のような天気だ。先週は妙に暖かくてこのまま春になるのか、なんて一瞬頭を過ったが、
そうはさせじと今日からグンと気温は下がった。ただ寒いのならともかく、冷たい雨が朝から降り、
時折吹雪いているのか窓の外が真っ白で何も見えなくなった。こんな日は出かけたくないが、カレン
ダーを見たら、今日は3月3日の雛祭りだった。今日が誕生日のR子からLINEが来た。少し前京
都から誕生日プレゼントを送ったのが到着したそうだ。寄せ集めのような贈り物になってしまったの
だが、喜んでくれてホッとした。まぁ気に入らなくても、貰った人はそうは言えないしね。今の住ま
いはイベント食と言って、大晦日や元旦、クリスマス、暑気払い、節句などカレンダーの節目節目で内容に即し
た特別な食事が提供される。始終旅などでふらふらしている私などは、そういった折角のおご馳走
を不在のため食べ損なうことが多いのだが、今日の桃の節句のご馳走は食べることが出来た。三色
胡麻豆腐はまさに菱餅のようだし、八寸前菜の桜餅麩・花びら百合根、ご飯の桜海老ご飯やデザート
の苺ババロアなどいかにもお雛様って感じでいいね。そう言えば、私の母は料理自慢の人だったが、
雛祭りらしい料理など作ったこと無かったなぁ。そもそもひとり娘だったのにお雛様も買って貰っ
たことなかったし。記憶は無いが「お雛様はお友達の家で見せて貰いなさい」と言われたのだった
だろうか。ミヨコちゃんのお雛様は立派だった。それをそう不満にも思わなかった子供だったようだ。
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3月 4日(火)曇り午後から雨やら雪やら
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(さつま揚げと野菜の煮物、温泉玉子、ブロッコリーのゆかり和え、焼
き海苔、ご飯、味噌汁、飲むヨーグルト、オレンジ)880円、納豆220円、「封印」わさび漬け、コーヒー
165円
昼 明石町「ダイニングルーム」今週のアラカルトメニューから 鍋べ焼きうどん(ほうれん草お浸し付き)1485
円、洋梨シャーベット小、アイスティ165円
夜 明石町「ダイニングルーム」B定食(油淋鶏、中華風鯛の刺身、隠元とパプリカの和え物、とうもろこ
しスープ、ご飯、漬物、ペルーのマンゴー、タピオカ入りココナッツミルク)2090円、麦焼酎ボトル3300円
豪華なデザート!
午前10時15分から同じ建物のクリニックへ。1年前だっただろうか、それまで長くクリニックの院長を務め
られたM井先生が勇退され、後任はT尾先生になった。M井先生は愉快な方で、お会いするといつ
までもお話していたい方だった。せめてもと、俳句の本や歳時記をお礼にお贈りしたが、使って頂
いているだろうか。今日は必要最低限の話を終えるとソソクサとクリニックを出た。夕刻知らない番号から2
回電話があった。どちらも保険会社だったが、先にあった電話は私が契約している生保会社で、私
の担当になったという女性だった。何度か電話を貰ったのだが、海外で飛行機に乗り込むタイミングと
か、いつも間が悪い時ばかりかけて来るのでロクに話しをしたことは無い。で、彼女曰く「私、ユメコ
様の担当として未だご挨拶をしていらっしゃらないので・・」え?もう一度お願い出来ますか?と
私。「ですから、私ユメコ様に未だご挨拶をしていらっしゃらないんですね」聞き間違いでは無かった。
営業の電話なのに自分に敬語使ってどうするんだ!「あのね、差し出がましいようだけど・・・」
と言葉遣いの間違いを指摘して正しい言い方を教え・・メンドクサイったらないよ!「期末なので会社
の上の命令で担当のお客に挨拶に行けって言われているので・・」。子供じゃないんだから、行けっ
て言われたなんて止めてちょうだいよ、である。私忙しいのでご挨拶は要らないからとやんわり面
会はお断わりした。5分後にかかって来た別の生保会社の営業だったが、彼女の言葉遣いは正しか
ったが、更に保険に加入する必要も感じないので、当然のごとくお断わりした。そんな日もある。
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3月 5日(水)昨夜から雨が続き 夜になってやっと止む
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(塩鮭の焼き物、炒り豆腐、江戸菜のお浸し、ご飯、味噌汁、飲
むヨーグルト、パイナップル)880円、納豆220円、「封印」わさび漬け、コーヒー165円
この雨が大船渡の山火事を収めてくれないかなぁ
昼 明石町「ダイニングルーム」A定食(牛丼、里芋と茄子の田楽、牛蒡の胡麻酢漬け、お吸い物、コーヒー)
1320円
夜 荒木町「四谷うえ村」(2人で)おまかせ(蕪蒸し、天然とらふぐ白子焼き、与市あん肝と麹奈
良漬け、子持ちヤリイカ、金目鯛昆布〆鮨、ふぐ刺身、お造り:スミイカ・昆布締め鯛・雲丹巻、焼き
甘鯛とメカブの吸い物、熊本産赤茄子ウニのせ、マナ鰹幽庵焼き自家製カラスミ春菊白和え、海老芋の炊い
たん蟹餡かけ、穴子と実山椒の炊き込みご飯、赤出汁、香の物、デザート:フルーツ盛り合わせ)、ビ
ール風飲料「ROCCO TOKYO」、麦焼酎「麦汁」(熊本県)トリプル、麦焼酎「銀の水」(宮崎県)トリプ
ル2杯 2人で6万7900円
一昨年もこの頃だったが、Sイチローと食事をした。もしかすると、その前もこの時期だったかもしれ
ない。年賀状で「そろそろ一献いかが」のコメントに反応すると今頃になるということだろうか。Sイチ
ローはカタカナ会社の後輩で、歌舞伎、将棋、クラッシック音楽など趣味の共通項が多い。共に新潟県出身、部
活(昔はこうゆう言い方はしなかったが)はコーラス部だった。カタカナ会社にいた頃は、1年半前に亡く
なってしまったケンちゃんと3人で毎晩のように飲んだくれていた。今夜も彼の希望で荒木町の京板
前割烹の「四谷うえむら」で飲み始めた。そこに甥のヒカルからLINEがあった。文面を見て、余りの
偶然に吹き出してしまった。他にお客さんがいなかったので、Sイチローとご主人の植村さんにも聞こ
えるようにLINE文を読み上げる。「ちょっと遅くなりましたが、3月3日入籍しました」。アハハハ。事
情理解して皆で笑った。温かい笑い。というのも一昨年Sイチローと食事の約束をしていた私は伊豆の
旅で風邪を引き高熱を出した。とても一緒に食事など出来ないのでSイチローには延期をお願いした。
しかし、当日のドタキャンはお店に申し訳ないので近所に住む甥のヒカルに、誰でもいいから2人で食事
して請求は私にするよう依頼した。ヒカルは心当たりの数人の都合がつかず、6人目位に連絡して承諾
を得た昔の同僚だった女性SHさんと初めて2人で食事することになった。そして2年経った今、何
とその2人が結婚したと言うのだ。じゃ、2年前に風邪を引いた私は彼らのキューピットじゃないか!風
邪を引いたばっかりに・・「四谷うえむら」は縁起の良い出会いの場になったワケだ。人生面白いよね。
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3月 6日(木)晴れ
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(身欠きにしんのつけ焼き、ひじきと大豆の煮物、白菜の生姜和
え、ご飯、味噌汁、飲むヨーグルト(今日から大盛!)、キウイ)880円、納豆220円、「封印」わさ
び漬け、コーヒー165円
昼 日比谷・帝国ホテル「孔雀の西の間某社イベント食事会」伊勢海老の前菜・ビスクスープ・カナッペ仕立
て、石川県寒鰤軽いスモークグリル 春菊と蕪のブイヨンと共に、パン2種、宮崎県産霧島和牛サーロイン
のパイ包み焼き赤ワインソース、オペラを金胡麻・ほうじ茶・黄な粉の和風スタイルで「和ペラ」、コーヒー
ゲストはミュージカル歌手の井上芳雄さん!
夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(豚肉の焼き物玉葱ソース、帆立の葛煮、蟹と春菊の黄身酢がけ、千
切り長芋、ご飯、味噌汁、やよいひめ苺)2090円
これまで何度もご招待頂いたが、一度も都合の良い日が無かった。銀座が本店の宝飾関連店が開催
するイベントである。今日は帝国ホテルで展示会と食事会、そしてミュージカル歌手として人気の井上芳雄さ
んのコンサートだ。いつだってどこかに行っていて都合が悪かったのに、今日に限って空いていたので
参加する。A美さんもお誘いした。イベントの後、帝国ホテルの自慢のフレンチランチ。料理長が宴会場で料理
の説明をされたが、面白かったのはデザート。チョコレートケーキで有名なオペラを和の素材を使って作ったの
で「和ペラ」と名付けた由。なるほどね。井上芳雄さんと言えば、1月博多のキャナルシティ劇場で観た
「桜の園」にラネーフスカヤ夫人の天海祐希さんと共にトロフィーノフ役を演じた。芝居では重要な役でもある
が、ナゼこの役が歌手の井上さんなのか合点が行かなかったのだが、とはいえこの役を演じるのは
2回目というし、ご本人もやり甲斐を感じておられるようでね。かなり高かったが良い買い物もし
たし、充実した午後だった。何より長らくご担当頂いた井上さんが来月4月に勇退される前にイベ
ントに参加出来たことが良かった。歌手じゃない井上さん、長い間たいへんお世話になりました!
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3月 7日(金)東京も由布院も晴れ
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(豚肉と野菜の煮物、納豆、茸入りサラダ、ご飯、味噌汁、飲むヨーグ
ルト、オレンジ)880円、納豆220円、「封印」わさび漬け、コーヒー165円
機内から撮影した眼下の富士山
昼@+A 機内食 大分空港「なゝ瀬」とり天丼(小鉢・漬物・味噌汁付き)1100円、アイスコーヒー
360円
機内食はスープとサンドイッチ一口だけ 空港でとり天丼のランチ
大分空港から由布院まで50分〜1時間。由布岳が冠雪していた
午後のおやつ 由布院・亀の井別荘 うぐいす餅、煎茶
談話室とその窓に映った左右逆の由布岳
お気に入りの奥由布の間は階段を上がったところ
本館2階にありながら内風呂の他に大きな露天風呂が。どちらも湯船は本日新品!
夜 由布院・亀の井別荘「蛍火園」彌生献立@夜:金目鯛菜花餡かけ、百合根カリフラワー和え、和牛生
麩巻粒マスタード、鰆の割酢がけ、海老すり身入り椎茸フライ、関鯵お造り、帆立真薯のお椀、鰻の蒲
焼、かき揚げ蕎麦、おおいた和牛ヒレ炭火焼き、茗荷・大葉の釜炊きご飯、ご飯のおとも。香の
物、汁もの、食後:黒蜜麹豆腐、もういっこ苺と林檎蜜煮)、お祝いのシャンパン、麦焼酎「二階堂」
松浦料理長の料理はいつも素晴らしい!
今日から由布院である。甥のヒカルと。え?その甥御さんは今月3日に入籍されたのでは?はい、そ
うらしいです。私も気にして「超新婚なのに叔母さんと温泉旅行なんてどうなのよ」と聞いてみ
たのだが、入籍するなんてことを決める前から由布院行きは決まっていたし、現在は一緒に住んで
いるワケではないのでいいのだそうだ。彼も由布院というか、亀の井別荘が大好きだからね。大分空
港からレンタカーを飛ばして走る。別府は未だ先というのに遥か向こうの方に独特のフォルムの由布岳が早
くも見えて来る。昨日か一昨日雪が降ったのだろうか、薄っすらと冠雪している。由布岳は標高
1583bで「豊後富士」と呼ばれる双耳峰の山だ。外国だったらツィンピークスなんて呼び方もされるかも
しれないが、私はずっと「豚足岳」なんて呼んでいてね。でも愛情こめてだから許してチョンマゲ。亀
の井別荘ではいつも奥由布の間に泊まっているが、嬉しいことに内湯とベランダにある大きな露天風
呂の檜の湯船が新しくなり、何と今日が初日だとか!嬉しいねぇ。談話室の2階窓ガラスに映る由布
岳を撮影したり、売店の「鍵屋」さんに挨拶に行ったりしているうちに初日の夕食。まるで三谷幸
喜「王様のレストラン」の伝説のギャルソンのような(違うか・笑)I野さんの温かいサービスでいつもながら
美味しい料理が続いたが、今夜一番「旨い!」と思ったのは釜炊きご飯。たっぷりの茗荷・大葉を
入れて混ぜたご飯の香ばしいこと!あぁ永遠に食べていたいぞ!食後の〆は長い時間かけた水出
しコーヒー。香り高く、味わい深いコーヒーである。これはこの宿に長くずっと続いているご馳走コーヒーだ。
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3月 8日(土)由布院は曇り
朝 由布院・亀の井別荘「蛍火園」和朝食@
昼 由布院・亀の井別荘「天井桟敷」カツサンド(サラダ・ドリンク付き)2090円、コーヒーゼリー660円
左は湯の岳庵、右は天井桟敷への階段
私はいつもカツサンド、ヒカルはパスタ。デザートはコーヒーゼリーと水出しコーヒー
静かにクラッシック音楽が流れる中、コーヒーを飲みながら本を読む
午後のおやつ 由布院・亀の井別荘 百合根饅頭、煎茶
夜 由布院・亀の井別荘「蛍火園」彌生献立A夜:小河豚養老蒸し、大豆煮、海老と隠元の白和え、
和牛あぶり、稚鮎の天婦羅、平目とミル貝のお造り、おおいた和牛のしゃぶしゃぶ(葱・大根・
三つ葉)、グリーンピース釜ご飯、ご飯のおとも(鯖漬け)、香の物、汁もの、食後:水羊羹、パイン
とキウイ、水出しコーヒー)、生ビール小、麦焼酎
天気予報で今日は曇りと言っていたのでお出かけは明日にして今日は宿でのんびりすることにして
いる。とはいえ、早めに起きてゆっくり温泉を楽しむ。内湯で、次はテラスの露天風呂で、そして最
後にまた内湯で。誰も入ったことの無い真新しい檜のお風呂。いい気持ちだなぁ。トイレに起きた時、
調節しておいたから温泉の温度はちょうど良い。昨日美しい冠雪姿を見せてくれた由布岳は雲に隠
れている。いつもならカラスの行水と言われる私の入浴時間だが、今朝は合計45分も入っていたのだ
よ。朝食は2人とも和朝食。おかずがたーくさんあってどれを食べようか迷ってしまうが、こん
なにおかずあってもご飯は1杯で済ますようにしている。牛肉のローストにも、海老芋入りの味噌汁に
も「鍵屋」の柚子胡椒をたっぷり!食後のコーヒーを飲みながらヒカルに「朝食で美味しかったベスト3を挙
げっこしよう」と提案したら、何と順位も料理もピタリ一緒だった。1位・温かいサラダ2位・牛肉の
ロースト3位・海老芋入り味噌汁。昼食は敷地内にある天井桟敷を予約して貰った。そうでないと小1
時間待つことになる。午前中は「鍵屋」でアチコチにお送りする買い物をし、12時半天井桟敷へ。食事
の種類は4,5種類なのだが、どれも食べたいぞ。と言いながら、いつでもカツサンドを注文するんだけ
どね。ヒカルはビーフシチューだったり、パスタだったりでいろいろだ。で、いつも私のカツサンドを半分食べて
しまう悪い子である。「鍵屋」の買い物を終了し、「談話室」へ。この季節でも暖炉には薪がくべら
れ火がチロチロ燃えている。本を読んでいるうちに、いつの間にかコックリしてしまって。2晩目の今夜はい
くつもある鍋から選べるのだが、何でも選んでいいよ、と言ったのに甥が「じゃ鶏鍋にしようかな」
と言うと「鶏はダメよ!」と否定する叔母。それを聞いたI野さんがビックリする程笑い転げられて恥
ずかしかった。結局牛肉しゃぶしゃぶ鍋になった。8枚あった大きな牛肉は私が2枚、ヒカルが6枚。
山のように盛られた野菜も全部食べてね。それに応えたヒカルは、満腹過ぎて倒れそうだったそうだ。
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3月 9日(日)由布院は晴れ
王将戦第5局藤井七冠が永瀬九段に勝利し王将位防衛!タイトル戦28期は史上4人目
朝 由布院・亀の井別荘「蛍火園」和朝食A
ヒカルの2日目はいつも洋朝食
お天気が良いので久住高原ドライブ
遅い昼 由布市「陽だまり食堂」だんご汁660円(ヒカルにゴチになった・笑)
遅い昼食はだんご汁のみ!
藤井七冠 豚肉生姜焼き重
永瀬九段2日連続深谷ネギカレー焼きそば
午後のおやつ 由布院・亀の井別荘 おはぎ、煎茶
夜 由布院・亀の井別荘「蛍火園」彌生献立B夜:太刀魚と天豆と焼き浸し、花山椒お浸しチリメンオイ
ル、水烏賊ぬた和え、あん肝磯辺和え、鱚春巻きと味噌入りふきのとう天婦羅、天然鯛と鰤の
お造り、地鶏の吸い物、キンキの若狭焼き、かき揚げ蕎麦、おおいた和牛ヒレ炭火焼き、筍の釜飯、
ご飯のおとも(茸)、香の物、汁もの、食後:柿・芋と餡、水出しコーヒー)生ビール小、麦焼酎
予報通り、今日は朝から晴れた。朝陽を浴びてはいるが、外のテラスに出ると由布院の外気はヒンヤリ。
お〜サムサムと言いながらドボンと大きな露天風呂に入る。あぁ気持ちいいなぁ。由布院の温泉は無味
無臭で肌に優しい透明のお湯だ。もう一度内湯で温まって上がると、足首辺りが暫くはポカポカと
温かい。今朝、甥のヒカルは洋朝食だ。ジュース2種、ポタージュスープ、温かいサラダ、オムレツとソーセージ、数種
パンのトースト、2種の自家製ジャム、ヨーグルト、コーヒーとなかなか美味しそう。でも、私はいつだって和朝
食がいい。今朝はメインに塩鮭をお願いした。たいらぎ(平貝)のお造りも美味しいね。今日はお天
気が良いからいつものように久住高原のドライブに出かけた。素晴らしい天気の中車を走らせる。湯
の平温泉を過ぎて暫くすると通行止め!う回路を辿ると、人家の前を通るとかもの凄い細い道が
しばらく続いてビックリ。本道に戻ってホッとした。レゾネイト久住のレストランはやっぱり前日までの予約制で
入れず、トイレだけ借りる。いつも久住高原の素晴らしい景色を撮影できるポイントを通過したのだが、
ガスが出て阿蘇連山は霞んで見えない・・。今日はダメだね。やまなみハイウェイを通って帰り、遅いラン
チはいつもの「陽だまり食堂」で。夕食のことを考えて、私はだんご汁単体のみ!王将戦の第5局
の2日目。3勝してスンナリ連勝して防衛と思われていたが、4勝目は挑戦者の永瀬九段が踏ん張って
1勝を挙げて3対1で5局に臨んだ。叡王位を失って1期で取り戻すべくトーナメントに注力していた
が、準決勝で敗れて敗退。八冠復活は今季絶望となった。そんなことで「ここは是非勝利を!」
とファンは思っていたハズだ。勝った!よし、4勝挙げて王将戦4連覇だ。先週谷川九段とタイトル戦27
期でタイ記録となったが、翌週には28期で史上4位となった。僅か22歳にして28期!史上4人目
というのも凄い!3日目の夕食はまた会席をお願いした。どれも美味しかったが、中でもあん肝の
磯辺和えは絶品!あん肝をペースト状にして千切った海苔をドッサリかけて。週一で食べたい1品である。
________________
【今週の振り返り】
自分はこれまでどこを旅して来たか。
今さらながらに振り返ってみると、ずいぶんあちこち行っていた。呆れるくらいに行っていた。
世界で言えば、北はアイスランドから南は南極まで。五大陸ぜーんぶ行ったよなぁ。それが国の名前
なの?いったいどこにあるの?なんて言われる国にも行った。サントメ・プリンシベとかキリバスとかナウルと
かアンティグア&バーブーダとかバルバドスとかスリナムとかガイアナとかね。はい、全部国の名前です。これま
で行った国は150ヵ国を超えているし、行きたい国にはほぼ行ってしまったので、この10年以
上新しい国には行っていない。その代わり気に入った国や街に繰り返し行っている。
日本各地にも行っている。47都道府県を制覇したのは1999年で、最後に訪れたのは徳島県だっ
た。昨今では海外に行かない月は毎週のように国内旅行に出かけている。当然のごとく全国くま
なく行っているのだろうな?・・えへへ、ってワケでもなくて。極めて偏った旅になっておる。スマ
ン。国内旅行インデックスを作っているから、その辺のところはインデックスの地域別・県別をみると、そ
のボリュームで行った回数が多い、少ないが一目瞭然で。北海道好きですねぇ。冬以外はね。神奈川
県が多いのは多くは箱根だ。長野県はベスト3に入る多さで軽井沢が大きなウェイトを占めている。京
都は1位だ。長く「京都喰い倒し」プロジェクトで頻繁に通っていたし、ついには別宅まで構えてし
まった程だから多くて当たり前だ。広島県の多さはガンツウに乗り始めてから急増した。そしてジャ
ジャーン!京都に次ぐ2位は大分県である。ザックリ数えて40回は行っている。故郷でもなく、別宅
もなく、仕事先でもなく、知人・友人がいるわけでもなく、何の関係も無いのに大分県にはせっ
せと通っているのである。不思議である。
初めて大分県に行ったのは、20歳の時大学のギタークラブの地方公演で別府に行った時だ。最後の
演奏会をやって、1週間続いた地方公演の打ち上げ宴会やって、翌朝二日酔いのまま友人達と九
州一周旅行に出発した。この時は、たまたま大分県に行っただけだったが、わざわざ大分県に行
ったのは、福岡での結婚式に主賓として列席した後由布院に行ったのが最初だ。たぶん。この時
は土曜日のひとり客だったからか、電話で宿泊の交渉した十数軒の旅館にはすべて断られた。最
後に電話をかけた旅館の女性に、断られた後、「それなら由布院に泊まりたい女性ひとりはどこ
に泊まったら良いでしょうか」と困り果てて相談すると「ちょっと待って下さい」と言ってから
「ご希望とは違うかもしれませんが、小さなビジネスホテルに今問い合わせたら1室空いているとの
ことでしたから連絡してみたらどうですか」と教えてくれた。駅に近くの小さなホテルだった。簡
素だったが、温泉もあり、朝ご飯を給仕してくれた宿のお婆ちゃんの温かさにほだされた。ホテル
を紹介してくれた旅館の親切な女性に感謝でいっぱいだった。翌日金鱗湖まで歩いて来ると、そ
こはもう「亀の井別荘」の敷地だった。「近いうちにここに泊まりに来る!」と誓ったのだった。
それから間もなく由布院を訪れる機会があったのだが、一緒に泊まる人数の関係で「亀の井別荘」
ではなく「玉の湯」に宿泊することとなった。「亀の井別荘」、「玉の湯」、「無量塔」の由布院
御三家の1軒だから文句は無かったのだが。しかし、その時「亀の井別荘」を表敬訪問して当時
の支配人O崎さんをご紹介頂き、「本館ならひとり宿泊お受け出来ますよ」と快諾を頂いた。それ
から私の「亀の井別荘」に泊まる由布院通いが始まった。白子の会の大人の修学旅行では、3度
も「亀の井別荘」の百番館を利用させて貰った。百番館は大浴場の奥にある大きな離れで、3部
屋程あるから男女8名でも雑魚寝したりすれば楽しく過ごすことが出来た。度重なる大分の旅で、
大分郷土料理、とり天やだんご汁、りゅうきゅう、とり飯などがすっかり気に入ってしまったの
だが、面白いことに白子の会メンバーも皆さん大分郷土料理の虜になった。大分市では「こつこつ
庵」が、由布市では「陽だまり食堂」がお気に入りだ。いつだったか白子の旅に参加したマキコが
「ひだるま食堂に行きましょう」と言ってしまい、大いにバカにされたことがあった。誰が「ひ
だるま食堂」でご飯食べますかってーの!ま、マキコらしい言い間違いだけどね。
「由布院って観光客ゾロゾロなんでしょ。アジア系のインバウンドだらけって聞くけど」と不満げに言う
人も多いけれど、私は観光客の多くの人が歩く湯の坪街道は20年程行ったことが無い。観光バス
を降りて湯の坪街道を買い食いなどしながらブラブラ歩いて、とっつきにある金鱗湖で写真を撮っ
て、近くの「亀の井別荘」の売店「鍵屋」で買い物をしてバスに帰る、というのが観光客の8割
型皆さんの行動パターンのようだ。何度も由布院に行っている私にとっては、由布岳を眺め、やさ
しい温泉に浸かり、「陽だまり食堂」で大分郷土料理を食べ、「亀の井別荘」の談話室でクラッシック音
楽を聴きながらコーヒーを飲み。本を読んで、時折コックリする・・それが私の由布院での過ごし方だ。
そして一番の楽しみは「亀の井別荘」の美味しい料理!毎日朝晩の食事が楽しみでならない。
日本で一番美味しい朝食は「亀の井別荘」である!と思っている。宿の皆さんの温かいもてな
しも素晴らしいしね。次はいつ由布院に、「亀の井別荘」に行こうか、と考えている私である。
アタイも!行きたいニャ!
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