パクパク日記12年7月3週 

        夏の軽井沢/49歳のプリマドンナ/2ヶ月目の襲名披露/職場同窓会

    夏の軽井沢 ニーナ・アナニアシビリ

7月 16日(月・祝海の日) 東京は曇り 軽井沢は晴れ

朝のおやつ 菓匠「清閑院」の飲むぜりぃすいか

今日は月曜日なのに海の日とかでお休みだそうだ。ということは、先週土曜日から3連休だったのだ。

働いていたン十年、休日が本当に楽しみだった。働かなくなったら、こんな人になってしまうのだなぁ。

荷物2件来る。8月旅行15日間過し方アンケートが来た。そんなの今から答えられない。適当に書く。

昼 家食 「のがみ」の卵焼き、麻婆豆腐、ふすまパン、バナナ、お茶

     

今日から軽井沢に3泊4日の旅。パキパキと旅支度。昼食は昨夜「鮨処のがみ」で貰って来た卵焼きを

食べる。丁寧に生姜のガリと山葵が笹に包まれTいる。冷たくなっても十分美味しい。2時半出発する。

夜 軽井沢・ハーヴェスト旧軽井沢「彩」 プレミアムヴュッフェ(ヴュッフェ+メインディッシュ+デザー

ト) 6600円、フリードリンクフェア:生ビール2杯、白ワイン、赤ワイン 1890

  

  

午後3時過ぎの長野新幹線で軽井沢へ。近くて便利ではあるが、車内でほっこりしたらすぐ降りなけれ

ばならず慌しい。軽井沢駅で「あら?あんまし涼しくないじゃん」。じゃ、タクシーね。運転手さん「えぇ、

軽井沢も最近ずっとこんな暑さです」って。ホテルにチェックインしたら、すぐ売店に行く。今晩から部屋

で飲む麦焼酎ミネラルウォーターを買うついでに5枚程チェニックなんぞ買ってしまう。毎年こうだよね。

夕食は「彩」でプレミアムヴュッフェ。フツーのディナーヴュッフェに加えて、注文すると出来たてのメイン

ディッシュを持って来てくれる。飲み物はと・・・「ただいま、フリードリンクフェアをやっておりまして1890

円で80分間飲み放題となっております」「あの、ホントに1890円で飲み放題していいの?生ビールも

白ワインも赤ワインも焼酎も?どれだけ飲んでもイヤミ言わない?」「はい、どーぞ!」。「じゃ、それ!」

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7月 17日(火) 軽井沢は晴れ   関東地方も梅雨明け

 軽井沢・ハーヴェスト旧軽井沢「彩」 朝食ヴュッフェ 1890円、持参のふすまパン

昼 旧軽井沢 「川上庵」 おろし蕎麦 1330

  

朝から素晴らしい晴天である。つまり、軽井沢でも「十分に暑い!」ということだ。軽井沢に来たらあちこ

ちウロウロ歩こう!という気持ちが自然に消滅した。ラウンジでゆっくり朝刊を読んで、さてと出掛ける

か。バスで。夏季と冬季など客が軽井沢にたくさん来る時期だけ、軽井沢駅と旧軽井沢をハーヴェスト

ホテル経由でミニバスが往復する。片道150円だ。それに乗っかった。そのミニバス運転手のオジサン

が言うには、昨日までの3連休の軽井沢はタイヘンな混みようだったらしい。今日は平日だから空いて

いる。何度も何度も来ている軽井沢だから、買い物する店もほぼ決まっている。会費を払うばかりで全

く行かないヘルスクラブ。その気になるよう水着を買ってみた。。ま、私のことだから買ったことも忘れち

ゃうかもしれないけどさ。インドショップも行ってと。去年の暮れ行った蕎麦屋「ささくら」は美味しかった

が、追分にあるから一人では行きずらい。じゃ、近場で「川上庵」。蕎麦硬茹ででコメカミが痛くなった。

午後のお茶 旧軽井沢 「珈琲歌劇」 スペシャルブレンド 840

  

お茶を飲むのも軽井沢ならいつだって珈琲歌劇」だ。しかも、ヘビースモーカー時代いつも座っていた

喫煙席のカウンターが好きっていうのだから困るよね。喫煙席でタバコ吸う客の煙をメーワクそうに手

で煽ってコーヒー飲む女。それ私。何てイヤミな女だろう。えへへ、ゴメン。今タバコの煙大嫌いなのよ。

夜―1 軽井沢・万平ホテル 「BAR 生ビール

夜―2 軽井沢・万平ホテル「熊魚庵たん熊北店」鉄板焼き 高尾コース1万5千円(前菜盛り合わせ:

アマゴ・鴨・もずく・ウニの松風・山桃など、高原野菜サラダ、鱒と帆立貝、胡麻豆腐餡かけ、野菜

焼き:万願寺唐辛子・エリンギ・新たまねぎ、近江牛ヒレ80g(鉄板焼きと網焼き)、食事:ガーリック

ライス・漬物・赤出汁、水菓子:夕張メロン・巨峰・パイン・ゼリー)、生ビール 950円×2杯、麦焼

酎「中々」 1000円×2杯 計1万8900

  

  

  

大浴場に行くのがメンドーなので部屋でシャワー&シャンプーを済ませて、早めにホテルを出発する。

ここハーヴェスト旧軽井アネックスから万平ホテルまで汗をかかずに歩くために早く出た訳よ。鬱蒼とし

た木立の中を汗かかないようぶ〜らぶ〜ら歩く。早く歩いてはならない。汗かくから。うぶ〜らぶ〜ら。

虫刺すなよ!ぶ〜らぶ〜ら・・・万平ホテルに着いた。やっぱりじと〜っと汗が出る。バーでO澤さんに

挨拶してビールをグイッと1杯飲んでから一旦外に出て、離れの「熊魚庵たん熊北店」に行く。いつもの

鉄板焼き。今日は貸し切り?昨夜は満席だったのに?じゃあゆっくりさせて貰うわ。この店のコースは

ボリュームが多いので、一番安い1万5千円の高雄コースで十分である。今日焼いてくれた副料理長

は冬場のクローズ時期、東京ドーム店か仙台のウェスティンホテル店で焼くそうだ。青森産のニンニク

をた〜ぷりカリカリに焼いて貰って魚と、野菜と、肉と、ガーリックライスと共に食べた。満腹であるぞ!

夜―3 軽井沢・万平ホテル 「BAR」 マルガリータ 2杯、生チョコレート

  

「満腹!満腹!」とお腹がサスリながらホテルのバーに戻る。お腹がいっぱいの時はアルコールだって

飲むのはキツイ。じゃあショートで。「マリガリータをつくってね」。仲良しBARMANがいるって楽しい。

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7月 18日(水) 軽井沢は晴れ 一時激しい雷雨

朝 無し!

昼 軽井沢・ホテルマロウド 「ルミエール」 ランチセット(栗かぼちゃの冷たいスープ、魚介と夏野菜

のポワレ、フルーツとシャーベット、コーヒー) 2100

  

  

昨夜はかなり酔っ払ってタクシーでホテルに帰ったが、部屋でもまた濃い焼酎を数杯飲んでしまった。

お陰で今朝は早く起きたくない。朝ご飯は食べたくない。7時半に一旦起きて、8時から「梅ちゃん先生」

を観てからまたベッドへ。二日酔?う〜ん、それも多少あるけど寝不足です。何せ先週金曜日夜ヨーロ

ッパから帰って来てから毎晩夜中に目が覚めて4時間ほどしか寝ていなかったから。昼過ぎまで眠って

それも解消!向かいにあるホテルマロウド「ルミエール」でランチ。2100円でなかなかの内容だった。

 軽井沢・ハーヴェスト旧軽井沢「AVANT」 ボヌールBコース7875円(アミューズ:ズッキーニとポ

ークリエット、高原サラダと鰻のゼリー寄席、アワビと冬瓜のスープ、筒切り太刀魚の網焼き、和牛

フィレ60gソテーおろしポン酢ソース、持参のふすまパン、フルーツとソルベの盛り合わせ)、生ビ

ール 750円×2杯、赤ワイン ブルゴーニュ 1300円、ボルドー 1500

  

  

  

軽井沢最後の夕食は、ホテルのもう1つのレストラン「AVANT」でボヌーのBコース。一昨日の「彩」プ

レミアムヴュッフェも含めて事前に予約してある。シーズンオフなら心配ないが、オンシーズンは予約無

ければメシにありつけない。ボヌールはプリフィクスフレンチ。つまり選べるフレンチだ。Aコースはメイ

ンから1品、Bコースなら2品。筒切り太刀魚の網焼きと和牛フィレソテーおろしポン酢ソースを選んだ。

まぁ、先週までフランスやイタリアでミシュラン3ッ☆がどうのこうのという食事をして来たが、日本でこの

値段で食べられるコースとしては上々かも。生ビールを2杯、赤ワインを2杯飲み、続きは部屋で飲も。

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7月 19日(木) 軽井沢も東京も晴れ

 軽井沢・ハーヴェスト旧軽井沢「彩」 朝食ヴュッフェ 1890

  

6時半に起床。ヴュッフェレストラン「彩」がオープンする午前7時を少し過ぎ、朝食を食べに行く。この

店の朝食ヴュッフェは1890円だが、洋食も和食もなかなかの充実ぶりで私は結構好きだ。部屋に戻っ

て「梅ちゃん先生」を観てからシャワーを浴びる。チェックアウトして、10時59分の新幹線で帰京する。

昼 東京駅 「CAF‘E Jr.イタリアントマト」 ボロネーゼ+サラダとドリンクセット 850円、持参のふす

まパン

  

東京駅に着くとムッチャ暑いぞ。軽井沢も暑いなんて言ったが、東京の比ではない。東京駅ラーメンスト

リート?トンデモナイ!こんなクソ暑いランチにラーメンなんか食べられるかい!と言いながら他にアテ

もなく、「CAF‘E Jr.イタリアントマト」という店で旨くもないボロネーゼランチなどでお茶を濁す。タクシ

ーで帰宅し、留守中のメールチェックと今夜の店予約。小1時間自宅にいただけで新橋へ。美容院に行

った。フツーは30日に一度の間隔でカット&ダイするのだが、フランス&スペイン旅行が入っていたた

め、45日も経過してしまった。結果「オウカミ少年ケン」のごとく髪は伸び放題。バッサリ切って頂戴!

夕方のおやつ 上野・東京文化会館ロビー パンダクッキー 200

  

             49歳にして一児の母。プリマドンナにしてグルジア国立バレエ芸術監督でもあるニーナ・アナニアシビリ(写真パンフレットから)

美容院が終わったら、次は上野へ。夢子さんあんた忙しい人じゃのう。はぁ・・・。楽しみにしていたニー

ナ・アナニアシビリ率いるグルジアバレエ団の「白鳥の湖」が6時半からあるのだ。長年贔屓にして来た

ニーナの「最後の白鳥」だと言う。パンフレットにも「さよならニーナの白鳥」とあって・・・。職場から駆け

つけたオジョーとカオリちゃんと3人目を皿にしてニーナのバレエに酔った。奇跡のような舞台だった!

夜 上野 「音音」 壱の音コース(前菜4種盛り合わせ、お造り2種盛り合わせ、イベルコ豚三枚身塩

糀焼き、海老と鱧香梅巻揚げ、冷製とうもろこしの茶碗蒸し、十割蕎麦、抹茶風味胡麻プリン)、生

ビール 2杯、「中々」ダブル @5千円

  

  

何度も何度もあったカーテンコールを終えて、文化会館近くの「音音」に到着したのは予約時間を過ぎ

た9時15分だった。この店たいして美味しくは無いが、何しろ文化会館に近くて便利。以前も文化会館

にバレエを観に来た時はいつもこの店で遅い夕食を摂った。3人とも49歳のニーナに「バキューン!」

とやられちゃって気が抜けたよう。カオリちゃんとは久しぶりなのにね。そそくさと食べて飲んで帰った。

                  _______________

7月 20日(金) 曇ったり降ったり  今日はムッチャ涼しい!

朝 家食 ツナサラダ、ランチパック(卵)、低糖ヨーグルト

    久しぶりランチパック!

昨夜から東京地方は急に涼しくなった。どうしてだろ。一度もクーラーをかけずに眠った。朝方寒いと想

ったが、何と13度も一気に気温が下がったらしい。嬉しいけどどうして?違反食品の中では比較的糖

質が少ないランチパックの卵を朝食に食べ、新橋演舞場に持って行く弁当作り。コロッケバーガーね。

昼 新橋演舞場客席にて 持参のふすまコロッケバーガー、菓匠「清閑院」姫トマト、お茶

    「ヤマトタケル」お奨めよ

澤潟屋4人の襲名披露公演も2ヶ月目に突入した。って、4日が初日だったから、今日は既に17日目

だが。6月夜の部で上演したスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」が7月は昼の部で上演。6月は初役とあっ

て、主役の新猿之助をこちらも緊張して見守ったようなところがあったが、今日はゆったりと観ることに

しよう。初演から25年たった「ヤマトタケル」、15公演(25日×昼夜2回×15公演=750回!)主役を

やっている伯父3代目猿之助(現猿翁)より、新猿之助は初役ながらスッキリ美しく演じた。子供の頃か

ら伯父さんの演じる舞台をいつも観ていて「自分も必ずやる!」と決めていたそうだ。観るのとやるので

は大違いだが。彼は凄い!6月公演中に声が嗄れてしまった中車は少し慣れたか。團子ちゃん堂々!

夜 荒木町 「宮わき」 付きだし:帆立の漬け焼き海苔添え、枝豆塩茹で 500苑、フルーツトマト

 350円、気仙沼のカツオと余市の海水ウニ 2400円、冷やし小芋 700円、いわし梅煮 600円、

蟹味噌 500円、甘鯛と九条ネギの煮麺、生ビール 500円×2杯、麦焼酎ダブル 1200円×2

杯 @7800円

  

  

  

夕方5時から税理士のK村先生との打ち合わせがあるので、歌舞伎が終わって真っ直ぐ帰宅。何の仕

事もしない個人事務所は6月末が期末なので、これから決算だ。収入が無く、支出ばかりの決算・・・。

夜は今月2日荒木町柳しんみち通りに移転開店した「宮わき」に行く。以前「ワインライト」というバーが

あった店をすべて工事して和食の店に生まれ変わった。ゆったりしたカウンターを取ったので、奥に行く

には後ろギリギリの狭さではあるが。カウンター9席、奥にテーブル席。「良い店になりましたね」。楽し

みにしていた焼きポテサラが無かった代わりに、冷やし小芋が旨かった。出汁のシャーベットが小芋に

乗っていた。ご主人が修業した京料理「八平」で親方に教わったそうだ。主人夫婦の一生懸命が良い。

                      _______________

7月 21日(土) 雨のち曇り 今日も涼し!

朝 家食 ツナサラダ、味噌汁、ふすまバーガーパン、低糖ヨーグルト

  

ナゼか涼しい日2日目!いいねぇ涼しいとちゃんと眠れるから。「梅ちゃん先生」。意外な展開で見てい

る方も梅ちゃんと一緒にオロオロ。そんなことになってしまうんですかい!松岡君。珍しく味噌汁作る。

昼のおやつ 菓匠「清閑院」の飲むぜりぃすいかと姫トマト

夕方の軽食 丸の内 「和食 波奈」 「良い子強い子元気な子同窓会」パーティー ちょっこっとつまみ

と烏龍茶、赤ワイン 会費5千円

  

       同窓会は4年に一度オリンピックイヤーに開催             先ずはI親ビンのご挨拶      永久幹事ネッキーは某社社長

美食とワインのフランス旅のパクパク日記作成を中断して、丸の内に行く。かつて同じ会社で働いた仲

間同士の同窓会はその名も「良い子強い子元気な子同窓会」。オリンピックイヤーごと、つまり4年に1

度開催され、今年は7回目になるそうだ。こんなに長続きしているのも、その会社で働いた記憶が生涯

大事にしたいと思う程素晴らしいものだったことと、そしてT中ネッキーが永久幹事を引き受けてくれて

いることだと思っている。全国から百数十人が集まった。2年前亡くなったY富さんの不在が寂しい。

夜 荒木町 「和食こんどう」 付き出し:山芋ともずく酢、お造り3点盛り:天然カンパチ・小豆ハタ・鮪 

1500円、飛騨牛薄焼き(8枚!) 1500円、バクライ 1200円、フルーツトマトとアボガドサラダ、

お新香盛り合わせ 700円、稲庭うどん(温) 800円、生ビール 650円×2杯、麦焼酎「特蒸泰

明ダブル 1200円×2杯  @1万2880円

  

  

  

6時に同窓会はお開きとなる。大勢から2次会に誘われたが真っ直ぐ帰る。来週は国内旅行が2つ入

っているし、それまでやらねばならないことも山積している。8時過ぎ、近所に出来たばかりの「和食こ

んどう」に行く。昨日に続いて新規店訪問だ。「金田中」で修業した時すぐ近くの「四谷うえ村」の植村さ

んと一緒だったらしい。「ふ〜ん、それが縁でここに店をねぇ」と納得。その植村さんからいろいろアドバ

イスを貰っているですってよ。頼もしい先輩ね。カンパチは天然ですか。「山灯」は山形の米沢牛が売り

1つだが、こちらは飛騨牛。飛騨牛薄焼きをお願いしたら8枚も出て来た。1500円の値段でこれで

はサービスし過ぎよ、なんて笑う。物静かなお手伝いの女性と切り盛りする店は落ち着いた雰囲気だ。

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7月 22日(日) 曇りのち小雨 今日も涼しいのだ!

朝 家食 スパイシーチキン、味噌汁、ふすまパン、ブルーベリー

    

昼 六本木・東京ミッドタウン 「エスタブリッシュ」 ハンバーグブランチセット(ミニサラダ、ミニデ

    ザート、ドリンク付き) 1200円、持参のふすまパン

  

奇跡的な涼しさが続くこの数日。本当に助かる。今日もその涼しさを享受出来て嬉しい。でもこの涼しさ

は関東地方だけのようで、関西や九州は相変らず茹だるような暑さらしい。朝ご飯もモリモリ食べて、シ

ャワーを浴び乃木坂に出かけた。O本先生の治療院。前回反応が出ていた脾臓はまずまずの状態ら

しい。その代わり軽井沢最終日に突然痛みが出た腰の治療をお願いした。ランチ場所は、ここのところ

ずっと六本木の東京ミッドタウン。昔ここに防衛庁(当時は省ではなく庁だった)があったなんて知らな

い若い人多いだろうなぁ。通い始めた頃は飲食店がたくさんあって嬉しかったが一通り行ってしまうと店

選びもなかなか手詰りで。「エスタブリッシュ」というカフェ風の店でたいして美味しくもない食事をする。

夜 無し!

帰宅してからはひたすらパクパク日記のフランス編を作成していた。ミシュランの3ッ星、2ッ星、1ッ星

レストランがゾロゾロ出て来るし、某3ッ星フレンチのシェフソムリエのN国さんが撰ぶたくさんのワイン

があるし、訪ねたシャトーも4ヵ所あったしで、作成にやたら時間がかかる。ワインの知識ほぼゼロだし

メモも不完全過ぎるってのも時間を食う原因なのだが。そんなことで、ふと気がついたら午後10時を回

っていた。あらら〜、これでは夕食は抜きだわな。不思議と空腹も覚えないし。毎夕抜く?ダメ!無酒日

                       ______________

【今週の振り返り】

今週も実に盛りだくさんの1週間であった。特に記憶に残るのは軽井沢から帰った夜に観たバレエ「白

鳥の湖」。チャイコフスキー作曲の超人気演目であるが、私個人としてはそれ程好きではない。しかし、

この夜は違った。何せ主役があのニーナ・アナニアシビリだったのだから興奮するのも当り前か。どの

位彼女が好きかと言えば、数年前グルジアに行ったのも「ニーナの故国」だから。グルジアの首都トビ

リシ生まれで、13歳でボリショイ・バレエ学校に。18歳でボリショイ・バレエ団に入団し、2年後ソリスト、

4年後プリマ・バレリーナとなる。以来20年以上ボリショイのプリマを、アメリカン・バレエ・シアター

ABT)でも16年間プリンシパルを務めた。この間、祖国グルジアの大統領から直接依頼を受けて、

2004年からグルジア国立バレエ団の芸術監督に就任。25歳でグルジアの外交官・弁護士(現在はグ

ルジアの外務大臣)と結婚し、エレーナちゃんと言う娘の母親でもある。そしてその夜も白鳥のオデット

と黒鳥のオディールを見事に踊り分けたニーナが、何と49歳というのが超ビックリなのだ。

何年前だっただろう。楽しみにしていたバレエ公演でニーナ・アナニアシビリが妊娠したので休演すると

聞いた。一緒に観る予定だった友人は「出産したらもう彼女の踊りでは無くなってしまうかも。それ程妊

娠と出産はバレリーナにとって困難なこと」と言っていた。それから数年経って、そのニーナがグルジア

国立バレエと共に来日した。ママバレリーナとなったニーナの踊りはどうなんだろう。カラダの線はどこ

まで戻ったのだろう。劇場に押し寄せた客は皆同じ気持ちで舞台を見つめた。ニーナは素晴らしいカラ

ダに戻っていた。踊りも完ぺきだった。「もしかして出産はしなかったのでは・・・」と観る側は思い始めた。

何度目かのカーテンコールで、ニーナは幼い娘を抱いて現われた。客席のあちこちから叫び声が上っ

た。涙を流している人が多かった。美しい肢体のバレリーナが娘を抱いて観客に手を振る奇跡のような

光景であった。

ハッキリ言ってグルジア国立バレエは上手ではない。ニーナが主役で踊らねば、日本でも客を呼ぶの

は難しい。このバレエ団を育てるためにもニーナの引退はもっと先にせねばならないだろう。しかし、当

夜のカーテンコールで何度も何度も踊ってみせる彼女を見ていると、踊ることが好きで堪らないニーナ

なんだなぁと心底感じた。踊らねばならないのではなく、踊れる限り踊り続けるのがニーナ・アナニアシ

ビリなのだ。きっと。

土曜日に行われた「良い子強い子元気な子同窓会」も4年に一度の大事なイベントである。人生の中

でそこだけキラキラと光輝くような過去は、その会社で過した期間と一致する。その会社で過した人の

多くはそう思っている。その会社は今無い。この世には無い。記憶の中だけにある。突然関連会社化さ

れ、10年経ったところで「合併しようよ」と強引に吸収されてしまった。仕事はとんでもなく多忙でツライ

ものだった。繰り返しの多い仕事が溺れる程あった。業績が伸び過ぎて寝る暇が無かった。親会社か

らは「アソコには行きたくない」と言われ続けた。しかし、10年間でその会社は独特の文化を作り、皆

嬉々としてどっぷりと浸かった。あの会社が無くなってしまってから既に20数年が経つ。しかし、あの会

社で過した人々の記憶の中にはしっかりと生きている。4年に一度の同窓会は、それを確認し合う機会

なのである。「良い爺婆強い爺婆元気な爺婆同窓会」になってはいるが(笑)。        

             私がバレリーニャだった頃は・・

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  皆さん、熱中症にならないようご自愛されて暑さを乗り切ってくんちゃい!