パクパク日記13年3月3週

          帰国したら桜が咲いていた!早過ぎるの困る。九州は散り始めていた

      大分・竹田   岡城跡の桜

3月 18日(月) 晴れ 夜から雨 風強く春の嵐!  WBCサムライジャパン敗退

朝 アーモンド

遅い昼 銀座 「泰明庵」 野菜天ぷら平打ちうどん 1000

  

午前中プラズマ治療院に行った後、有楽町の旅行会社にパスポートとビザ申請書&顔写真を預けに

行く。え?顔写真のバッグは白じゃないとその国ダメだっつーの?写真取り直して来い?あ、はい。了

解しました。なんてことがあったが、結構機嫌は良い。だってこの後銀座の「泰明庵」に行くんだもーん。

銀座に会社があった頃、大好きだった蕎麦屋さんだ。Sブーもキョウコもここがお気に入りで、たいてい

は平打ちに天ぷらをのせた温かいうどんを食べた。時分どきは行列が出来る人気店だが、午後2時近

いので1階で相席させて貰う。揚げ立ての野菜天ぷらをどっさり載せた平打ちうどん。天ぷらから沁み

出した油と甘辛い関東風の出汁が混ざって何とも旨い。これを味わえるなら違反は何度でもやるぞ!

午後のお茶 銀座 「ドトールコーヒー」 アイスコーヒー 200円

ゴールデウィークに予定にしていた旅だが、キャンセル者がどっと出たとかで催行中止を伝えて来た。

4月の旅(暑い国の船旅)が催行中止になり、別の行き先に変更したばかりなのに。もうあまり日程に

余裕が無いので慌てて次を探す。何社かに問い合わせたが今年のゴールデンウィークの海外は低調

なのかなぁ。確かに去年のような日付け幸運は無いからね。何とか行き先を決めて電話で予約した。

夜 舟町 「おちあい」 お任せコース(玉こんにゃく、ぬた、刺身盛り合わせ、揚げ銀なん、和風しゅ

       うまい、イカの揚げ物、芋煮)、ビール(小)、麦焼酎 @4000円

  

  

一人暮らしし始めてから何年経ったろうか。・・・え〜っと、え〜っと・・・あっちゃ〜もう30年近くなるんだ

わ。母が亡くなったのはその5年前。いわゆる「おふくろの味」を失ってから30年近いということだ。その

母親は今月2日が誕生日だった。生きていれば、ちょうど100歳。あのしっかり者の母もボケてしまって

いたかもしれない。娘としてはそうは思いたくないが。母に似て料理好きだったから、母の味を再現して

いたが、最近はその料理を作ることもしなくなった。今では「おちあい」が、私にとってのおふくろの味。

                    _______________

3月 19日(火) 晴れ 今日は25度!

朝 アーモンド

昼 新橋 「大戸屋」 特撰大戸屋ランチ(ポテトコロッケと鶏の唐揚げ・目玉焼き) 640円−19円(ご

飯少な目)、じゃこおろし 160円、持参のふすまパン

  

午後美容院の予約がある。そんな時は新橋の「末げん」で名物のかま丼を食べたい。しかし、今日は

出遅れた。じゃ、美容院近くの「銀座ライオン」でハンバーグランチでもかっこもうか。新橋駅前の信号を

待っていると「大戸屋」が新しいビルに入っていることを発見。いいね!ご飯は雑穀米を頼む。少な目を

注文すると19円安くなる。膳が運ばれて来た。「あの、私ご飯少な目を注文したんですけど。こんなに

ご飯多くても殆んど残してしまうしなぁ」と店の女性に言うと、彼女はこう答えた。「それが少な目です。う

ちのフツーご飯は、今全部食べ終わった隣の女性が手に持っている丼なんですよ。あんなに大きいの

に時々大盛り頼む女子もいるんです」。大声だった。丼ご飯完食した隣の女性は「別に」と知らんふり。

午後のお茶 東銀座 「カフェドクリエ」 アイスコーヒー 250円、ドーナッツ 100

    演舞場の櫓も今月かぎり

美容院でカット&ダイを済ませた後、歩いて新橋演舞場に向かう。3月新橋演舞場夜の部は花形歌舞

伎である。今月と書いたが、来月2日から歌舞伎座が新開場するから、3年間歌舞伎公演の中心を担

って来た新橋演舞場の役割も今月で終了するということだ。演舞場さん、どうもお疲れさまでした!夜

の部演目は「一條大蔵譚」と「二人椀久」の2つ。まずは「一條大蔵譚」。一條大蔵長成は初役の市川

染五郎、吉岡鬼次郎は松緑、その女房お京に壱太郎、常盤御前に芝雀。つくりアホウの一條大蔵長成

役は演じる役者にとってとても難しい役と聞く。染五郎の曾祖父初代吉右衛門が練り上げた役でもある

らしい。これまで私が観た一條大蔵長成は、当世吉右衛門(2,3回)、勘三郎、亀治郎(現四代猿之

助)、菊五郎、勘九郎。染五郎は叔父の吉右衛門の指導を受けたらしいが、なかなかの出来だった。若

手俳優の中で、鳴瀬役の吉弥と常盤御前の芝雀が舞台を引き締めた。「二人椀久」は椀屋久兵衛に

染五郎。松山太夫に菊之助。先月吉右衛門の四女と電撃結婚した菊之助。新婦は染五郎と従姉弟だ

から縁戚関係になったのね。その菊之助、ただただ美しい。こんな美しい男と結婚するってどうなの!

夜 銀座7丁目 「ラ ニュイ ブランシェ」 (3人で) チーズを練り込んだグージェル、レバー風味が効

     いた豚肉のテリーヌ 1600円、フレッシュフォアグラのポワレ 苺添え 2400円、九十九里地ハ

     マグリと山菜白ワイン蒸し 1800円、青森のヒラメカルパッチョ 1800円、川田農園の野菜の温か

      い盛り合わせ 1700円、霧島ポーク肩ロースグリル 2100円、シェフ手打ちタリオリーニ赤海老と

      筍木の芽の香り 1800円、白グラスワイン、ボルドー赤ボトル @1万400円

  

  

  

出し物が2本だけだったこともあり午後7時17分には舞台がはねた。「早く終わったわねぇ」という声も

聞こえたが、2時間45分間の上演時間はカラダ的にも楽だ。隣の席で「面白いぃ!!」と観ていたマキ

コと銀座7丁目まで歩く。早い終演時間を見越して、ワインバーを予約している。「ラ ニュイ ブランシ

ェ」。フランスワインが主流だが、料理は本格的なイタリアンだ。A先生は仕事で遅くなるというのでマキ

コと白ワインをチビチビ舐めながら、料理をつつく。ウマっ!来たばかりなのに、すっかりこの店気に入

ってしまった。カウンター席の椅子に一人では腰掛けられない(店の人に手伝って貰うのだ)ことと料理

が出て来るまで時間がかかることを除けば、料理は旨いし、ワインの品揃えは豊富だし、午前3時まで

やっているしでとっても良い店だ。A先生も合流してボトルを空け料理をバクバク食べる。また来るね。       

                      ______________

3月 20日(水・春分の日の祝日) 曇り 

朝 アーモンド

昼 恵比寿 「つばめグリル」 ロメインレタスのシーザーズサラダ(ハーフサイズ) 410円、ハンブルグ

風ハンバーグステーキ 1260円、持参のふすまパン

今日は祝日。「サンデー毎日」になった私は、日に日に曜日の感覚が薄くなっている。恵比寿までの電

話が空いていたことと、「つばめグリル」のメニューがいつものものと変わっていたので、初めて祝日だ

ったことに気付く始末だ。平日なら小さめのトマトファルシだが、休日メニューとなると700円代になるの

だよ。トマトは大きいらしいが。ロメインレタスのシーザーズサラダはハーフサイズを頼んで倹約し、メイ

ンは1974年から続いているハンバーグとビーフシチュウをアルミホイルに包み熱するハンブルグ風ハ

ンバーグステーキにした。合計1670円かかっても極楽系エステに到着する頃には空腹になっていた。

遅い夜 舟町 「仙水」 先付け:セリとウルイの白和え、カツオの刺身 2400円、竹の子天ぷら 1800

円、昆布大根 600円、若竹煮 1200円、温かい稲庭うどん、生ビール 2杯、麦焼酎「酔神の

麦」 @1万3520

  

  

今日もS戸さんのお陰で、浮腫んだ脚部分がすっきりした。リンパの流れがよくなると、靴までブカブカ

になるから面白い。第3回WBCはドミニカ共和国がプエルトリコを3−0で下し初優勝した。日本を破っ

たプエルトリコに勝って欲しいという人もいたが、去年の」今頃、両方の国を訪問した私としてはドミニカ

共和国が勝って嬉しい。プエルトリコはアメリカの自治州だしね。パクパク日記24週をアップした。さ

て、祝日の今晩はどこで夕食、というか飲もうかな。ノーアイデアで杉大門通りを歩いていると「仙水」に

明りが。「あれ、今日営業中?」。以前から祝日は営業していたのだそうだ。セリとウルイの白和え、カ

ツオの刺身、竹の子天ぷら、若竹煮と選んだ料理はすっかり春!!今年は桜が既に満開だものねぇ。

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3月 21日(木) 晴れ

朝 家食 ヒレカツ+ふすまドッグ、トマトスープ

昼 新橋演舞場客席にて 持参のイベルコ豚メンチ+ふすまバーガー、お茶

    歌舞伎座。来月からここでね!

新橋演舞場昼の部に行く。歌舞伎座建設中歌舞伎公演の主劇場となった新橋演舞場はこの3年間毎

月のように通ったが、これからはあまり来ないだろうな。ちょっと寂しくもあるが、気持ち悪い声で喋る売

店のあの男性の声を聞かなくて済むと思うとホッとしたりして。最初は「妹背山婦女庭訓」から三笠山御

殿の場。杉酒屋娘お三輪は菊之助、漁師鱶七実は金輪五郎今国に松緑、曽我入鹿に彦三郎。父親の

蝦夷を殺害した曽我入鹿には鹿の精力を宿した魔性の血が流れ、天皇の御位にも・・・なんて時代の

話である。対抗する藤原鎌足の息子を慕う杉酒屋娘お杉がどうちゃらこうちゃら。このお三輪は娘役の

登竜門らしいよ。夜の部「二人椀久」は男の椀屋久兵衛が狂ったが、この芝居はお三輪が恋に狂うの

だ。2本目松緑と梅枝の「暗闇の丑松」だが、そろそろ香港からK岩が到着するので帰ることにする。

夜 荒木町 「四谷うえ村」 このこの茶碗蒸し、いさざの甘辛煮、琵琶湖白魚と生牡蠣 土佐酢ジュレ、

      天然鯛の子の炊いたん、バチコの天ぷら、お造り:ボタン海老・鯛・アイルランドの本マグロ、九十

     九里の蛤葛たたきのお椀、紫ウニと海苔、鴨焼き山椒ソース、虎ふぐ白子の塩焼き ホウズキ添

     え、琵琶湖稚鮎とタラの天ぷら、ふぐ唐揚げ、食事:おこげ・鯛の炊き込みご飯・香の物・赤出汁、

      アイベリー苺とバニラアイス最中、ビール、麦焼酎ダブル5杯 @1万8000円

  

  

  

  

  

帰宅してから、店子になるK岩の長女M里ちゃん宅に何か持って行けるものはないか、家中走り回っ

て物色。湯沸かしポットとかバスタオルとかお皿とかトイレットペーパーとか、ま、いろいろ。大きな袋4

個分になった。今晩から母娘は私のマンションのゲストルームに宿泊することになっている。そのK

から電話。「今マンションに到着しました!」。1階に下りてみるとK岩とM里ちゃんが立っていた。「お

疲れさま」。暫くして3人で早稲田のマンションに向かう。マンションの真裏は神田川の桜並木が続く。

満開にはちょっと早いけれど、K岩とMリちゃんに観て貰うにはちょうど良かった。3人で部屋の点検し

てから私は帰宅。母娘は近所で生活用品の買い物へ。午後6時再集合して、荒木町の「四谷うえ村」

へ。大学受験が終了したM里ちゃんのお疲れ様&お祝い(既に有名私立大4学部合格!)、そして早

稲田マンションの大家&店子契約よろしくの乾杯。ナゼこの店か?母親のK岩が希望したから。酒呑

み大人にはこの上ない肴だが、18歳のお嬢さんにはどうかな、と思った「このこの茶碗蒸し」や「いさ

ざ」、「バチコ」などにM里ちゃんは大喜び。K岩、いがったね。後日そのM里ちゃんから「あんな美味

しいご飯は初めてです!」とお礼言われた。水泳の金メダリスト岩崎恭子ちゃんみたいね。この日私が

一番気に入った料理は、九里の蛤葛たたきのお椀だった。限りなく柔らかくそして甘い!絶品のお椀!

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3月 22日(金) 曇り 九州・大分は雨

朝 家食 ヒレカツ+ふすまドッグ

早い昼 羽田空港ゲートスナック チャーシュー味噌ラーメン 1100円(うち1000円はJALの食事券

利用)

  

今日からオジョーと由布院へ行く。オジョーには5時半にウェイクアップコールをお願いしていたが、い

つものように私が先に起きて「電話は不要で〜す」という電話をかける。朝食を食べ、朝風呂に入り、

悠々と9時過ぎ羽田空港へ。そろそろ搭乗開始かな、と思った頃、ゲートでは何か動きが変な感じ。そ

の時オジョーから電話が入る。「そちらどうなっていますか〜。こちらセキリティチェックを受けようとする

と、その便はと飛ぶかどうか不明なのでここは通せない」と言っているらしい。係員に聞きに行く。「先ほ

ど帰って来た機材ですが、コクッピットのガラスにヒビが入っている?結局、大分行きは2時間半遅れ

て機材を変更して離陸した。そうそう、今日の昼は大分で宮崎郷土料理を食べる予定であった、1000

円の食券が配られたので、ゲート近くのスナックで早目のランチ。1100円もする(払ったのは100円だ

けど)チャーシュー味噌ラーメン。チャーシューは脂身ドッチャリ。麺もほとんど残し、300円分くらいか。

午後のおやつ 由布院・亀の井別荘 小さなおはぎ、持参した香港「ジェニー・ベーカリー」のクッキー、

お茶

  

到着もトーゼン2時間半遅れて大分空港には午後2時過ぎ到着。オジョーの好きなマツダのレンタカー

を借りて由布院へ。今日は晴れ予想だったのにどういうわけか雨が降り始めた。チェッである。午後3

時、由布院での定宿・亀の井別荘に到着。良いねぇ、ここはいつ来ても。柔らかな空気が流れている。

「夢子さま、お正月はアメフットのチーム、3連覇おめでとうございます!応援していましたよ」と言われ

た。会うスタッフの皆さんに祝福されるのである。部屋はいつも本館洋室の奥由布の間。お気に入りの

部屋だ。テーブルの上を見てビックリ。私専用の梅酒のボトルが。「お名前を書いてください。ボトルに

貼りますので」って。マイ梅酒持っているお客はこの宿にどの位いるのだろう。嬉しいねぇ。K岩が香港

から買って来てくれた「ジェニー・ベーカリー」クッキーをオジョーと2人で食べる。このタイプ柔らかね。

夜−1 由布院・亀の井別荘 「蛍火園」 春緑の膳(由布院野菜の前菜:菜の花白和え・牛蒡の素揚

げ・タラの芽カラスミ巻・鯖鮨・せりの胡麻和え・信田巻)、サヨリとカンパチのお造り、春の実だくさ

ん椀:筍・椎茸・ワラビ・土筆・こごみ・独活・カラスミ・木の芽・桜、鰆の照り焼き、こんにゃく田楽、

ふきのとう味噌添え、新若布とグリーンピースと自然薯の銀餡、黒毛和牛塩焼き 柚子胡椒添え、

       イイダコのヌタ、手打ち蕎麦、味噌汁、水菓子:カボスゼリー、りんごのコンポート、水出しコーヒー、

       生ビール 2杯、麦焼酎「二階堂」ボトル

  

  

  

午後はお花見の予定だったが、ずっと雨のようなので温泉を楽しむことにした。もっとも「チョーカラス」

の私は、長方形の露天風呂にポチャッ、丸い露天風呂にポチャッ、大きな内風呂にポチャッの3ポチャ

ッで温泉終了。「あとから行きマース」とオジョーが遅れて来た時には、既に浴衣姿でマッサージチェア

でヨダレ垂らしている夢子だった。逆に私が部屋に帰ってからオジョーは1時間も帰って来ないのだった。

私の友人の中で一番の長っ風呂はSブー。山代温泉に一緒に行った時、朝風呂に入ったきり2時間も

出て来なかった。朝食の準備が出来ているのに戻って来ないので風呂に浮いているのではないかと探

しに行ったこともある。閑話休題。本館洋室組の食事は本館1階の「蛍火園」で摂る。「蛍火園」のチー

フはS山さんだ。今回もお世話になります。1泊目の会席料理は由布院で採れた野菜や山菜をふんだ

んに使った「亀の井別荘」自慢の味が並ぶ。長く続いた先代の料理長から3年前にバトンタッチしたS

田料理長。お品書きの筆文字も料理も落ち着きが出て来た感じだ。O崎総支配人から三連覇の乾杯

の飲み物をご馳走になった。いつもお気を遣って頂き恐縮です。ボトルで取った麦焼酎はキッチリ半分

飲んで明日の分はとって置く。ご飯代わりに手打ち蕎麦をお願いするのもいつもと同じだ。ご馳走様!

夜―2 客室にて 麦焼酎 「兼八」

焼酎ボトルはキッチリ半分残したが、部屋に帰ってルームサービスで「兼八」を頼んで飲む私だった。

                 ________________

3月 23日(土) 由布院・竹田 は晴れ曇り

 由布院・亀の井別荘 「蛍火園」 洋朝食セット、持参のふすまパン

  

  

朝起きると、オジョーはいつでも大浴場に行く。私は洋室の部屋風呂に入る。部屋風呂と言っても、たっ

ぷりした大きさの檜風呂に温泉をなみなみ入れてザンブと入るのだから気持ち良いことこの上ない。朝

食前にNHKの朝ドラを観る。あれだけ「キライ!」と言って無視して来た「純と愛」だが、3月末で終わ

るから終盤位は観ようかと。ふ〜ん、そう来るかぁ。8時17分から朝食。今朝は洋朝食のセットをお願

いしている。暫く続いていた「ちょっとヴュッフェスタイル」はヤメタようだ。洋食だとトーストの他各種の

パン、各種のジャムが揃うのに、ふすまパンを持参している私には無用なもの。いいなぁ、食べられる

人は。売店の鍵屋で土産用の柚子胡椒やお菓子などドッサリ仕入れて送る。桜も連翹も満開である。

昼 竹田 「千石や」 カレーうどん 550円、とり天2個(オジョーから貰った)

  

   長湯・ラムネ温泉のオンリーワン

青空は無いが今日の天気予報は晴れ。花見に行くなら今日だ!と竹田の岡城跡の桜を観に行った。1

時間半のドライブである。竹田には何度も行ったことがある。昨年は老舗の和菓子屋「但馬屋」さんで

菓子作り体験もした。岡城跡だって石段上って行ったことあるし。オジョーがスマホで調べたところによ

ると、岡城址は桜名所100選に入っていて1500本の桜を楽しめるのだそうだ。太っ腹なことに広々し

た駐車場は無料!城址に行くには300円の入場料払うのだが、史料をいろいろくれてここも大番振る

舞い。テノールが歌い上げる「荒城の月」のエンドレステープを聞きながら、ハァハァハァと石段を上っ

て行く。足を止めるとすかさず、「夢子さん、1500本の桜ですよ、1500本!」とオジョーが励ます。と

言うかハッパをかける。ようやく本丸跡に上ったが・・・どこに1500本の桜あんのよ・・・。数十本の桜は

散り始めていた。その代わり、たんぽぽとかスミレとか土筆とか春らしいものたくさん見たからいいか。

昼は平成6年11月オジョーと一緒にふらりと入った「千石や」に行った。あの時は親子丼と豚汁を食べ

て意外に旨かったのだ。豚汁はメニューから消えていたので、カレーうどんを注文。え?カレーうどんっ

て温めたうどんにカレーぶっかけただけなの!あまりのイメージのギャップに暫し呆然。とり天定食を野

頼んだオジョーがとり天2つ恵んでくれた。次はお約束の長湯・ラムネ温泉で毒出しだ。ここのところ年

2回は大分&久住高原に来るが、長湯温泉を欠かすことは殆んど無い。55分泡に塗れて毒を出す。

午後のおやつ 蕎麦まんじゅう、お茶

 由布院・亀の井別荘 「蛍火園」 しゃぶしゃぶコース(前菜:帆立と蟹・山葵の茎・チーズ味噌

     漬け、鮪のお造り、甘鯛のグリーンアスパラ摺り流し汁、車海老の塩焼きと椎茸焼き、豊後牛のしゃ

     ぶしゃぶ、ロース肉お替り、手打ち蕎麦、味噌汁、カボスシャーベット、生ビール 2杯、麦焼酎「二階

    堂」ボトル残り、「兼八」

  

  

  

  

長湯の帰りは「やまなみハイウェイ」を走って帰って来た。瀬戸内海の「しまなみハイウェイ」は有料だけ

ど「やまなみ」は無料だよ。宿に帰ると部屋にはおやつの蕎麦まんじゅうが置いてあった。奥由布の間

には小さなテラスがある。そこで由布岳を見ながらお茶にしましょうか、とオジョーがセッティング。風情

はあるが、ちと寒いわ。2晩目の夕食は5種類((鶏鍋とか会席とかね)から選べるのだが、毎回(一度

も例外なく)しゃぶしゃぶを注文する。しかも肉は大盛りを食べる。ほとんど肉をお替りする。オジョーと

2人だと更に拍車がかかる。お替りのロース肉さっぱりと美味であった。満足感の高い夕食であった。

                ________________

3月 24日(日) 由布院は晴れ 東京は曇り

 由布院・亀の井別荘 「蛍火園」 和朝食膳

  

8時過ぎ「蛍火園」に下りて行くと、1番乗りだった。「今朝はみなさんごゆっくりですよ」。洋朝食も美味

しいが、やっぱり私は和朝食膳の方が好きかな。ただ、ご飯が進む美味しいおかずがどっさり並ぶ膳で

ご飯ちょっぴりはツライ。ご飯3杯食べていいよと言われたら狂喜乱舞してしまうだろう。食べないけど。

午前のお茶 亀の井別荘「談話室」 コーヒー

    談話室のガラス窓に由布岳が映る

昼 由布院 「陽だまり食堂」 とり天定食 850円、だんご汁 525円

  

お気に入りの談話室でコーヒーを飲みながら朝刊をゆっくり読む。ここで過ごす時間は何ともゆったりと

した上質なものだ。「いつも夢子さんの連れだと名前を覚えて貰えない」からとオジョーが宿帳の記名し

た。彼女の大学時代のテニスの先輩がこちらと縁続きということで、ジュニアの太郎さんがオジョーに挨

拶している。姿が見えないと思ったら、インフルエンザだったそうだ。お世話になりました。5月伺います

ね。今日は由布院でランチを摂ることにしている。行きたい店は2軒。JAが経営する「陽だまり食堂」。

午後のお茶 由布院 「ことことや」 紅茶 500

空港に向かうにはちょっと早いので、「ことことや」でお茶。土曜日とあって細い由布院の道は観光客で

溢れている。すぐ近くなのに徐行するのがタイヘン。早くも51日のオジョーに誕生日プレゼントする。


夜 四谷三丁目 「喜怒哀楽」 お通し:飛び魚唐揚げ、海鮮アボガドサラダ 海苔添え 650円、新玉

葱スライス 400円、空豆 430円、本ししゃも 2本400円、薄切り和牛あぶりポン酢 800円、ク

リームチーズの味噌漬け 450円、牛スジコロッケ、生ビール 2杯、麦焼酎 @4960

大分空港近くの小さな市場を見学して大分空港からJALで帰京。往路は2時間半も遅れてタイヘンだ

ったが復路は順調。オジョーはこれから大学時代の友人達とお花見宴会だと車で帰った。私は帰宅し

て暫くしてから「喜怒哀楽」へ。前回この店に来た時は睡眠不足でカウンターで居眠りしてしまったが今

日は大丈夫だよ。新玉葱のスライスがシャキシャキと美味しい。お替りしたい。コロッケ半分持ち帰る。

               _______________

【今週の振り返り】

3月17日日曜日の夜、アフリカのタンザニアからドーハ経由で帰国した。成田空港から乗ったタクシー

の運転手さんがこう言った。「お客さん、今年の桜もう咲いたんですよ。知っています?」。まぁ知っては

いる。昨夜ドーハで貰った日本の新聞に「開花宣言」の記事があったので知ってはいた。しかし、あまり

信じてはいなかった。東京の開花は靖国神社の基準木が5〜6輪咲いた時、開花を宣言する。今年は

それが3月16日の土曜日だったというのだ。平年よりは10日早く、昨年と較べれば15日も早いこと

になる。この統計は1953年から取り始めたと聞くが、今年は2002年と並んで最も早い開花となるんで

すってさ。今年は寒い冬だったから、平年並の開花と思われていたのに、3月に入って暖かな日が続い

た影響で一気に開花となったようだ。

桜が早く咲くとどうなるのか。みんな大慌てである。みんな焦りまくっている。「急に咲いたと言われて

も・・・」、「急いで花見しなくっちゃ!」、「予定していたまつりはどうなるんだ!!」。そうなのだ。桜の名

所では「さくらまつり」とかを毎年やるんである。開花宣言する靖国神社の場合、今年は3月29日〜4

月7日に予定していた。それを急に咲いたからと言って、「さくらまつり急遽2週間繰り上げまーす!」と

はカンタンには行かない。お祭り用に準備していたお土産や屋台で売る予定だったものは無駄になっ

たのだろうか。桜の名所に桜が咲く頃旅する予定だった人はどうしただろう。予約した宿はキャンセル

したの?宿だって困るよねぇ。電車や飛行機の切符はどうするの。去年入社した社員は、会社の花見

の場所取りを年に2回やらされたのだろうか。4月に入って来る新入社員は一度もやらずに済むのだろ

うか。その新入社員と新入生が4月入社したり入学したりする新しい門出の頃は、葉桜になってしまう

じゃないか。何でも早過ぎるというのは問題だよね。泣いた人は数知れずだ。でも、関西は他ほど早く

は無いらしいし、東北は平年並みというから、良かった、良かった。

初めて「亀の井別荘」に泊まってから十年以上が経った。各地の高級ホテル、高級旅館に泊まったこと

は数多くあるが、これほどリピートする宿は極めて少ない。今年の1月から「椿山荘ホテル」になった旧

「フォーシーズンズホテル椿山荘東京」と軽井沢の「万平ホテル」くらいだろうか。「亀の井別荘」の何が

こうも私を引き付けるのか。繰り返し来たくさせるのか。う〜ん、たくさんある。たくさんあり過ぎてまとめ

られない。敷地に入った途端、自分の「こころ」が喜んでいるのがわかる。「亀の井別荘」のやさしさが

「こころ」をほぐし始める。「亀の井別荘」の上質さが「こころ」を深い満足感に導く。あぁ、どんな言葉を

使っても巧く伝わらんな。「惚れている」という他言いようがないか。日曜日帰京してモノレールに乗りな

がら考えている自分がいた。予定している5月の次はいつ行こうか。いつ「亀の井別荘」に帰ろうか。

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