パクパク日記15年7月4週

       火曜日フランスから帰国し週末は北九州市のお祭りを楽しむ

 

 下関海響館  戸畑大山笠祇園祭り

 

7月 20日(月・海の日祝日)フランス・ラングドック地方は晴れ

第1食 フランス・カルカッソンヌ・ホテル・ド・ラ・シテカルカッソンヌ「ラ・バル

バカン」朝食ヴュッフェ+チーズオムレツ

 

  

 さよ〜なら〜カルカッソンヌ

 

先々週の水曜日7月8日から南フランスを旅している。間の1週間は世界遺産のミディ運河のチャー

タークルーズで夢見心地の体験をした。そして今日は13日目。そう帰国日である。明け方足が攣って

5時半に起きてしまう。年を取るに連れて足攣り頻度が高まっておるのぉ、バーさんや。チェックアウ

トしてスーツケースを運ぶバンにA美さんとH子さんと私の女性陣3人は乗っけて貰って楽チンする。

シテの外に迎えに来た大型バスに乗り換えて空港に向かう。左右どっちもひまわり畑が延々と続く。か

と思えば、グリーンアスパラや今が旬のメロン畑・・・。まさにフランスは農業国だと思うのだった。

第2食 フランス・トゥールーズ空港ビジネスラウンジ 鮭おにぎり2個!以来、この故郷えお4

 

 添乗員A子さんがインスタントおにぎり作ってくれた!

 

第3食 ルフトハンザ航空ミュンヘン空港 スープ、バナナ

第4食 ANA ミュンヘン=羽田ビジネスクラス機内食(洋食+ご飯)

 

 

1時間半走ってトゥールーズ空港着。トゥールーズと言えば、ミディ運河がガロンヌ川と合流する町だ

ね。空港でチェックインを手伝ってくれた日本人女性アシスタントさん、以前もお会いしましたよね。

それ程フランスに来ているってことだわね。待つ間、インターネットでお喋りインコが電話している

動画を見て皆さんと大笑い。それにしても今回の客5人が揃って酒飲みで良かったぁ!飲み放題の船

だったから飲めないと損だし。今日はランチ付いていないが添乗員のA子さんがA美さん持参のイン

スタントおにぎりを2個ずつホテルで作って配ってくれた。ありがとうございます!ルフトハンザ航

空で向かったミュンヘン空港では待ち時間が6時間!そういえば行きもこの空港で4時間半待ったぞ!

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7月 21日(火)東京は晴れ

昼 ANA ミュンヘン=羽田ビジネスクラス機内食(一風堂味噌ラーメンとガーデンサラダ)

 

 

ミュンヘン空港からANA羽田空港行きは午後9時半出発。夕飯はもう夜中時間になってしまったが、

お腹空いてグーグーだからしっかり食べる。洋食コースを選ぶも、パンで無くてご飯と味噌汁でお願い

しますね。時差7時間進めて、日本時間のランチ時間に味噌ラーメンを食べる。こうすると、今夜の夕

食ドキにちゃんと空腹になる計算だ。アンタ、そんなことばかり考えているんだね、はい。午後3時ち

ょっと過ぎ羽田空港到着。みなさ〜ん、2週間すっかりお世話になりましたぁ〜!楽しかったで〜す!

夜 舟町「おちあい」お任せコース(冷やし茄子、じゅんさいとろろ、刺身盛り合わせ、枝豆、和風

しゅうまい、イカの醤油漬け、蓬蕎麦)、ビール小、麦焼酎 @4000

 

 

フランスと同じように日本ももちろん暑いが湿度がちゃいますなぁ。タクシーで午後4時半に帰宅。早

速の洗濯はいつもと同じだ。それにしても宅配便がどっさり来たんだなぁ。中には期限切れで「持ち帰

りました」とか「返品しました」というメモもある。追跡にエラク時間がかかったわい。機内で日本時

間の午後1時に味噌ラーメンを食べたから、午後8時に空き腹となる。よしよし。こんな日は「おちあ

い」だな。「ただいま〜フランスから先ほど戻りました〜」。「お帰り!」ってな感じ。蓬蕎麦旨し!

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7月 22日(水)晴れ 暑い!

朝 無し

昼 荒木町「宇な米」鰻重(松)3600

  

  

 

日本に帰って来たら鰻を食べなくちゃ。早めに行ったのだが、左程広くない店のテーブルには

予約客ばかりが座っていて満席だった。げぇ〜、せっかく来たのに、すごすごと帰るんかい!と

胸中でドツイていたら幸い帰る人がいて座ることが出来た。土用の丑の日が今週金曜日だからら

しいよ、この混雑は。座れたが、特上は売り切れ(涙)。松だって、相当なボリュームだけどね。

 

  http://www.kabuki-bito.jp/theaters/osaka/images/shochikuza_201510f.jpg?html 「阿弖流為」ポスター

 

遅い夜 銀座「麹也」(2人で)お通し:きのこと三つ葉和え、小鉢3点盛り800円、冷奴

500円、実山椒入りつくね焼き600円、茗荷きゅうりと塩昆布500円、納豆袋焼き600円、

蕎麦味噌焼き500円、手打ち蕎麦800円、ハートランドビール750円、麦焼酎2合

(大S子さんにご馳走になりました!)

 

 

東京駅の大丸東京で買い物。今月で失効してしまうポイントを使うため。結局ポイントでは不足

して余計な金を使ってしまったが。新橋演舞場で「阿弖流為」の夜の部を大S子さんと観る。阿

弖流為(アテルイ)は平安時代の初期、蝦夷狩りの朝廷軍を撃退した東北の英雄だが、その後征

夷大将軍となった坂上田村麻呂に敗れて処刑された。高橋克彦氏の「火怨」を読んで以来阿弖流

為の大ファンとなり、わらび座ミュージカル「アテルイ」や新橋演舞場で市川染五郎主演の「ア

テルイ」も観た。そして今回は歌舞伎バージョン。阿弖流為に同じく染五郎、坂上田村麿に勘九

郎、鈴鹿と立烏帽子の2役を七之助。劇団新感線の中島かずき作、いのうえひでのり演出だから

目いっぱい派手でスピーディな舞台。出演者全員が熱演力演(そんな言葉あるか)だが演技力が

一番光ったのは七之助。妖艶さも可憐さも不気味さも表現出来る。ジェットコースターの舞台だ

った。いや〜面白かったねぇ、派手だったねぇと大S子さんと「麹也」に行きグビグビパクパク。

 

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7月 23日(木)曇り

朝 家食 豚汁、納豆、バナナ

昼 東銀座「PRONT」小海老のトマトクリームパスタ(生リングイネ)790円+サラダ・ア

イスコーヒーセット240

 

  

 

大盛況の7月歌舞伎座の昼の部は、一つ目の「南総里見八犬伝」をパスして2つ目の「与話情浮

名横櫛」から。海老蔵の与三郎と玉三郎のお富は初顔合わせ。大人のお富に若造の与三郎だった。

最後は、よっ!待ってました!猿之助の「蜘蛛絲梓弦」。猿之助が6役早替わりで見事な舞踊で

魅せた。弱っちい頼光&四天王と蜘蛛の精猿之助が仲良く戦っているところにスーパーマン平井

左衛門保昌(海老蔵)がしゃしゃり出て来て・・。雰囲気ぶち壊しじゃんよ。それまでは迫力あ

って気合いも合ってちょっと「鬼揃紅葉狩」みたいで面白かったんだけどなぁ。残念だ。ランチ

は八犬伝やっている間に隣の「PRONT」でパスタ。不味くもないけど、旨くもないって感じ。

遅い夜 舟町「仙水」お通し:トマトとじゃが芋のすり流しチキン酒蒸しとズッキーニ茄子南

蛮漬け、大間のまぐろ刺身3000円、昆布大根600円、焼き水茄子800円、小柱と牛蒡のかき

揚げ1300円、稲庭うどん、生ビール2杯、麦焼酎 @1820

 

 

パクパク日記6月1週をアップしたので、夕食は9時半になってしまった。明日から九州旅

行なので、何がなんでも今日中にアップしようと頑張っていた。はぁ〜疲れたぁ・・腹減っ

たぁ、もう9時半だものね。「仙水」に行く。普段はあまり刺身を食べないのだが、大間の

良いまぐろが入ったというので注文。うん旨いよ。小柱と牛蒡のかき揚げもサクッと旨いね。

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7月 24日(金)東京は晴れ午後からゲリラ豪雨! 門司港は晴れ

 バナナ

昼 北九州空港「出雲そば」 とり天定食(蕎麦付き)950

 

  

 

今日から恒例不美子の会の夏の旅。今年は北九州市と門司港が目的地だ。羽田空港で待ち合

わせてANAに乗ってみたら、バラバラに買ったのに席は2列並びだった。時間の都合でラ

ンチは北九州空港で食べることにしている。レストランとラーメン屋と蕎麦屋があり、お得

なセットものがある蕎麦屋に入る。え?ここ出雲蕎麦?北九州なのに?ボリュームはあった。

 

  門司港レトロの観光スポットの一つ「旧門司三井倶楽部」 「花のいのちは生うに丼林ライスも多かりき」

 

アインシュタイン夫妻は192243日間日本に滞在したが、うち5泊は門司港の三井倶楽部に宿泊した

 

 

空港から小倉駅までバスに乗る。うつらうつらしているうちに到着。ここから門司港ホテルま

ではタクシーで行こうね、暑いし(汗)。小S子さん+R子冷房キライ組と大S子+夢子冷房

大好き組に分かれてチェックイン。未だ早いからその辺ちょっと観光して来ましょうかね、暑

いけど(汗)。門司港レトロという名前が付いている通り、明治・大正時代の建物が残る地域。

旧門司三井倶楽部の建物に入ってみると、2階は1922年アインシュタインが宿泊した時のまま

保存した「アインシュタインメモリアルルーム」として保存されている。彼はここに5泊もし

たのだよ。そして門司区が出生地とされる林扶美子資料室もあるのだ。外にでると真ん前の店

の大きな看板があった。「花のいのちは生うに丼 林ライスも多かりき 喫茶放浪」。傑作だ!

午後のお茶 門司港「マチュール」アイスコーヒー500

 

  

       アイスコーヒーをチューっと        門司港ホテルはオシャレな外観

 

暑い!何という暑さだ(汗)。レトロ感たっぷりの門司港駅は工事中で、遠回りする意欲が

無くなるほどの暑さだ。私は以前一人で来た時見学したからいいけどね。3人は自転車を借

りて関門トンネルを往復すると言う。私?いえいえ、滅相もありませぬ。どうぞ私を放って

おいて下さいまし。旧大阪商船ビルに出来た新しいカフェでアイスコーヒー飲んで人心地。

夜−1 門司港レトロ・門司港ホテル「ポルトーネ」4人で)9600円の門司港キュイ

ジーヌ・ギガルコース(アミューズ:椎茸のサブレ、パン、鯵と大根のラビオリ風パッ

ションフルーツソース、マグロと茄子のミルフィーユ パルマプロシュート添え、ガス

パチョ、鯛のローストバングランソース、国産牛フィレ肉のポッシェメロンと赤ワイン

ソース、ラッドドンボワンス(僧侶の頭)というチーズ、デザート)、生ビール850円、

白ワイン(シャルドネ)4800円、赤ワイン(カルビネソーヴィニヨン)6000円×2本

 

 

一人でホテルに帰って休憩。テレビでニュースを見てビックリ!門司港はこんなに晴れている

のに、東京都心でゲリラ豪雨ですって!渋谷駅が冠水したぁ?今も大雨注意報が出ているとい

う。今日羽田空港飛び立つまで晴れていたのに。3人が汗びっしょりで帰って来た。人道トン

ネル内は狭いので徒歩でないと通れないそうで、借りた自転車は引いて行ったのだとか。大汗

かいたけど、念願叶ったと大S子さんは喜んでいた。行かなくて良かった。夕食はホテルレス

トランの「ポルトーネ」で。9600円のギガルコース。夕陽を見る予定が窓の外にはBBQ客。

夜―2 門司港レトロ・門司港ホテル客室にて バースフディケーキと焼酎

 

  

  

今年の不美子の夏の旅は祭りの都合で7月になったが、大S子さんと小S子さんは揃って8

生まれ。で、旅の間にお二人の誕生日祝いをするのも恒例になっている。食後部屋に集まった

頃、バースフディケーキが届いた。R子が吟味したプレゼントも。おめでとうございます!

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7月 25日(土)門司港も下関も小倉も戸畑も晴れ

 門司港レトロ・門司港ホテル「ポルトーネ」朝食ヴュッフェ

 

  

  関門海峡にかかる関門橋           ここが巌流島だす

 

  宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘が行われた巌流島。ホントの名前は「船島」

 

        「海響館」のアクアシアターではイルカとアシカのショーが行われている

 

 土地柄ふぐの陳列が多い       垂直に居眠り中のゴマフアザラシ       皇帝ペンギンもいるよ

 

朝食を摂ってからチェックアウトして荷物をホテルに預ける。徒歩5分のフェリー乗り場で

周遊乗船券を買い、まずは巌流島に向かう。乗っているのは10分だが、結構揺れて船に弱

い人なら十分酔える(笑)。関門橋がよく見えるね。この島はホントは「船島」なのだが、

武蔵に敗れた佐々木小次郎が巌流だったことから巌流島が通称となった。船を降りる。暑

い(汗)。どこか日陰無いか。3人は歩いて良い島部分を一回り。私は休憩。休憩ばっか。

だって以前来たことあるんだもん、ここ。暑いし。次は下関港(唐戸港)へ移動。目的は

「海響館」。コンビニで割引券を買う。皆しっかりしているね。ここも私は2度目だし、

大S子さんとは先月沖縄の「美ら海水族館」にも行ったばかり。ま、水族館好きだから

良いんだ。初めて来た人はふぐの種類が多いことに驚くよ、きっと。スナメリも美しい。

この日一番笑ったのは垂直に居眠りするゴマフアザラシ!イルカショーも楽しいな〜!

昼 門司港レトロ「門司港茶寮」大人の黒焼きカレー(サラダ付き)1030円、アイス

コーヒー460

 

  

 

ランチはフェリーで門司港に戻ってから摂ることにした。7年前に一人で来た時は、それが

訪問目的であった「浜司」のスペシャルカレーを食べたが、何軒かで聞いてみると、数年前

に店を閉じられて甥御さんが福岡で同じレシピでカレーを提供されているらしいとのことだ

った。その話をしてくれた「門司港茶寮」で焼きカレーを食べる。一番辛いという大人の黒

焼きカレーにした。カレーは焼いても焼かなくてもどっちゃも好き。この店結構いいなぁ。

 

抽選で当たった4千円也の指定席    昼の間は山笠本来の姿「幟山笠」。背面の豪華な刺繍の「見送り」

 

 東、西、中原、天籟寺の4基の大山笠と同地区の中学生による4基の小若山笠がある。これは中原大山笠

 

      祭り2日目大山笠競演会が行われる夕方から開会式とお囃子披露が行われる

 

 いよいよ夜の部。全8基が一斉に幟山笠から提灯山笠に変身する!12309個の提灯だ

 

    華やかな提灯山笠が運行始まる    中学生も大活躍!

 

         クライマックスは追い抜きありの提灯山笠自由競演!担ぎ手は走る!迫力満点!!!

 

夕刻5時半、タクシーで戸畑区役所近くまで行く。今年は「戸畑祇園大山笠」に来たのだ。長

い歴史を持つこの祭りは、東、西、中原、天籟寺の4基の大山笠と同地区の中学生による4基

の小若山笠が昼と夜の2つの姿を見せる。昼は優雅で豪華な幟山笠、それが夜になると光のピ

ラミッドとも言える提灯山笠に変身するのだ。白い法被の背に「東」「西」「中」「天」赤文

字の担ぎ手が重さ10トンにもなる提灯山笠を担いで歩き、走る姿はカンドー的であったよ。

遅い夜 小倉魚町「kozatoya4人で)生ハムサラダ820円、カルパッチョ、わかどり唐

揚げ650円、せせり唐揚げ700円、ベーコンとブロッコリーのアヒージョ580円、マルガ

リータ880円、豆腐と豚しゃぶサラダ850円、米茄子肉味噌田楽680円、焼きチャンポン、

生ビール2杯、麦「二階堂」Wロック 4人で16900

 

 

祭りは夜9時まで続いたようだが、混雑を避けて少し早く会場を後にした。運良くすぐタク

シーがつかまったのは良いが、運転手さん指定した場所と違う所で私らを下した。慣れない

町で迷ちゃったよ。ちょっとオシャレな居酒屋の座敷で生ビールで乾杯!面白かったね、び

っくりしたね、あれは体力いるよね・・・。祭りの話は尽きない。この店の唐揚げがとても

旨い。特にせせりの唐揚げね。でも最後に注文した焼きチャンポンはびっくりする程甘い!

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7月 26日(日)小倉は晴れ

朝 小倉・リーガロイヤルホテル小倉「コルベーユ」朝食ヴュッフェ

 

   客室からの小倉の眺め

「シロヤベーカリー」の激安オムレットやバームクーヘンは1個40円也!!!

 

森鴎外の作品に因む「舞姫」の桜        1602年細川忠興が築城した小倉城と境内

 

(本島は広島生まれだけど)小倉が出世地とされている松本清張の記念館       無法松の碑

 

    旦過中央市場入口        日曜日だから営業する店はポチポチ       小倉太鼓

 

タクシーをチャーターして小倉の見学。先ずはR子と大S子さんのリクエストで、パン屋の「シロヤ

ベーカリー」へ。甘いものやパンなどに縁の薄い私にはチンプンカンプンなのだが、この辺で「シロ

ヤ」を知らなかったらモグリだと思われる程町に馴染んだ店なのだそうだ。とにかく安い!小さくて

オリジナリティある商品がバンバン売れていた。小倉城。1602年初代小倉藩主となった細川忠興が築

城した。その後細川忠興は肥後藩(熊本県)に移るんだけどね。城は入らずに観るに限ると、私だけ

城の写真など撮っていると、天守閣から3人が手を振っていた。1899年(明治32年)森鴎外(本名森

林太郎)は第12師団軍医部長として小倉に赴任し2年半過ごした。作品の「舞姫」の名前を貰った桜

が植えてあった。小倉城址域の一角に「松本清張記念館」がある。小倉北区で誕生した作家松本清張

の功績を称えて1998年に開館した。「点と線」「ゼロの焦点」「砂の器」など大ベストセラーを生み

出した大作家だが、多くが映画化された。「文芸春秋」で長年清張担当編集者の藤井氏がずっと館長。

昼 小倉・リーガロイヤルホテル小倉「龍鳳」ジャスミンランチ(前菜盛り合わせ、牛ひき肉と

  豆腐のとろみスープ、茄子の揚げ物、小海老とオクラの塩炒め、帆立貝柱チリソース、五目チ

ャーハン、杏仁豆腐)、中国茶 @2376円(女性4人以上で1人サービス!)

 

 

昨日の林扶美子といい松本清張といい、この辺りで生まれた人は濃いなぁ。旦過中央市場を

覗くも、日曜日とあって休みの店ばかりだった。ランチはホテルに戻って中華料理を食べよ

う。メニューをジロジロ見ていたら、ジャスミンランチは女性4人以上で1人サービスにな

るというではないか。それにしよう。味もまぁなかなかであった。杏仁豆腐がとても美味。

午後のおやつ 昼 北九州空港「海彩」コーヒーフロート680円、持ち込みの「シロヤ」

のオムレット

 

  こっそり「シロヤベーカリー」オムレットをパクリ

 

夜 荒木町「やくみや」お通し:水茄子漬けと谷中生姜、お通し:水茄子漬けと谷中生姜、

  焼き枝豆500円、山形だし冷奴600円、せんざんき800円、ゴーヤ黒豚生姜焼き800円、

  ご飯セット300円、しじみ汁200円、生ビール2杯、麦焼酎1合 @5400

 

 

北九州空港から羽田に飛んで帰京。羽田から家が同じ方向の大S子さんとR子と3人はタク

シーで帰宅。「今年も楽しかったね。いろいろありがとう!」。旅から帰れば、海外でも国

内でもすぐ洗濯。それが終われば夕食だ。今日は日曜日だから「やくみや」がいいかなぁ。

最近女性シェフのサワさんは枝豆を茹でるのではなく焼いている。フライパンで。これ結構

美味しい。四国の鶏唐揚げのせんざんき。ちょっこし甘くてボリュームあって私は好きだよ。

食事は何にしようか。ゴーヤ黒豚生姜焼き定食にしよう。疲れているせいか焼酎は1合のみ。

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【今週の振り返り】

 

日本の祭りを楽しむ「不美子の旅」も13回目となった。特に夏祭りと決めているわけでは

ないが、大きなお祭りは圧倒的に夏に開催されるため、13回とも夏の見学となった。

東北地方は青森ねぶた祭り(青森市)、八戸三社大祭(青森県・八戸)、西馬音内(にしも

ない)盆踊り(秋田県羽後町)、花輪ばやし(秋田県鹿角)、盛岡さんさ踊り(岩手県盛岡)

と5回行った。甲信越中部北陸では4回。弥彦村燈籠まつり(新潟県弥彦村)、燈籠山(と

ろやま)祭り(石川県能登半島飯田町)、おわら風の盆(富山県八尾)、郡上徹夜踊り(岐

阜県郡上八幡)。関西中国地方は何とゼロ!四国は阿波おどり(徳島市)、九州は山鹿千人

燈籠踊り(熊本県山鹿市)、おおむた大蛇山まつり(福岡県大牟田市)、そして今年は戸畑

祇園大山笠(福岡県北九州市)である。

 

戸畑祇園大山笠は、1803年からと言うから、もう200年を超える歴史を持つ伝統行事で福岡

県の夏の三大祭りの一つ。国の重要無形民俗文化財でもある。その昔須賀大神(スサノオノ

ミコト)に疫病退散を祈願したところ叶ってしまったので、お祝いに山笠を造ったことから

始まったんですって。祭りは7月の第4土曜日を挟んで3日間行われる。ハイライトの大山

笠競演会は中日の土曜日に行われ、東、西、中原、天籟寺の4基の大山笠と同地区の中学生

による4基の小若山笠の8基が一堂に会しダイナミックな運行を見せる。私達の目当てもそ

れである。

祭りの特徴は昼と夜の二つの顔を持つこと。ジキルとハイドみたいで面白い。昼は古式豊か

な幟山笠で美しく優雅に運行する。ところが夜になると、提灯山笠となるのだよ。幟の飾り

はすべて取り払われて、高い櫓を組んだところに火が点いた309個の提灯を12段に積み上げ

た提灯山笠に変身する。先ずは一番上から五段上げ、そして六段、七段と1段下がるごとに

一辺の提灯が1個ずつ増えて十二段まで組まれる。その変身ぶりも見事な手さばきとチーム

ワークであれよあれよという間に行われる。見惚れてしまう。中学生の小若山笠で手間取っ

ているところもあったけど、それはご愛嬌。大山笠の高さは10メートルにもなる。重さは

10トン。中学生の小若山笠でも7トンあるそうだ。提灯の火が消えると減点されるというこ

とから、提灯に囲まれた櫓の中に2人入って火が消えたら付ける作業を繰り返す。まさに「熱

い役割」である。

この重い提灯山笠を80人の担ぎ手で担ぐのだ。「ヨイトサ!ヨイトサ!の掛け声とともに。

薄暮の頃夜の顔になった提灯大山笠と小若山笠だったが、戸畑区役所前の浅生1号公園を何周

かしているうちにすっかり辺りは暗くなる。12段の提灯が正に光のピラミッドに見えてくる。

その光のピラミッドが大きな輪を回っているのだ。しかも、そのスピードはどんどん増して行く

ではないか。前半はキッチリ順番を守って粛々と運行されていたが、後半は追い抜きOKの自

由競演!わぁ〜、抜かされそう!一瞬で抜かれたぁ〜。担ぎ手は走っている。あんなに重い山

笠担いでいるのに。迫力満点であるなぁ。近くに座っておられた担ぎ手OBは「山笠担ぎはと

てもシンドイ!」そうだ。中学生達の切なくなるような気負いも清々しかった。炎をぶつけ合

う男達の勇壮な姿がカンドー的だった。

 

            フランス×2・歌舞伎×2・北九州×3の7日だニャ

 

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