パクパク日記１６年８月２週
2週目のインスブルックは寒い！リオ五輪ニッポン勢快進撃！
レッヒ・リューヒコプフ山頂 
パッチャーコーヘル
８月 ８日（月）オーストリア・インスブルックも南ドイツも快晴！ １€ユーロ＝約１２０円
天皇のお気持ちビデオ放送。男子体操団体金メダル！
朝 インスブルック ホテルオイローパ「シュトゥーベル」朝食ヴュッフェ
オーストリア国鉄でドイツへ ドイツ最高峰ツークシュピッツェにはすべて乗り物で 駅には雪が！
登山鉄道も最初はこんな景色 登山鉄道山頂駅は別世界 ワンちゃんも登山だ
山頂駅にはレストランから教会まである！ ロープウェイに乗れば山頂へ！
先週水曜日から、オーストリアの西の古都インスブルックに滞在している。今日から早くも2週目。
６日目になる月曜日の今日は、ドイツの最高峰ツークシュピッツェに行くことにしているが、果た
して素晴らしい晴天となった。JSテレビで天皇陛下のお気持ちを伝えるビデオ放送があって、途中
まで観たところで時間が無くなった。９人が参加して８時３８分発の列車に乗る。添乗員はこれま
で何度もお世話になったK村ユキさんだ。今年２月のウィーン以来？ヨーロッパの駅は改札口が無
い代わりに車内での検札がある。窓から絶景を楽しみながらの列車で約１時間半。ドイツのガルミ
ッシュ・バルテンキルヒェンという舌を噛みそうな駅に到着。ここから登山列車に乗り換えるのだ
が、とんでもない長蛇の行列。この晴天だから多くの人々が「それー！」と押しかけたみたいね。
結局乗るつもりだった列車の１時間半遅れの登山列車にようやく乗り込んだ。もう疲れちゃったよ。
昼 ドイツ・ツークシュピッツェ登山鉄道山頂駅「Ｂａｒ－Ｂｅｌｅｇ」（2人でシェア）カリーブ
ルスト9．5€、チキンフライ12、4€、サラダ4．1€、クロワッサン２€ ＠14€
2600㍍にあるレストランでも、まぁまぁの料理を出すのだよ
ドイツ最高峰ツークシュピッツェからは360度見どころだらけ
本当の山頂はここ。行列して山頂に登る順番を待つ この混雑具合を見てよ！
午後１時、2600㍍地点にある登山鉄道山頂駅に到着。ブルブルっとする程気温は低い。用意して来
た上着を着る。ツークシュピッツェ山頂まではここからロープウェイに乗るのだが、ここでランチ
を摂ることに。こんな高地であっても、結構まともな料理を食べることが出来る。さぁ、ロープウ
ェイに乗ろう。着いたら、次はエレベータだ。3階で降りると、そこは広々した山頂。ま、本当の
山頂はその横にあるんだけど。下界の駅があれだけ混んでいるのなら、山頂だって混雑しているに
決まっている。人を掻き分けないと歩けない程だ。360度景色を楽しむ。良い天気だから素晴らし
景色。それにしてもこの山、ドイツの最高峰よ。日本の富士山よ。全部乗り物で来ることが出来る
って凄くない？日本で富士山の中電車通すなんて言ったら袋タタキに会う。あっ、冨士山火山だわ。
夜 ホテルオイローパ客室にて 部屋食パーティ（2人で）食べ物も飲み物もいろいろ
カレーラーメンと鮭おにぎり！
行きも山頂も大混雑なら帰りもそれは続くわけで。オマケにインスブルックまで行く列車の接続が
悪く、ガルミッシュ・バルテンキルヒェン駅で1時間以上待ったから、インスブルック駅に到着し
たのは午後7時半だった。今夜は中華料理に行く予定だったが、遅くなったので部屋食パーティに
変更。中央駅地下スーパーでビール買い込み、地下道通ってホテルに帰る。「銀座デリー」のコル
マカレーラーメン期待した程旨くない。12時まで男子体操団体を観る。やったぁ！金メダルだぁ。
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８月 ９日（火）雨
朝 インスブルック ホテルオイローパ「シュトゥーベル」朝食ヴュッフェ
マリアテレジア通りにあるパレストラップ。この奥の建物がそこらしい
昼 インスブルック・パレストラップ「Ｃａｆｅ im HOK」海老入りズッキーニのクリームスープ
4，8€、タリアテッレベルディスモークサーモンとパルメザンチーズ11、5€、水（小）2，6€
＠チップ込み20€
A美さん不在で一人ランチ
今日からA美さんは1泊2日でザルツブルク音楽祭に行かれる。私も２回行ったが、いずれも昼公演
のマチネー。午前11時開演なら特急で2時間のザルツブルクへは日帰りでも悠々なのだ。ところが、
昨年も今年もマチネーのチケットが取れないのだよ。よって私は行かない。1泊組はモーツアルトの
オペラ「ドンジョバンニバンニ」を鑑賞されるようだ。朝食を終えて見送ろうと思ったら、丁度地下
道に続くエレベータで移動された時だった。「行ってらっしゃい」。生憎すぐ雨が降って来た。ザルツ
ブルクも雨だろうか。昨日は柔道男子の大野選手も金メダルを獲得した。メダル候補だったフェンシ
ングの太田選手が1回戦でまさかの敗退。そのまま現役引退を発表したのには驚いた。女子卓球の石
川佳純も足を痛めて1回戦で敗退なんてニュースが続いたから、ちょっと気落ちしていたのだが、そ
の後の日本選手達快進撃は素晴らしい！ランチは、添乗員の丸ちゃんに教えて貰った「Ｃａｆｅ im
HOK」に行く。トラップパレスの手前にある店で、落ち着いた雰囲気が気持ち良い。スープが旨かった。
午後のお茶 インスブルック「カフェ セントラル」カプチーノ3、2€
「カフェザッハー」と並んで、ウィーンの名カフェ「セントラル」
夜 ホテルオイローパ客室にて 1人部屋食 アーモンド、タンメン、バナナ、ビール、ウィスキー
ランチ後デパートや好きな店を覗いて、「セントラル」でお茶を飲んだ。この町は古都なので著名な
カフェも多く、ここもウィーンに本店がある歴史あるカフェだ。高い天井から下がったシャンデリア
がゴージャスよね。帰り道にあるお気に入りのTシャツの店。いろんな動物の絵柄が可愛いい。昨年
に続いて大量に購入。ホテルに帰って薬詰めやこれまでの日々の日記メモ、読書などをして雨の午後
を過ごした。雨は止まない。添乗員の人達と夕食に行くことも考えたが、傘をさしての杖つき歩きは
タイヘンなので今夜も部屋食に。こんなに部屋食多いのは5年間で初めて。女子競泳星選手胴メダル。
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８月 １０日（水）雨のち曇り
朝 インスブルック ホテルオイローパ「シュトゥーベル」朝食ヴュッフェ
昼 インスブルック「シャンバラ」中華・寿司・鉄板焼バイキング11，9€、水2、6€
中華料理＋寿司＋鉄板焼＋デザートバイキングの店 これがホテルオイローパ
夜中に膝の痛みで目が覚める。トイレに行こうにも、壁や椅子などに掴まっていないと痛くて歩けな
い程だ。普段だって十分に膝は痛いし、毎日鎮痛剤を飲んでいるのに、一体何だっていうのじゃ！！
起床してからシャワーを浴びたり、着替えるのもタイヘンで、朝食会場にはやっと辿り付く始末だ。
今日帰国されるK山夫妻に「良い店を紹介して貰ったので助かりました」とお礼を言われた。朝食後
2階のサロンで明日行くつもりにしていたレッヒ行きを取りやめた。あぁ～って感じだ。そんな状態
だから、ランチも一番近い店にしよう。中華・寿司・鉄板焼バイキングの「シャンバラ」にしよう。
旨くも無いが、不味くも無い。安いし、空いているし、何よりもホテルから徒歩２分が有難いのだ。
午後のおやつ ホテルオイローパの新しい客室にて（2人で）緑茶ときんつば
この部屋は以前ホテルオーナーの住まいだったが、客室に改修されたと聞いた
昨年と同じ部屋533号室にようやく移ることが出来た。部屋で帰って来られたA美さんとお茶する
夜 ホテルオイローパ「シュトゥーベル」ブロッコリーのクリームスープ、ローストチキン平茸とス
モークベーコンのソース、デザート、ビール大５€、白ワイン５€、赤ワイン５€×２杯
水曜日の夕食は全員で
今日急遽部屋を移れることになった。ずっと昨年と同じ533号室を希望して来たのに、手違いで別
の部屋をあてがわれて気分を害していたのだ。滞在中ずっと予約で埋まっているという話であった
が、今日からチェックインする客がキャンセルしたらしい。よしよし、いいぞ。部屋に帰って大急
ぎで荷造りしていると、５分の４終わった時点で、清掃係のおばちゃん達が「手伝ってあげるよ」
とばかりに、私がまとめた荷物を次々と運んでくれる。そんな風に大慌てで部屋移動をしたから、
幾つも忘れ物をして後から届けて貰った。やがてA美さんがザルツブルクから帰られた。あちらは
昨日も今日も土砂降りで、予定を切り上げた早く帰って来られたとか。広々した新しい部屋の食堂
で2日振りにお茶やお菓子を頂きながらお喋り。私が出た部屋には、A美さんが移ることになった。
水曜日だから夕食は、グループ全員がホテルで。昨夜のオペラ「ドンジョバンニバンニ」の演奏は
素晴らしかったが、演出や衣装が今流行りの過激超モダンで落ち着いて観られなかった由。そうね、
最近はそれが多くて幕が開くまでわからない。オーソドックスだとつい安堵したりしてね。観客の
中には長いドレス着て大雨の中バス停で待ってずぶ濡れの人もいたらしい。タイヘンなオペラ観劇。
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８月 １１日（木） 曇りのち晴れ 朝12度！（早朝山は雪！）競泳女子金、柔道男女金メダル！
朝 （バスの中で）パン2個と水
午前 レッヒ「ブルグ・ヴィタル」ハーブとワインティスティング
昨夜の雪でハーブの小道は滑りやすいということで、急遽ホテルレストランでハーブとワインティスティング
ハーブに詳しいシェフ曰く「このハーブを口で食んでワインを口に含むと味が変わるでしょ」
オーバーレッヒにある「ブルグ・ヴィタル」は5ッ星の素晴らしいホテルだ
今朝はことさら寒かった。あとで聞くと12度だった。山の上は粉砂糖を振りかけたように雪が降った
とか。5時半に起きたものの、昨日からの足の痛さで今日のレッヒ行きは取りやめていた。シャワー
を浴びて部屋でグダグダしているうちに、急に「行こう！やっぱりレッヒに行こう！」と例の思考回
路不明の結論が出て大急ぎで準備。集合まで10分しか無いよう！レストランでパンを2個ナプキン
に包み、ロビーへ急ぐ。「行くことにしました！」。このホテルでは５名参加だったのに今朝になって
14名に膨れあがり、3ホテルを回った時にはマイクロバスは満席になった。添乗員は現地会社JTC代
表モラスさんの母上で観光局のスタッフでもあるアヤコさんと今日もK村ユキちゃん。ロビーで母上
の携帯をお借りしてモラスさんと依頼された件の話をする。彼はサッカー界でも名の知れた人なのだ。
今朝の雪は初雪かと思ったら7月に既に降ったのだそうで。2時間弱バスを走らせるうちに雲が多か
った空も徐々に青空が見えて来た。2年ぶりのレッヒ。ヨーロッパ王室にも長年愛されて来た高級ス
キーリゾート地で、地域スポンサーはベンツ社である。そのまま小高い山の上オーバーレッヒにある
5ッ星ホテル「ブルグ・ヴィタル」へ。通常ならホテル近辺のハーブの小道を散歩しながらシェフが
ハーブを見つけて説明し、池が見える場所ではワインのティスティングを行うのだが、昨夜の雪で
滑りやすくなっているので急遽室内で行うことになった。濡れるとハーブの香りがしないらしいよ。
2ヶ月前スペイン側のピレネー山脈で毎日高山植物観て来たからハーブには興味がなく、もっぱらワ
インを飲むばかりで。ポリポリである。ティスティングが終わったところで皆さんはオーバーレッ
ヒ散策に出かけられ、私はホテル内外の撮影に勤しむのだった。今夜宿泊する参加者３名おられる。
昼 オーバーレッヒ「ブルグ・ヴィタル」ルシア夫人の庭で採れたキュウリと鱒のほうれん草ソース、
鶏の腿肉と胸肉ソティ、ダンプリングのベリーとバニラソース）、カプチーノ４€
素敵なホテルです 2355㍍のリューヒコプフ山頂から雄大なパノラマを眺める
ロープウェイ乗り場には昨夜の雪が A美さん！ オーバーレッヒまでよく見える
午後のお茶 レッヒ「何ちゃらいうホテル」コーヒー
オランダ王室が滞在されるホテルポスト ダイアナ妃が宿泊されたアールベルクホテル
12時からホテルでランチ。先ほどハーブの講師も務めたオーナーシェフは、オーストリアで最高の賞
を受賞したこともある実力者。5年前初めてここのランチを食べた時は、何て美味しいんだ！と参加
者全員がカンドーした。しかし、回数を重ねるごとにフツーになってしまって。それにメニューがほ
ぼ毎回同じってのは勘弁して欲しいな。隣り合わせたМ林ご夫妻とのお喋りは楽しかった。ランチを
終えてマイクロバスで下のレッヒへ。お天気が良い日は2355㍍のリューヒコプフ山頂にロープウェ
イで上るのが断然おススメ。ほら、凄い景色でしょ！ロープウェイに乗っている時も頂上駅からも
何度見ても見飽きない絶景が見渡せるのだ。4度目のレッヒだが、ここは良い！素晴らしい場所だ。
夜－１ インスブルック「広東」（日本語メニュー有 2人で）揚げワンタン3，9€、麻婆豆腐12，9€、
ご飯、海老と野菜の炒め物15、２€、ビール大3、5€、赤ワインボトル29，8€
2人でチップ込み75€
今日も注文した料理は全部「好吃！」
宿泊組とお別れして日帰り組はマイクロバスでインスブルックに帰って来た。夕食は、月曜日ツーク
シュピッツェからの帰りが遅くなってパスした「広東」に行った。夜はだいたい空いているから予約
は不要だ。毎年来ているから、ここの主人なのか従業員なのか不明だが、中国人のおばちゃんの顔は
よく覚えている。私の希望で揚げワンタンと麻婆豆腐をA美さんは海老と野菜の炒め物がいいと。こ
れが全部まずまずの美味しさでね。中国語で言えば「好吃！」である。長期滞在で中国料理屋は貴重。
夜―２ ホテルオイローパ「BAR」ジントニック２杯
今夜もバーに行きましてん
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８月 １２日（金）一日中霧雨 騎手・調教師武邦彦氏死去享年７７歳
朝 インスブルック ホテルオイローパ「シュトゥーベル」朝食ヴュッフェ
昼 インスブルック「シュティフツケラー」（日本語メニュー有 2人で）6本の焼きソーセージとザ
ワークラフト7、3€、自家製ラザニア8、1€、ビール小 チップ込み＠11€
いつもこのメニューだ
今日はインスブルックの南にある山、パッチャーコーヘルに申し込んでいたのだが、またもや雨だ。
はいはい、中止でしょ、わかっていますよ。帰国まで行かれるのだろうか、パッチャーコーヘルに。
Ａ美さんと相談して「今日はお土産買い物日」とすることにした。主に３つの店で買い物をし、そ
の間ランチも摂ることに。例の動物Ｔシャツの店でＡ美さん、私を上回る大量のお買い上げ。重い
から帰りにピックUPするね。余りに寒くて、洋服屋で冬用のコートを試着してみた。ランチは老舗
のビアホールレストランの「シュティフツケラー」。いつもなら屋外のテラス席に座るのだが、雨が
降って寒いので室内席に。大混雑！４年間食べている6本の焼きソーセージとザワークラフトと2回
食べた自家製ラザニアを生ビールと共に。これで1人11€だよ。すぐ近くにスワロフスキーがあるよ。
午後のお茶 インスブルック「ｍuｎｄiｎｇ」コーヒー
正面は「黄金の小屋根」 「ｍuｎｄiｎｇ」は1803年創業のチロル最古のカフェ
夜 インスブルック「サポリ」（2人で）トマトサラダ3，5€、スパゲティラグー8、5€、クワトロフ
ォルマッジョピッツァ9、5€、ビール、赤ワインボトル36€ 2人でチップ込み70€
中国人客推定９８％のスワロフスキーでひっかっかてチロル最古のカフェで休憩。有名な蜂蜜屋で仕
上げの買い物をした。これで土産は他に何も買わなくてもいい。そのハズだ。ホテルに帰ると、霧雨
がずっと降っていた空が急に明るくなり日が差して来た。洗濯するなら今だ！とばかりに急いで洗濯。
広いベランダが付いた部屋だから、日差しを浴びられる場所に干す。瞬く間に乾いた。速乾！今夜の
夕食は私の大好きなイタリアンの「サポリ」。昨年など昼夜3回も行ってしまった程だ。毎年7月は
1ヶ月夏休みで、日月曜日が定休日という店なので注意が必要。この店の玉ねぎたっぷりのトマトサ
ラダとラグ―スパゲティが旨い！スパゲティは、絶妙な茹で加減だ。ピッツァも日本人向きにカット
してテーブルに運んで貰った。夜は予約しないと入れない。満足満足とA美さんと外に出ると、見慣
れた女性が歩いている。あらK村ユキちゃん。「今なら幾つかテーブル空いたから入れるわよ、ここ」。
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８月 １３日（土）曇りのち快晴！ ＳＭＡＰ年内で解散発表！
朝 インスブルック ホテルオイローパ「シュトゥーベル」朝食ヴュッフェ
午前のお茶 パッチャーコーヘル「何ちゃらいうカフェ」カプチーノ4€
パッチャーコーヘルの麓にはゴルフ場やオリンピックのボブスレー会場がある 雲が印象的な風景
ロープウェイ山頂駅近くにあるインスブルック大学が管理する小さな植物園
1964年と1976年冬季オリンピックが開催された 正面ノルトケッテの撮影に夢中なA美さん
ノルトケッテ連峰と雲とインスブルックの町 こんな高地に多くの牛が放牧されている
1952㍍の山頂駅近くのこの建物にはレストランとトイレがある
２つのロープウェイを乗り継いで ここまで自転車で来る人も シモフリ松のハイキングコースへ
晴れ予想の今日の朝は曇りだったが、パッチャーコーヘルハイキングは行くことになった。3度目
の正直になれば良いのだが。昨夜は夜中に大腿部が攣って往生したが、朝は少し落ち着いた。膝痛
もＡ美さんから湿布薬シートをたくさん頂いて貼っているから何とかなりそうだ。ショッピングセ
ンター・ジルパーク前のバス停から満員のバスに乗り込んだ。幾つか手前のバス停から昨日到着し
たグループの20数名の方々が乗ったらしい。ステッキが効力を発揮し（？）席を譲って貰ってバ
スで揺れること15分。標高900㍍のイーグルで下車。ここから２つのロープウェイを乗り継いで
終着駅へ。眼下にはゴルフ場や２回の冬季オリンピックで使用されたボブスレー会場などが見える。
ここから300㍍登れば、2248㍍のパッチャーコーヘル山頂に行くことが出来る。正面にノルトケ
ッテ連峰、その下に広がるインスブルックの町、放牧された牛達のカウベルがカラコロと賑やか
に鳴っている。ここからちょっと上って降りて行く霜降り松のハイキングコースは「どこも絶景」
ということでヨーロッパでも有名なコースとか。でも、私は行かないでお茶を飲んで過ごすのだ。
昼 インスブルック「シャンバラ」中華・鉄板焼バイキング11，9€、水2、6€
メッセで開催された国際ドッグショー Ａ美さんが以前飼っておられたバーニーズ・マウンティン・ドッグ
パッチャーコーヘルから下山して「シャンバラ」でランチ。私は2度目だけどね。インスブルックで
は夏国際ドッグショーが開かれる。5年の滞在のうち、今年も含めて３回開催日に居合わせた。土曜
日の今日が予選、明日日曜日が決勝だが、ランチを終えてから行ってみた（タクシーで）。入口で、
いきなりＡ美さんが以前飼っていたバーニーズ・マウンティン・ドッグに出会って彼女は興奮状態！
今飼っているワンちゃんもとても大きいから大型犬好きなのね。私は犬を観られれば何でもいいんだ。
午後のお茶 インスブルック中央駅地下「マックカフェ」アイスカプチーノ2、6€
このアイスカプチーノが旨い！ 今日も帰ってから洗濯だ ウサイン・ボルト強し！
期待の桐生選手だけ100㍍予選落ちした スタートの巧い山縣選手とケンブリッジ選手は準決勝へ
夜 インスブルック「ネパール料理ヒマル」（日本語メニュー有 2人で）モモ（ネパール風蒸し餃子
ノンベジタブル11，5€、カシーパルパ（ラム肉の煮込み玉ねぎチリ）15、５€、クララタルカリ
（チキンのマサラソースカリー）10、9€、ビール大3、2€、白ワインシャルドネ3，5€
ドッグショー会場では関連グッズの売店もたくさん出ている。Ａ美さんは日本に少ない大型犬のオモチ
ャをたくさん買われた。帰りの歩きはツラかった。暑いし、膝痛いし、汗だらだら。それでもガンバッ
タのでご褒美として「マックカフェ」のアイスカプチーノ。チューーー！冷たくて旨い！ホテルに帰り、
オリンピックの100㍍予選をチラチラ見ながら盛大に洗濯。午後4時の太陽なら2時間あれば乾くのよ。
テニスの錦織圭君がイギリスのマリ―にボロ負けを喫した。3位決定戦頑張るんだよ！ネットニュース
でＳＭＡＰが今年いっぱいで解散すると伝えている。これから大騒ぎになるのだろうな。私はどっちで
も良いけど。夕食はネパール料理の「ヒマル」へ。ここも毎年来る店で、人気店だから予約が望ましい。
Ａ美さんが注文したカシーパルパというラム肉料理。食べ甲斐があってなかなか美味しいねぇ。満腹だ。
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８月 １４日（日）快晴
朝 インスブルック ホテルオイローパ「シュトゥーベル」朝食ヴュッフェ
素晴らしい晴天！533号室のベランダからの景色
昼 インスブルック「ａｕｉs」（日本語メニュー有 2人で）トマトクリームスープ5€、きのこと
野菜とゴルゴンゾーラチーズリゾット12€、ビール小2、5€
午後のお茶 インスブルック「カフェ セントラル」カプチーノ 3，2€
昨日で満足したという話だったが、今朝「やっぱりドッグショーの決勝を観なければ！」ということ
でＡ美さんは一人で出かけられた。自分でもしょっちゅう洗濯しているが、ランドリーに出したいも
のもある。８枚出した。7人にメールを出す。こちらに来てからのメモ作成する。女子マラソン惨敗。
昼過ぎＡ美さんがドックショーから帰られた。それではランチに行きましょう。今日は日曜日だから
営業している店は僅か。「ａｕｉs」はそんな時便利な店だ。添乗員とランチ組もこの店にいらした。
夜 インスブルック郊外ナッターズ村 「ナッタラー・ボーデン」チロルの夕べ サラダ、牛肉の
フィレ きのことパプリカのクリームソース、フルーツサラダアイスクリーム添え、ビール大４
€、赤ワイン2、5€×２杯
スキージャンプ台設計者はザハ・ハディッド女史 ナッターズ村までの道 チロルバンドとＡ美さん
今日も大勢が集まった クロイツ観光局長は今年から顧問に スタッフもチロル地方の衣装で
今日は日曜日。つまり今年から始まった「毎週日曜日の夜はチロルの夕べ」ということだ。今回の
会場はインスブルック郊外のナッター村のレストラン。広々とした芝生が広がる気持ちの良い場所
で私はここが大好き！先週38度の高熱で欠席されたクロイツ氏も今日は元気に出席。これまでず
っと観光局長を務められていたが、今年から顧問に就任された由。隣り合わせたテーブルに、先日
レッヒでお会いしたМ林ご夫妻がいらして、来週の夕食をご一緒することになった。楽しみである。
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【今週の振り返り】
この旅行会社がインスブルックでの長期滞在企画「ワールドサマービレッジ」を開始したのは6年
前の2011年のことだった。未曾有の東日本大震災が起きた直後に長期滞在企画の発表を控えていて
企画に携わったスタッフ達は誰しも「失敗」の二文字が頭に浮かんだらしい。多くの客を迎える筈
のインスブルックの２ホテルも、あの大災害の数ヵ月後に多くの日本人がやって来るとは思えない
と大いに懐疑的だったと聞いた。しかし、初の「ワールドサマービレッジ」は成功した。
その年の2月ボリビアのウユニ塩湖の旅で親しくなった愛知県のＹ脇さんから「インスブルックに
30日間滞在することになったから、あなたもいらっしゃいよ」とお誘いのハガキ（彼はチョーアナ
ログの方で、連絡手段は郵便のみ）を頂戴したのだが、その夏私はブラジルの北パンタナールとレ
ンソイスという二大秘境に行くことにしていて、優雅なヨーロッパでの避暑生活など眼中になかっ
たのだ。当時「旅はシンドイ順」と決めていた。加齢と共に体力は落ちる。体力だけでなく、気力
も衰える。ワガママになる。そうなれば、世界中の秘境に行こうなんて気持ちは萎えてしまうから
なぁ。だから、ぺルーのマチュピチュやチチカカ湖、ナスカ、2度の南極、イースター島、ガラパ
ゴス諸島、パプアニューギニア、レバノンやシリア、イスラエル、ヨルダン、イランなどの中近東、
リビアやケニア、ウガンダ、ルワンダ、マラウェイ、アルジェリア、モザンビーク、スワジランド、
レソトなどのアフリカ諸国など「シンドイ旅になりそうじゃのう」という順番に行っていたのだよ。
その考えは正解だったようで、膝痛で歩行困難でガマン弱い現在の自分には秘境は遥か遠くに行っ
てしまった。見えない位の遠くに。だから、滞在期間一度もお湯が使えなかった沈みそうなキリバ
スや、2㌔に渡る国境緩衝地帯をスーツケース引っ張って歩く中央アジア、そして南アメリカのス
リナムからガイアナの国境（川です）を超えるために午前1時半に起きるなんてアラワザはもう出
来んわなぁ。誰にとっても「秘境は早く行くべし」なのである。
閑話休題。「ワールドサマービレッジ」は選択肢が広い。滞在期間も8日、10日、16日、30日の
4パターンがあり、出発時期も出発地も7月中旬から8月まで16コースが用意されている。イン
スブルックのホテルは中央駅真ん前の5ッ星「ホテルオイローパ」と旧市街に近い４ツ星「ホテ
ルグラウアー・ベアー」、窓からの眺めが良いヒルトンの３つ。但しヒルトンは今年が最終で来年
の設定は無い。私はいつも東京が一番暑くなるこの時期の16日間コースを５年間「ホテルオイロ
ーパ」で過ごした。一昨年からフランスのストラスブール滞在の旅も増え、２都市滞在も可能だ。
と思ったら今年から北イタリアのトリノ滞在まで設定され、どっちにも滞在出来るようになった。
もっとも、ストラスブールもトリノも何度か行ったことのある私だが、どうも２つの都市からは
「油断しての滞在」というイメージがわかないのでインスブルックだけで満足している。この
「ワールドサマービレッジ」は2年目に海外パッケージ旅行部門でツァーグランプリと国土交通
大臣賞をダブル受賞したのだそうだよ。
2012年は2年連続30日滞在されたＹ脇さんと夕食はご一緒した。次の年はワインの旅で親しく
なったМ浦夫妻とＲ子さんの4人で滞在。次は酒と歌舞伎好きなＳイチローが来た。昨年は幾つ
かの旅でお会いしたＳ尾さんん＆О和田さんの先輩後輩2人組と仲良くさせて頂いた。そして
今年は昨年ミディ運河の旅でご一緒し、今年1月ご主人を亡くされたＡ美さんと過ごしている。
ここまでは運良くお仲間に恵まれたが、今後たった１人で参加することもあるかもしれない。
現にそうゆう方は何人もおられる。先週記述したが、サマービレッジでは昼も夜も添乗員と一
緒に食事が出来るから「1人でサビシイ」という人も心配ない。私は「１人メシ平気婆さん」だ
が、ドイツ語も英語もダメ。そんな人には、市内おススメの店14店のレストランと３つのカフ
ェに日本語メニューが用意されているのだ。食べたい料理の文字を指さして「ダス、ビッテ」
と言えば、「これ下さい」となる。「これ」は「ダス」だす。便利だす。
インスブルックは、ほどほどに広くて、狭い。夜女子が歩いていても、怖い思いをしたことが
一度も無い程安全な土地だ。1500ｍｌのミネラルウオーターが60セント位で買える物価の安さ。
とはいえ、インスブルックの水道はアルプスの溶け水だから美味しくて、ヨーロッパで一番ミ
ネラルウオーターの売り上げが少ないのだそうだ。現地に住む女性が「インスブルックに住ん
でいると1ユーロ以下のお金でいろんなものが買えることに驚く」と言っていたが、さもあり
なんだ。タイ料理、中国料理、ネパール料理、韓国料理、伊太利料理と各国のレストランも揃
っていていずれも美味しい。そしてこの町最大の魅力は、何と言っても爽やかで快適な気候の
夏が過ごせることとノルトケッテなどの素晴らしい景観だ。
パンフレットにこんな文言があった。―ヨーロッパに [my place] が出来るーまさにインス
ブルックは、既に私の [my place] だし、そこには何軒もの「行きつけの店」がある。それ
が嬉しい。[my place] 滞在も来週2日を残すのみ。大事に過ごそうと思っとる。
モ～帰っちゃうの？
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