パクパク日記24年12月3週

            海の幸を求めて北陸へ。蟹や寒鰤をたらふく食べたのだ

 

     あらや滔々庵  金沢・銭屋

 

12月 16日(月)晴れ

朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(卵の千草焼き、鱧入り蒲鉾 山葵添え、野菜の煮物、焼き海苔、

ご飯、味噌汁、飲むヨーグルト、キウイ)770円、納豆220円、ハチミツ南高梅、コーヒー165

 

  

 

 明石町「ダイニングルーム」B定食(野菜スープ、野沢菜のピラフ ミニステーキ付き、サラダ、洋梨シャーベット、

コーヒー)1210

 

  

        パパのお仕事のつきそい、デコピンちゃんエライぞ!

 

 

夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(刺身盛り合わせ、煮豚野菜添え、和風サラダ、茄子とピーマンの味

噌炒め、ご飯、お吸い物、とちおとめ苺)1870円、麦焼酎

 

  

 

4月の旅の予約をした。あぁ〜ぁ、また入れちゃったよ。ついでに10月(来年です!当たり前だけ

ど)の旅の旅程をザッと考えて人気のホテルは予約しておこうか。久々なので客室の種類と料金を調べ

て電話すると「10月なら51日正午から受付けとなりますので」と断られた。「はぁ、さようで

ございますか。では5月に」。わっ!忘れそう!何でもかんでもとは言わないが、多くのことを随分

早く決めてしまうから、いざ当日になるとどう決めたか、そう決めた趣旨などはすっかり忘れてて

しまうからね、イカンよね。昨日かなり頑張ったので、どうやらパクパク日記を今日完成させて更新出来

そうだ。そんなに早く出来るなら、毎回待たせないでとっとと更新したらいいではないか、と思っ

ていますね、そこのあなた。それはね、他人事だからそう思えるの。自由時間の大半をパクパク日記

に捧げている人間にとってはタイヘンな苦労なんよ、ホント。遅れたのだって遊んでいたワケではなく(イヤ、

旅なんて遊んでいるようなものだけど)旅で遅れたんだから許しておくれよ。夕食のマイ丼。候補は

3ッもあった。刺身定食を使った海鮮丼あるいは煮豚丼、そして最後は茄子とピーマンの味噌炒め丼。

茄子ピーマンも魅力的だが見てくれがね、ちょっと地味過ぎて。結果、煮豚丼となった。旨かった!

            _____________

 

12月 17日(火)東京は快晴、石川・山代温泉は降ったり止んだり

朝 明石町「ダイニングルーム」B定食(無塩トマトジュース、ポーチドエッグ、野菜炒め、ソーセージ、サラダ、トースト、

飲むヨーグルト、パイナップル、コーヒー)770円、「後藤屋」のタルタルソース

 

  

 富士山はお姿が美しい!

 

昼 石川県加賀市「坂網鴨 かが幡亭」コース(鴨の治部煮、芋茎の和え物、お造り、鴨のステーキ、ご

飯、味噌汁、フルーツ)

 

  

     加賀市のランチは「坂網鴨 かが幡亭」で          御主人から坂網猟のお話を聞く

 

  魯山人寓居跡「いろは草庵」は元吉野家旅館別荘だった           仕事部屋 書をこの机で書いた

 

仕事部屋 ここでは篆刻で旧吉野家やあらや滔々庵など何軒かの旅館の刻字看板を制作した

 

    漢学者細野燕台の紹介で山代温泉にやって来た魯山人は大正4年秋から翌年春までの約半年この庵に滞在した

 

       魯山人に陶芸の手ほどきをしたのは初代の須田菁華 刻字看板も魯山人の作品

 

 当時北大路魯山人は当時福田大観と名乗っていた  須田菁華4代目  

 

        あらや滔々庵に泊まるのは3回目。実に17年ぶりである

 

           201号室に泊まる  ローベッドを2段重ねて特別に高くして貰った

 

  半露天風呂が付いている〇〇   温泉の湯船は上段が熱く、下段は温い

 

            3階には魯山人の作品展示室が

 

夜 石川県山代温泉「あらや滔々庵」タグ付きずわい蟹コース(地酒にごり酒の食前酒、香箱蟹土佐酢

ジュレがけ、八寸:鯖棒寿司・ワカメ胡瓜・雲子と金時草・鮟鱇時雨煮叩き大和芋・海鼠みぞれ和え

・滑子、蟹真丈みぞれ仕立てのお椀、お造り:ずわい蟹生・鰤・烏賊、ずわい蟹の炭火焼き、

茹でずわい蟹土佐酢、源助大根と鴨ロース田楽味噌炊き合わせ、蟹雑炊、香の物、水菓子:果物

と抹茶ムース)麦焼酎「兼八」ダブルロック2400

 

  

     あらや滔々庵のずわい蟹コースは炭火で蟹を焼くから室内煙がこもる

 

旅に行く日の恒例で、朝は5時半に起きた。シャワーを浴び、髪を洗い、着替えて647分にはダイニン

グルームへ。8番だった。もうここで1番争いは止めにした。勝てないから。その代わり食べ終えたの

1番だった。ったくいい年して子供っぽさが治らんねぇ。予約していたタクシーで羽田空港へ。いつ

もの第2チャウよ。ANAでなくJALだから第1だ。集合場所に行くと、ツァーコンダクターのI川さんが待って

いてくれた。彼女とは今年だけで3回目だ。前回、前々回いずれも北海道でね。今回もよろしくお

願いします。車椅子を手配してくれていた。行き先は小松空港。こうゆう地方の小さな空港便はバ

ス便になることが多いのだが、やっぱりね。Jクラスに座ると、何と隣席はスイスのルッツェルンの音楽祭でご一

緒したS藤さんが座られた。同じツァーにご参加だそうだ。小松空港からは大型バスに乗ったのだが、

北陸新幹線でいらした方々は既に乗っていらした。小1時間で加賀市に到着し、ランチ場所の「坂網鴨

 かが幡亭」で坂網を使って捕獲した鴨のコースを頂く。食事後半にご主人が縮小した坂網を使いなが

ら猟の方法などを丁寧に説明して下さった。そうやって捕獲できる鴨は3ヶ月で300羽だそうだ。

なるほど、貴重なんだなぁ。そこから暫く走れば、今日の宿泊地山代温泉だ。私がここに来るのは

4回目になるだろうか。雨が降る中、北大路魯山人寓居跡の「いろは草庵」と「須田菁華」店へ。食

客となって(私もなりたい!食客!)山代温泉に滞在した半年の間に魯山人(当時は福田大観を名

乗る)は、この草庵で篆刻や書に勤しみ、近所の初代須田菁華に教えを乞うて陶芸の技法を身につ

けるなど、その後の魯山人にとって有意義な日々であったそうだ。今夜の宿は「あらや滔々庵」。以

前(18年前だけど)1人で2泊し、その半年後秘書だったSブーを連れて2泊したことがある。因み

にその数年後には「あらや滔々庵」の山の上に位置する「べにや無可有」にもオジョーと来たことがあ

る。以前は温泉付きの客室は無かったが、今は半露天の温泉付きの部屋がちゃーんとあるのだよ。

いつも起き抜けに入る風呂だが、今日は夕食までにポチャンと入ってみた。温い湯と熱い湯と湯船が2

層に分かれていた。夕食は10人と4人に分かれてタグ付きずわい蟹コースを頂いた。先ずは香箱蟹を、

次は蟹真丈のお吸い物、その次は生で、炭火焼きで、蟹味噌、茹でた蟹、そして最後は蟹雑炊で。

あぁ、もうお腹いっぱいだ。暫く蟹は結構です!とお断わりしたいくらいの美味しい蟹攻めだった。

            _____________

 

12月 18日(水)山代温泉も金沢も降ったり止んだり

朝 山代温泉「あらや滔々庵」和朝食膳

 

  

  

 以前とはガラリと変わった朝食膳

 

午前のお茶 金沢・東茶屋街「むらはた」コーヒー462

 

   皆さんは東茶屋街お茶屋「志摩」を見学

 

昼 金沢・近江町市場「鮨 歴々」お任せ10貫とノドグロ手巻き、味噌汁付き

 

             「鮨 歴々」の鮨は旨い!手巻きのノドグロが素晴らしい!

 

    午後の観光(兼六園・武家屋敷見学)をパスしてホテルにチェックイン

 

 

夜 金沢・片町「銭屋」2階座敷個室(水菜・蟹・赤西貝の和え物、ずわい蟹真丈のお吸い物、寒

鰤の大根卸し山葵和え、香箱蟹、ほうれん草・海老芋・自家製からすみ、海鼠腸、のどぐろの

焼き物、生のずわい蟹と更科蕎麦、天然鴨と加賀蓮根、蟹の炊き込みご飯、半熟卵・香の物、

なめこ汁、完熟柿とアイスクリーム)、冷酒「黒龍」5200

 

  

 相変わらず素敵な大女将

 

もちろん今朝は早起きして、部屋の温泉にゆっくり浸る。大きく開いた窓は3面のうち窓があるの

2面で1面は開けっ放し。冬場だから結構寒いが、源泉かけ流しの温泉を程よく冷ますための工

夫らしい。確かにいい湯加減であった。宿には大きな風呂も3つあるが、大きな湯船に入るまでに

転ぶ危険性もあるので足が悪くなってからは入らないことが多い。その代わり温泉付きの部屋をお

願いしている。以前に比べて地味っぽい朝食を頂いてから出発した。時折雨も降る中、金沢までは

1時間。これから東茶屋界街を散策し、公開しているお茶屋さん「志摩」を見学する予定だ。昔

ひとりで金沢に通っていた頃、東茶屋界街が大好きで、お気に入りの洋食屋、カレー屋、カフェなど数軒

あって順番にグルっと回っていた。そんな東茶屋界街だが、今日は何だか行きたくない。というこ

とで得意のおサボリ。大きなお土産屋さんの2階「むらはた」のコーヒーを、あるお店のオバチャンが買いに

行ってくれて・・スミマセン、お使いだてして。ありがとうございました。見学後の皆さんと合流してラ

ンチ摂る鮨屋さんへ。2年前と違う店で「鮨 歴々」。コジンマリしたお店だが、とても美味しい。特に最

後の手巻きノドグロは「あと5本お願いします」と言いたかった。雪は降り始めたし寒い。午後はこ

れまで45回は行ったことのある兼六園や武家屋敷の見学だ。行きたくないので鮨を食べ終わる頃

タクシーをお願いしていた。すみません、ホント協調性無さ過ぎで。ツァーコンダクターI川さんが交渉してくれた

ので早い時間にも関わらず、ホテルにはすぐチェックイン出来た。わーい!である。昨夜も蟹尽くしで美味し

かったが、今夜はミシュラン2つ星「銭屋」の夕食である。一昨年の2月この「銭屋」1階の7人しか座

れないカウンターで素晴らしい食事をした体験が未だ脳裏にあるから期待でワクワク。ただ、今夜はカウンターで

はなく2階の座敷席なんだけどね。佐賀から参加されたY岡夫妻とスイスご一緒したS藤さんと4

のテーブル。4人の共通の話題がクラッシック音楽だということがすぐわかり、食卓も盛り上がる。今日は楽

しいから十年以上飲まなかった冷酒、それも黒龍を注文した。先付からしてムチャ美味しい!寒鰤の大

根卸し山葵和えはこの旅で最高のご馳走だった。大根卸しと山葵を和えてから寒ぶりを巻いて食べ

る。旨い!あぁ銭屋に来て良かった。香箱蟹は昨日食べたからY岡夫人に差し上げる。のどぐろの

焼き物と生のずわい蟹と更科蕎麦の旨さに涙チョチョビレる。階段の上り下りはツライから次回は1階カウンタ

ーを予約しよう。前回もお願いした女将にマスクを外して貰って写真を撮らせて貰った。また伺います!

            _____________

 

12月 19日(木)金沢は降ったり止んだり、東京は晴れ

朝 金沢日航ホテル「ザ・ガーデンテラス」和洋バイキング4200

 

  

  晴れたり降ったりの金沢          近江町市場で蟹の買い物              金沢駅

 

昼 金沢・尾張町「アラフェルム・ドウ・シンジロウ」コース(香士カボチャの冷製スープ、能登・金沢旬の素材を使っ

た前菜盛り合わせ:鶏肉ハム・烏賊・蛸・甘海老・蕪のムース・サーモンなど、金沢大地オーガニック小麦の

パン、鰆の焼き物野菜添え、北海道産オーガニック牛ロース赤ワインソース、フランス産マロンと五郎島金時のモンブラ

ン、コーヒー)

 

  

     北陸最後の食事は「アラフェルム・ドウ・シンジロウ」でフレンチのランチ          帰りの機内から夕焼け

   

夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(鮟鱇の唐揚げ、肉味噌豆腐、メカブの酢の物、しめじ真砂和え、

ご飯、味噌汁、温州みかん)1870円、麦焼酎ボトル3300円、大判焼き270

 

  

 夜の大判焼きまた食べてる!

 

今日の出発は昼だが、希望者は9時半にバスが近江町市場まで送り迎えしてくれる。いつもなら

「いいよ」と言いそうな私だが、事の成り行き上ナニか(ナニで無くカニだけど)送らねばならない感

じなので一緒に行くことにした。広くて出入り口がいくつもあって迷いそうな市場だが、地図を

じっくり見て頭に入れればラクチンだ。バスを停めた駐車場から近いパーキング口から入る。左右にたく

さんの店があってどこの店にしようか迷う。交差点っぽい場所にあるのは市場で最大手の大口水

産。蟹の数も多そうだったので、ここから数軒に送った。ホテルに帰って、ツァー最後の食事場所であ

る尾張町の「アラフェルム・ドウ・シンジロウ」に行く。今回参加されたのは13名だが、イケル口の人が多くて

昼間なのにワインをグビグビ飲まれる方も。私はかなり前にパリでご一緒した岡山のK下夫妻とI

さんと同じテーブル。K下夫妻の奥様とは同じ年だったし、歌舞伎ファンであることもわかり、歌舞伎

役者の話やら昔の歌舞伎舞台の話まで楽しい会話。昨日はクラッシック音楽が酒の肴だったし、いろん

なことに顔を突っ込んでいるといろんな話題に参加できるから便利だ。この店は普通の美味しさ

だったが、ずっと食べ過ぎなので半分くらい残した。金沢駅で予定より30分早く解散。北陸新幹

線を利用する方が多い中、福岡まで飛ぶ佐賀のY岡さんとご一緒に小松空港まで移動。早い解散

だったので、Y岡夫妻は予定の19時半の出発を3時間早めて1610分の便で帰られた。私の便

は少し遅れたが、夕食には間に合ったし、ヤレヤレと麦焼酎をグビグビ飲んで旅の終わりに乾杯した。

「            _____________

 

12月 20日(金)晴れ

朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(鶏肉と野菜の雑炊、野菜の煮物、カリフラワーの胡麻和え、金時豆、

飲むヨーグルト、パイナップル)770円、コーヒー165

 

  

 ほっこり雑炊

 

昼 明石町「ダイニングルーム」アラカルトメニューから 味噌ラーメン880円、ミルクティ165円、(金沢のこもかぶり)

 

  

  

          金沢「板屋」のこもかぶりには栗が1個入っている

 

   中K子さんからプレゼントを頂いた              M井君姉君特製のシュトーレン!

 

夜 明石町「ダイニングルーム」B定食(白身魚の甘酢餡かけ、腸詰めと茸の蒸し物、モヤシと黄ニラの和

え物、蟹肉と蕪のスープ、漬物、ご飯、マンゴー、タピオカ入りココナツミルク)1870円、麦焼酎

 

   兄宅夕食に乗った北陸の食材

 マンゴーとタピオカ入りココナツミルク

 

新橋演舞場千秋楽の芝居チケットを急遽中K子さんにお譲りすることにしたのだが、昨今の郵便は何日

後に到着するかが極めて不安定だ。遅くとも芝居の前日には着いていないとアカンなぁと焦り、午後

4時なら未だ郵便局開いているわね、と隣のビルの郵便局に急いだ。無事速達にして投函。せっか

く郵便局に来たのだからと周囲を見回してみると大谷翔平選手5050の記念切手などのセットが予約

受付中だった。何だかんだと1万円近く支払って、近くの711へ。中身が透けない封筒とか毎朝

測って記録してるノートが残り少なくなったので買い物。家に帰ろうと歩き出すと杖が無い!きっと

郵便局に忘れたんだわ、と戻って尋ねるが「はぁ〜杖?知らんよ」と言われた。オカシイなぁと711

にも寄ってみたら、ありましたよ。アハハ。ソソッカシイ私らしい失敗。家に帰ってパソコンを叩いていると知

らない電話番号表示の電話が。「こちら〇〇郵便局です。今日記念切手などのセットを購入されました

か?」と聞かれる。何でよ!と思ったら、窓口のスタッフが局保存用と客用控えの申込書を入れ違えて

私に渡してしまったので、交換しに行っていいか、という内容だった。どこにでもソソッカシイ人は多い。

って私が言うか!私が貰った用紙を2階のフロントに届けに行く。今日は私の元にお歳暮やらクリスマスプレ

ゼントやらが届き、逆に私の元には、カニが着いた、何が着いたと私が送ったもののお礼が届いたのだ。

            _____________

 

12月 21日(土)晴れ

朝 明石町「ダイニングルーム」B定食(無塩トマトジュース、スクランブルエッグ、野菜炒め、サラダ、トースト、飲むヨーグ

ルト、オレンジ、コーヒー)770円、「後藤屋」のタルタルソース

 

  

  B定食には「後藤屋」のタルタルソースが活躍

 

昼 明石町「ダイニングルーム」アラカルトメニューから 味噌ラーメン880円   また?2日続けて?

 

  

 今年もスカラシップコンサートを愉しむ

 

夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(牛肉と下仁田葱の山椒焼き、蟹しんじょと野菜の煮物、とろろ

芋、小松菜のわさび和え、麦入りご飯、味噌汁、マスクメロン)1870円、麦焼酎

 

  

 ドジャースベアのプレゼントもろた!

 トナカイ姿のハル

 

今年もあと10日を残すところまで迫った。毎年、この頃あるコンサートを愉しみにしている。珠玉の演

奏は嬉しいのだが、演奏時間が長いのが難だ。某財団のスカラシップコンサートは午後1時から紀尾井ホールで。

そのコンサートに間に合わせるため、ランチはアラカルトの味噌ラーメンを11時半ダイニングに行って食べた。あら?

味噌ラーメンは昨日も食べていませんでした?2日続けて味噌ラーメンですか?あ、はい。好きなもんで💦

 長いコンサートなのでトイレに何度も行かなくても良いよう、水はなるべく飲まない→味噌ラーメンのスープを

なるべく飲まない、という細心の注意をして食べたのだった。土曜日で道路が空いていて12時半

にはホールに到着。午後1時開会の挨拶をしたのは、人気ピアニストの亀井聖矢君だった。音楽の奨学生

17名+特別出演(ビオラ)3人、計20名が6曲演奏する。1曲目モーツアルトのピアノ四重奏曲第2番変ホ長

調 Vn.戸澤采紀/ Vla.石田沙樹/Vc.鳥羽咲音/pf.重森光太郎、2曲目メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲

1番ニ短調 Vn.前田妃奈/Vc.佐藤晴真/pf.牛田智大 これが素晴らしかった!演奏が終わった

途端「ブラボー!」の声!私も涙がジワリ。牛田智大君のピアノいいなぁ。3曲目シューマンのピアノ四重奏曲

変ホ長調 Vn.MINAMI/Vla.田原綾子/Vc.北村陽/ pf.谷昴登、4曲目はショスタコーヴィッチのピアノ五重奏曲ト

短調 1st.Vn.服部百音、2nd.Vn.辻彩奈/Vla.鈴木慧悟/Vc.柴田花音、pf.吉見友貴はのっけから

激しい始まり方で、まるで取っ組み合いの戦いのような演奏だった。5曲目ハラフマニノフの2台のピアノの

ための組曲第2番 1st.pf.亀井聖矢、2nd.pf.は進藤実優。人気ナンバー1の亀井君と競演した奨学

1年目の進藤さんが堂々としていていいね。最後の第6曲目は再びメンデルスゾーンの弦楽八重奏曲変

ホ長調 1stCuartet:1st.Vn.辻彩奈/2nd.Vn.戸澤采紀/Vla.鈴木慧悟/Vc.佐藤晴貞 2ndCuartet

st.Vn.戸村理沙/2nd.Vn.HIMARI/Vla.石田沙樹/Vc.鳥羽咲音。八重奏曲だから当たり前なのだが、

8人もいるとそれぞれの奏でる音色、例えばHIMARIちゃんの音は聞き分けられなくてそこがね、残

念。第2ヴァイオリンは一番地味だからなぁ。1時に始まったコンサートは既に午後5時を過ぎている。最後

に今年限りで奨学生を卒業する辻彩奈さんと佐藤晴貞さんが謝辞を述べ、ヘンデルの「パッサカリア」を演

奏された。しみじみと心に沁みる演奏だった。すべての演奏を終えると出演者全員が並んで挨拶し、

観客も大拍手で素晴らしいコンサート終了。才能豊かな皆さんがこれからも世界に羽ばたきますように!

            _____________

 

12月 22日(日)晴れ

朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(鰯のみりん焼き、ひじきの煮物、キャベツの磯辺和え、ご飯、味噌

汁、飲むヨーグルト、バナナ)770円、納豆220円、「封印」わさび漬け、コーヒー165

 

  

 バナナの口直し?はみかん

 

昼 明石町「ダイニングルーム」B定食(キーマカレー、フルーツサラダ、洋梨シャーベット小、コーヒー)1210

 

  

  ナスカの地上絵

                      南米旅行中のK岩がマチュピチュに行った

  

夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(目鯛の味噌柚庵焼き、揚げ鶏の荷卸し、アスパラサラダ、クラゲ・胡

瓜・ドンコの胡麻酢和え、ご飯、味噌汁、紅マドンナ)1870円、麦焼酎ボトル3300

 

  

 美味しい夕食でした

 

多くの人はダイニングルームのメニューを1週間ごとに検討して申し込んでいるようだ。然るに私は旅等で

留守が多いので、1ヵ月分のメニューをいっぺん貰って、あまり時間をかけずにチェック・検討・決定を

している。決定したらAとかBとか不要欄に〇をつけ、手帳に控えを記しておく。だから1ヵ月

分のメニューを決めるのにもたいした時間はかからない。中華メニューとか鰻のかば焼き、カレー、麺類など

は即決である。ナポリタンやグラタンなども勝ちメニューだ。悩ましいのは、どっちもどっちという感じでA

定食もB定食も焼き魚や煮魚、酢の物など食材も料理方法も地味な場合だ。そんな時はどちらを

選んでも同じようなので「期待しない食事」として耐えることにする。今日の夕食もそんな期待

しない食事だったのだが、食べてみると目鯛の味噌柚庵焼きも揚げ鶏の荷卸しもクラゲ・胡瓜・ド

ンコの胡麻酢和えもどれも旨いじゃないか。ご飯のおかずにもいいし、焼酎のあてでも優秀だった。

ことほど左様に見た目やイメージが地味だからって軽くみたりするのは間違いだってことだわね。何

て美味しいんだ、キミ達、やるねぇと褒めながら食べていたら、今夜の果物に何よりの紅まどんな

が登場して、更に今夜はご馳走となったのだ。南米旅行中のK岩はマチュピチュを見学したらしく写真

を送って来た。私も行ったよ、マチュピチュ、18年前に。どこに行っても高山病にならず、ひとり平気

の平ちゃんだったが、他の人は「高山病になったら酒飲むな、煙草吸うな、メシ喰うな」なんてね。

           _____________

 

【今週の振り返り】

新型コロナの頃は、エンターテインメントにとっては超逆風の時代だった。コンサートも芝居も歌舞伎も数ヶ月間は

上演禁止となった。長く稽古を重ねた芝居の中止が急遽決まり、押さえていた劇場やホールのキャンセル

料は発生するわ、チケットの払い戻しはしなくてはならないわで毎日地獄にいるような気持ちだった

と言う演劇界の苦悩が、当時のエンターテインメント業界の実態を表わしていたように思う。映画界、音楽

界、スポーツ界も美術館や博物館など、とにかく人間が楽しみにしていることはすべて禁止、あるい

は厳しい条件が課された。楽しみがホントに少なかったあの頃。それに比例するように、私のエンターテ

インメント録の数は減ったり、増えたり。コロナが始まった2020年などは3月から7月いっぱいの5ヵ月

間は何も観ていないし、聴いていないし、行ってもいない。そんな5ヵ月を経て84日にPARCO

劇場に三谷幸喜の「大地」を観に行った時は、ヒドク緊張しながらも特別の感慨を抱いたものだ。

徐々に公演数なども増えて来たが、それでも2020年のエンタメ回数は30数回だった。これが2021

60回、2022年は両足人工関節手術したための入院やら、その後骨折して歩行に難があって50

数回に留まったが、2023年は復活して90回と増えた。そして今年2024年は100回を超えてしま

った。悪天候やコロナ入院などでチケットは購入したが行くことが出来なかった日も数えれば110回を優

に超えた。およそ3日に1度はどこかに行って何か楽しいことをしている勘定だ。

 

やっぱり一番回数が多いのは歌舞伎。今年は正月に大阪の松竹座や浅草歌舞伎に行ったし、2

には京都南座の花形歌舞伎にも行った。今年襲名披露を行なったのは時蔵が初代萬壽に、長男の

梅枝が新しい時蔵を襲名した。この父子を結構贔屓にしていたからこれからの活躍が楽しみだ。

歌舞伎界は中堅、若手が頑張らねばならない状況だが、それでも仁左衛門丈と玉三郎丈の存在感

は大きい。年末の「天守物語」で玉三郎の豊姫に堂々と立ち向かったのは図書之助を初めて演じ

た團子。弱冠20歳の若者らしく清々しくもキリリとした若武者を演じ、大御所の玉三郎から何が大

きなモノを手渡されたような感じを受けた。美術館には18回行った。ソウルの国立中央美術館、瀬戸

内海豊島にある豊島美術館、島根県津和野の「安野光雅美術館」、スイス・チューリッヒのチューリッヒ美術館、フ

ランスのアルザス地方の「ラリック美術館」、そして日本橋高島屋で開かれた「上村松園・松篁・淳之 文化

勲章三代の系譜 美の相伝」と印象に残る体験をさせて貰った。

 

オペラやコンサートには14回行った。1月末からウィーンに滞在し、ウィーン国立歌劇場で聴いたオペラ「トスカ」。

このオペラで一番有名なアリアはトスカと恋仲のカヴァラドッシが歌う「星は光りぬ」なのだが、難はちょっと

短いこと。もう1回歌えよ、と劇場中の人が思っていても次に進んでしまうのが不満だった。然

るに22日カヴァラドッシを演じたピョートル・ベチャラはアンコールにしっかり応えてもう一度歌ったのだよ!

涙出た、嬉しくて。同じ旅でウィーンの後は「モーツアルトウィーク」のザルツブルグへ。24日マチネでモーツアルトの

ピアノ三重奏曲を演奏したのはアンネ・ゾフィ・ムタートリオだった。天才少女として有名だったアンネ・ゾフィ・ムター

が演奏するブルッフのヴァイオリン協奏曲のCDを擦り切れる程聞いていた私だから、1年前に60歳を迎

えても尚若々しいアンネの演奏ぶりをみて胸が熱くなった。9月にはスイスのルッツェルン音楽祭に行った。

3日に渡り、3人の指揮者による3つのオケの演奏を聴いた。その2日目にパリ管弦楽団を率いて颯

爽と登場したのは、今世界でひっぱりダコの指揮者クラウス・マケラだ。チェリストでもある28歳の指揮者の

2曲目はベルリオーズの「幻想交響曲」だった。50分間まるで踊るようにダイナミックに指揮するマケラの後

ろ姿に釘付け。演奏が終わると嵐のような拍手と歓声が上がったのだ。また、彼の指揮する曲を

聴きたい!と誰しも思ったハズだ。そしてもうひとつは今週土曜日のスカラシップコンサートね。

 

芝居を観た回数が13回と知って「そんなに少なったか」と自分で少し驚いた。チケットを入手するた

めの苦労が多かったからもっと行っているような気もするのかもしれない。ま、買っても行かな

かった芝居も幾つかあったし。数は少なくても記憶に強く残る舞台がいくつもあった。「オデッサ」

は三谷幸喜の作品で、日系アメリカ人なのに日本語全くダメな警部(宮澤エマ)と英語と鹿児島弁を話せ

る語学留学生(柿澤勇人)と全く英語ダメで鹿児島弁のみのテキサス州オデッサに観光に来た男(迫田孝

也)の話だ。こんなシチュエーションを思いつくのは三谷さんだけだ。英語と日本語標準語と鹿児島弁を

駆使せねばならない柿澤勇人はタイヘンそうだった。シスカンパニーの「リア王」は俳優の演技もさることな

がら、舞台装置、美術、衣装、演出がとても上手く機能していて、私がシェークスピアの作品を観て初

めて腑に落ちた舞台だった。大人計画の「ふくすけ」の4回目となる今回の公演には「2024歌舞

伎町黙示録」と副題がついていた。大好き阿部サダヲのコオロギと黒木華のサカエを軸に舞台が回る松尾

スズキの世界に魅せられた。劇団新感線の「バサラオ」と歌舞伎NEXTの「朧の森に棲む鬼」は中島か

ずき作、いのうえひでのりの演出作品でどちらもド派手でスピード感あって大興奮の世界だった。

 

ガーデンや庭園には14回行った。1月の熱海梅園を皮切りに、まさに満開だったホテルニューオータニの「レッ

ドローズ・ガーデン」、鹿児島の「仙厳園」なども素晴らしかったが、北海道の8つのガーデン巡りを制

覇したことが思い出深い。上野ファーム、大雪森のガーデン、風のガーデン、十勝千年の森、十勝ヒルズ、

真鍋庭園、紫竹ガーデン、それに六花の森。ついでに富田ファームも行って北国の庭園を楽しんだ。博

物館にも13回行った。7月末に行った山口県では長年の願いが叶い仙崎の「金子みすゞ記念館」

に行くことが出来た。「みんなちがって、みんないい」である。札幌では女子会メンバーと札幌資料

館に行き、刑事法廷展示室で貸し出している法服を着て「トラツバ」ごっこをしたのも楽しい思い出

だ。帰国してから実はコロナに感染していたことが判明したのだが、高熱の身で見学してへぇ〜と感

心したのは南仏の「ロスチャイルド邸」だった。映画館で観た映画はたった1本だったが、「ラストマイル」

は実に面白かった。やっぱり映画は映画館の大きなスクリーンで観るべきね、なんて思った。落語も志

の輔師匠と春風亭小朝師匠の噺を聴いた。動物園だって2箇所も行ってしまった。

 

最後にスポーツにも触れたい。この2年間大相撲の初場所初日に行っていたのだが、今年はどうして

も初日のチケットが入手出来ず10日目に行った。来年どうするかは検討中。そして、行きましたよ!

彼の応援に。先ずはソウルで行われたドジャース対パドレスの開幕戦に行った。厳密に言えば、観た試合

2日目だったから開幕2戦目の試合だけどね。数年間生活を共にして来た通訳の裏切り行為が

明るみに出た日でもあった。7月はロスアンゼルスまで脚を伸ばした。憧れのドジャースタジアム!先ずはスタジ

アムの最上階に行って写真を撮り「来たぜ!」と心の中で挨拶(笑)。最初の試合はダイヤモンドバックス

戦だった。翔平君はヒット打ったものの、ドジャースは412で大敗。あまりの負けっぷりに皆で大笑

いした。その翌々日は大谷翔平選手の30歳の誕生日(日本時間で)でブリュワーズとの試合だった。

私が座った席の2列前に日本人の団体が黄色のTシャツに1文字ずつHAPPY BIRTHDAY SHOHEI 

OHTANIと書いて座ったから超目立つ。お陰でNHKBSに私まで映ってしまったよ。翔平選手は絶

不調で連続3三振だったが、1試合3HR放ったスミスを中心にチームメイトが打ちまくって彼の誕生日を

祝ってくれた(ような気がした)。

 

今年も楽しかった。いいものをたくさん観たし、いいものをたくさん聴いた。来年もまた楽しい

年にしたい。

 

            上を見上げている猫

中程度の精度で自動的に生成された説明 オイラもまぁまぁだったかニャ

 

         バックナンバーのトップへ     夢子俱楽部のトップに戻る

         § 多くの人が読んでおられない 12月 2週 はクリックね

 

これにてパクパク日記、本年の更新は最終です。

一年間ご愛読ありがとうございました。

悪い風邪が流行っているようです。どうかお元気で新年をお迎えください。